[オガワ/タッソTC] ~インナー4幕 幕内レイアウト検証編~

[オガワ/タッソTC]のヘキサスタイルにおけるインナー4幕におけるレイアウト及び幕内壁との距離を検証してみた。検証時、気温は低いが、風は殆どなく持って来いの天気♪

tenki.jpより引用

■アウター&インナー

今回、使用するアウター&インナー、コットはコチラ。

≫アウターテント
アウターテントは幕壁の角度により幕外周部のレイアウトの制限が多いティピー型テント[オガワ/タッソTC]を使用。

・[オガワ/タッソTC]→415*370*250(h)cm※ヘキサスタイル


 

≫インナーテント
カンガルースタイルで運用するインナーは全4種。①~③はコットに装着してコットテントとしても使用可能。

①[Helinox/ソロインナーメッシュ]→190*94*95(h)cm
②[DRASOUL/コットテントTCソロ]→190*70*100(h)cm
③[FIELDOOR/ポップアップメッシュテント]→230*70*70(h)cm
④[Coleman/インスタントアップドームSインナー]→210*90*100(h)cm






 

≫コット
コットテントを装着するコットはコチラ。

・[Soomloom/2wayキャンプコット]190*68*19.5/39.5(h)cm


 

インナーテント4種及びコット仕様の展開サイズ一覧がコチラ。①~③は単独使用の他にコットテントしても使用可能。

[メーカ名/製品名] フロア奥行(cm) [Soomloom/2wayキャンプコット]
ロー:192*69*19.5(h)cm
ハイ:190*68*39.5(h)cm
単独仕様 ローコット仕様 ハイコット仕様
①[Helinox/ソロインナーメッシュ] 70 190*94*95(h) 190*94*114.5(h) 190*94*134.5(h)
②[DRASOUL/コットテントTCソロ] 70 190*70*100(h) 190*70*119.5(h) 190*70*139.5(h)
③[FIELDOOR/ポップアップメッシュテント] 70 230*70*70(h) 230*70*89.5(h) 230*70*109.5(h)
④[Coleman/インスタントアップドームSインナー] 90 210*90*100(h)

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

■アウター⇒[オガワ/タッソTC]

[オガワ/タッソTC]をヘキサタイルで設営。


 

前後面出入口パネルを開放!



 

■コット⇒[Soomloom/2wayキャンプコット]

コットテントを装着する[Soomloom/2wayキャンプコット]はまずローコット仕様で組立て。



 

シート表面に結構酷い糸の解れを発見(>_<)。実使用に支障が出るようなら保証期間内に交換もしくは返金処理した方が良いかもしれない。

[Soomloom/2wayキャンプコット] ローコット仕様をタッソTC側面に幕壁の圧迫感を感じない位置に配置。

コット端からセンターポール迄の距離は約70cm、コット端からボトム端迄の距離は約60cm。

[Soomloom/2wayキャンプコット]ローコット仕様をタッソTC後面に幕壁の圧迫感を感じない位置に配置。

コット端からセンターポール迄の距離は約60cm、コット端からボトム端迄の距離は約40cm。

■インナー①⇒[Helinox/ソロインナーメッシュ]

[Helinox/ソロインナーメッシュ]を組み立て。写真はロー仕様の[Soomloom/2wayキャンプコット]に乗せた状態。[Soomloom/2wayキャンプコット]は[Helinox/コットワンコンバーチブル]よりややシートサイズが大きいためボトム四隅のポケットを嵌めることが出来ない。



 

-単体

≫後面配置
[Helinox/ソロインナーメッシュ単体仕様]をタッソTC後面に配置。単体ならアウター幕壁への干渉がややあるが実使用はギリ可能といったところかな。

 

コットテントとセンターポール迄の距離は0cm、ボトム端までの距離は約90cm。

≫側面配置
未検証

-ローコット仕様

≫後面配置
[Helinox/ソロインナーメッシュ ロー仕様]をタッソTC後面に配置。アウター幕壁への干渉があり実使用に耐えない。

 

コットテントとセンターポール迄の距離は0cm、アウターボトム後辺端までの距離は約90cm。

 


 

