[CampingKan/ブローシェルター] ~解剖の儀~

ポリコットン生地のティピー系テント[CampingKan/ブローシェルター]の“解剖の儀”を執り行う!

■仕様

現状、アマゾン&楽天からは購入できず、『hinataストア』さんから購入することが可能。『hinataストア』さんから抜粋した仕様と特徴はコチラ。

※画像は『hinataストア』さんから引用

≫Spec

1本のセンターポールに2本のアーチフレームを追加することにより広い幕内空間を実現している。ポリコットン生地で遮光性が高く結露も少ないがその分、フライ単体で17.5kg、総重量30kgとティピー系統のテントとしては重量級。

規格:480*480*285(h)cm
スキン材質:キャンバス綿混紡 ( T/C 300GSM)、 銀ナノ、 超撥水加工
フロア材質:ポリエステルオックスフォード 250D RIPSTOP、ミニマム (PU5,000mm)
フライ材質:ポリ 230T RIP (PU5,000mm)
重量:スキン 17.5kg 構成品含め約30kg
ポール台:デュラルミンポール台 (22Φ, 39.6Φ)
推奨人員:4-5人

※正確な仕様は製品HPを参照のこと

≫Features

ポリコットン生地で結露の発生が少なくウレタン窓を備えているため冬キャンにも向いていることに加え、ポリコットン生地は遮光性も高く、四面オープン仕様にもなるため夏キャンにも向いている。雨天キャンプは苦手だがオールシーズン対応可能な幕と言える。

Point01.丈夫さと最適な高さが計算されたデザイン
中央ポール1本、ベンディングサイドポール2本で、天候や風など外部環境の変化に強い構造です。⇒フレームワークはシンプルな部類と考えらえる

Point02.抜群の開放感
前面と左右出入口にウレタンを使用し、寒い季節でも抜群の開放感を体験できます。別売のセンターウレタン窓を追加することにより3面ウレタン窓仕様になり、幕内からワイドな視界を確保することが出来る。非常に魅力的な特徴。

Point03.最適12個パックで広い空間設計。
-DETAIL01. サイドウィンドウ
基本スキン / メッシュ窓 / ウレタン窓と三重窓で設計されており用途に応じて解放可能。
⇒フルクローズ⇔メッシュ⇔ウレタン⇔オープンと季節と天候によって細かくアレンジが可能
-DETAIL02. スカート
側面下にあるスカートが雨水の流入を防ぎます。
⇒暖房効率アップにも寄与
-DETAIL03. サンガード
日差しや紫外線を遮断し、ベスティブルの連結部としても使用できます。
-DETAIL04. ベスティブル
本体より高く広い空間でリビングルームを構成します。

※正確な特徴は製品HPを参照のこと

≫Function

頂点ベンチレーションにより換気及び料理臭の抜けが良く、2本のアーチフレームにより上部空間も広い。同社のテントと連結も可能だが、我家に導入するとしたらカンガルースタイルの単体使用かな。

Point01.三角フード型のベンチレーション
簡単な手順で快適な空気循環をキープします。また冬季には薪ストーブの円筒排出口として機能します。三角フード型の換気窓を通して空気が循環し、テント内はいつも快適な空気な保たれます。⇒薪ストは使わないので円筒排出高口は必要ないが、頂上部に調節可能なベンチレーションは換気や暖気をアレンジできるので有難い

Point02.左右側面ファスナー
薪ストーブの連動と電線口としての使用も出来ます。

Point03.様々なテントとのドッキングが可能
コネクターオプションでシェルターを自在に拡張。
空間を最大限に活用できます。

※正確な機能は製品HPを参照のこと

≫Image

ザックリとしたイメージがコチラ。ボトムは10角形で円形に近い。ペグダウン数は多いがその分耐風性が高いと思われるが、張り網設定がないのが少し不安かな。

■グロッケ16TC & ヤクドーム460との比較

≫Spec

サイズ感の似ている[WIWO/ヤクドーム460]と[Ogawa/グロッケ16TC]の仕様比較がコチラ。[WIWO/ヤクドーム460]はナイロン生地だが、他2幕はポリコットン生地。[WIWO/ヤクドーム460]はドーム型だが、他2幕はティピー派生型。TPUドアの設定は[CampigKan/ブローシェルター]のみ。[CampigKan/ブローシェルター]は張り網が無いのは少し不安が残る。

