[オガワ/ロッジシェルターⅡ] ~ムササビウィング13TC 連結検証編~

先に投稿した[オガワ/ロッジシェルターⅡ]のタープ5幕連結イメージの記事の実際の連結検証を実施!第4弾となる今回はポリコットン生地のペンタタープ[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]のオガワ張り連結の検証!

[オガワ/ロッジシェルターⅡ] ~タープ5幕 連結イメージ編~

■ムササビウィング13TCの仕様

[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]は張り上げた姿のシルエットが美しいペンタタープ。サイズ的にはソロもしくはデュオ向けのサイズ。ポリコットン生地で影が濃く、火の粉による穴あきリスクも少ないのが特徴。

【重量】総重量2.15kg、タープ:約1.9kg
【素材】ポリコットン(耐水圧500mm)
【展開サイズ】稜線長390*ウィング全長380cm、接続辺240cm
【カラー】濃ベージュ(私見)
【付属品】張り綱*6
【価格】20,680円

過去に連結検証した事例はコチラ。

[DOD/ショウネンテントTC] ~タープ連結の儀~
[オガワ/グロッケ8] ~ムササビウイングタープ連結編~
[コールマン/アテナワイドツーリング130] ~タープ併用の儀~
[ネイチャーハイク/ハイビー3] ~ムササビウィング13TC連結編~

■タープ5幕仕様比較

[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC 390*380]は全幅及び奥行長からいえば大振りの中型タープと言えるが、ペンタタープの特性上タープ下スペースは同径のレクタタープに比べると狭い。対してレクタタープより幕内からの視界が良く、タープ下での調理した際の煙の抜け、風の抜けが良いのが強み。加えて今回取り上げたタープ5幕中唯一のポリコットン生地で遮光性が高く、火の粉による穴あきリスクが少ない。

①[オガワ/システムタープペンタ3×3]→直結張り
②[オガワ/システムタープレクタ]→直結張り

③[DDハンモック/DDタープ3.5×3.5]→オガワ張り
④[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC 390*380]→オガワ張り
⑤[オガワ/システムタープヘキサDX 480*570]→オガワ張り

所有タープ5幕の稜線長順に並べた仕様比較表がコチラ。

[メーカー名/製品名] 形状 稜線長
(cm)
ウィング全長
(cm)
総重量
(kg)
フライ重量
(kg)
耐水圧
(mm)
素材
①[オガワ/システムタープペンタ3×3] ペンタ 300 300 1.02 0.56 1,800 ポリエステル
②[オガワ/システムタープレクタ] レクタ 350 295 2.2 1.5 1,800 ポリエステル
③[DDハンモック/DDタープ3.5×3.5] スクエア 350 350 1.05 3,000 ポリエステル
④[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC] ペンタ 390 380 2.15 1.9 500 ポリコットン
⑤[オガワ/システムタープヘキサDX] ヘキサ 480 570 4.1 2.4 1,800 ポリエステル

※正確な値は各製品HPを参照のこと

■今回使用したギア

・[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC 390*380]
大人気のポリコットン生地の中型ペンタタープ。稜線端の高低差を付けると張り姿がよりカッコよく見える。小型テントの相性が良いが今回は小振りの大型シェルターとの連結を検証してみる。


 

・[REVOR/タープ延長ベルト5m]
耐荷重200kgの無段階長さ調節可能な全長約5mのセッティングテープ。長さ調節幅は40~520cm、重量300g。今回は約440cm長で使用。


 

・[オガワ/ALラチェットポール250]*2本
220~250cmで5cm刻みで高さ調節が可能なタープポール。今回は2本共250cm長でメインタープポールとして使用。軽量だがやや剛性が低い。[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC 390*380]は重量約1.9kgとポリコットン生地にしては軽く、風の影響もレクタタープに比べると受け難いためある程度の強風なら耐えうるかな。


 

■タープ連結イメージ

[オガワ/ロッジシェルターⅡ]に440cm長のセッティングテープを使って[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC 390*380]をオガワ張り。ポリコットン生地で遮光性が高く火の粉による穴あきすリスクが低く、風の抜けも良いので夏場炎天時に向いていると思われる。

■タープ連結検証

ロッジシェルターⅡは短辺側後方パネルに固定ベルトがあり、オガワ張りの後方ポールを一時的に仮止めできるので便利!

セッティングテープ[REVOR/タープ延長ベルト5m]を後方ポールに取付、ロッジシェルター短辺入口側に垂らし、タープ接続辺のセンターをカラビナで取付け。

タープ接続辺の両サイドのガイロープが短いためパーフェクトバンジー経由でロッジシェルターⅡの長辺側のペグに引っ掛ける。


 

タープ先端を250cmポールで立上げ張り網のテンションを調整して完成!稜線端間の高低差が40cmなので、メインタープポールを280cmに変更すればよりシルエットがカッコ良くなるかもしれない。

ポリコットン生地なので流石の影の濃さ!

雨に濡れない動線も確保することが出来る。仕様には問題ないがタープ接続辺の連結がやや歪な印象を受けるのが少し残念かな。

■まとめ

[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC 390*380]がやはり稜線端間の高低差を出しにくい大型シェルターとの連結はシルエットがイマイチ。メインタープポールを250cm⇒280cmに変更することにより改善されるかもしれないが、雨天使用、設営スペースやセッティングテープの長さ調節やアレンジのし易さを鑑みるとレクタタープに軍配が上がる。

○ポリコットン生地で影が濃い
○タープ単体でのスペースはやや狭いが、ロッジシェルターⅡの前室があるためトリオ使用でも十分なスペースを確保することが出来る。
○タープ下で料理をする際の煙の抜けが良い
×レクタタープと違いセッティングテープの長さ調整幅が少なくアレンジし難い

×タープ稜線端間の高低差を出しにくいためシルエットがイマイチ
×雨天時、タープ下に雨が侵入し易い
×非乾燥撤収時、早々に乾燥しないとカビが発生し易い


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