睡蓮メダカビオトープに導入し易い水草を素人なりに考えてみるた。基本、屋外で越冬でき、真夏の炎天下にも耐える種類が望ましい。耐寒性のある浮草は現状ないため、このジャンルだけは室内越冬が必要となる。
■水草一覧
ホームセンターで入手可能な品種を中心に『杜若園芸』さんの情報を中心に一覧表を作ってみた。実際に購入した水草も殆どが『杜若園芸』産。並びは水草のタイプ分類別⇒草丈順となっている。下線は実際に導入した水草。
分類 | 水草名 | 草丈 | 開花期 | 耐寒性 | 耐暑性 |
湿生植物 | ヒメトクサ | 10-20cm | 7-8月 | ◎ | ○ |
トクサ | 50-100cm | 4-10月 | ◎ | ○ | |
ハナショウブ | 60-90cm | 5-6月 | ○ | ○ | |
ノハナショウブ | 60-90cm | 5-6月 | ○ | ○ | |
シュロガヤツリ | 80-150cm | 7-10月 | ◎ | ○ | |
ミニシペラス | 30-100cm | 7-9月 | △ | ○ | |
オオトクサ | 150cm | 7-8月 | ○ | ○ | |
抽水植物 | ウォータークローバームチカ | 横繁殖 | – | △ | ○ |
マツバイ | 3-10cm | 6-9月 | ○ | ○ | |
ウォーターバコパ | 5-15cm | 5-9月 | ○ | ○ | |
ウォーターコイン | 5-15cm | 5-9月 | ○ | ○ | |
ロタラHRA | 10-20cm | 5-9月 | ○ | ○ | |
ロタラロトンジフォリア | 10-20cm | 5-9月 | ○ | ○ | |
ナガバオモダカ | 20-60cm | 5-9月 | ○ | ○ | |
ミズトクサ | 20-80cm | – | ○ | ○ | |
シラサギカヤツリ | 30-60cm | 6-10月 | △ | ○ | |
カキツバタ | 60-90cm | 4-5月 | ◎ | ○ | |
ミニパピルス | 60-120cm | 6-9月 | △ | ○ | |
フイリクサヨシ | 80-150cm | 5-6月 | ○ | ○ | |
浮葉植物 | 温帯睡蓮(耐寒性睡蓮) | 5-20cm | 5-9月 | ◎ | ○ |
アサザ | 5cm- | 5-9月 | ◎ | ○ | |
ウォーターポピー | -50cm | 6-10月 | △ | ○ | |
コウホネ | 10-40cm | 4-9月 | ◎ | ○ | |
浮遊植物 | ホテイアオイ | 5cm- | 7-10月 | × | ○ |
アマゾンフロッグピット | 横繁殖 | 6-7月 | × | △~○ | |
サルビニア・ククラータ | 横繁殖 | – | × | △~○ | |
マツモ | 20-40cm | – | ○ | △~○ | |
沈水植物 | アナカリス | 20-30cm | – | ○ | ◎ |
カボンバ | 20-30cm | – | △ | ◎ |
※正確な分類法は『杜若園芸』さんHP参照のこと
■実際に導入した水草
≫湿生植物
-シュロガヤツリ
日当たりを好むが半日陰でも育つ丈夫な種。水質浄化作用がありメダカビオトープとの相性が良い。
-ミニシペラス
耐寒性が弱いので屋外越冬は厳しいかもしれない。
≫抽水植物
-ナガバオモダカ
耐寒性が強く耐暑性もあるため育てやすい。小さな白い花が咲く。
-ウォーターバコパ
前季に実家の五右衛門ビオトープに導入したが越冬時に枯れたように見えるため、親に廃棄されてしまい越冬することが出来なかった。今季新たに導入し、越冬時は別の容器に移し替えて廃棄されないようにする予定。
-ウォーターコイン
ウォーターマッシュルームとも呼ばれることがあるコイン状の葉が特徴的な水草で枝分けにより簡単に増やすことが出来る。
-ロタラロトンジフォリア
赤味を帯びた茎が特徴的な水草。ピンクの小さなな花が咲く。
-ミズトクサ
前季にベランダ陶器鉢ビオトープに導入し無事越冬できた水草。冬季は一旦枯れたが春になり新たに芽が出てきた。今季は株分けして植え替え。
≫浮葉植物
-温帯睡蓮(耐寒性睡蓮)
先シーズン“ローズマグノリア”をベランダ陶器睡蓮鉢(35L)に導入したが葉は生い茂るものの花は咲かなかった。“ローズマグノリア”は越冬後、植え替えにて練り床水槽(500L)にて今季の花上りに臨む。加えて“ペリーズ・ダブル・イエロー”“ペリーズ・ファイヤー・オパール”“マニー・サイアム”の3種を新たに導入!
-コウホネ
睡蓮と同じく浮葉植物。耐寒性も強く耐暑性もあるため育てやすい。黄色い花を咲かせる。
≫浮遊植物
-ホテイアオイ
前季綺麗な花を咲かせてくれたが、夏場に葉が茶色になってしまい生育環境があっていなかったのかもしれない。屋外越冬はならず、今季も新たに導入し越冬時は屋内に移動する予定。
-アマゾンフロッグピット
前季に導入瞬く間に増殖し間引くのが少し大変な程。屋外越冬は出来きなかった。今季再度導入し、越冬時は室内に移動する予定。
-サルビニア・ククラータ
前季に導入したが夏の間は葉が茶色になり生育環境が合わなかったのかもしれない。また、屋外越冬ならず。今季再度導入し、越冬時は室内に移動する予定。
■来季導入したい水草
-カキツバタ
温帯睡蓮には少ない紫カラーの種がある大きな垂れた花弁が特徴の抽水植物。来季に導入したい水草。
–熱帯睡蓮
熱帯睡蓮は温帯睡蓮と違い色彩が鮮やかなものが多く、甘い匂いのある種も多く観て嗅いで楽しむことが出来るのが特徴。温帯睡蓮と違い耐寒性がないため屋外越冬は出来ない。温帯睡蓮には余り見られない紫カラーがあるのも魅力。来季に導入したい水草。
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