オガワの得意とするティピー型テント!その中でも小型ベル型ティピー[オガワ/グロッケ8 TC]の“解剖の儀”を執り行う!
目次
■仕様
≫製品仕様
メーカーHPより引用した仕様はコチラ。
【重量】11.4kg (付属品除く)フライ:約8.1kg、グランドシート:約1.2kg、ポール:約2.1kg
付属品:約2.9kg
【素材】フライ:T/C(耐水圧350mm)、ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、ポール:6061アルミ合金(φ32mm、φ19mm)
【収納サイズ】82*30*28cm
【カラー】サンドベージュ
【付属品】張り綱1.5m*9本・3m*1本、アイアンハンマー1丁、スチールピン25cm*15本・20cm*5本、収納袋
【価格】107,800円
※正確な仕様は製品HPを参照のこと
≫純正オプション
純正オプションは以下の2点、連結タープは3点ラインナップ。グロッケ8と12にはハーフインナーのオプションがあるが、グロッケ16は執筆時ラインナップはない。
・PVCマルチシート グロッケ8用
重くて取り回しが悪いが厚みもあり高耐水性であると安心。
・グロッケ8用ハーフインナー
吊り下げ2人用インナー。
・グランドマット グロッケ8
専用グランドマット。汎用性なし。
・システムタープペンタ4×4 TC
ベル型テントとの相性抜群のポリコットン製ペンタタープ。色味がオフホワイトなのでグロッケ12TCと併せるのは良いが、グロッケ8TCと併せるならサンドベージュカラーの追加が望まれる。
・システムタープペンタ3×3
ポリエステル製の小型ペンタタープ。グロッケ12TCと併せるには丁度良いサイズ感だがタープ下スペースは思いの外小さいため雨天使用ならソロがベター。グロッケ12TCと同じ生地同じ色合いのポリコットン生地モデルがでればマッチング度が高くなるのだが。
■“グロッケ”シリーズ4製品
“グロッケ”シリーズは3サイズ4製品ラインナップ。製品名末尾の数字はフロア面積を示している。3サイズ展開はオガワではグロッケのみなので人気の高さが伺える。4幕中3幕はポリコットン生地、1幕がポリエステル生地でどうちらかというと冬キャンプを想定した幕構成になっている印象を受ける。
・グロッケ16 T/C
・グロッケ12 T/C
・グロッケ8 T/C
・グロッケ8
≫3サイズイメージ比較
全幅はボトム形状が正五角形と仮定して予測値を算出。グロッケ8はソロ~デュオ、グロッケ12はデュオ~トリオ、グロッケ16はトリオ~カルテット使いといったところかな。


グロッケ8は入口全高が152cmと低めなので身長175cmの小生は出入り時に頭を屈める必要がある。

グロッケ8は所有歴あり。お座敷スタイルより土間スタイルを好む我家には合わなかったことと、トリオ使いにおける五角形ボトムの幕内レイアウトが難しかったため譲渡。キャンプ歴が浅い時期であったためある意味、使いこなせていなかった感も否めない。今なら使いこなせるかも知れない。
[オガワ/グロッケ8] ~初張の儀~
[オガワ/グロッケ8] ~タープ連結の儀~
[オガワ/グロッケ8] ~ムササビウイングタープ連結編~
≫4幕仕様比較
“グロッケ”シリーズ4幕の仕様比較がコチラ。
[メーカー名/製品名] | [オガワ/グロッケ8] | [オガワ/グロッケ8TC] | [オガワ/グロッケ12TC] | [オガワ/グロッケ16TC] |
タイプ | ベル型ティピー | ベル型ティピー | ベル型ティピー | ベル型ティピー |
外寸(cm) | 352*335*225(h) | 352*335*225(h) | 425*405*265(h) | 493*470*305(h) |
辺の長さ(cm) | 215 | 215 | 265 | 305 |
入口全高(cm) | 152 | 152 | 160※予測値 | 180 |
CUBE値(m3) | 27 | 27 | 46 | 71 |
幕内空間(m3)※予測値 | 10 | 10 | 16 | 26 |
フロア面積(m2)※予測値含 | 8 | 8 | 12 | 16 |
収納寸(cm) | 78*28*28(h) | 82*30*38(h) | 80*35*35(h) | 90*38*38(h) |
重量(kg) | 8.6 | 11.4 | 14.7 | 19.6 |
フライ重量(kg) | 5.4 | 8.1 | 9.3 | 13.2 |
カラー | サンドベージュ/ダークブラウン | サンドベージュ | オフホワイト/ダークブラウン | サンドベージュ |
生地 | ポリエステル | ポリコットン | ポリコットン | ポリコットン |
最大使用人数(人)※カタログ値 | 4 | 4 | 5~6 | 9 |
フレーム(本) | 2 | 2 | 2 | 2 |
付属ペグ(本) | 20 | 20 | 20 | 20 |
付属ガイロープ(本) | 10 | 10 | 10 | 10 |
開放面(枚) | 1 | 1 | 1 | 1 |
フロントリアメッシュ | 1 | 1 | 1 | 1 |
