[WIWO/ヤクドーム460] ~初張の儀~

[WIWO/ヤクドーム460]の“初張の儀”を執り行う!

■仕様

開封の儀を踏まえた仕様はコチラ。

【内容物】フライシート(1)、ルーフフライ(1)、グランドシート(1)、ポール(8)、ペグ(10)、ロープ(2)、収納バッグ(1)
【外寸】460*460*210(h)cm
【収納寸】75*36*30(h)cm
【重量】17.2kg
【材質】本体/ナイロン40D、ポール/7001 ジュラルミン直径13mm
【耐水圧】2,000mm
【カラー】コヨーテ/ブラック/アイボリー
【出入口パネル】2枚
【メッシュパネル】8枚(内2枚は天窓)
【ウレタン窓】2枚
【ベンチレーター】中間部2個
【製造国】ベトナム

※正確な仕様は製品HPを参照のこと

 

■初張の儀

“初張の儀”を執り行う!取扱説明書が入っていないので前モデルヤクドーム450も含めてYotubeやブログを参考にしているため、正規の手順でないかもしれないがご了承の程m(__)m。

-フライ設営

[WIWO/ヤクドーム460]の収納袋と[キャプテンスタッグ/オクタグランドシートUA-4529]。



 

別途用意した[キャプテンスタッグ/オクタグランドシートUA-4529]を広げる。シートの各点にはハトメとゴムリングあり。


 

ヤクドーム460のフライシートを広げる。

2つの出入口のロゴマークと両サイドのTPU窓を参考に向きを決めると分かりやすい。

使用するポールは全部で8本で先端がそれぞれ2本ずつ4種類色分けされている。各ポールの長さをザックリ計ってみたところ、黒色ポール⇒7.2m、赤色ポール⇒7.67m、黄色ポール⇒6.27m、灰色ポール⇒6.11m。

まずは黒色ポールを2本、フライの黒色のスリーブに通し、内側のハトメに刺す。ハトメの色分けは無い。

まず、黒色ポール2本を立ち上げるのだが、ポールがハトメから抜けやすく中々上手く行かない(>_<)。入口側の辺を2ヵ所ペグダウンしてから四苦八苦しながら何とか立上げることが出来たが自立できるとは言えかなり不安定な状態。

続いて赤色ポール2本をスリーブに刺し内側のハトメに刺す。幕体が不安定でこれまた作業し難い(´;ω;`)ウッ…。黒色ポールと赤色ポールを刺してから黒ポールを立ち上げた方が楽かもしれない。


 

ここでポールがスリーブの前部の下に通していないことが判明(>_<)。黒色ポールと赤色ポール全4本を修正。黒及び赤色ポール4本により幕体は安定化。最初のフレーム4本を通すときは可能出れば2人で作業した方が格段に楽。

次に黄色ポール2本をスリーブに通し、外側のハトメに刺す。

最後となる灰色ポール2本をスリーブに通しハトメに刺すのだが、直ぐに外れてしまう。ボトム点のコンプレッションベルトが緩いと外れやすいと考え、全体的に増し締め。

ポール8本が組みあがった状態がコチラ。

フックを全35ヵ所ポールに掛ける。数は多いが負荷は少なくスイスイ進む。

赤色ポールが交差する箇所をベルト締め。

2つのベンチレーターを開放!

張り網2本をを赤色ポールの交差する箇所にカラビナ経由で取付けペグダウン。張り網の長さは約2.9m。色は白地にブルーのドット柄で目立つが当幕のカラーとは合わないかな。ブラウン基調の張り網にチェンジするかも。また、八角形ボトムで8カ所を30cmクラスペグでペグダウンすれば耐風性が強いのだろうが、強風時は張り網が2本だけというのは少々心もとない。万一の強風時に備えて、ポールとポールがクロスしている4カ所に張り網を追加できるよう準備だけはしておこうと思う。


 

八方からの視点写真がコチラ。雨予報でなければルーフフライなしのこのシルエットが一番良いかな。サイズ感を改めて確認してみたが幕壁が寝ているからか早々していたより小さく感じる。


 

遠目から。半球形のフォルムがカッコイイ!

-パーツ確認

入口パネルの外側にもファスナーがあり、恐らく今後発売されるであろうベスティブルと透明TPUドアのオプションが接続できるようになっている。入口パネルと別にファスナーが設けられているため、それぞれ独立して開閉が可能

[キャプテンスタッグ/オクタグランドシートUA-4529]はジャストフィットでゴムリングをペグダウン箇所に引っかえることで均等にシワなく敷くことが出来る。

スカートは外側と内側両側に付いているため、ボトムからの隙間風はかなり低減され暖房効率も高いと思われる。結露が発生し易いかも知れない。

外側のスカートの両端はループがありペグダウンできるため強風時のバタつきも低減できる。

メッシュパネルが散りばめられた幕内。

頂上部にはOリングが1つ。ヤクドーム450のように頂上部周辺のOリングが無いのが残念。Oリングの数からするとオプションで吊り下げ型インナーテントが出る可能性はないかな。




 

TOP窓はデフォルトで開放状態。幕内から外の様子を確認できるのは天候不順時には有難い。クローズにするには別途目隠しパネルをフライのOリングにトグル留めする必要がある。外側から近づくと中がちょびっとだけ見えてしまう。ココはファスナー開閉式にしてパーツを減らして欲しかった…

ヤクドーム460の特徴的な天窓。

天窓上半分の縁は生地で覆ってあるので小雨程度なら雨は侵入しなそう。

天窓はオープンには出来ないので子虫が幕内に溜まる(´;ω;`)ウゥゥ。

全パネルをメッシュ化!TPU窓と併せて幕内からの視界が広がる♪メッシュはヨレや破れもなく透明度も高い。

フルメッシュ仕様時における8辺視点からの写真がコチラ。ヤクドーム460を象徴する外観!

