[オガワ/タッソTC] vs [ノースフェイス/エバベース6] ~比較編~

ソロキャンハイシーズンでもある冬を迎えるに当たり、[オガワ/タッソTC] と [ノースフェイス/エバベース6]の所有ソロ2幕を私見多々交えて改めて比較してみる。

■2幕仕様比較

2幕の仕様及び小生のキャンプスタイルにおける特徴を細かく比較してみた。

 項目 メーカー Ogawa TheNorthFace
製品名 TassoTC Evabase6
仕様 タイプ ティピー型 ドーム型
外寸(cm) 415*370*250(h) 310*310*200(h)
パッケージ(cm) 74*24*24(h) 68*25*25(h)
重量(kg) 10.5
(フライ6.3/ポール1.0/付属品3.1)
9.55
(フライ3.27/インナー2.26/ポール3.27/ペグ0.56)
フロア面積(m2) 9※予測値 7.65※カタログ値
体積予測値(m3) 8※予測値 15※予測値
フレームポール(本) 1(+α) 4(+1)
生地 ポリコットン ポリエステル
ベンチレーター 上部*1 上部*2
フライメッシュ
スカート
行程 ペグダウンなしで自立 不可
ポールをスリーブに通す行程
フライを地面に広げる行程
寝室分割 可能(カンガルースタイル) 可能(カンガルースタイル+ドッキング)
メッシュアレンジ ※メッシュスクリーン仕様 ×
キャノピーアレンジ
取り回し
雨天撤収後メンテナンス ×
併用タープ [オガワ/フィールドタープレクタTC][Soomloom/レクタタープTC] [GOGlamping/スクエアタープTC295*295][DDハンモック/DDタープ3.5*3.5]
状況 インナー
テント
吊り下げ 2人用インナー:360*150*200(h) 5人用インナー:280*280*200(h)
カンガルー [コールマン/
インスタントアップドームS]
[ヘリノックス/タクティカルコットテントソロインナーメッシュ]
人数 ソロ ※シェルター仕様
デュオ ※シェルター仕様
トリオ ※テント仕様
季節
春秋
天気 雨天 ×
炎天
場所 キャンプ
デイキャン
ビーチ ×
環境 耐水性
耐風性
遮光性
結露
暖房能 フジカハイペット 20℃(フルクローズ)
14℃(ハーフパッカーン)
7℃(フルパッカーン)
10℃
最低
気温
※石油ストーブ併用含
0℃未満 ×
1~5℃
6~10℃
11~15℃
16~20℃




 

■出動状況

≫タッソTC ⇒11回(ソロ10回+ファミリー1回)
基本ソロ幕だが、メッシュスクリーン装着によりファミリー幕としても使用可能。リンクはキャンプ1日目のリンク。

≫エバベース6 ⇒3回(ソロ2回+ビーチ1回)
基本ソロ幕だが、エバカーゴ2を装着し前室をツーマンソロの共有リビングとして使用可能。

■仕様

-タイプ

タッソTCはティピー型でペグダウンなしで自立不可、エバベース6はドーム型ペグダウンなしで自立可能なのでテントのサイトレイアウトは立ち上げ後に位置調整が可能なエバベースの方がし易い。小生やMUさんは暖房効率が高く冬のおこもりキャンプに使いやすいティピー型テントを好むが、KUさんやKDさんは立ち上げ後の位置調整ができないのと、幕内にポールがあること、外周部のデッドスペースを嫌うためティピー型テントを選択していない。

≫タッソTC
タッソTCヘキサスタイルを軸に考えるとメインフレームポールが1本のシンプル構成で設営行程もシンプル。ペグダウンなしで自立することは出来ないため立ち上げ後の位置調整は出来ないため、最初に設営位置を良く考えて決定する必要がある。フルクローズ仕様はティピー型テントであるが故に外周部のデッドスペースがある。ただ、幕内拡張オプションでキャノピーを190cmポール*1+130cm*2で立上げ別売OPのメッシュスクリーンを装着することが出来る。

