[Ogawa/ロッジシェルターUL] ~タープ併用イメージ編~

“Ogawa”の2025年新作テント[Ogawa/ロッジシェルターUL]とタープ併用に付いて同展開サイズの[Ogawa/ロッジシェルターⅡ]によるタープ併用実例を踏まえながら色々考察してみる。

 

■仕様

[Ogawa/ロッジシェルターUL]のULとは「Ultra Light」の頭文字で軽量モデルの意味。総重量26.1kgの[Ogawa/ロッジシェルターⅡ]に比べ7.1kgも軽い19kgとなっている。色はソレストと同じ濃色系カラーの“カーキ”だと思うがカタログ写真を見る限りロッジシェルターULの方が薄くグリーン調。

※画像はOgawaHPより引用

 

【メーカー名】Ogawa
【製品名】ロッジシェルターUL
【展開サイズ】460*350*210(h)cm
【収納サイズ】92*52*36(h)
【重量】
総重量:19kg
フライ重量:7.6kg
ポール重量:11.7kg
ライナーシート重量:0.7kg
付属品重量:未公表
【素材】
フライ(本体):ポリエステルリップストップ75d(耐水圧1,800mm/難燃加工)
ライナーシート:ポリエステル68d
ポール(脚部):スチール(φ22mm)
ポール(屋根部):アルミ合金(φ22mm)
【カラー】カーキxブラック
【付属品】張り網/収納袋
【税込価格】169,400円

【実例】

展開サイズが同じ[Ogawa/ロッジシェルターⅡ]とタープ併用実例を振り返る。

■短辺側拡張(庇ポール直結張り)

時短展開が可能且つ雨に濡れない動線も確保できる庇ポール直結連結式。難点は耐風性が弱いことと、雨天時の活動スペースが狭いこと。

≫[Ogawa/システムタープペンタ]

外寸300*300cm。ロッジシェルターULの庇ポール経由で連結する最も時短展開が可能な拡張式。4×4サイズはブラックカラー版は購入可能だが3×3の在庫はない。[Ogawa/ロッジシェルターUL]と同生地同カラー版の発売を望む。



≫[スノーピーク/ポンタシールド]

外寸235*200cm。短辺側長200cmのタープを庇ポールに直結。写真はメインタプポール200cm*1+サブタープポール170cm*2を使用しているがメインタープポールを210cmにすれば庇を延長した形になって良いかも。

■短辺側拡張(オガワ張り)

テント⇔タープ間で雨に濡れない動線を確保することが出来る。別途セッティングテープを用意する必要があるが長さを調節することにより設営スペース及びタープ下スペースを調節する子が出来る。難点は展開撤収にやや時間が掛かるのとテント後方にもスペースが必要なこと。また、タープはテントと直結してないためテントを先行して撤収することが出来るため雨天撤収の際に便利。

≫[Ogawa/システムタープレクタ]

外寸350*295cm。[Ogawa/システムタープレクタ350*295cm]をオガワ張りにて短辺側に拡張。ルーフ全長が295cmと短いため雨天時の有効スペースは狭い。

  


 

≫[DDハンモック/DDタープ3.5×3.5]

外寸350*350cm。[DDハンモック/DDタープ3.5×3.5]をオガワ張りにて短辺側に拡張。ルーフ全長が350cmで設営スペースと雨天時の有効スペースのバランスが良い。



 

■長辺側拡張(直結張り)

ロッジシェルターⅡの長辺側のパネル結束ループにタープルーフ辺を直結。長辺側に日除けスペースを比較的簡単に拡張することが出来る。難点は雨に濡れない動線が確保できないことと、タープ側にテンションを掛け過ぎるとロッジシェルターⅡが歪んでファスナー開閉がし難くなること。

≫[Ogawa/システムタープレクタ]

[Ogawa/システムタープレクタ]を長辺側に拡張。タープルーフ長が295cmと短いため雨天時の有効スペースは狭い。」

 

 

≫[DDハンモック/DDタープ3.5×3.5]

[DDハンモック/DDタープ3.5×3.5]を長辺側に拡張。タープルーフ長が350cmと長いため雨天時の有効スペースと設置面積のバランスが良い。


 

≫[Ogawa/フィールドタープレクタTC]

[Ogawa/フィールドタープレクタTC]を長辺側に拡張。ポリコットン生地でルーフ全長も420cmと長いので炎天下時でも良質で広い日陰スペースを提供してくれる。

 