-ルーフフライ装着

ルーフフライは四角形に近い形状で各点にフック付ゴムベルトが付いている。

内側にはフレームポール装着用の面ファスナーが付いている。

ルーフフライの外側の縫い目がクロスしているので、短辺側を入口パネルに併せて面ファスナーを2カ所取付け。

ゴムベルトを持ちながら後ろ側迄ルーフフライを被せる。ゴムベルトのお陰で1人でも簡単に作業することが出来る。

ルーフフライの各辺をフレームポールに被せる。

ルーフフライの各辺の面ファスナーをフライフレームに取付け。

ルーフフライの四隅の2ヵ所のゴムフックをフライフックに引っ掛ける。引っ掛ける場所があっているかは不明…

ルーフフライを装着すると外側から天窓が見えなくなるのが残念。オプションでTPU窓付きのルーフフライが発売されることを祈る。

当然幕内からの天窓メッシュの視界もシャットアウト。

-フロアシートの取付

フロアシート取付前。ヤクドーム460は内側スカートがあるため440*440cmの[キャプテンスタッグ/オクタグランドシートUA-4529]で隙間なくフロアを覆うことが出来る。


 

デフォルトのフロアシートはフライ本体の八角点のバックルにそれぞれ取り付けていく。雌バックルは2つある理由は不明だが下側に順次取り付け。風呂シートの生地は薄く、砂利サイトでは穴が空くリスクがあるため、[キャプテンスタッグ/オクタグランドシートUA-4529]をグランドシートとして使った方が安心かも。

■透明ルーフフライ(代替)

灰色ポールを抜いたところで、ふと[MEIWA/間仕切りシート 透明タイプ 180*180cm]を持参したことを思い出し、ルーフフライとして天窓に被せてみた。ギリギリ2つの天窓を覆うことが出来るため小雨やにわか雨なら雨天でも空模様を幕内から確認することが出来る。フライはカラビナ経由で張り網で固定しているが、ゴムフックにした方がスッキリするかもしれない。


 

幕内からの視界。若干視界はぼやけるものの視認は可能で幕内に光を取り込むことも出来る。



 

■撤収

撤収は設営の逆の手順で実施。張り網は付けたままにしようと思ったがカラビナのフライへの負荷を考えて取り外すことに。

ウッカリメッシュパネルを閉じずにポールを抜いてしまったため、フライ単品の状態でファスナーを締める羽目になり負荷が大きかった(>_<)。フライは半分にした状態から観音閉じでフライを畳んでいった。[キャプテンスタッグ/オクタグランドシートUA-4529]もタイトだが収納袋に同包することが出来た。土間スタイルで運用していくならグランドシートを抜けばもっと余裕がでるかな。



 

■考察

8本のフレームポールをスリーブに通し撓らせる行程はやはり負荷が大きい。特に大変なのは最初の黒色ポール2本と赤色ポール2本の4本。その行程さえクリアすれば残りの4本の作業は比較的簡単。フライシートやメッシュ部、ハトメ、ファスナー等は一通りチェックしたが特に不具合は見つからなかった。唯一、“開封の儀”の際にポール収納袋が入っていないことが発覚したが、販売メーカーに連絡したところ別途送ってくれることになった。キャンプギアの初期不良は過去、「メッシュパネルの多数のヨレ」「ハトメが1つ不足」「ペグダウン用のループが1つ不足」そして今回の「ペグケース不足」があった。商品到着後は可及的速やかに製品チェック及び試張りし初期不良があった場合は早々に販売メーカーもしくは製造メーカーに問い合わせをして対応してもらうことが大切。到着後、時間が経過すると所有者の取り扱い不備と判断される可能性もあるので注意が必要。

□黒色ポール2本の立上げ時の負荷が大きいので2人作業もしくは、張り網支持を使って実施した方が良い

□黒色ポールの後に赤色ポールをスリーブに通す作業の負荷が大きいため、黒色及び赤色ポールの4本をハトメに刺してから立ち上げた方が楽かもしれない。

□フライボトムの8カ所のコンベンションベルトは緩すぎると作業後半の灰色ポールがハトメから抜けやすくなるため、3分の1程に短めにしておく方が良い。

過去、『ふもとっぱらキャンプ場』と『ほったらかしキャンプ場』で強風で怖い思いをしたことがあるので張り網2本だとやはり心配。強風時は耐風性向上のために別途、黄色ポールと灰色ポールの交差箇所全4カ所にコンプレッションベルト経由で張り網を4本追加してペグダウンすることで耐風性向上に努めたい。


 

■所感

最初の4本のフレームワークが煩雑なこと、雨天時の出入りの際の雨に侵入し易いことが気になるが設営後の幕内からの視界及び半球状のシルエットはカッコイイ。思ったよりサイズ感が大きくなったのでファミキャン以外でも広々ソロキャンや友人とのデュオキャンでも使えそうな幕。

◎メッシュパネルが多く且つ透明度が高いため幕内からの視界が良好
○天窓メッシュにより幕内が明るく且つ開放感あり
○ルーフフライレスのシルエットがカッコイイ!
○外側に加え内側にもスカートがあるため冷気が侵入し難く暖房効率が高そう

×取扱説明書がない
×フレームワークが煩雑(特に最初の4本)

×雨天の際、出入口パネル開閉時に幕内への雨が侵入し易い
×前面及び後面の2面開放なので微風時の風の抜けが悪い
×フライ上方はメッシュにはなるがオープンできないので虫が溜まり易い
×フロアシートの生地が薄く、破れやすそう
×張り網が2本と少ないで強風時の耐風性に懸念が残る

×スカート部の結露が多そう


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