ビーチサンシェードを考える2023 ~12製品 比較検討編~

先の海水浴で[ノースフェイス/エバベース6]をビーチサンシェードとして使用し上々の使い勝手であることが解ったが、如何せん価格が高く、高温多湿なビーチでの使用、塩気による経年劣化、事後メンテナンスをを考えると常用シェードとして出動するのが憚られる。我家のビーチシェードに求める案件は時短設営&撤収そして日除けスペースのバランス。

■求める条件

ビーチサンシェードに求める条件は強烈な日差しを抑える遮光性そして風の抜けが良いこと。風の抜けは四方四面が開放できるタイプが理想。

①風の抜けが良いこと
②時短設営&撤収ができること
③遮光性が高いこと
④耐風性が担保されていること
⑤事後メンテナンスが容易なこと

■所有ビーチサンシェード

所有ビーチサンシェードは以下の3種。[アイリスオーヤマ/サンシェード]はビーチ以外でもテニスやキャンプでも出動することが多く最も多用しているシェードである。

・[ノースフェイス/エバベース6]
外寸310*310*200(h)cm/重量9.55kgのドーム型シェルター。四方四面が開放出来るため風の抜けは抜群に良く、遮光性も良い。加えて各パネルがクローズできるため日陰スペースの調節やゲリラ豪雨時のシェルターとしても使える優良ギア。難点は手持ちで運ぶには重くカートが必要なことと、高価な幕のため過酷な条件下でのビーチ使用での劣化が懸念されること、流水で塩気と砂を洗い流す事後メンテナンスが面倒なこと。


 

・[ケルティ/サンシェード]
外寸381*381*221(h)cm/重量5.5kgの三脚フレーム式のシェルター。サイドウォールも1枚付属しており日除けスペースの調節が可能。3人使用でも余裕のあるタープ下スペースを設けることが出来る。単独設営は4脚フレーム式に比べやや難しい。遮光性は余り高くないので真夏の炎天下時且つ無風だと日陰に居ても少し暑い。


 

・[アイリスオーヤマ/サンシェード]
外寸144*123*122(h)cm/重量4kg。斜め置きが基本で、垂直置きも可能なパラソルタープ。利点は何といっても時短設営&撤収。タープ下のスペースは3人だと少し狭い。遮光性は余り高くないので真夏の炎天下時且つ無風だと日陰に居ても少し暑い。



 

■代替候補ビーチサンシェード

ビーチ使用を想定した上で気になるシェード12選。ポップアップテントは四方四面開放できるタイプが少ないのと耐風性が弱いことから代替候補からは除外。

≫スクリーンタープ式

四脚式のスクリーンタープ。四方四面開放可能で風の抜けが良く、高さもあるので屈まずに過ごすことが出来き、シェード内からの視界も良好。サイドウォールを取り付けることにより日除けエリアを拡大することができる。キャンプでの使用も可能で汎用性が最も高いがその分収納時のサイズが大きいのが難点。

①[クオルツ/センターロッキングガゼボ280]
外寸280*280*250(h)cm/重量12.2kgの難燃生地を採用したワンタッチタープ。


 

②[クイックキャンプ/ワンタッチタープ2.5m]
外寸255*255*200(h)cm/重量5.6kgの時短展開撤収が可能なワンタッチタープ。難点は耐風性が弱く結構歪むこと。


 

③[鎌倉天幕/キャンプカスタム260TC]
外寸260*260*240(h)cm/重量13.1kgの遮光性とTC生地を採用した高級感のある組立式タープ。生地とフレームは別販。




④[コールマン/パーティーシェードライト300+]
外寸300*300*183(h)cm/重量11.5kgのダークルームテクノロジー採用で遮光性が高いシェードシェルター。


⑤[ShineTrip/ドームシェルター]
外寸410*410*230(h)cm/重量9.6kgの2家族使用にも耐えうるスクリーンシェード。


≫テント式

⑥[DOD/サカナシェード2]
外寸220*160*128(h)cm/重量1.8kgの四方四面開放の魚座フレーム型小型シェード。背が低いので灼熱の砂浜からの熱気の影響は否めない。

⑦[コールマン/スクリーンIGシェード+]
外寸210*180*120(h)cm/重量3kg。四方四面が開放できるため風の抜けが良いく、ダークルームテクノロジー採用で遮光性も高い。また四方四面がクローズ及びメッシュ仕様になるため汎用性が高いが背が低いので灼熱の砂浜からの熱気の影響は否めない。


⑧[コールマン/インスタントアップIGシェード]
外寸210*180*120(h)cm/重量3.7kg。四方四面が開放できるワンタッチ式のシェード。また四方四面がクローズ及びメッシュ仕様になるため汎用性が高い。背が低いので灼熱の砂浜からの熱気の影響は否めない。


 

≫パラソル式

⑨[キャプテンスタッグ/パラソル]
外寸200*200*210(h)cm/重量1.3kgのノーマルタイプのビーチパラソル。


⑩[キャプテンスタッグ/パラソルシェード]
外寸188*140*115(h)cm/重量1.2kg。ワンタッチ展開で時短設営&撤収が可能だが背面がクローズ仕様なので風の抜けは悪い。


⑪[キャプテンスタッグ/ウイングパラソル]
外寸240*240*220(h)cm/重量2.31kg。斜め置きがベースの安価なパラソルタープ。


⑫[スポーツブレラ/パラソル]
ラインナップが多いスポーツブレラ製のパラソルタープ。


 

■まとめ

ビーチサンシェードに求める2大条件は「風の抜けが良いこと」「遮光性が高いこと」に加えてもう一つ「運搬し易いこと」も重要なファクターである。重ければキャリーワゴンを使えば良いじゃない!と思うがその実、幅広タイヤのキャリーワゴンであってもサラサラ砂地での走行の際の負荷が半端じゃない(>_<)。3つのファクターを加味するとやはり一番使い勝手が良いのはパラソルタープタイプのシェード[アイリスオーヤマ/サンシェード]が頭一つ抜けている。次いで[ケルティ/サンシェード]だが単独設営が少し面倒。追加補完しても良いと思うのがワンタッチ展開[コールマン/インスタントアップIGシェード]といったところか。4脚フレーム式のシェードは手軽で良いのだが3人家族で手持ち運搬要員が少ない我家には不向き。






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