オガワ2023年新製品[オガワ/ツインクレスタ S TC]の“解剖の儀”を執り行う!
※画像はオガワHPより引用
目次
- ■仕様
- ■ツインクレスタシリーズ比較
- -VS [オガワ/ツインクレスタ]
- ■所有ソロ2幕比較
- -VS [オガワ/タッソTC]
- -VS [スモア/ディーパー]
- ■競合ソロ4幕比較
- -VS [FUTUREFOX/FOX-BASE EVO]
- -VS [ダックノット/ハンティングヘキサTC]
- -VS [Soomloom/ミリタリーテントX-large]
- -VS [テンマクデザイン/大炎幕FC]
- ■インナーテントイメージ
- -カンガルースタイル
- -吊り下げスタイル
- ■タープ併用
- ①[スノーピーク/スクエアエヴォPro]
- ②[オガワ/システムタープヘキサDX]
- ③[オガワ/フィールドタープレクタTC]
- ④[オガワ/システムタープレクタ]
- ⑤[Soomloom/レクタタープTC]
- ■まとめ
■仕様
メーカーHPから抜粋した[オガワ/ツインクレスタS TC]の仕様はコチラ。ソロ向けの2ポールシェルター。執筆時、オプションの二又フレーム、ALアップライトポール170cmはラインナップされているがインナーや前幕はない。オガワショップのスタッフに問い合わせしたところ、入庫は2月末の予定だが場合によっては3月中旬頃になるかもとのこと。また、インナーと前幕のオプションもないがここ最近オガワさんのパータンではそれなりに初期ロットが売れればラインナップに追加される可能性は高いと思われる。
【重量】7.56kg(付属品除く) フライ:約6.36kg、ポール:約1.2kg、付属品:訳3.07kg
【素材】フライ:T/C(耐水圧350mm) ポール:6061アルミ合金(φ22mm、φ14.5mm)
※スカートはポリエステル生地
【外寸】420*256*160(h)cm
【収納サイズ】64*28*26(h)cm
【カラー】サンドベージュ
【付属品】張り綱2m*10本、スチールピン25cm*20本、アイアンハンマー1丁、収納袋
【別売オプション】ツインクレスタS用二又フレーム、ALアップライトポール170cm
※正確な値は製品HPを参照のこと
■ツインクレスタシリーズ比較
ツインクレスタシリーズにはレギュラーサイズで生地がポリコットンとポリエステル生地の2ラインナップ、そして今回新たに二回り程小振りなポリコットン生地のツインクレスタS TCがラインナップに追加され全部で3幕となる。
メーカー名 | ogawa | ||
製品名 | ツインクレスタS TC | ツインクレスタTC | ツインクレスタ |
外寸(cm) | 420*256*160(h) | 570*305*200(h) | 570*305*200(h) |
収納寸(cm) | 64*28*26(h) | 72*30*30(h) | 72*26*26(h) |
総重量(kg) ※付属品除く |
7.56 | 11.1 | 6.90 |
フライ重量(kg) | 6.36 | 9.6 | 5.4 |
ポール重量(kg) | 1.2 | 1.5 | 1.5 |
付属品重量(kg) | 3.07 | 2.92 | 2.9 |
張り網 | 2m*10本 | 2m*10本 | 2m*10本 |
スチールピン | 25cm*20本 | 25cm*20本 | 25cm*20本 |
フライ生地 | ポリコットン | ポリコットン | ポリエステル |
カラー | サンドベージュ | サンドベージュ | サンドベージュ xダークブラウン |
本体価格 | ¥82,500 | ¥97,900 | ¥90,200 |
※正確な値は各製品HPを参照のこと
-VS [オガワ/ツインクレスタ]
ツインクレスタSはツインクレスタに比べ全幅-150cm、奥行-49cm、全高-40cmと一回りというか二回り程小さい。身長175cmの小生はツインクレスタSの幕内で直立することは出来ない。ツインクレスタは幕内で直立することも出来き天候不順時でも幕内で快適に過ごすことが出来きおこもりテントとしての味付け。
※イメージ図は一部予測値を使用
ツインクレスタSはゆったりオコモリと言うよりむしろ広めのバップテントとしての味付けかな。
※イメージ図は一部予測値を使用
最適使用人数はツインクレスタSはソロ、ツインクレスタはデュオかな。また、ツインクレスタには純正ハーフインナーのラインアップがあるがツインクレスタSにはない(執筆時)。
※イメージ図は一部予測値を使用
