これまで幕選びを散々迷走してきたが、その中でもオガワ幕は実質剛健のイメージがあり好んで選択した着た経緯がある。今現在はファミキャン幕として[オガワ/ロッジシェルターⅡ]、ソロキャン幕として[オガワ/タッソTC]を使用している。今回は仕様レビューも踏まえてその2幕を比較してみた。
目次
■過去のオガワ5幕
過去に使用していたオガワ幕は5つ。
【1幕目】⇒[オガワ/アイレ]
【2幕目】⇒[オガワ/ピルツ15TC]
【3幕目】⇒[オガワ/ツインピルツフォークTC]
【4幕目】⇒[オガワ/グロッケ8]
【5幕目】⇒[オガワ/ファシル]
・[オガワ/アイレ]
至る所にメッシュを備えたメッシュフルドーム型テント。3人家族で寝るだけのスペースとしてはオーバースペックだったのと、フライを被せる作業が1人では大変だったこともあり代替。
・[オガワ/ピルツ15TC]
ファミリーの他にソロキャンでも使用。薪ストーブを体験させてくれた優良幕。雨天設営及び雨天撤収時に気を遣うオフホワイトカラーであること、雨天撤収時に途轍もなく重くなることから代替を決意。
・[オガワ/ツインピルツフォークTC]
キャノピーアレンジが豊富でタープレス運用を求めて導入。シルエットが逸脱的にカッコイイと今でも思っている。ファミリー及びソロキャンで使用。雨天設営及び雨天撤収時に気を遣うオフホワイトカラーであること、フルクローズ仕様の際の出入りの際に腰を屈める必要があり腰痛持ちにはきついことから代替を決意。サンドベージュカラーモデルがあれば再購入したい気持ちあり。
・[オガワ/グロッケ8]
ミニマムファミキャンを求めて補完。A型フレームにより幕内空間が広い。五角形ボトムの幕内レイアウトのし難さが先立ってしまい代替を決意。
・[オガワ/ファシル]
ミニマム2ルームテントを求めて補完。雨天設営時にポールをスリーブに通す作業が大変だったのとインナーテントの奥行が短くコットが内包し難かったため代替を決意。サイズ的には3人家族では丁度良いためインナーテントの奥行が+10cm長ければ残存していたかもしれない。インナーテントはコットを使用せずマット使いなら問題ないサイズ。
■現在のオガワ2幕
以下、我家のキャンプスタイルに最適化されたオガワの2幕。
【6幕目】⇒[オガワ/ロッジシェルターⅡ]
【7幕目】⇒[オガワ/タッソTC]
・[オガワ/ロッジシェルターⅡ]
4シーズン用のファミリーキャンプ幕。紆余曲折を経て、最適化された我家のファミキャン幕。幕内空間も3人家族では必要十分。3つの大きな魅力「フレームワークがシンプル」「フライを極力地面に付けないで展開収納可能」「キャノピー&メッシュアレンジが豊富」。1つの難点は「収納サイズが大きくかなり重いこと」。これまで使用してきたファミキャン幕のなかで一番使い勝手が良い逸品幕。
・[オガワ/タッソTC]
4シーズン使用可能なソロ幕。「キャノピーアレンジが豊富化でタープレス運用可能」「キャンプギアを幕内に一元収納可能」「ポリコットン生地で結露が少なく日陰が濃い」。
■仕様比較
所有オガワ2幕の仕様比較。ロッジシェルターⅡは別売5人用インナー、タッソTCは別売ハーフインナーを含めた仕様比較。尚、グランドシートは含まず。こうしてみると用途がファミリーとソロなのでかなり方向性が違う幕というこが良く分かる。
メーカー名 | ogawa | ogawa |
製品名 | ロッジシェルターⅡ | タッソTC (ヘキサスタイル) |
タイプ | 鉄骨 | ティピー |
ボトム形状 | 四角形 | 六角形 |
外寸(cm) | 460*350*210(h) | 370*370*250(h) |
本体収納寸(cm) | 92*36*54(h) ※2分割 | 74*24*24(h) |
全高(cm) | 210 | 250 |
フロア面積(m2) | 16.1 | 8.9 |
体積(m3)※推定値 | 27.0 | 7.4 |
総重量(kg) | 33.6 | 12.6 |
フライ重量 | 9.7 | 6.3 |
ポール重量 | 16.4 | 1.0 |