サイドメッシュ | 4 | 4 | 4 | 4 |
天窓メッシュ | 0 | 0 | 0 | 0 |
ベンチレーター(場所/個) | 2 | 2 | 2 | 2 |
グランドシート | ○ | ○ | ○ | ○ |
ルーフフライ | × | × | × | × |
スカート | ○ | ○ | ○ | ○ |
吊り下げインナー | △(別売) | △(別売) | △(別売) | × |
キャノピーアレンジ | × | × | × | × |
本体価格 | ¥97,800 | ¥107,800 | ¥121,000 | ¥151,800 |
別売インナー価格 | ¥22,000 | ¥22,000 | ¥27,500 | – |
別売グランドシート価格 | ¥17,600 | ¥17,600 | ¥25,300 | ¥26,400 |
※正確な値は各製品HP参照のこと
■タープ併用&幕内レイアウトイメージ
“グロッケ8TC”はお座敷スタイルで使用するのがベースとなる。ボトム形状が五角形且つ幕内面積が8m2と狭いため、ソロ使いがベター、デュオなら幕内は寝室メインで使用しテーブルチェアは別途ペンタタープを連結してその下に配置するのが良いかな。[オガワ/システムタープペンタ3×3]はAフレームと連結が出来るため時短接続が可能だが生地はポリエステル生地で遮光性はやや低い。幕本体と同じサンドベージュカラーのポリコットン生地モデルなら尚良い。タープ下の面積は広くないので余裕を持つならばソロ、デュオが限界かな。
■グロッケ8TC VS タッソTC&エバベース6
小生の冬のソロキャン主幕“タッソTC”と夏及び雨キャン主幕の“エバベース6”との仕様比較。ソロお座敷スタイルメインなら“グロッケ8TC”、オールシーズン使うならキャノピーアレンジが豊富な“タッソTC”、雨天キャンプならポリエステル生地の“エバベース6”といった所かな。
≫3幕仕様比較
[メーカー名/製品名] | [ノースフェイス/エバベース6] | [オガワ/タッソTC] | [オガワ/グロッケ8TC] |
タイプ | ドーム型 | ティピー型 | ティピー型(ベル型) |
外寸(cm) | 310*310*200(h) | 415*370*250(h) | 352*335*225(h) |
辺の長さ(cm) | – | 190※実寸値 | 215 |
入口全高(cm) | – | – | 152 |
CUBE値(m3) | 19 | 38 | 27 |
幕内空間(m3)※予測値 | 15 | 12 | 10 |
フロア面積(m2)※予測値含む | 9 | 10 | 8 |
収納寸(cm) | 68*25*25(h) | 74*24*24(h) | 82*30*38(h) |
重量(kg) | 9.55 | 10.5 | 11.4 |
フライ重量(kg) | 3.27 | 6.3 | 8.1 |
カラー | ニュートープグリーン | サンドベージュ | サンドベージュ |
生地 | ポリエステル | ポリコットン | ポリコットン |
最大使用人数(人)※カタログ値 | 6 | 2※ハーフインナー仕様 | 4 |
フレーム(本) | 5 | 1 | 2 |
付属ペグ(本) | 12 | 16 | 20 |
付属ガイロープ(本) | 4 | 8 | 10 |
開放面(枚) | 4 | 2 | 1 |
フロントリアメッシュ | 0 | 1(別売) | 1 |
サイドメッシュ | 0 | 0 | 4 |
天窓メッシュ | 0 | 0 | 0 |
ベンチレーター(場所/個) | 2 | 1 | 2 |
グランドシート | ○ | × | ○ |
ルーフフライ | × | × | × |
スカート | ○ | ○ | ○ |
吊り下げインナー | ○ | △(別売) | △(別売) |
キャノピーアレンジ | ○ | ○ | × |
本体価格 | ¥66,500 | ¥71,500 | ¥107,800 |
別売インナー価格 | – | – | ¥22,000 |
別売グランドシート価格 | – | – | ¥17,600 |
※正確な値は各製品HP参照のこと
≫3幕上空視点イメージ
幕内空間はドーム型のエバベース6が最も余裕がある。フロアはグロッケ8TCが一番小さいが、立上げ部があるため、タッソTCヘキサスタイルよりも幕内空間は広く感じる印象。
■所感
“解剖の儀”を終えての個人的所感がコチラ。
○質感が高くベル型テント特有のフォルムも相まってラグジュアリー感が高い
○ポリコットン生地で結露が少なく火の粉による穴あきリスクも低い
○A型フレームにより幕内の頭上スペースに余裕が生まれ。雨天時の雨の侵入が少なく、幕内からの視界も良い
○立上げ部の4面メッシュはオープン仕様も可能で換気調節レンジが広い
○ペンタタープとの相性が良い
○入口全高が152cmと低い
×雨天撤収時は水を吸ってフライが途轍もなく重くなり(予想)、事後カビ発生を避けるために可及的速やかな乾燥作業必要
×出入り口が1つのみ
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