実際にイメージ図を重ねてみると二回りは小さい。特に全高-40cmの160cmはミニマム派にとっては高いが、オコモリ派にとって低く感じるかもしれない。
※イメージ図は一部予測値を使用
■所有ソロ2幕比較
我家の所有幕[オガワ/タッソTC]と[スモア/ディーパー]との仕様比較がコチラ。
メーカー名 | ogawa | スモア | |
製品名 | ツインクレスタS TC | タッソTC ヘキサスタイル |
ディーパー |
外寸(cm) | 420*256*160(h) | 415*370*250(h) | 460*230*180(h) |
収納寸(cm) | 64*28*26(h) | 74*24*24(h) | 63*25*25(h) |
総重量(kg) ※付属品除く |
7.56 | 7.30 | 8.00 |
フライ重量(kg) | 6.36 | 6.3 | ? |
ポール重量(kg) | 1.2 | 1 | ? |
付属品重量(kg) | 3.07 | 3.1 | ? |
張り網 | 10本 | 8本 | 14本 |
ペグ | 20本 | 16本 | 28本 |
フライ生地 | ポリコットン | ポリコットン | ポリエステル |
カラー | サンドベージュ | サンドベージュ | ディープグリーン |
本体価格 | ¥82,500 | ¥71,500 | ¥69,980 |
※正確な値は各製品HPを参照のこと
-VS [オガワ/タッソTC]
重量は7kg超とほぼ同等、フライ生地もポリコットンとスペック的には似通っている。タッソTCはキャノピーアレンジが豊富でハーフインナーやメッシュスクリーンの別売りオプションがあるが、ツインクレスタSはキャノピーアレンジは少なくオプションもない(執筆時)。タッソTCのフライにはメッシュは無いが、ツインクレスタSには短辺側に2ヵ所メッシュパネルがあるため換気調整は容易。キャノピー立上げ時の幕内からの視界もツインクレスタSの方が良い。タッソTCヘキサスタイルフルクローズ仕様(ベンチレーター常時開放)における[フジカ/ハイペット]の暖房能は約20℃なので、幕内空間はやや小さいが上部ベンチレーターが2つ常備のツインクレスタSはそれに準じる暖房能を予想。
※イメージ図は一部予測値を使用
[オガワ/ツインクレスタS TC]と[オガワ/タッソTC]の仕様及び特徴を黄背景は同等、青背景は有利、赤背景は不利で色分けしてみた。オコモリ&キャノピーアレンジ、オプションの豊富さに魅力を感じるならタッソTC、バップテントスタイルが好みならツインクレスタS TCといった所かな。我家は既にタッソTCを所有しているので追加こそはしないが張ってみたい衝動は強い(>_<)。モニター貸し出しがあれば良いのだが…
メーカー名 | ogawa | |
製品名 | ツインクレスタS TC | タッソTCヘキサスタイル |
外寸(cm) | 420*256*160(h) | 415*370*250(h) |
収納寸(cm) | 64*28*26(h) | 74*24*24(h) |
総重量(kg) ※付属品除く |
7.56 | 7.30 |
フライ重量(kg) | 6.36 | 6.3 |
ポール重量(kg) | 1.2 | 1 |
付属品重量(kg) | 3.07 | 3.1 |
張り網 | 2m*10本 | 2m*7本/3.5m*1本 |
スチールピン | 25cm*20本 | 25cm*16本 |
フライ生地 | ポリコットン | ポリコットン |
カラー | サンドベージュ | サンドベージュ |
本体価格 | ¥82,500 | ¥71,500 |
フレームワーク | 2ポール | 1ポール |
ボトム形状 | 八角形 | 六/七/八角形 |
身長175cm幕内直立 | 不可 | 可 |
ベンチレーター | 2ヵ所 | 1ヵ所 |
フライメッシュパネル | 2面 | 無 |
スカート | 有 | 有 |
キャノピーアレンジ | 普通 | 豊富 |
換気調節 | 容易 | 普通 |
結露 | 少ない | 少ない |
キャノピー立上げ時 の幕内からの視界 |
良い | 普通 |
吊り下げインナーテントOP | 無 | 有 |
メッシュスクリーンOP | 無 | 有 |
※正確な値は各製品HPを参照のこと
-VS [スモア/ディーパー]
フレームワークこそ2ポールとドーム型と違うが細長スタイルで長辺側を開放するという点では似ている。[オガワ/ツインクレスタS]の方が[スモア/ディーパー]に比べ一回り小さく、デュオでは少し手狭。[オガワ/ツインクレスタS]は[スモア/ディーパー]と違いペグダウンなしで自立できないが、ポリコットン生地のため圧倒的に結露が少ない。
