自立式タープを考える2025 ~センターロック式編~

日差しの強い季節が到来!キャンプは勿論、ビーチサイドやテニスコートサイドで時短展開できる自立式タープを『時短設営』『センターロック式』をキーワードに解剖検討していく。

■自立式タープの種類

時短展開を第一義とするとパーツが1もしくは2コンパートメント(フレームとテンマク)となっているワンタッチタイプ且つロック行程がシンプルなセンターロック式が第一候補となる。センターロック式は大きい傘のような構造をした自立式タープでタープセンター1カ所を下から押し上げることで時短展開が可能となる。一昔に比べ、センターロック式自立式タープのラインナップが増えてきている傾向あり。組立式に比べて収納時のサイズが大きく重量も重く、耐風性もやや弱い傾向が伺える。

【形状】四角形 or 八角形
【行程】ワンタッチタイプ or 組立タイプ
【ロック方式】センターロック式 or コーナーロック式
【フレーム素材】アルミ or スチール
【生地素材】ポリエステル or ポリコットン
【ベンチレーション】あり or なし
【オプション】サイドウォール/ウェイト/フルメッシュ

※私見多々含む

■センターロック式自立式タープのラインナップ

センターロック式自立式タープ17製品の仕様比較がコチラ。並びはボトム全幅順。

[メーカー名/製品名] 外寸(cm) 収納寸(cm) 重量
(kg)
耐水圧
(mm)
VL SW 参考
価格
①[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03通常版2×2] 200*200*237(h) 114*22*22(h) 12 2,000 ¥11,000
②[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03強化版2×2] 200*200*237(h) 114*22*22(h) 14 2,000 ¥13,500
③[Coleman/インスタントバイザーシェードIII 250 DR] 250*250*250(h) 113*19*19(h) 12 3,000 × ¥14,960
④[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03通常版2.5×2.5] 250*250*245(h) 114*22*22(h) 13.5 2,000 ¥12,600
⑤[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03強化版2.5×2.5] 250*250*245(h) 114*22*22(h) 15.5 2,000 ¥15,400
⑥[MOONLENCE/ワンタッチタープ2.5m] 250*250*250(h) 113*20*20(h) 12.2 ¥14,000
⑦[Coleman/インスタントバイザーシェードIII M] 270*270*254(h) 113*19*19(h) 12 800 × ¥14,960
⑧[Coleman/インスタントバイザーシェードIII M DR] 270*270*254(h) 113*19*19(h) 13 3,000 × ¥17,380
⑨[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03通常版3×3] 300*300*256(h) 114*22*22(h) 15 2,000 ¥12,900
⑩[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03強化版3×3] 300*300*256(h) 114*22*22(h) 17 2,000 ¥14,600
⑪[ApeexCanopy/ワンタッチタープテント ] 300*300*256(h) 120*22*22(h) 12 2,200 ¥12,980
⑫[SOLO UP/ワンアクション タープ3m] 300*300*265(h) 119*21*21(h) 10.2 800 × ¥14,980
⑬[Coleman/インスタントバイザーシェードIII L] 300*300*260(h) 113*19*19(h) 13 800 × ¥18,480
⑭[Coleman/インスタントバイザーシェードIII L DR] 300*300*260(h) 113*19*19(h) 13.5 3,000 × ¥19,580
⑮[SOLO UP/ワンアクション タープ2mオクタ] 317*293*255(h) 117*23*22(h) 14.7 800 × ¥14,680
⑯[MOONLENCE/ワンタッチタープ2mオクタ] 325*300*255(h) 89*26*26(h) 15.5 × ¥16,999
⑰[DOD/キノコタープ2mオクタ] 325*300*254(h) 123*23*23(h) 15 1,500 × ¥16,500

※VL(ベンチレーション)/SW(サイドウォール)
※※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

自立式タープのボトムスペースはキャンプ3~4人で使うなら300*300、ビーチ使用なら250*250cmは最低でも欲しいところである。

■条件別比較

メーカー別、項目別による製品比較。

≫Coleman

アウトドアメーカーの雄“Coleman”のセンターロック式の自立式タープ7製品の仕様比較コチラ。我家でキャンプ&ビーチで使用するとしたらこの中なら[Coleman/インスタントバイザーシェードIII L]かな。