[メーカー名/
テント名]
[Wiwo/Yakdome460] [CampingKan/BlowShelter] [Ogawa/Gloke16TC]
Type ドーム ティピー派生 ティピー派生
CUBE値(m3) 44 66 71
体積(m3)※予測値含む 35 48 42
フロア面積(m2)※予測値含む 18 20 16
外寸(cm) 460*460*210(h) 480*480*285(h) 493*470*305(h)
収納寸(cm) 75*36*30(h) 90*38*38(h)
インナー寸(cm)
重量(kg) 17.2 30 19.6
生地 ナイロン ポリコットン ポリコットン
フライ耐水圧(mm) 2,000 350
メインフレームポール(本) 8 1 1
サブフレームポール(本) 0 2 1
キャノピーポール(本) 0 0 0
最大使用人数(人) 6 4 9
ベンチレーター(個) 2 1 1
スカート あり あり あり
煙突穴 なし あり
ウレタン窓(個) あり あり なし
フライメッシュ(面) 8 0 5
インナーメッシュ(面)
キャノピー立上げ(面) 不可 不可 不可
ペグ(本) 10 14 20
ガイロープ(本) 2 0 10
グランドシート あり なし あり
TPUドア なし あり なし
拡張オプション センターTPUドア/各種テントと連結可能 PVCマルチシート/グランドマット
参考価格※執筆時 ¥192,500 ¥216,700 ¥151,800

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと/CUBU値とは全幅*奥行*全高の掛値で幕内空間の目安として個人的に用いている数値

≫Features

個人的マッチングスコアがコチラ。やはりTPUドアの設定のある[CampigKan/ブローシェルター]は魅力的。

  [メーカー名/テント名] [Wiwo/Yakdome460] [CampingKan/BlowShelter] [Ogawa/Gloke16TC]
設営行程 取り回しが良いこと × ×
フレームワークがシンプルであること ×
ペグダウン数が少ないこと ×
ペグダウンなしで自立できること × ×
ポールをスリーブに通す行程が無いこと × ×
フライを地面に広げる行程が無いこと × × ×
整形がし易いこと
シェルター転用ができること
事後メンテナンスが容易なこと × ×
オコモリ環境 身長175cmで直立するスペースがあること
石油ストーブをインストールできること
結露が少ないこと ×
遮光性が高いこと
TPUドアがあること × ×
スカートがあること
フレキシブル環境 四方四面がオープン仕様になること ×
四方四面がメッシュ仕様になること
出入口ファスナーの操作が容易なこと
キャノピーアレンジが可能なこと × × ×
雨天時開放可能なベンチレーターがあること
マッチングスコア ◎(3P) 0 0 0
○(2P) 9 12 10
△(1P) 4 2 3
×(0P) 7 6 7
スコア(MAX60P) 22 26 23
マッチング率 37% 43% 38%
出動回数 3 0 0

※あくまで私見

≫Image

3幕イメージ比較がコチラ。

VS [オガワ/グロッケ16TC]
設営スペースはほぼ同等、幕内空間は[CampigKan/ブローシェルター]の方が広いかな。両幕共ポリコットン生地だが、[Ogawa/グロッケ16TC]の方が総重量が約10㎏軽いため取り回しは良いと思われる。

※あくまでザックリとしたイメージ比較


 

VS [WIWO/ヤクドーム460]
ボトムスペースはほぼ同等。[CampigKan/ブローシェルター]の方が全高があるため幕内空間は広いと思われる。

※あくまでザックリとしたイメージ比較

 

■ロッジシェルターⅡ& タッソTCとの比較

我家のファミキャン主幕[Ogawa/ロッジシェルターⅡ]と冬のソロキャン主幕[Ogawa/タッソTC]と比較してみる。

≫Spec

[CampigKan/ブローシェルター]は構成フレーム3本と少ないが、ポリコットン生地であることもあり総重量は[Ogawa/ロッジシェルターⅡ]に迫る程重い。[CampingKan/ブローシェルター]は他2幕と違い純正のインナーテントの設定は無い。

