[オガワ/ファシル] VS [サバティカル/アルニカ] ~仕様比較編~

個人的に気になっている2ルームテント[オガワ/ファシル] と[サバティカル/アルニカ] に加え、以前所有していた[コールマン/アテナ トンネル2ルームハウス]の仕様と比較してみた。尚、3人家族使用が前提。

【製品名】 【オガワ/ファシル】 【サバティカル/アルニカ】 【コールマン/アテナ トンネル2ルームハウス】
外寸(cm) 495*265*180(h) 620*320*210(h) 678*380*200(h)
インナーフロア(cm) 200*250/180*180(h) 300*220*210(h) 360*240*185(h)
収納時外寸(cm) 72*30*30(h) 81*42*35(h) 78*33*33(h)
重量(kg) 13.6 20.5 20
インナーフロア 台形 長方形 長方形
インナーテント面積(m2) 4 6.6 8.6
生地素材 ポリエステル ポリエステル ポリエステル
キャノピー立上げ 2 8(前後面2、側面6) 0
メッシュ数 4(正面1、後面1、側面3) 8(正面1、後面1、側面6) 8(正面1、後面1、側面6)
ポール数 5(メイン4、サブ1) 6(メイン4、サブ2) 5(メイン4、サブ1)
付属ペグ数 22 ? 26
付属ガイライン数 8 ? 12
カラー サンドベージュ (ベージュ) グレー
参考価格 107,800円 84,480円
(2020年4月発売予定)
 –

仕様比較による各幕の所感がコチラ。

【オガワ/ファシル】
外寸、インナー共に最小。重量も13.6kgと2ルームテントの中ではミニマムクラス。左右対称のシンメトリー構造でポール4本の長さも同じなので設営時に向きを間違えるリスクは少ない。短辺側のメッシュ&オープン仕様となっておりキャノピー立ち上げも可能だが角度があるため開け閉めの際に屈みこむ必要がある。また長辺側の左右のパネルはメッシュ&オープン仕様、中央パネルはメッシュ仕様のみで共にキャノピー立ち上げは出来ない。


 

サバティカル/アルニカ
外寸、インナー共に中間。重量はアテナ トンネル2ルームハウスとほぼ同等。メインポールは4本だが、縦にサブポールを2本通すので設営は少々煩雑となるがその分耐久性は向上している。短辺長辺側のパネルは全てメッシュ&オープン仕様に変更可能でキャノピー立ち上げも出来る。また、長辺側のキャノピーは連結することができるので跳ね上げの際のポールが2本で事足りる

【コールマン/アテナ トンネル2ルームハウス】
外寸、インナー共に最大。狭めの区画サイトでレイアウトに難渋したのも納得。短辺側の入口が垂直なのでキャノピーを立ち上げて日陰スペースを拡張することはっ出来ないが、大きめのひさしがついており雨天の出入時には濡れ難い。長辺側もメッシュ&開放仕様になるがキャノピーー立上げは出来ない。


共にメインフレームはポール4本で設営可能、取り回しが楽なのはミニマム2ルームの[オガワ/ファシル]、幕内スペースに余裕があるのは[サバティカル/アルニカ]といったところ。[サバティカル/アルニカ]の最大のウリは全面オープンスタイル&フルメッシュ仕様になることと長辺側のパネルを連結することにより日陰スペースを拡張することが出来ること(簡易連結なので雨除けにはならない)。

サイズ感の比較イメージはコチラ(縦横比のイメージなので実際の形状は異なる)。

土間スタイルの幕内レイアウトイメージ。アルニカの方が土間スペースに余裕がある。



 

お座敷スタイルの幕内レイアウトイメージ。ファシルの土間スペースは狭いが荷物置きのみのスペースは確保可能、アルニカはお座敷スペースに加え土間スペースも確保できる。


 

インナーテント2個使いの幕内レイアウトイメージ。アルニカは別途2人用のインナーテントを配置しても活動可能な土間スペースを確保することが出来る。


 

アルニカの方が全幅+125cm、奥行+55cm、全高+30cmと一回り大きく、重量も+6.9kgとなる。悩み処なのは価格設定でサイズが大きい[サバティカル/アルニカ]のほうが若干安いこと。とはいってもファシルはスポオソやヒマラヤの20%オフセールを適応すれば86,240円とアルニカの84,480円とほぼ同額となる。ちなみにアルニカはCRVの影響で発売延期で今年5月頃の発売になる模様。

[オガワ/ファシル]
取り回しが良く車載も圧迫しない3人家族で使用できうるミニマムな2ルームテント。夏場は[テンマク/PEPOテント]+[テンマク/PEPOタープ]を出動するので寒い時期に使うことを考えると暖房効率が高いのも魅力。

[サバティカル/アルニカ]
⇒ファシルより一回り大効く重いが、居住性が高く、キャノピーアレンジが豊富なトンネル型2ルームテント。幕内空間が広い分、暖房効率もファシルに比べると悪いことが予想される。

2幕を独断と偏見により各7項目を5段階評価し、オールシーズン使用を前提に物欲指数(P)を算定してみた。現時点では1Pのみアルニカの方が物欲指数が高いが、ファシルは割引大セールがある可能性があり、35%オフ(70,070円)になるとしたら逆転しうる差に留まる。甲乙つけがたい結果となった(>_<)。

[オガワ/ファシル] [サバティカル/アルニカ] [コールマン/アテナトンネル]
①取り回し +++++ +++ ++
②車載 +++++ +++ +++
③居住性 + +++ +++++
④暖房効率 +++++ +++ ++
⑤キャノピーアレンジ ++ +++++ +
⑥開放度 ++++ +++++ +++
⑦価格 +++ ++++ +++
物欲指数(35P満点) 26 26 19

ん…アレ?まてよ…確かトンネル型テントを手放した理由はというと…

・幕体が大きく取り回しが悪いこと
雨天撤収時の作業とアフター乾燥が大変なこと
・暖かい季節はフルオープン仕様でも晴天微風時は前室には暑くていれれないこと⇒テントは寝室、タープはキッチン&リビングスペースと使うのがベター(PEPOテント&PEPOタープ)
・そもそも暖かい季節ではなく、最低気温10℃未満の寒い季節の強風時に幕内におこもりするのに2ルームテントが欲しいこと

そうだった寒い季節限定で2ルームテントを検討していることを失念していた。寒い季節限定で物欲指数を再算定すると⑤⑥を抜くと、ファシルの方が優勢に転じる。

[オガワ/ファシル] [サバティカル/アルニカ] [コールマン/アテナトンネル]
①取り回し +++++ +++ ++
②車載 +++++ +++ +++
③居住性 ++ +++ +++++
④暖房効率 +++++ +++ ++
⑤キャノピーアレンジ ++ +++++ +
⑥開放度 ++++ +++++ +++
⑦価格 +++ ++++ +++
物欲指数(25P満点) 20 16 19


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