[メーカー名/製品名] 外寸(cm) 収納寸(cm) 重量(kg) 耐水圧(mm) VL SW 価格
①[Coleman/インスタントバイザーシェードIII 250 DR] 250*250*250(h) 113*19*19(h) 12 3,000 × ¥14,960
②[Coleman/インスタントバイザーシェードIII M] 270*270*254(h) 113*19*19(h) 12 800 × ¥14,960
③[Coleman/インスタントバイザーシェードIII M DR] 270*270*254(h) 113*19*19(h) 13 3,000 × ¥17,380
④[Coleman/パーティーシェード300+] 300*300*230(h) 88*23*23(h) 12 3,000 ¥29,500
⑤[Coleman/パーティーシェード300] 300*300*230(h) 88*23*23(h) 11.5 1,000 ¥22,000
⑥[Coleman/インスタントバイザーシェードIII L] 300*300*260(h) 113*19*19(h) 13 800 × ¥18,480
⑦[Coleman/インスタントバイザーシェードIII L DR] 300*300*260(h) 113*19*19(h) 13.5 3,000 × ¥19,580

※※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

 

≫FIELDOOR

製品バリエーションが豊富な“FIELDOOR”のセンターロック式の自立式タープ7製品仕様比較コチラ。以前、同社の3×3のアルミフレームの自立式タープの使用経験があるが、フレームが軟過ぎて使い物にならなかった苦い経験があり、耐風性、耐久性を考えると屋根フレーム強化のスチールフレーム版[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03強化版3×3]が良いかな。

[メーカー名/製品名] 外寸(cm) 収納寸(cm) 重量(kg) 耐水圧(mm) VL SW 価格
①[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03通常版2×2] 200*200*237(h) 114*22*22(h) 12 2,000 ¥11,000
②[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03強化版2×2] 200*200*237(h) 114*22*22(h) 14 2,000 ¥13,500
③[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03通常版2.5×2.5] 250*250*245(h) 114*22*22(h) 13.5 2,000 ¥12,600
④[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03強化版2.5×2.5] 250*250*245(h) 114*22*22(h) 15.5 2,000 ¥15,400
⑤[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03通常版3×3] 300*300*256(h) 114*22*22(h) 15 2,000 ¥12,900
⑥[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03強化版3×3] 300*300*256(h) 114*22*22(h) 17 2,000 ¥14,600

※※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

≫オクタ(八角形)

自立式タープの最新のトレンドと言える「センターロック」「オクタゴン天幕シート」の3製品。八角形の骨組みで重量増となるがその分耐風性に優れる自立式タープと考えられる。ビーチ兼用を鑑みると遮光性の高い[SOLO UP/ワンアクション タープ2mオクタ]も魅力。収納時のサイズが90cm未満で車載スペースを圧迫しない[MOONLENCE/ワンタッチタープ2mオクタ]も捨てがたい。

[メーカー名/製品名] 外寸(cm) 収納寸(cm) 重量(kg) 耐水圧(mm) VL SW 価格
①[SOLO UP/ワンアクション タープ2mオクタ] 317*293*255(h) 117*23*22(h) 14.7 800 × ¥14,680
②[MOONLENCE/ワンタッチタープ2mオクタ] 325*300*255(h) 89*26*26(h) 15.5 × ¥16,999
③[DOD/キノコタープ2mオクタ] 325*300*254(h) 123*23*23(h) 15 1,500 × ¥16,500

※※正確な仕様は各製品HPを参照のこと



 

≫4幕仕様比較

使用履歴のある組立式スクエア構造の[鎌倉天幕/キャンプカスタム 260TC]と組立式アーチ構造の[FUTUREFOX/FOX-TARP]とボトムサイズ300×300のセンターロック式ワンタッチ自立式タープ2幕の仕様比較。

[メーカー名/製品名] 外寸(cm) 収納寸(cm) 重量(kg) 耐水圧(mm) VL SW 価格
①[鎌倉天幕/キャンプカスタム 260TC]※組立式 260*260*240(h) 98*20*20(h) 13.1 × ¥32,100
②[FUTUREFOX/FOX-TARP]※組立式 300*300*230(h) 90*30*28(h) 11.5 2,000 ¥19,800
③[FIELDOOR/ワンタッチタープテントG03強化版3×3] 300*300*256(h) 114*22*22(h) 17 2,000 ¥14,600
④[SOLO UP/ワンアクション タープ3m] 300*300*265(h) 119*21*21(h) 10.2 800 × ¥14,980

※※正確な仕様は各製品HPを参照のこと



 

■所感

時短展開、耐風性、遮光性の3面から考えると最も気になるのはオクタゴン天幕の[SOLO UP/ワンアクション タープ2mオクタ]と[MOONLENCE/ワンタッチタープ2mオクタ]。脚部間の長さが2mなのでビーチでも使用し易い。[Ogawa/ロッジシェルターⅡ]との併用を考えるとオクタゴン天幕と脚部間2mは少しレイアウトし難いかもしれない。




 

[Ogawa/ロッジシェルターⅡ]との併用を優先するならスクエアテンマクの[SOLO UP/ワンアクション タープ3m]かな。


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