[ノースフェイス/エバベース6] ~初張の儀~

[ノースフェイス/エバベース6]の“初張の儀”を執り行う!

 

■仕様

【Fabric】
<キャノピー>ポリエステルメッシュ<フロア>150D ポリエステルオックス 10,000mmPUコーティング<フライシート>75D ポリエステルタフタ 2,000mmPUコーティング
【Function】
ダブルウォールのアウトフレーム構造/吊り下げ式のインナーテント/4ヵ所の出入り口/ハンギングループ/スノースカート/ダッフル型の収納ケース
原産国 中国
【Size】ONE SIZE
【Weight】約9.55kg(本体約3.27kg、インナー約2.255kg、ポール約3.27kg、ペグ約0.56kg)
【Color】ニュートープグリーン
【備考】
<収納サイズ>25*68*25cm
<ポール本数>5
<収容人数>6名
<フライサイズ>310*310*200(h)cm
<インナーフロアサイズ>280*280cm
<フロア面積>7.65m²
<高さ>200cm
<出入口数>4


 

■初張の儀

収納袋。

フライを広げ、稜線ポールのハトメの位置及びウェビングテープのバックルが止まっていることを確認。

フレームポール4本は最初から折癖が付いている。オレンジポールはオレンジのスリープエンド、グレーポールはグレーのスリープエンドから通す。オレンジポールをスリーブに通す際に1ヵ所引っ掛かったため、ポールを曲げないように丁寧にフライを引っ張りながら作業。

グレーポールの先端をグレーテープのグロメットに差し込む。

オレンジポールの先端をオレンジテープのグロメットに差し込む。

ブラックの稜線ポールを通す前の張りの無い状態。

ブラックポールを後ろ側の稜線部のスリープニットに通し、ブラックテープのグロメットに差し込む。

稜線ポール挿入後の張りのある状態。

クリップを各コーナー3ヵ所計12カ所引っ掛ける。[オガワ/ロッジシェルターⅡ]のライナーシートのフックと比べると少し固めで脱着し難いかも。

 

グレーとオレンジポールがクロスした4カ所に面ファスナーをリングに通し折り返して固定。

 

ボトム8カ所をペグダウンは今回は省略。デフォルトのペグは貧弱なので実践投入の際は[村の鍛冶屋/エリッゼステーク28]を使用。ガイラインを取付けとりあえず1カ所ペグダウンし形を整えて完成(実践投入の際は4ヵ所ペグダウン)!



 

グルっと外観一周。アーチ型フレームのオレンジポールをグレーポールで支持しているアーチ型とドーム型の中間的なフレームワークで寸胴アーチドーム型といったところか!

中々にカッコイイ!

幕内稜線部にはデフォルトのインナーテントを取り付けるフックが3ヵ所あるのでLEDランタンを吊るすことが出来そう。デフォルトのインナーテントはフックを本体リング29カ所に取付ることでセッティングできる。29カ所取付けが面倒だったので今回は省略したが、デッドスペースの少ない広いインナースペースを確保することが出来るかな。


 

ベンチレーターは前後面上部に2つで常時開放仕様で面積が広いので通気性は高そう。石油ストーブをインストールした際に暖房効率は落ちるが一酸化炭素滞留のリスクは低いと考えられる(幕内での火器使用は自己責任下)。



 

ウェビングテープはバックル付なので脱着可能(非検証)。

前後方パネルは両サイド及び中央にファスナーがあり、全面開放の外に半面開放も可能。中央ファスナーを閉じたまま両サイドのファスナーを開放し別途ポールを使ってキャノピーを立ち上げることも可能だが今回は非実施。

四面入口周囲にはエバカーゴ2やエバカーゴ4をドッキングする際のマジックテープが配置されている。

前後面下部のスカートは2分割式でそれぞれハトメあり。スカート巻き上げ機能はない。

側面下部のスカートに一体型で両側にハトメあり。

四隅部にはハトメなし。どうせならここにもハトメを付けて欲しかった。

前後方パネル開放!

