[オガワ/オーナーロッジ タイプ78R] ~解剖の儀~

1983年発売のタイプ78の復刻版として[オガワ/オーナーロッジ タイプ78R] が2023年リニューアル新発売!インナーテントを付ければ前室ミニマムの2ルームテント、インナーレスでシェルターとしても使用可能。今回は[オガワ/オーナーロッジ タイプ78R] を所有幕や同系幕とカタログ値と妄想イメージで比較検討してみた。

■仕様

-スペック

やはり、スチールポール重量14kgというのが特徴的なロッジ型テント。長辺側のキャノピー立上げは可能だがカタログの写真を見る限りロッジシェルターⅡのように2枚のパネルを連結して立ち上げることは出来ないのかな。ロッジシェルターⅡと同様に屋根畳みが可能だと思うので雨天設営撤収時時にフライを地面に広げずに作業できるのは利点!

【重量】約25.05kg(付属品除く) フライ:約7.6kg、インナー:約3.45kg ポール:約14.0kg、付属品:約3.35kg
【素材】フライ:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm) インナーテント:ポリエステル68d、T/C グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm) ポール:スチール(φ22mm)
【収納サイズ】90*32*48(h)cm
【カラー】サンドベージュxダークブラウン
【付属品】張り綱3m*4本、スチールピン25cm*15本、アイアンハンマー1丁、収納袋


 

-イメージ図

私見だが前室が150*300cmと狭いのは単体使用では狭い印象がある。ファミキャン使用ではやはり我家のキャンプスタイルを鑑みると別途タープを張らないと調理&食事スペース、リビングスペースが不十分かな~。

■3幕仕様比較

オガワのロッジの名を冠するポリエステル生地の3幕の仕様比較がコチラ。ロッジシェルターⅡは別売りの5人用インナー、別売りのPVCマルチシートの使用を前提としている。インナーテント内に敷くグランドマットは個人的には必要性を感じないため比較表には含めず。

メーカー名 オガワ
製品名 オーナーロッジ
タイプ52R
オーナーロッジ
タイプ78R
ロッジシェルターⅡ
外寸 260*310*210(h) 360*310*205(h) 460*350*210(h)
収納寸 82*24*36(h) 90*32*48(h) 92*36*54(h)
インナー寸 220*300*205(h)
※予測値含む
200*300*200(h)
※予測値含む
220*340*205(h)
※別売5人用インナー
総重量(付属品除く) 20 28 37
フライ重量 3.6 7.6 9.7
インナー重量 4 3.45 7.5※別売
ポール重量 9.3 14 16.4
付属品重量 2.5 3.35 ?
PVCマルチシート重量 2.8※別売 2.8※別売 3.4※別売
張り網 3m*4 3m*4 3m*8
スチールピン 25cm*15 25cm*15 25cm*26
フライ生地 ポリエステル
カラー サンドベージュxダークブラウン
本体価格 ¥113,300 ¥162,800 ¥187,000
PVCマルチシート ¥12,100 ¥12,100※未発表、予測 ¥13,750
インナーテント 付属 付属 ¥64,900※5人用
総額 ¥125,400 ¥174,900 ¥265,650

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

-VS オーナーロッジ タイプ52R

[オガワ/オーナーロッジ タイプ78R]は[オガワ/オーナーロッジ タイプ52R]の前室奥行を-10cmにして約150cmのミニマムな前室を設けた2ルームテントと言える。ちなみに前室の無い[オガワ/オーナーロッジ タイプ52R]は天候不順時のおこもりにおける調理スペースを設けることが出来ないので対象外。[オガワ/オーナーロッジ タイプ52R]はポリコットンモデルもラインナップされている。





 

-VS ロッジシェルターⅡ

[オガワ/オーナーロッジタイプ78R]は[オガワ/ロッジシェルターⅡ]に比べ一回り小さい。小さいことによる利点んは区画レイアウトのし易さと設営撤収の作業負荷が少なくなること。難点は幕内レイアウトのし難くなること。3人家族の我家の場合に置き換えると天候不順時に幕内にオコモリすることを考えるとオーナーロッジタイプ78Rだと前室の狭さが気になるところ。また、インナーテントの奥行が200cmだと以前同じ奥行のインナーであるファシルを使用でハイコットを配置した際に結構タイトかも。ポールの重量はオーナーロッジタイプ78Rは14kg、ロッジシェルターⅡは16.4kg(張り出しポール含む)でその差2.4kgと思ったより差がない。私見だがインナーレスのシェルターのパッケージにして、200*300cmの3人用インナーと150*300cmの2人用インナーを選べるようにしてくれたら購買層が広がる気がする。[オガワ/ロッジシェルターⅡ]はポリコットン生地モデルのラインナップもあり。

ちなみにオーナーロッジタイプ78RとオガワロッジシェルターⅡは連結可能。かなり快適内空間を設けることが出来るが、驚異の総重量約54kgとなり我家での導入するには非現実的。ロッジシェルターと連結するなら軽量コンパクトなドーム型テントの方が現実的。





 

■シェルタースタイル

私見だがサイズ感的には付属のインナーテントを使わず、2人用インナーテントをカンガルースタイルで運用すると前室のレイアウトの自由度が上がり使い勝手が良いかな。ソロ用インナーやコット寝だと設営撤収の労力を考えると広すぎるな。

①[DOD/カンガルーテントS]⇒220*150*128(h)cm
②[コールマン/インスタントアップドームSインナー]⇒210*90*110(h)cm
③[ヘリノックス/コットワンコンバーチブル]⇒190*68*16(h)cm






 

■タープ併用

併用するタープで一番相性の良いのは言わずもがな[オガワ/システムタープレクタ]。330cmのセッティングテープを使ってオガ張り連結することにより雨に濡れない動線を確保することが出来き、雨天時タープ下で小規模な焚火やBBQも可能。



 

■所感

幕単体で使用することを考えるとインナーテントのサイズが個人的には中途半端な印象を受ける。3~4人家族で使用する場合、基本タープを併用しないと荷物置場やリビングスペースの自由度が低い。小生が思う[オガワ/オーナーロッジ タイプ78R]のベターな使い方は付属のインナーテントレスで2人用インナーテントをカンガルースタイルで運用するデュオスタイル。既に[オガワ/ロッジシェルターⅡ]を所有している我家での導入はないが、デュオ幕としては魅力的なことには違いない。

≫所感(あくまで個人的見解)
○フライを地面に広げずに設営撤収可能

○メッシュアレンジが豊富
×重い
×前室が狭い
×インナーの広さが中途半端
×長辺側パネルの連結立上げが出来ない



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