[メーカー名/テント名] [Ogawa/
TassoTC]
[CampingKan/
BlowShelter]
[Ogawa/
LodgeSlelterⅡ]
Type ティピー ティピー派生 鉄骨
CUBE値(m3) 38 66 34
体積(m3)※予測値含む 13 48 27
フロア面積(m2)※予測値含む 9 20 16
外寸(cm) 415*370*250(h) 480*480*285(h) 460*350*210(h)
収納寸(cm) 74*24*24(h) 92*36*54(h)/90*34*20(h)
インナー寸(cm) 360/200*150*200(h)※別売 220*340*205(h)※別売
重量(kg) 7.4 30 33.6
生地 ポリコットン ポリコットン ポリエステル
フライ耐水圧(mm) 350 1,800
メインフレームポール(本) 1 1 15
サブフレームポール(本) 0 2 3
キャノピーポール(本) 0 0 2
最大使用人数(人) 2 4 4
ベンチレーター(個) 1 1 2
スカート あり あり あり
煙突穴 なし なし
ウレタン窓(個) 0 あり なし
フライメッシュ(面) 0 0 8
インナーメッシュ(面) 別売(2*2) 2
キャノピー立上げ(面) 2~4 不可 4
ペグ(本) 16 14 26
ガイロープ(本) 8 0 8
グランドシート なし なし 別売
TPUドア なし あり なし
拡張オプション メッシュスクリーン センターTPUドア/各種テントと連結可能 2人用吊り下げインナー
5人用吊り下げインナー
参考価格※執筆時 ¥58,300 ¥216,700 ¥125,717

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと/CUBU値とは全幅*奥行*全高の掛値で幕内空間の目安として個人的に用いている数値

≫Features

[Ogawa/ロッジシェルターⅡ]に比べると[CampigKan/ブローシェルター]の利点はポリコットン生地で結露が少なく遮光性高く、TPUドア仕様にできること。反面、ペグダウンなしで自立できないこと、完全乾燥撤収しないとカビ発生リスクが高いことが難点。

[メーカー名/テント名] [Ogawa/
TassoTC]
[CampingKan/
BlowShelter]
[Ogawa/
LodgeSlelterⅡ]
設営行程 取り回しが良いこと × ×
フレームワークがシンプルであること
ペグダウン数が少ないこと
ペグダウンなしで自立できること × ×
ポールをスリーブに通す行程が無いこと ×
フライを地面に広げる行程が無いこと × ×
整形がし易いこと
シェルター転用ができること
事後メンテナンスが容易なこと × ×
オコモリ環境 身長175cmで直立するスペースがあること
石油ストーブをインストールできること
結露が少ないこと ×
遮光性が高いこと
TPUドアがあること × ×
スカートがあること
フレキシブル環境 四方四面がオープン仕様になること
四方四面がメッシュ仕様になること ×
出入口ファスナーの操作が容易なこと
キャノピーアレンジが可能なこと ×
雨天時開放可能なベンチレーターがあること
マッチングスコア ◎(3P) 2 0 0
○(2P) 9 12 14
△(1P) 4 2 3
×(0P) 5 6 3
スコア(MAX60P) 28 26 31
マッチング率 47% 43% 52%
出動回数 12 0 29

※正確な値は各製品HPを参照のこと

≫Image

イメージ比較がコチラ。

VS [Ogawa/ロッジシェルターⅡ]
設営スペースはやや[Ogawa/ロッジシェルターⅡ]の方が狭い。[Ogawa/ロッジシェルターⅡ]は屋根フレームの状態で位置調整が出来き、立ち上げ後もペグダウンなしで自立できるため位置の微調整が可能のためサイトレイアウトは容易。幕内空間は[CampigKan/ブローシェルター]の方が広く開放感があると思われる。

※あくまでザックリとしたイメージ比較


 

VS [オガワ/タッソTC]
[Ogawa/タッソTC]のヘキサスタイルでのイメージ比較。[CampigKan/ブローシェルター]の方が二回り以上大きいが、[Ogawa/タッソTC]は前面パッカーンスタイルに別売オプションのメッシュスクリーンを装着することにより幕内空間を拡張することが出来る。

※あくまでザックリとしたイメージ比較




■まとめ

ファミキャンもしくはデューキャン向けのティピー派生型テント。ソロで使うにはオーバーサイズ。非常に魅力的な幕ではあるが重さと事後メンテナンスのことを考えると即代替には至らないかな。

◎1本のセンターポールに2本のアーチフレームを追加することにより広い幕内空間を実現している
◎別売のセンターTPUドアを追加することにより3面TPUドアとなり雨天時でも幕内からワイドな視界を保つことが出来る
◎四方四面がオープン仕様となり風の抜けが良い
○ポリコットン生地で遮光性が高く結露が少ない
○各種同社テントと連結が可能
×総重量30kg超と重い
×値段が高い

※画像は『hinataストア』さんから引用

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