≫側面配置
[Helinox/ソロインナーメッシュ ロー仕様]をタッソTC側面に配置。アウター幕壁に[Helinox/ソロインナーメッシュ]の上部がかなり干渉するが無理やり設置は可能。なので実使用には耐えない。

コットテントとセンターポール迄の距離は0cm、アウターボトム後辺端までの距離は約130cm。

-ハイコット仕様

ローコット仕様ですら幕壁に干渉しハイコット仕様のレイアウトは無理と判断し未検証。

■インナー②⇒[DRASOUL/コットテントTCソロ]

[DRASOUL/コットテントTCソロ]を組み立て[Helinox/ソロインナーメッシュ]と並べてみた。[Helinox/ソロインナーメッシュ]の上面奥行は94cmと[DRASOUL/コットテントTCソロ]の52cmと比べて実に+42cm長い。



 

-単体

≫後面配置
インナー上面奥行が52cmでインナー①に比べるとアウター幕壁への干渉は少なく、レイアウトにも余裕があり。

コットテントとセンターポール迄の距離は約30cm、アウターボトム後辺端までの距離は約70cm。

≫側面配置
未検証

-ローコット仕様

≫後面配置
インナー単独使用に比べるとややセンターポール側に寄せる必要があるが、レイアウトには余裕がある。

コットテントとセンターポール迄の距離は約20cm、アウターボトム後辺端までの距離は約80cm。

≫側面配置
側面配置もレイアウトには余裕があり、側面に配置することで後面入口からの出入りも可能となる。

コットテントとセンターポール迄の距離は約25cm、ボトム側面端までの距離は約105cm。

-ハイコット仕様

≫後面配置
ハイコット仕様だとテントコットをセンターポールギリギリまで寄せる必要があるがアウター幕壁に干渉することなくレイアウトは可能。

コットテントとセンターポール迄の距離は3cm、ボトム端までの距離は95cm。コットテント奥側のスペースを荷物置き場として使い、荷物へのアクセスはインナー後面パエルを開放することにより可能となる。

≫側面配置
側面も背面配置と同様にセンターポールギリギリまで寄せる必要があるがアウター幕壁への干渉なしでレイアウトすることが可能。

コットテントとセンターポール迄の距離は3cm、ボトム端までの距離は130cm。

■インナー③⇒[FIELDOOR/ポップアップメッシュテント]

[FIELDOOR/ポップアップメッシュテント]を展開し、インナー①及び②と並べてみた。[FIELDOOR/ポップアップメッシュテント]は全高70cmと低いが全幅は4幕中最長の230cmで時短展開&撤収が出来るが、他3幕と違い背面パネルはないのが特徴。



 

-単体

≫後面配置
レイアウトには余裕があり高さが無いので圧迫感も少ない。単独設営だと両端が反ってしまうが、幕内にマットやローコットを入れれば改善される。背面に出入口パネルが無いため、コットテント奥に荷物を置いた際のアクセスが出来ない。

コットテントとセンターポール迄の距離は35cm、ボトム端までの距離は60cm。

≫側面配置
側面に配置してもレイアウトには余裕がある。

コットテントとセンターポール迄の距離は25cm、ボトム端までの距離は110cm。

-ローコット仕様

≫後面配置
未検証。単体使用に準ずる。

≫側面配置
単体時に比べややセンターポール寄りにする必要があるがレイアウトには余裕がある。

コットテントとセンターポール迄の距離は20cm、ボトム端までの距離は110cm。

-ハイコット仕様

≫後面配置
[FIELDOOR/ポップアップメッシュテント]は全高は70cmだが、全幅が230cmと長いため、ハイコット仕様だとセンターポールギリギリにレイアウトする必要がある。となるとコットテント背面のスペースが広くなり、荷物スペースとして使いたいところだが、背面出入口パネルが無いため幕内からのアクセスが出来ない。但し、アウター後面出入口パネルからのアクセスは可能。

コットテントとセンターポール迄の距離は3cm、ボトム端までの距離は90cm。

≫側面配置
後面配置と同様センターポールギリギリにレイアウトする必要がある。コットテント背面のスペースを荷物置き場として使用した場合、コットテント背面パネルが無いためアクセスが出来ず且つ、後面配置と違いアウター出入口パネルからもアクセスも出来ないため、使い勝手は悪いと思われる。