≫エバベース6
ドームがテントでフレームポール4本、サブポール1本の計5本とタッソTCに比べ多く、ポールをスリーブに通し撓らせて立ち上げる行程がある。ペグダウンなしで自立することが出来るため立ち上げ後の位置調整が容易。幕壁の角度が垂直に近いためデッドスペースが少ない。


-外寸(体積)

フロアスペースはタッソTCのヘキサクローズ仕様の方が広いがティピー型で情報にいく程狭くなっていくので幕内空間はタッソTCの方が狭い。

≫タッソTC
ヘキサスタイルのフルクローズ時の外寸は415*370*250(h)cmだが六角錐空間のため体積予測値は8m3と狭く外周部のデッドスペースが多く、上方に行けばいく程狭くなる。但し、キャノピーアレンジやOPのメッシュスクリーン装着により幕内空間は拡張することが出来る。

 

≫エバベース6
外寸310*310*200(h)cmで幕壁が垂直に近いため外周部のデッドスペースが少なく体積予測値は15m3と広い。


 

タッソTCヘキサクローズスタイルの幕内空間は狭いがその分、石油ストーブの暖房効率が良い。2幕共スカート付きで風の吹き込みは少ない。更に別売OPのメッシュスクリーン装着により幕内空間を拡張することも出来るので暖房効率の選択肢が多い。またティピー型テントは幕内調理の際に匂いが頂点ベンチレーターから抜けやすいのも利点。

≫タッソTC
スカート付きで下からの風の侵入は少ない。フジカハイペットの暖房能の目安はコチラ。キャノピーアレンジによって暖房能を選択できるのが利点。

・フルクローズ仕様⇒+20℃
・ハーフパッカーンスタイル(キャノピーを190cmポール*1+130cm*1で立上げ後メッシュスクリーンを装着)⇒+14℃
・フルパッカーンスタイル(キャノピーを190cmポール*1+130cm*2で立上げで立上げ後メッシュスクリーンを装着)⇒+7℃。

≫エバベース6
スカート付きで下からの風の侵入は少ない。上部に大型ベンチレーターが2つあり換気能が高い反面、フジカハイペットの暖房能は+10℃と低い。

最適幕内気温を16~20℃(黄色)した場合の最低気温は以下の通り。タッソTCはキャノピーアレンジにより幕内気温を選択できるため汎用性が高い。エバベース6は2つの上部大型ベンチレーターがあるため幕内空間の割に暖房効率が悪い(その分安全性は高いが)。

・タッソTCフルクローズ仕様⇒最低気温0℃以下
・タッソTC半面パッカーン仕様⇒最低気温2~6℃
・エバベース6フルクローズ仕様⇒最低気温6~10℃
・タッソTC全面パッカーン仕様⇒最低気温9~13℃

-重量

タッソTCはポリコットン生地でフライは重いがポールが1本なのでフライ+ポールの重量は7.3kgとエバベース6の6.54kgと大差ない。

≫タッソTC
パッケージ重量は10.5kgで内訳はフライ6.3kg/ポール1.0kg/付属品3.1kg。フライとポールの重量計は7.3kg。

≫エバベース6
パッケージ重量は9.55kgで内訳はフライ3.27kg/インナー2.26kg/ポール3.27kg/ペグ0.56kg。フライとポールの重量計は6.54kg。

 

-生地

冬の結露が酷いポリエステル生地か、結露の少ないポリコットン生地か…事後メンテナンスが容易なポリエステル生地か面倒なポリコットン生地か…キャンプスタイルによって分かれるところである。小生やYZさんは冬の結露を避けたいので冬はポリコットン生地のテントを好んで使用するが、KUさんやKDさんは重量増と撤収後のカビ発生リスクと乾燥作業を嫌うためポリエステル生地のテントを好む。