側面パネル開放。

[ノースフェイス/エバベース6]のウリの1つである四方四面開放仕様。これによりタープ的な使用、及びクローズシェルター的にも使うことが出来る。只、フライメッシュはないため、メッシュセルターとしては使えない

やはりペグダウンなしで自立するのは実践投入の際のテントレイアウトが容易であることが予想できる。

■カンガルースタイル

今回肝ととなるハイコット仕様の[ヘリノックス/タクティカルコットテントソロインナーメッシュ]をカンガルースタイルで運用できるかの検証。まずは[オレゴニアンキャンパー/グランドシートL200*140cm]の上に、[ヘリノックス/コットワンコンバーチブル]をハイコット仕様で組立て設置。





 

ハイコットに[ヘリノックス/タクティカルコットテントソロインナーメッシュ]を取付け。


 

[ノースフェイス/エバベース6]の前後面は垂直に近いので、上部が広がっている[ヘリノックス/タクティカルコットテントソロインナーメッシュ]も壁際に寄せることが出来る。

ハイコットの下部及びグランドシートの上を荷物スペースにすればリビングを広く使用することが出来る。

ソロインナーメッシュをレイアウトした仕様で四方四面開放!

風の抜けが良いため、ビーチサイドでも流用できそう。

今回は幕内でコット及びソロインナーメッシュを組み立てたが、ポールが幕壁にチョイチョイ干渉するので、天候が良ければ外で作業した方が楽。また、専用フライを使えば単独でテントとしても使用することが出来き、その場合はエバベース6は丸々リビングとして使用することもも可能!



 

■次回検証リスト

近日中に[ノースフェイス/エバカーゴ2]を補完予定。[ノースフェイス/エバカーゴ2]の試張りに併せて[ノースフェイス/エバベース6]の“拡張の儀”を執り行う予定。

-デフォルトインナーテント装着

フライ内側の29カ所のリングを使ってデフォルトのインナーテントの装着!我家では使う機会はないと思うけど。

-エバカーゴ2装着

エバベースのウリの1つ、[ノースフェイス/エバカーゴ2]をドッキングしてのソロ用寝室の拡張!


 

-キャノピー跳ね上げ

前面パネル及び側面パネルのキャノピー跳ね上げ。ポールの最適長の検証。



 

-タープ併用

[GOGlamping /スクエアタープTC350*350]を250cmポール*2+180cmポール*4で並列及びオガワ張り設営。



■所感

HKさんの[ノースフェイス/ランダー4]のソロキャン仕様に影響を受け、衝動的に補完した[ノースフェイス/エバベース6]を実際に試張りしてみたわけだがこれまた好印象♪只、[ノースフェイス/ランダー4]と同じ生地質なことを考えると冬キャンでは結構な結露が発生することが予想される。なので雨予報なしの冬キャンではやはりポリコットン生地の[オガワ/タッソTC]を主幕とし、[ノースフェイス/エバベース6]は暖房機器の必要性の低い3シーズンもしくは雨予報ありの冬キャンとして使っていきたい!

・ポールをスリーブに通して撓らせる行程はあるがスリーブが短いので思ったより負荷は少なかった。只、オレンジポールをスリーブに通す際に2本共1回引っ掛かりを感じポールを曲げないように注意して作業した。
・前後面の幕内壁の角度が直角に近いためハイコット仕様の[ヘリノックス/タクティカルコットテントソロインナーメッシュ]をレイアウトしても広いリビングスペースを設けることが出来きそう。[ヘリノックス/タクティカルコットテントソロインナーメッシュ]は上方が広いためティピー型テントではレイアウトし難かったがやっと出番が来た♪
身長175cmの小生が幕内で直立可能!腰痛持ちには有難い!
ペグダウンなしで自立可能。サイトレイアウトの位置調整が容易!
四方四面開放仕様になるので風の抜けがすこぶる良いためタープ調に使用することが可能!ビーチサイドやデイキャンにも転用可能!
・フライメッシュはないためメッシュシェルターとして使うことは出来ない
ソロのオコモリキャンプに最適と思われるサイズ感
・ベンチレーターが大きく強制開放仕様なので石油ストーブをインストールしても、一酸化炭素は滞留し難いと思われる。その分、暖房効率が悪いかも。尚、幕内での暖房機器の使用は自己責任下で実施。
ガイロープが思ったより細く強風時の耐久性に少し懸念が残る。
ソロキャン用途だと吊り下げ型フルインナーは必要ないのでオプションにして本体価格を安くして欲しかった。


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