ドーム型テント[ネイチャーハイク/Dune10.9]の初期不良チェックを兼ねた“初張りの儀”を執り行う!
■初張の儀
≫アウターテント
パッケージと内容物。
≫実測重量
・パッケージ:11.77kg
・外袋:0.26kg
・フライシート:5.48kg
・インナーテント:2.33kg
・ポール*3+収納小袋:3.48kg(ブラックポール1.3kg*2本、グレーポール0.91kg)
・ペグ*16+張り網*4+収納小袋:0.38kg
※個別重量計は11.93kg(パッケージ実測重量誤差0.16kg)
フライを[オレゴニアンキャンパー/グランドシートL・M・S]の上に広げる。
煙突穴が短辺側から見て右側にあれば正方向、左側にあれば逆方向となる。もしくはメーカーロゴが付いている方が後方寝室側となる。ペグダウンなしで自立するが、立ち上げた後に向きを変えるのは大変なので、この時に向きを確認しておくのが良い。
ポール構成は3本と少ない。ブラックポール2本の長さはそれぞれ約7.1m、グレー&ブラックポールの長さは約5.4m。ポールは最初から折癖が付いている。
ブラックフレーム2本は縁がブラックのスリーブへ、シルバーフレーム1本は縁がシルバーのスリーブに通す。
フレームポール*3本をスリーブに通した状態。
ブラックフレーム*1本を各端のハトメにセット。
もう片方のブラックフレーム*1本を一端のハトメにセット、スリーブを手前側に引き寄せながらもう一端のハトメをセット。
グレーフレーム*1をハトメにセット。2個目のハトメに刺すのに結構な力がいる(>_<)。
フライのフックをポールに引っ掛ける。フックは四隅4辺*4個+中央2辺*3個の22か所で取付時の負荷は特に感じなかった。本来はボトム8ヵ所をペグダウンするのだが、今回は試張りのため四隅のみペグダウン。
張り網はY字タイプで初めからテントに装着済。計6カ所をペグダウン。ボトム8ヵ所及び張り網6カ所の計14カ所をペグダウンすることにより3本のクロスフレーム構造と併せて耐風性はそれなりに高いと思われる。
自在金具はネイチャーハイクのロゴ付きで何気にカッコイイ!
煙突穴は自分で開けるのではなくデフォルトで空いている。地面から煙突穴までの高さは約180cm。薪ストーブは所有していないため小生には特に必要のない装備。
幕内からみた煙突穴。ここからポールを出してタープ連結も出来そう。クリアファイルをマグネットで使って固定すればミニ天窓にもなる。
残念ながらスカートにはハトメが付いていない。強風時にスカートがバタつくようなら自分でハトメ加工しても良いかも。
3本のフレームが交差するフライ幕内側にランタンフックが1つある。
2ヵ所のベンチレーターは幕内から開閉可能のためフライを広げた際にウッカリベンチレーターを開け忘れても大丈夫!
≫フルクローズ仕様
就寝時や天候不順時のオコモリスタイル時のベースとなるフルクローズ仕様。別途注文している別売のTPUドアが到着したら前面パネルに装着し、雨天もしくは極寒時に幕内から外の景色が見れるようにしたい。
≫四方6面メッシュ仕様
長辺側パネル各2面計4面、短辺側パネル2面の総計四方6面がメッシュ仕様になる。メッシュ仕様はオープン仕様に比べ風の抜けが良くないため、やや寒い時期だとそれなりに暖を取れることが出来る。また、幕内からの眺望が良く開放感が高い。
≫四方4面オープン仕様
長辺側パネル2面、短辺側パネル2面総計四方4面がオープン仕様になるため風の抜けはかなり良いと言える。長辺寝室側パネルはメッシュもしくはクローズ仕様のみ選択可能。
≫吊り下げ型インナーテント
[オレゴニアンキャンパー/グランドシートL]の上に、メーカーロゴが右前に来るように付属の吊り下げ型インナーテントを広げ四隅をバックルで留める。
インナーテント前面パネルの頂上部は赤色のロープ部をバックル留め、それ以外はゴムトグルとなっておりリングに引っ掛ける。インナー上面パネルは常時メッシュ仕様。
インナーテント装着完了!インナーテント全高は約180cm。
外から見るとこんな感じ。
前後面はクローズ&メッシュ&オープン仕様、両側面はクローズ&メッシュ仕様、上面は残念ながら常時メッシュ仕様でクローズ仕様に出来ない。アウター&インナーテント両方をメッシュ仕様にすればインナーテント内からの視界も良好。
前後面両側面はシルバーコーティング処理が施され遮光性が高いが上面にはシルバーコーティング処理は無し。遮光性を求める場合は別売のトップルーフで対応してくれということなのかな?
≫拡張式キャノピー
短辺側入口のキャノピーを1段階目を180cmポール*2を使って立上げ。ポール間の長さは約240cmなので100インチ(221*125cm)の布スクリーンが装着できるかな。
キャノピーは2重になっており、ファスナーを開くことで2段階に拡張することが出来る。タープ下スペースはデュオで使用できる程広く、シルバーコーティング処理が施されているため遮光性にも期待が持てる。今回は曇り空で検証できなかったけど。
2段階目のキャノピーを垂直に近い形でペグダウンすればプロジェクタスクリーンとして使用できるみたい。ホワイトではなくシルバーなのでどの程度、色の再現性があるのかは次回のキャンプの際に実際にモバイルプロジェクター[Anker/Nebula Capsule Ⅲ Laser]を映写して試してる予定。
2段階目のキャノピーを140cmポール*2を使って立上げ。ポール間の長さは約160cmなので72インチ(159*90cm)の布スクリーンもしくは60インチ(133*75cm)の布スクリーンが装着できる。
■所感
初見における初期不良は無く、フレームワークも想定通りで単独設営で特に負荷に思うところは無かった。特に2段階拡張式キャノピーはタープ下のスペースも広く、雨に濡れない動線も確保できるため感動!TPUドア、TOPカバー、フットプリントは別ルートで注文済。届き次第装着検証を実施する予定。特にTPUドアは初めての装備で楽しみである。
◎6面フルメッシュ仕様が可能
◎4面フルオープン仕様が可能
◎2段階拡張式キャノピーで別途タープを張る必要がない
○フライ重量が約5.5kgで取り回しは悪くない
○フレーム3本構成でフレームワークはシンプルで簡単(シルバーポールをハトメに入れるときはやや硬い)
○前後面及び両側面パネルにシルバーコーティング処理が施され遮光性が高い
○インナーテントの前後面パネルはメッシュ&オープン仕様、側面パネルはメッシュ仕様を選択可能
○2ヵ所の上部ベンチレーターが幕内から開閉可能
○ファスナー開閉がスムーズ
×インナーテントの上部パネルは常時メッシュ仕様で厳冬期インナー内の暖気が逃げやすい
×スカートにハトメが無く、強風時にバタつきそう
最近のコメント