コットテントとセンターポール迄の距離は7cm、ボトム端までの距離は115cm。

■インナー④⇒[Coleman/インスタントアップドームSインナー]

インナー4幕中唯一通常サイズのコット装着は出来ないが、奥行が90cmと広く余裕があり、ローコットならレイアウトすることが可能。

-単体

≫後面配置
アウター幕壁に干渉することなく余裕を持ったレイアウトが可能。前後面パネルを出入口として使用することが出来るため、インナー奥に荷物を置いた場合でもアクセスが可能。

コットテントとセンターポール迄の距離は40cm、ボトム端までの距離は65cm。

≫側面配置
未検証。

 

■まとめ

カンガルースタイルでハイコット仕様ならベッド以外でもベンチとしても使用することが出来き、コット下のスペースを荷物置き場として使用することが出来るので便利。

≫インナー4幕の所感

インナー4幕の使用所感がコチラ。

①[Helinox/ソロインナーメッシュ]
上面奥行が94cmと広く、インナー内における開放感は高いが、ティピー型テントのように幕壁に角度がある場合は上部が干渉してしまい後面及び側面へのレイアウトは難しい。当インナーはコットテントの中では幕内空間が広いのでカンガルースタイルとして使うよりも、別売のフライシートと併せてアウターコットテントとして使うのが良い

②[DRASOUL/コットテントTCソロ]
上面奥行が52cmと[Helinox/ソロインナーメッシュ]に比べると42cm短いため、ハイコット仕様でも幕内へのレイアウトは可能。フルクローズ仕様に加え、フルメッシュ、前後面オープン仕様も選択できるため、カンガルースタイルとして使用するには4幕中最も汎用性が高いと言える。

③[FIELDOOR/ポップアップメッシュテント]
全幅が230cmと長いが高さが70cmと低いためコットテント中一番幕壁に寄せることが出来る。4幕中時短展開&撤収が可能だが、出入口が前面のみなのでコットテント奥に置いた荷物へのアクセスは出来ない。

④[Coleman/インスタントアップドームSインナー]
ワンタッチ展開が可能で、幕内奥行も4幕中最長の90cmと余裕があり且つ、4幕中最も幕内壁にも寄せることが出来る。コット装着は出来ないが、ローコットは内包可能。

≫アウター幕壁までの距離

[オガワ/タッソTC]をカンガルースタイル使用する際のインナーとして己のキャンプスタイルで一番使い勝手が良いのは[DRASOUL/コットテントTCソロ]のハイコット仕様の奥側配置かな。

[メーカ名/製品名] 仕様 [Soomloom/2wayキャンプコット]
ロー:192*69*19.5(h)cm
ハイ:190*68*39.5(h)cm
タッソTC
ヘキサスタイル
バック内壁
距離
サイド内壁
距離
実践
可否
①[Helinox/ソロインナーメッシュ] 単独 190*94*95(h) 90 未測定
ロー 190*94*114.5(h) 90 130 ×
ハイ 190*94*134.5(h) × × ×
②[DRASOUL/コットテントTCソロ] 単独 190*70*100(h) 70 未測定
ロー 190*70*119.5(h) 80 105
ハイ 190*70*139.5(h) 95 130
③[FIELDOOR/ポップアップメッシュテント] 単独 230*70*70(h) 60 110
ロー 230*70*89.5(h) 未測定 110
ハイ 230*70*109.5(h) 90 115
④[Coleman/インスタントアップドームSインナー] 単独 210*90*100(h) 65 未測定

※正確且つ最新の仕様は各製品HPを参照のこと

≫イメージとの差異

検証前の予想イメージとの幕壁後面との距離の差異はコチラ。①はイメージ通りセンターポールが干渉し設置できず。②はイメージ図より-20cm短く、③は縦より横の干渉が原因で予想値より+15cm長い。

≫予想イメージ値→実測値
①[Helinox/ソロインナーメッシュ ハイコット仕様]125cm⇒配置できず
②[DRASOUL/コットテントTCソロ ハイコット仕様]105cm⇒95cm(-20cm)
③[FIELDOOR/ポップアップメッシュテント ハイコット仕様]75cm⇒90cm(+15cm)

 


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