2023年7月に[ソニー/ミラーレスカメラ α6700]が発売された。早速、所有のα6000との比較を中心に解剖検討の儀を執り行う!
■仕様
以下、製品ホームページから印象したスペック詳細。本体重量も500gを切りコンパクトさも健在!そしてやっと搭載されたType-C充電。細かい設定なしでネイチャーフォトモード、スポーツモードを選ぶだけで撮影できるのも偶にしかデジイチを出動しない小生には有難い機能。
【一般仕様】 | |
型式 | レンズ交換式デジタルカメラ |
レンズマウント | Eマウント |
【撮像部】 | |
撮像素子 | APS-Cサイズ (23.3*15.5 mm)、Exmor R CMOSセンサー |
カメラ有効画素数 | 静止画時: 最大約2600万画素、動画時: 最大約1990万画素 |
総画素数 | 約2700万画素 |
光学ローパスフィルター | – |
ホワイトバランス色温度設定範囲 | 2500 K – 9900 K |
アンチダスト機能 | ● |
【静止画記録】 | |
画像ファイル形式 | JPEG (DCF Ver.2.0、Exif Ver.2.32、MPF Baseline準拠)、HEIF (MPEG-A MIAF準拠)、RAW (ソニーARW 4.0フォーマット準拠) |
記録画素数 [3:2] | APS-C時 Lサイズ: 6192 x 4128 (26 M)、Mサイズ: 4384 x 2920 (13 M)、Sサイズ: 3104 x 2064 (6.4 M) |
画質モード | RAW、JPEG、HEIF (4:2:0 / 4:2:2)、RAW+JPEG、RAW+HEIF |
14bit RAW 出力 | ● |
【動画記録方式】 | |
圧縮形式 | XAVC S: MPEG-4 AVC/H.264、XAVC HS: MPEG-H HEVC/H.265 |
音声記録方式 | LPCM 2ch (48 kHz 16 bit)、LPCM 2ch (48 kHz 24 bit) *1、LPCM 4ch (48 kHz 24 bit) *1 |
【フォーカス】 | |
検出方式 | ファストハイブリッドAF (位相差検出方式 / コントラスト検出方式) |
測距点数 | 静止画時: 最大759点 (位相差検出方式)、動画時: 最大495点 (位相差検出方式) |
検出輝度範囲 | EV-3 – EV20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
認識対象 (静止画時) | 人、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機 |
認識対象 (動画時) | 人、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機 |
その他の機能 | AF被写体追従感度 (静止画)、AF乗り移り感度 (動画)、AFトランジション速度 (動画)、縦横フォーカスエリア切替、フォーカスエリア登録機能、フォーカス位置の循環、フォーカスマップ (動画)、AFアシスト (動画) |
AF補助光 | 可視光LEDによる補助光 |
【露出制御】 | |
測光方式 | 1200分割ライブビュー分析測光 |
測光範囲 | EV-3 – EV20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
露出補正 | ±5.0 EV (1/3 EV、1/2 EV ステップ選択可能) |
ISO感度(推奨露光指数) | 静止画撮影時: ISO 100 – 32000 (拡張: 下限ISO 50、上限ISO 102400)、AUTO (ISO 100 – 6400、上限/下限設定可能)、動画撮影時: ISO 100 – 32000相当、AUTO (ISO 100 – 6400相当、上限/下限設定可能) |
【ファインダー】 | |
形式 | 1.0 cm (0.39型)電子式ビューファインダー (XGA OLED) |
総ドット数 | 2 359 296 ドット |
倍率 | 約1.07倍 (35 mm判換算: 約0.70倍)、50 mmレンズ、無限遠、視度-1 m-1時 |
視度調整機能 | -4.0 – +3.0 m-1 |
アイポイント | 最終光学面から約22 mm、接眼枠から約19.4 mm (視度-1 m-1時) (CIPA規格準拠) |
ファインダーフレームレート選択 | STD 60fps / HI 120fps |
【液晶モニター】 | |
形式 | 7.5 cm (3.0型) TFT駆動 |
タッチパネル | ● |
ドット数 | 1 036 800 ドット |
角度調整機能 | オープン角: 約176 °、チルト角: 約270 ° |
【シャッター】 | |
シャッター方式 | メカシャッター / 電子シャッター |
シャッター速度範囲 | 静止画撮影時 (メカシャッター): 1/4000-30 秒、バルブ、静止画撮影時 (電子シャッター): 1/8000-30 秒、動画撮影時: 1/8000-1 秒 |
フラッシュ同調速度 *2 | 1/160 秒 |
電子先幕シャッター | ● (入/切) |
【手ブレ補正機能】 | |
方式 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による) |