※イメージ図は一部予測値を使用
■競合ソロ4幕比較
ソロ向けの2ポールシェルター4幕との仕様比較がコチラ。
メーカー名 | ogawa | FUTUREFOX | ダックノット | Soomloom | テンマクデザイン |
製品名 | ツインクレスタS TC | FOX-BASE EVO | ハンティングヘキサTC | ミリタリーテントXL | 大炎幕FC |
ボトム形状 | 八角形 | 六角形 | 六角形 | 八角形 | 六角形 |
外寸(cm) | 420*256*160(h) | 420*240*150(h)cm | 400*346*210(h) | 360*200*118(h) | 350*270*155(h) |
収納寸(cm) | 64*28*26(h) | 65*23*23(h) | 77*26*28(h) | 45*24*20(h) | 66*23*28(h) |
重量(kg) | 7.56 | 7.5 | 8.81 | 7.66 | 8.82 |
フライ重量(kg) | 6.36 | – | 6.82 | – | – |
ポール重量(kg) | 1.2 | – | 1.99 | – | – |
付属品重量(kg) | 3.07 | – | 3.8 | – | 1.93 |
張り網 | 10本 | 6本 | 10本 | 5本 | 6本 |
ペグ | 20本 | 18本 | 12本 | 17本 | 16本 |
フライ生地 | ポリコットン | ポリコットン | ポリコットン | ポリコットン | フルコットン |
カラー | サンドベージュ | オリーブ/カーキ /ブラック |
オリーブ/コヨーテ | グリーン | グレー |
参考価格 | ¥82,500 | ¥35,800 | ¥76,450 | ¥17,900 | ¥54,780 |
※一部予測値を含む
※※正確な値は各製品HPを参照のこと
-VS [FUTUREFOX/FOX-BASE EVO]
[FUTUREFOX/FOX-BASE EVO]はカタログではキャノピー立上げの外寸となっているが他幕と同様にイメージ比較ではフルクローズ仕様としている。別売りオプションで1人用及び2人用の吊り下げ型インナーテントもラインナップ。
両幕とも全幅は420cmだがボトム形状は[オガワ/ツインクレスタS]が八角形に対し[FUTUREFOX/FOX-BASE EVO]は六角形だがサイズ感はほぼ同等。[FUTUREFOX/FOX-BASE EVO]は別売りオプションでメッシュ前幕のラインナップされており装着することで幕内空間の拡張が可能。
※イメージ図は一部予測値を使用
-VS [ダックノット/ハンティングヘキサTC]
ボトムサイズはほぼ同等だが[ダックノット/ハンティングヘキサTC]の方が全高及び奥行が長く幕内空間に余裕がある。SW(シェルターウォール)を付ければ更に幕内空間を拡張可能。[オガワ/ツインクレスタS]のボトムは八角形、[ダックノット/ハンティングヘキサTC]は六角形で耐風性は[オガワ/ツインクレスタS]の方が強いと予想される。
※イメージ図は一部予測値を使用
-VS [Soomloom/ミリタリーテントX-large]
[オガワ/ツインクレスタS]の方が[Soomloom/ミリタリーテントX-large]より一回り大きい。[Soomloom/ミリタリーテントX-large]はオプションの拡張ドアパネルを装着することにより幕内空間を拡張することが可能。[オガワ/ツインクレスタS]も同様のオプション販売があれば嬉しいのだが。[Soomloom/ミリタリーテントX-large]にはベンチレーターがないが、[オガワ/ツインクレスタS]は2つのベンチレーターに加え2つのメッシュパネルがあるため換気調節が容易。そして[Soomloom/ミリタリーテントX-large]の方が圧倒的に安い!キャンプ仲間のYZさんの冬ソロキャン主幕。
※イメージ図は一部予測値を使用
-VS [テンマクデザイン/大炎幕FC]
[オガワ/ツインクレスタS]の方が[テンマクデザイン/大炎幕FC]やりやや大きい。[オガワ/ツインクレスタS]はY字ポール採用なので上部空間に余裕があり、幕外周部のデッドスペースが少なく、ベンチレーターに加えメッシュパネルもあるため換気調節が容易。
※イメージ図は一部予測値を使用
■インナーテントイメージ
-カンガルースタイル