 

【イメージ例】

同メーカーで同系テントに2024年新製品の[Ogawa/ソレスト]のみ。また、現時点で同系カラーのOgawaタープは2025年新製品の大型オクタタープ[Ogawa/オクタゴンシェーディングタープ]がある。今後、同系カラーのタープは順次発売されるとは思うがの300×300のペンタタープから350*350もしくは350*295cmのレクタタープを発売して欲しいところ。カタログカラーを見る限りグリーン系カーキの汎用タープと併せるのが良いかな。只、汎用タープだとカーキの色味幅が広く実際に併せてみるまで分からないのが悩みどころ。

※画像はOgawaHPより引用

■短辺側拡張(庇ポール直結張り)

短辺側直結張りの特徴はコチラ。

◎時短展開が可能
○テント⇔タープ間で雨に濡れない動線を確保することが出来る
○テント後方のスペースが必要ない
×テントを先行して撤収出来ない
×耐風性が弱い

※あくまで私見

≫[LUHANA/テントシート210*240]

外寸210*240cm。短辺側長が210cmであれば恐らくロッジシェルターULの庇ポールに直結可能と思われる。耐風性は担保出来ないが、強風予想でなければ時短展開出来て良いかも知れない。


■短辺側拡張(オガワ張り)

短辺側オガワ張りの特徴はコチラ。

◎テント⇔タープ間で雨に濡れない動線を確保することが出来る
○耐風性は普通
○テントを先行して撤収可能
×セッティングテープを別途用意する必要あり
×設営行程が多く時短設営が出来ない
×テント後方のスペースが必要

※あくまで私見

≫[DDハンモック/DDタープ XL]

外寸300*450cm。写真を見る限りDDタープシリーズでいうと色味的に“フォレストグレーン”が近い気もするが、[DDハンモック/DDタープ XL 300*450cm]にはグリーンが近い“オリーブグリーン”しか選べない。



 

≫[Ogawa/オクタゴンシェーディングタープ]

外寸500*500cm。[Ogawa/オクタゴンシェーディングタープ]のカーキxブラックカラーは[Ogawa/ロッジシェルターUL]と同系色なので色味のマッチングはバッチリのはず。只、稜線長500cm*ルーフ全長500cmのかなり大きく取り回しが悪いのとオクタゴン形状のためポールと張り網の数もレクタタープに比べ多く時短設営は難しい。また逆にタープ稜線長が500cmと長いためセッティングテープは250cm程と短くて済むのは良い。まあ、張り網が増えることで耐風性は高くなるのと、[Ogawa/ロッジシェル他UL]の前室を覆うことが出来るため遮光性を高めることにもなるので、2泊3日且つ設営スペースが確保できれば雨天炎天時には快適な空間を演出してくれそうではある。

[Ogawa/オクタゴンシェーディングタープ]はサイズが大きいため過保護張りも可能。

※画像はOgawaHPより引用

■長辺側拡張(直結張り)

長辺側直結張りの特徴がコチラ。

◎広いタープスペースの割に設営スペースがミニマム
○テントの後方にスペースが必要ない
○やや時短設営が可能
×テンションに留意しないとテントが歪みファスナーが開かなくなる
×耐風性が弱い
×テントを先行して撤収できない

※あくまで私見

≫[GOGlamping/HENGEN+スクエアタープ TC]

外寸350*350cm。タープ稜線長が350cmだとロッジシェルターULの長辺側に連結拡張が可能。ポリコットン生地採用で遮光性が高く、19ヶ所のハトメループによりアレンジパターンも豊富。


 

≫[VASTLAND/TCレクタタープ]

外寸360*360cm。稜線長360cmだと少し緩いかもしれないが長辺側に連結可能と思われる。ポリコットン生じで炎天時でも濃い影を作っている。



 

≫[Ogawa/オクタゴンシェーディングタープ]

外寸500*500cm。[Ogawa/オクタゴンシェーディングタープ]は355cm間長のルーフ点があるため、ロッジシェルターULのパネル結束ループに直結できる可能性がある。勿論やってみないと分からないけど。