パッケージ重量 | 26.1 | 10.5 |
インナー重量 | 7.5 | 2.1 |
インナー外寸 | 340*220*205(h) | 360/200*150*200(h) |
フライ生地 | ポリエステル | ポリコットン |
スカート生地 | ポリエステル | ポリエステル |
インナー生地 | ポリコットン | ポリエステル |
フレームポール(本) | 15 | 1 |
その他ポール | 張り出しポール(2)/庇ポール(3) | 0 |
ポール材質 | スチール | アルミ |
ベンチレーター | 2 | 1 |
フライメッシュ | ○ | × |
付属ペグ(本) | 26 | 14 |
付属ガイロープ(本) | 8 | 8 |
スカート | ○ | ○ |
ペグダウンなしで自立 | ○ | × |
ポールをスリーブ に通す作業 |
無 | 無 |
参考価格 | ¥213,400 (幕体159,500+5人用インナー53,900) |
¥75,680 (幕体54,780+ハーフインナー20,900) |
■併用タープ
両幕ともキャノピーアレンジが豊富なのでタープレス運用がし易いが、炎天下や天候不順等でタープを併用したい場合も時折ある。オープンタープの利点は何より風の抜けと視界がい良いこと。難点は設営に手間が掛かることと、ガイロープ含めた設営スペースが必要あこと
・[オガワ/ロッジシェルターⅡ]
①[Soomloom/レクタタープTC300*385]
②[テンマクデザイン/PEPOタープTC]
③[スノーピーク/スクエアエヴォPro.]
④[アイリスオーヤマ/アウトドアサンシェード]
・[オガワ/タッソTC]
①[Soomloom/レクタタープTC250*295]
②[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]
③[スノーピーク/スクエアエヴォPro.]
④[アイリスオーヤマ/アウトドアサンシェード]
■使用感比較
・[オガワ/ロッジシェルターⅡ]
◎フレームワークがシンプル
◎屋根畳が可能(フライを地面広げずに展開収納が可能)
○ペグダウンなしで自立可
○メッシュアレンジが豊富
○キャノピーアレンジが豊富
×ヘビー級の重さ
×結露し易い
×火に弱い
・[オガワ/タッソTC]
◎キャノピーアレンジが超豊富
○フレームワークがシンプル
○オプションのメッシュスクリーンを装着し幕内空間を広げメッシュパネルを追加可能
○ポリコットン生地で結露が少なく火に強い
○ポリコットン生地で日陰が濃い
×ペグダウンなしで自立不可
×メッシュレス
×ポリコットン幕で少し重い
×乾燥必須
ロッジシェルターⅡ | タッソTC | |
幕内空間 | 3人使用でベスト | 1人使用ベスト |
重量 | 激烈に重い | ソロ幕としては少し重め |
キャノピーアレンジ | キャノピーアレンジが可能 | キャノピーアレンジが豊富 |
メッシュアレンジ | メッシュアレンジが豊富 | メッシュパネルレス |
設営 | ポールをスリーブに通す作業が無い | ポールをスリーブに通す作業が無い |
フレーム数 | 多い | 少ない |
自立 | ペグダウンなしで自立 | ペグダウンなしで自立できない |
撤収 | フライを地面に広げず畳むことが出来る | フライを地面に広げず畳むことが出来きない |
結露 | 発生し易い | 発生し難い |
日陰け | 陰が薄い | 影が濃い |
火の粉 | 穴が空き易い | 穴が空き難い |
■まとめ
当面ファミキャンの主幕は[オガワ/ロッジシェルターⅡ]、ソロキャンの主幕は[オガワ/タッソTC]を使っていく予定。ちなみにソロキャン副幕は[ヘリノックス/タクティカルコットテント]。
・ファミキャン主幕⇒[オガワ/ロッジシェルターⅡ]
・ソロキャン主幕⇒[オガワ/タッソTC]
・ソロキャン副幕⇒[ヘリノックス/タクティカルコットテント]
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