≫タッソTC
ポリコットン生地なので遮光性が高く結露の発生し難く、火の粉による穴あきリスクも少ないが、雨天撤収時に水を吸って重くなり取り回しが悪くなるのと、カビ発生を避けるために可及的速やかに乾燥作業が必要となる。

≫エバベース6
ポリエステル生地で軽く取り回しが良く、結露も大型ベンチレーターのお陰で冬場でもそれ程酷くないが、その分暖房効率が悪い。雨天撤収時もポリコットン生地に比べカビ発生リスクが低いため、精神的負担は少ない。


 

-ベンチレーター

フルクローズ時の換気能は大型ベンチレーターを2つ有するエバベース6の方が高い。

≫タッソTC
頂上部にベンチレーターが1つあり、バーを立てて常時開放仕様にも出来るし、バーを立てずに幕内からの紐操作によりベンチレーターの開閉が可能。

≫エバベース6
前後面パネルに大型の常時開放型メッシュがあり閉じることが出来ない。そのため、冬に石油ストーブをインストールした際に暖気が逃げ、暖房効率が悪い。


 

-インナーテント

両幕共別売りでハーフインナーがラインナップされているが、インナーテントもしくはコットを内包してカンガルースタイルで使うのも良い。

≫タッソTC
ヘキサスタイルの際に取り付け可能な純正の吊り下げ型ハーフインナーあり。

≫エバベース6
デフォルトでフルインナーテントが付属しているがソロで使うことはない。別売りでハーフインナーがあるがボトムが三角形で使い難いため、コットもしくはコットテントをインナーテントとして使用。




 

-使用人数

両幕共ベース仕様ではソロ使いが最適。タッソTCは別途メッシュスクリーン、エバベースは別途エバカーゴ2を装着することにより幕内を拡張することが出来るためトリオ使いも可能。両幕共、ソロメインだだが偶にデュオ、トリオでも使いたいというニーズに応えうる。

≫タッソTC
メッシュスクリーンを装着することにより幕内空間を拡張することが出来るため、吊り下げ型ハーフインナーに1人、前室にコットもしくはコットテント寝することにより3人で使用することも可能。4人使用も可能だがその際は前室が狭くなるため別途タープを張った方が良い。

≫エバベース6
別売のエバカーゴ2を装着しインナーを取り付け2人、前室にコットもしくはコット寝することで3人で使用することも可能。4人で使用する際はエバベース6単体でフルインナーを装着し別途タープを張った方が良い。4人用のエバカーゴ4も装着可能。




 

■まとめ

両幕共に一長一短がある。ザックリだが冬の雨無キャンプではタッソTC、夏もしくは雨天キャンプならエバベース2の使い勝手が良い。

≫タッソTC
◎キャノピーアレンジが豊富
○別途メッシュスクリーンを装着することにより幕内空間を拡張可能
○遮光性が高く結露が少なく火の粉に強い
○暖房効率が高い
×立ち上げ後の位置調整が出来ない
×雨天撤収時に水を吸って幕が途轍もなく重くなり取り回しが悪い
×雨天撤収後にカビ発生を避けるために可及的速やかな乾燥作業が必要

≫エバベース6
◎四方四面が開放可能(ビーチシェードとしても使用可)
○立ち上げ後の位置調整が可能
○別途エバカーゴ2/4を装着することにより幕内空間を拡張可能

○フライが軽く取り回しが良い
×ベンチレーターが常時開放型且つ大型のため暖房効率が悪い
×メッシュパネルが無いため虫の侵入を防げない




 この記事へのコメント

  1. ヒロキチ より:

    はじめまして
    コメントするのは初ですがタッソ大好きなのでずっと参考にさせていただいてました。
    私は7角が好きなのでカンガルースタイルでないときは、ピルツのハーフインナーを吊り下げて使ってます。ちょっとダブつきますが。。。
    タッソの記事楽しみにしてます。

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