補正効果 (静止画時) | 5.0段 (CIPA規格準拠、ピッチ/ヨー方向、FE 50mm F1.2 GM装着時、長秒時ノイズリダクションオフ時) |
モード | 静止画: 入 / 切、動画: アクティブ / スタンダード / 切 |
【ドライブ】 | |
ピクセルシフトマルチ撮影 | – |
連続撮影速度 *3 | Hi+: 最高約11コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 *3 | JPEG Lサイズ エクストラファイン: 143枚、JPEG Lサイズ ファイン: 1000枚以上、JPEG Lサイズ スタンダード: 1000枚以上、RAW: 59枚、RAW+JPEG: 44枚、RAW (ロスレス圧縮): 23枚、RAW (ロスレス圧縮)+JPEG: 18枚 |
【電源】 | |
使用電池 | リチャージャブルバッテリーパック NP-FZ100 |
静止画撮影可能枚数 | ファインダー使用時: 約550枚、液晶モニター使用時: 約570枚 (CIPA規格準拠) |
実動画撮影時 | ファインダー使用時: 約95分、液晶モニター使用時: 約100分 (CIPA規格準拠) |
連続動画撮影時 | ファインダー使用時: 約190分、液晶モニター使用時: 約185分 (CIPA規格準拠) |
本体内充電 | ● (USB Type-C端子で可。USB PowerDelivery対応) |
USB給電 | ● (USB Type-C端子で可。USB PowerDelivery対応) |
【質量】 | |
質量(g)(バッテリーとメモリカードを含む) | 約493 g |
質量(g)(本体のみ) | 約409 g |
【外形・寸法】 | |
外形寸法 (幅*高さ*奥行) | 約122.0*69.0*75.1 mm、約122.0*69.0*63.6 mm (グリップからモニターまで) |
※正確な値は各製品ホームページを参照のこと
■4製品仕様比較
フルサイズ機種α7CⅡ、前機種α6600、所有機種α6000の仕様比較はコチラ。
≫基本仕様&静止画
ボディ総重量が493gと500gを切りながら、中々魅力的なスペックに仕上がっている。撮影枚数が前機種α6600より少ないのが少し残念。予算が許すのであればコンパクトな機体でありながらフルサイズの撮像素子を搭載したα7CIⅡもあり…でも多分使いこなせいかな。
メーカー | SONY | |||
製品名 | α7C II ILCE-7CM2 (2023年8月発売) |
α6700 ILCE-6700 (2023年7月発売) |
α6600 ILCE-6600 (2019年8月発売) |
α6000 ILCE-6000 (2014年2月発売) |
外寸 | 124*71.1*63.4(h)mm | 122*69*63.6(h)mm | 120*66.9*69.3(h)mm | 120*66.9*45.1mm |
総重量 | 514g | 493g | 503g | 344g |
タイプ | ミラーレス | |||
レンズマウント | α Eマウント | |||
総画素数 | 3410 万画素 | 2700 万画素 | 2500 万画素 | 2470 万画素 |
有効画素数 | 3300 万画素 | 2600 万画素 | 2420 万画素 | 2430 万画素 |
撮像素子 | フルサイズ | APS-C | ||
撮影感度 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO50~204800 |
標準:ISO100~32000 拡張:ISO50~102400 |
標準:ISO100~25600 | |
記録フォーマット | JPEG/RAW/HEIF | JPEG/RAW | ||
連写撮影 | Hi+時:最高約10コマ/秒 | Hi+時:最高約11コマ/秒 | ||
シャッタースピード | 電子:1/8000~30秒 メカニカル:1/4000~30秒 |
1/4000~30秒 | ||
液晶モニター | 3型(インチ) 103.68万ドット |
3型(インチ) 92.16万ドット |
||
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー XGA OLED | 電子ビューファインダー | 電子ビューファインダー OLED Tru-Finder | |
ファインダー倍率 | 0.7 倍 | 1.07 倍 | ||
専用電池型番 | NP-FZ100 | NP-FZ100 | NP-FW50 | |
撮影枚数 | ファインダー使用時:530枚 液晶モニタ使用時:560枚 |
ファインダー使用時:550枚 液晶モニタ使用時:570枚 |
ファインダー使用時:720枚 液晶モニタ使用時:810枚 |
ファインダー使用時:310枚 液晶モニタ使用時:360枚 |
記録メディア | SDカード | SDカード/SDHCカード/SDXCカード | SDカード/SDHCカード/SDXCカード/メモリースティックPRO Duo /メモリースティックPRO-HG Duo |
SDHCカード/SDカード/メモリースティックPRO Duo/SDXCカード |
スロット | シングルスロット | |||
参考価格 | ¥266,310 | ¥188,579 | ¥126,500 | カタログ落ち |
※正確な値は各製品ホームページを参照のこと
≫機能
