焚火グリル[SouthLight/焚火グリル sl-fh3722-st]の開封の儀を執り行う!
目次
■仕様&特徴
コンパクトなボックス型、かまど型のステンレス製の焚火グリル。重量が5kgとこのクラスの焚火台の中では重量級に位置する。今回の実寸値含む仕様スペックは以下の通り。
【販売元】movement store
【製品名】SouthLight sl-fh3722-st
【重量】5.0kg
【材質】ステンレス製
【本体外寸】37*21.3*30.5(h)cm
【収納寸】37*22.9*8(h)cm
【ロストルA/B外寸】37*17*1.3(h)cm
【スタンドプレート間の長さ】全幅⇒32cm、奥行⇒17.5cm
【炭床の深さ(ロストル⇔焼き網間の長さ)】
-上段(ロストルA)+下段(ロストルB)⇒24cm
-中段(ロストルA)+下段(ロストルB)⇒14cm
-上段(ロストルA)+中段(ロストルB)⇒10cm
【構成】本体、収納バッグ、組立説明書
【参考価格】4,580円
製品HPに掲載されていた特徴はコチラ。フレーム剛性が強いためにダッチオーブン料理は確かに可能っぽい。串焼きプレート(BBQ串)はデフォルトで付属していない。組立10秒となっているが1分位は掛かるかな。収納バックは大きめでパーツの収まりも悪いので移動時にガチャついてしまう。
【特徴】
・多様性を工夫!様々な料理が楽しめる本格焚き火台
ダッチオーブンを置いての料理はもちろん、串焼きプレートを使って魚の串焼き料理などファミリーなど多人数で楽しめる。高さ調節ができて調理の工夫ができます。
・強い耐熱性とズッシリした安定感
鉄鍋やケトルも安心して置ける耐久性があります。
・自然にやさしい本格たき火台
自然にやさしい灰受け皿付きなので、直火禁止のキャンプ場でも、安心して本格的なたき火が楽しめます。
・組立て簡単約10秒!収納もコンパクト
主要パーツは6個のみ。パーツを重ねるだけなので、誰でも簡単に約10秒で組立てが可能。
・収納バッグ付き
収納バッグ付きで持ち運びも簡単です。
■開封の儀
外箱の外寸は40*36*13(h)cm。


中身は収納袋と取説、そして本体パーツ。本体パーツは重量5kgと重くズッシリ感あり。

取説。


ビニールに入った本体パーツを取り出す。ん~パーツ毎の収まりは余り良くない。



パーツは全部で8点。バリは見当たらない。使ってみてからでないと判断はしかねるがこのクオリティで5,000円を切る価格はコスパが高いと思う。

■展開の儀
-組立て
灰受けプレートの両サイドにスタンドプレートを取付け。


取説ではフロントプレートから取り付けるとなっていたが、ロストルのパターン確認のためにバックプレートから取り付け。


ロストルBを灰受けプレートの上にはめ込む。



ロストルAを上段にセット。ロストルAはグリルプレートと称しないことから、BBQの焼き網を想定しないのかもしれない。ロストルAはゴトクとして使用し、その上に鉄板プレートを置いて食材を焼くか、別途焼き網を用意した方が良いかな。



フロントプレートを取付けて完成。ん~結構カッコ良きかな♪


短辺側側面は開放されており、薪や炭を投入、位置調整による火力調整がし易い反面、時間経過とともに灰が零れ易いため、焚火スタンドもくは焚火シートは必須かな。


ロストルAとフロントフレートは調理中はかなり熱くなるため移動の際は付属のハンドルを使用。実際にはロストル移動はとにかくパネル脱着は耐熱グローブじゃないと作業し難いかな。


フロントプレートは1段下げることも可能。


ロストルAは中段にもセット可能。


ロストルBも中段に可能。ん?製品情報には書いてなかったのに…嬉しい誤算。炭BBQの際はこのパターンが良いかな。ちなみに上段中断間の長さは約10cm。


-採寸
ロストルAの外寸は約37*17*1.3(h)cm。



ロストルBの外寸も約37*17*1.3(h)cm。



スタンドプレート間の長さは約32cm。

上段にロストルA、下段にロストルBを配置した時のロストル間の距離は約24cm。


中段にロストルA、下段にロストルBを配置した時のロストル間の距離は約14cm。[笑’s/焚き火グリル A-4君]の火床の長さ12.8cmと近い。


上段にロストルA、中段にロストルBを配置した時のロストル間の距離は約10cm。[尾上製作所/フォールディングBBQコンロII]の火床の深さとほぼ一緒。
-焚火スタンド
構造上、短辺側面から灰がこぼれるため、実際のキャンプの際は[テンマクデザイン/焚火台ベーススタンドM]を使う予定。ローチェアだと上段の高さが+15cmの45cmとなりグリル料理が少しやり難いかも。次のソロキャン時に要検証。
-収納
収納時はパーツ同士ががキッチリかみ合わない。パーツを重ねた際の外寸は37*24*6(h)cm。




収納袋が大きく遊びが多いためパーツを結束しないと移動時にガチャガチャしてしまう。ゴムベルト等で結束した方が良いかも。
■所有ギアとの合わせ
-焼網
・[ホンマ製作所/サンフィールド 炭焼グルメ M-450用焼アミ 405*205mm]
ロストルBは下段だと焼き網との距離が24cmとなる。魚BBQの時は遠火遠赤で美味しく焼ける。