[オガワ/ツインクレスタS]にはオプションの吊り下げ型インナーテントのラインナップはない(執筆時)。なので就寝時はコット寝もしくはドーム型インナーテントをカンガルースタイルで運用する必要がある。コットなら短辺側に配置することは出来そうだが、それ以外は無理そう。サイズ感から鑑みるに、[コールマン/インスタントアップドームSインナー]か[DOD/フカヅメカンガルーテントSS]当たりが良さそう。[DOD/カンガルーテントS]はポールを少し外側にすればギリ配置できるかも知れない。
①[ヘリノックス/コットワンコンバーチブルハイコット仕様]→190*68*28(h)cm
②[コールマン/インスタントアップドームSインナー]→210*90*110(h)cm
③[フィールドア/ポップアップメッシュテント]→230*70*70(h)cm
④[DOD/フカヅメカンガルーテントSS]→215*95*116(h)cm
⑤[DOD/カンガルーテントS]→220*150*128(h)cm
※イメージ図は一部予測値を使用
-吊り下げスタイル
長辺側なら汎用タイプの吊り下げテント⑥なら設置できそう。短辺側なら⑦が少し裾部に干渉するがペグダウンの位置を調整すればもしかすると設置できるかもしれない。
⑥[OneTigris/モスキートネット ]→200*85*125(h)cm
⑦[OneTigris/ROCシングルトップインナーテント]→200*85*115(h)cm
※イメージ図は一部予測値を使用
■タープ併用
所有のタープとの併用イメージ。そもそもツインクレスタシリーズのコンセプトがタープ兼用シェルターなのでやはりタープ併用の必要性自体が乏しい。併用するとしたらミニマムサイズの⑤かな。
①[スノーピーク/スクエアエヴォPro]→500*440cm
②[オガワ/システムタープヘキサDX]→480*570cm
③[オガワ/フィールドタープレクタTC]→350*420cm
④[オガワ/システムタープレクタ]→350*295cm
⑤[Soomloom/レクタタープTC]→250*295cm
①[スノーピーク/スクエアエヴォPro]
所有幕中最大のレクタタープ[スノーピーク/スクエアエヴォPro]なら縦横両方向でに過保護張りが可能。
※イメージ図は一部予測値を使用
②[オガワ/システムタープヘキサDX]
セッティングテープを長辺側中央に位置しオガワ張り。テント側のタープ両翼の干渉具合は実際に設営してみないと分からない。
※イメージ図は一部予測値を使用
③[オガワ/フィールドタープレクタTC]
生地も同じポリコットン製で、色味もほぼ同じため統一感がある。
※イメージ図は一部予測値を使用
④[オガワ/システムタープレクタ]
[オガワ/ツインクレスタS]のキャノピー跳ね上げとの差異が見いだせず併用イメージがイマイチつかない。
※イメージ図は一部予測値を使用
⑤[Soomloom/レクタタープTC]
所有タープ中ミニマムサイズのレクタタープ。テントから少し離して独立設営もしくはキャノピー跳ね上げ時にタープルーフを重ねて設営する方が使い勝手が良いかもしれない。
※イメージ図は一部予測値を使用
■まとめ
“解剖の儀”を終えての[オガワ/ツインクレスタS TC]の私見所感はコチラ。ん~ソロ幕として中々の魅力のある幕に仕上がっている。唯一気になるのが短辺側にインナーテントを縦に配置できるか否か…短辺側に設置できる純正のインナーテントが発売になったとしても手狭感は否めないない。インナーテントを配置するとしたら長辺側奥に設置してい使うのが無難かな。オプションでメッシュスクリーンが追加されれば長辺側にインナーを設置しても幕内が広く使えて良いのだが。まずは店頭展示で是非実物を拝んでみたい!
◎Y字ポール採用で上部空間が広い
◎八角形ボトムで耐風性が高い
◎上部ベンチレーター2つとメッシュパネル2枚装備で換気調節が容易
◎キャノピーサイドウォールがあるため雨天時幕内への雨が侵入し難い
◎四面開放が可能
○キャノピー立上げ時の幕内からの視界が良好
○ポリコットン生地で結露が少ない
○スカート付きで冬キャンに使い易い
○暖房効率が高い
×身長175cmだと幕内で直立出来ない
×短辺側端の奥行が短く縦方向にコットは配置できるがやや窮屈、ドーム型インナーは恐らく端に寄せることが出来ない
×ペグダウンなしで自立できない(2ポールシェルター全般)
×ポリコットン生地で乾燥撤収しないとカビ発生リスクが高い
×オプションでインナーテントのラインナップがない
×オプションで前幕のラインナップがない
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