屋外撮影が多いため、防塵・防適機能は嬉しい。5軸手ブレ補正と静止画時最大759点(位相差検出方式)のAFセンサー測距点により素人でもそれなりに簡単に撮影することが出来るのは有難い♪
製品名 | α7C II ILCE-7CM2 | α6700 ILCE-6700 | α6600 ILCE-6600 | α6000 ILCE-6000 |
防塵・防滴 | ○ | × | ||
手ブレ補正機構 | ○ | × | ||
5軸手ブレ補正 | ○ | × | ||
自分撮り機能 | ○ | × | ||
タッチパネル | ○ | × | ||
ゴミ取り機構 | ○ | |||
内蔵フラッシュ | × | ○ | ||
タイムラプス | ○ | × | ||
ライブビュー | ○ | |||
可動式モニタ | バリアングル液晶 | 180度チルト可動式液晶 | チルト可動式液晶 | |
RAW+JPEG同時記録 | ○ | |||
バルブhelp | ○ | |||
RAW | 14bit | × | ||
セルフタイマー | 10/5/2秒 | 10/2秒 | ||
インターフェース | USB Type-C、HDMIマイクロ | マイクロUSB、HDMIマイクロ | ||
AFセンサー測距点 | 静止画時:最大759点(位相差検出方式)、動画時:最大627点(位相差検出方式) | 静止画時:最大759点(位相差検出方式)、動画時:最大495点(位相差検出方式) | 425点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式) | 179点(位相差検出方式)/25点(コントラスト検出方式) |
※正確な値は各製品ホームページを参照のこと
≫動画&通信
その実、動画撮影は殆ど使わないが、動画撮影ボタンが所有機種α6000より押しやすいサイズと位置になっているのは地味に嬉しい。
製品名 | α7C II ILCE-7CM2 | α6700 ILCE-6700 | α6600 ILCE-6600 | α6000 ILCE-6000 |
動画4K対応 | ○ | × | ||
動画記録画素数 | 4K(3840×2160) 59.94p |
4K(3840×2160) 119.88p |
4K(3840×2160) 30p |
フルHD(1920×1080) 60p |
動画ファイル形式 | XAVC S/XAVC HS | XAVC S/AVCHD規格 Ver.2.0準拠 | AVCHD規格 Ver.2.0準拠、MP4 | |
動画映像圧縮方式 | XAVC S:MPEG-4 AVC/H.264 XAVC HS:MPEG-H HEVC/H.265 |
MPEG-4 AVC/H.264 | ||
動画音声記録方式 | LPCM 2ch(48kHz 16bit) アクセサリ使用時:LPCM 2ch/4ch(48kHz 24bit) |
LPCM 2ch/Dolby Digital (AC-3) 2ch ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載 |
Dolby Digital (AC-3) 2ch ドルビーデジタルクリエーター搭載 MPEG-4 AAC-LC 2ch |
|
Wi-Fi | ○ | |||
Bluetooth | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 4.1 | ||
Wi-Fi Direct対応 | × | ○ | ||
NFC | × | ○ |
※正確な値は各製品ホームページを参照のこと
■対応レンズ
≫所有レンズ
所有のAPS-C用α Eマウントレンズはコチラ。α6700ならそのまま流用できるのは嬉しい。
・「E 50mm F1.8 OSS SEL50F18」
・「E 35mm F1.8 OSS SEL35F18」
・「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650」
・「E 18-200mm F3.5-6.3 OSS LE SEL18200LE」
≫キットレンズ
高倍率ズームレンズキットに同包されているレンズはコチラ。光学7.5倍ズーム搭載で旅行や街歩き時に使い易いズーム。キットモデルの方が別々に購入するより割安。
・「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」
≫気になるレンズ
気になるレンズはコチラ。発表会用に高倍率ズームレンズが欲しいところ。
・[TAMRON/28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD]
・[SONY/E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS SEL70350G]
・[TAMRON/18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD]
■まとめ
スマホのカメラ機能の進化が凄まじく、最近ではデジタル一眼レフカメラを持ち出す機会もピアノの発表会や食事会等位に減っている現状の中、素人でも簡単に撮影が出来る中々魅力的なスペックに仕上がっている。充電端子もようやくType-C対応になり、購入価格がもう少し落ち着いたらキットレンズモデルを購入したい。
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