先のキャンプで[尾上製作所/フォールディングBBQコンロII]の初焼きの儀を執り行ってきた!
■仕様
折りたたみタイプの軽量コンパクト焚火台。
【メーカー】尾上製作所
【品名】フォールディングBBQコンロⅡ
【品番】F-2527-Ⅱ
【素材】本体(ステンレス)、ロストル(メッキ)、網(メッキ)、反射板(ステンレス)、底板(ステンレス)、キャリーバッグ(ポリエステル)
【組立サイズ】325*280*235(h)mm
【収納サイズ】325*255*40(h)mm
【焼網サイズ】270*245mm
【炭床と焼網の距離】10cm
【重量】1.8kg
【付属品】収納バッグ
【その他】ABSのテーブルで使用可能
【生産国】中国
【参考価格】3,554円
■初焼きの儀
-展開
[尾上製作所/フォールディングBBQコンロII]を組立て[テンマクデザイン/焚火台ベーススタンドM]の上にセット。
-炭起し
[キャプテンスタッグ/火消しつぼ火起し器セットM-6625]の火起こし器に予め保管していたオガ炭を取り出す。




[ロゴス/ファイヤーライター]を使い着火。オガ炭は1個だと着火失敗することが多いので2個利用。



30分程で炭起し完了。
-初焼き
オガ炭をBBQグリルに移動。


焼き網をセット。

BBQ開!焼網サイズは焼き始めこそ少し狭さを感じるが、焼肉BBQだけなら3人家族では過不足ない印象。とはいえ、丸ごとトウモロコシや大き目の魚を焼くには少し小さいかな。




炭床と焼網の距離が短く炭量は少なくて済むが、焼網を持ち上げないと炭の位置を変えることが出来ないため火力調整は苦手。火力調整の点では前面パネルを開放出来るタイプのBBQグリルの方が有利。



-収納
ロストルの取り外しが少しやり難い位で収納行程は容易。パーツが小さいので洗うのも楽。また、焼き網や炭床の汚れ箇所は折りたたむ際に内側となるので外側が獣脂汚れでベタベタしないのは良い。

更に[ダイソー/ビニールネットケースL型ファスナーB4]を内袋とすることで外袋が汚れずに済む。というか外袋必要ないかも…



今回のキャンプで2回BBQをした後の汚れ具合はそれ程でもない。焼網も凄く頑強というわけではないが軟くもないので10回位は使えそうかな。


炭床(ロストル)と焼網の距離を改めて計ってみたところ10cm。

■まとめ
-展開設置
展開工程はシンプルで時短展開が可能。[テンマクデザイン/焚火台ベーススタンドM]を台座とすると高さも丁度良くなり、台座に物も置けるので便利。

-初期の炭の量と稼働時間
[キャプテンスタッグ/火消しつぼ火起し器セットM-6625]の火起こし部に入れた分のオガ炭で1回のBBQでは十分事足りた。

-焼き面サイズ
3人家族の焼肉BBQでは必要十分。丸ごとトウモロコシや魚も焼くことは出来るが、同時進行は無理。色々な食材でBBQをする場合は[マーグズ/焚火台ラプカ]を出動した方が良い。

-火加減調節
焼き網とロストルの距離が10cmと短いため炭量は少なくて済むが火力の微調整は出来ない。また、焼網をどかさないと炭の位置調整ができないことから総じて火加減調節は苦手な感じ。遠火遠赤で焼き上げたい魚や、長時間のBBQというより、焼肉メインの時短BBQに向いているBBQグリルと言える。

-事後洗浄メンテナンス
ロストルが少し取り外し難いものの分解洗浄は簡単。また、折りたたむ際に汚れ部位である焼き網や炭床が内側に位置するため外側がベタベタしないのはありがたい。

■所感
1泊2日等で焼肉メインの時短BBQをするのに使い易いBBQグリル。焼面サイズは焼肉BBQなら3人でも過不足ないが、丸ごとトウモロコシや大きな魚を焼くときは1サイズ大きなBBQグリルを使った方が良い。また、炭床が逆三角形状で使用する炭量が少なくて済む一方、焼網とロストルの距離が10cmと短いため炭の位置調整による火力調整は苦手。
○収納時が軽量コンパクト
○炭量が少なくて済む
○事後洗浄メンテナンスも容易
○3人焼肉メインBBQで過不足ない焼き面サイズ
○B4クリアケースに収納可能(かなりタイトだが)
○価格が4,000円以下と安価
×火力調節が難しい
×大きな食材だとそれ以外の食材が焼けない
×焼き網とロストルの距離が短く魚を美味しく焼くのは苦手
折りたたみタイプのコンパクトBBQグリルで火力調節を含めると[笑’s/焚き火グリル A-4君]が使い易そう。火床の高さは12.8cmと[尾上製作所/フォールディングBBQコンロ F-2527-II]より約3cm深いことと炭床が平床なので火力調節は若干し易くなるが分炭量は多く必要となる。また、焼面は少し狭いくなる。値段も[尾上製作所/フォールディングBBQコンロ F-2527-II]の倍近く高い。
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