■短辺&長辺側拡張(スクリーン型タープ

自立式スクリーンタープ特徴はコチラ。

◎自立型なのでレイアウトがし易い
○別売のサイドスクリーンを併用することで日陰スペースを調節し易い
○テントの後方のスペースが必要ない
○テントを先行して撤収可能
○やや時短設営が可能
○高さ調節が可能
○張り網が少ないのでサイトがスッキリする
×テント⇔タープ間の雨に濡れない動線を確保できない
×収納時のサイズが大きい
×重い
×耐風性がやや弱い

※あくまで私見

≫[TheNorthFace/エバベース6]

展開サイズ310*310*200(h)cm/収納サイズ68*25*25(h)cm/総重量9.55kg/フライ重量3.27kg/ポール重量3.27kg/フライ+ポール重量6.56kg。4本のフレープポールと1本のリッジポールで設営する四方四面がオープン仕様になるドーム型テント。



 

≫[FUTUREFOX/FOX-TARP]

展開サイズ300*300*230&180(h)cm/収納サイズ90*30*28(h)cm/重量11.5kg。色味が[Ogawa/ロッジシェルターUL]に近いと思われる自室式スクリーンタープ。テント⇔タープ間の雨に濡れない動線は確保できないが、自立式なので短長辺側どちらにもレイアウトし易い。また、テントを先行して撤収することが出来るのも便利。難点はパーツが多く収納時のサイズが大きく重いこと。短辺側に[FUTUREFOX/FOX-TARP]をレイアウト。

長辺側後方に[FUTUREFOX/FOX-TARP]をレイアウト。ロッジシェルターULと[FUTUREFOX/FOX-TARP]の幕外動線上に焚火やBBQ台を設置すれば使い易いかも。

長辺側前方に[FUTUREFOX/FOX-TARP]をレイアウト。ロッジシェルターⅡの長辺側パネルを[FUTUREFOX/FOX-TARP]に引っ掛ければ小雨なら雨に濡れない動線を確保することが出来るかもしれない。


 

■まとめ

[Ogawa/ロッジシェルターUL]の併用タープで雨天炎天時の汎用性が最も高いのは[DDハンモック/DDタープ XL 300*450cm]のオガワ張り。長辺短辺両方に拡張したいなら[DDハンモック/DDタープ3.5×3.5]。色味を合わせたいならサイズが許容できれば[Ogawa/オクタゴンシェーディングタープ]かな。

※画像はOgawaHPより引用

≫短辺側拡張⇒時短展開が可能な直結張りなら
タープ下のスペースは狭く耐風性もないが、とにかく時短設営が可能。1泊2日のキャンプや一時小雨予報迄なら時短展開&撤収が出来て良い。

≫[LUHANA/テントシート210*240cm]



≫短辺側拡張⇒雨に濡れない動線を確保できるオガワ張りなら
テント⇔タープ間に雨に濡れない動線を確保することでき、テント前室とタープを一繋ぎのリビングスペースとして使え、数あるタープ連結式の中で最も汎用性が高いと思われる。難点はテント後方にポールと張り網のスペースが必要なこと、セッティングテープを用意することそして設営行程が多く時短展開が出来ないこと。2泊3日や雨予報のキャンプで且つ設営スペースが確保できるときに選択したい連結式。

・[DDハンモック/DDタープ XL 300*450cm]
・[Ogawa/オクタゴンシェーディングタープ]


 

≫長辺側拡張⇒長辺側に日除けスペースを拡張するなら
ロッジシェルターULの長辺側のパネル結束ループにタープルーフ辺を接続することで設営スペースをミニマム化することが出来るのが利点。雨に濡れない動線は確保することができないため晴天時に選択したい連結式。また、設営の際にタープ側に張り網にテンションを掛け過ぎるとテントが歪みファスナー開閉がし難くなるため、サブポールを追加してテント側にテンションを掛ける等の微調整が必要。また耐風性も強くないので強風時の使用は控えた方が良い。

・[DDハンモック/DDタープ3.5×3.5]
・[VASTLAND/TCレクタタープ360*360cm]

 



 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

[AMITSUNTOP/IGT卓上コンロ] ~開封の儀~

冬キャンプスタイル2018 ~出動ギア編~

いぶし銀のオガワ幕 ~2018年冬編~

キャンプを振り返る2020 ~標高と距離編~

Year2022-15th-CAMP#87@大洗サンビーチキャンプ場 ~1st ...

ウォータージャグを考える2018 ~ステンレス製編~