ロストルBは中段だと焼き網との距離が10cmとなる。焼肉BBQの時はロストルBを中段に配置すれば少ない炭量で素早く焼くことが出来るかな。


・[ダイソー/民芸焼網20*20cm]
不安定で実用性は無いかな。



・[ダイソー/民芸焼網15*15cm]
不安定で実用性は無いが、長辺が32cm以上であれば2段目にも使える。



・[マーグズ/焼き網]
[マーグズ/焚火台ラプカ]用の焼き網。スタンドプレートの窪みに上手くハマって安定感あり。


ロストルBを1段上げるとこんな感じ。


ロストルBを最下段、[マーグズ/焼き網]を中断に配置。調理中はロストルBを移動するよりも焼き網を移動した方が楽。


[マーグズ/焼き網]を上段及び中断に配置。オーブン調理も可能だが少し奥行きが狭いのでやり難そうではある。



-鉄板
・[マーグズ/長尺鉄板]
[マーグズ/焚火台ラプカ]用の鉄板。上段に長尺鉄板、下段にロストルBを配置。スタンドプレートの窪みに上手く引っかからないため不安定。調理中にズレそう。


中段に長尺鉄板、下段にロストルBを配置。こちらも前と同様不安定。


上段に長尺鉄板、中断にロストルBを配置。ん~何れも実用的ではない。鉄板を使いたいなら[マーグズ/長尺鉄板]ではなくロストルAの上に別途鉄板を置いた方が良い。


・[テンマクデザイン/スクエアスキレット]
蓋付スキレット。蓋付だとかなり重いが、剛性が強いため問題なく使えそう。


スキレット部分のみを載せてみた。


蓋を裏返すとリブ付き鉄板としても使える。


スキレットと蓋は縦に並べて置くことも可能。


・[サンパーシー/スキレット フライパン 2個セット]
ミニサイズのスキレットとフライパン。
-ゴトク
・[マーグズ/ニコイチゴトク]
[マーグズ/焚火台ラプカ]用のコンパクトゴトク。不安定で実用性は低い。



・[マーグズ/焚火台ラプカ付属ゴトク]
これも不安定で実用性は低い。
-ホットサンド
・[4w1h/ホットサンドソロ]
食パン1枚でホットサンドが作れるホットサンドメーカー。


・[TSBBQ/ホットサンドメーカー]
少し大きめのホットサンドメーカー。


-収納ケース
・[ダイソー/ビニールネットケースL型ファスナーB4]
これに入れば焚火BBQ終了後に煤を払って汚れずに持ち帰れたのに残念。


・[ダイソー/ナップサック43*35cm]
これには問題なく入るが少々遊びあり。とりあえずは焚火BBQ終了後はコレに入れて持ち帰るか。トングも同包可能。




・[ライゼンタール/バスケット]
収納ケース毎でも入る。同サイズのビニール製のバスケットなら汚れを気にせずに焚火BBQ終了後に入れて持ち帰っても良いかも。


■まとめ
外観はかなりカッコイイがやはり重量5kgは重い。


製品紹介HPには記載のなかったロストルBが中段にもセットできることが判明。これにより焼肉BBQの際にはロストルBを中段にセットし炭を配置することが出来るため少ない炭量でBBQが可能となる。嬉しい誤算。


フレーム剛性が強いためスキレットを置いても安定してる。


焚火の際に灰が短辺側面から零れるのが明らかなので、[テンマクデザイン/焚火台ベーススタンドM]の上で使った方が良さそう。


[マーグズ/焚火台ラプカ]のグリルキットで唯一使えそうなのは[マーグズ/焼き網]のみ。それ以外は不安定で実用に耐えない。


■3rdパーティー製グリルギア
-焼き網
焼き網サイズが幅33cm以上、奥行17cm以下なら中段でも使える。ザックリ検索したところ以下の4製品なら大丈夫。
・[ユニフレーム/ステンレスワイヤー網 40*15cm]
ストレートタイプの太めのタイプなので耐久性が高い。全幅が40cmと長いので食材の避難場所も確保できるが収納時に焚火台と同包すると少し飛び出てしまうかな。
・[NANGOGEAR/焚き火ロストル アミタイプ 36*12.5cm]
短辺側が折り曲げれれており焼き網がズレないので安心。サイズ的にも丁度良さそう。
・[キャンピングムーン/ゴトク アミタイプ 36*12.5cm]
前製品とほぼ同等。
・[DOD/秘密のグリルさん用網 38*12cm]
全幅が少し長めで短辺側の折り返しは無い。
・[永田金網/使いすて焼網 角 #13 33*18cm]
中段使用は出来ないが上段使用で焼網を使い捨てるパターンも良いかも。
-鉄板
・[ミナトワークス/M.O.L極厚アウトドア鉄板L]
250*150*4.5(h)mm/1.25kgの黒皮鉄鉄板。300gステーキもはみ出ずに焼けるサイズ。
・[テンマクデザイン/男前グリルプレート]
外寸207*143*9(h)mm/875gのリブ付きグリルプレート。
-BBQ串
・[IMEEA/バーベキュー串38cm]
製品特徴で串焼きプレートの写真があるが、串自体はデフォルトで付属していない。串焼きをするとしたらオール金属製の方が燃えるリスクが無いので良いかな。
■所感
試し展開を終えた上での満足度はかなり高い。次回ソロキャン時に火入れをしてからの熱変性による歪みの程度、グリル使用の際の火力調整、焚火使用の燃焼効率と灰のこぼれ具合を検証する予定。
◎外観は文句なしにカッコイイ
◎ロストルA及びロストルBの高さが2段階調節可能
○バリもなく組立ても簡単
○ステンレス製で鉄製に比べ錆びにくい
○価格が安い
×重い
×収納時の収まりが悪い
×収納袋が大きく且つ軟い
熱変性による歪みが気になるようなら歪みの少ない鉄製の[ミナトワークス/M.O.L 焚き火台 M]という選択肢もある。但し錆リスクが高くなるのと値段が3倍近く高くなる。というかこっちが起源かも。
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