先のキャンプで[ANCAM/焚火台 FIRE WHIRL L]の火入れの儀を執り行ってきた
■仕様
[ANCAM/焚火台 FIRE WHIRL L]は5枚のプレートを漏斗もしくは錐状に継いで組み立てていくタイプの焚火台で、別売りのプレートを1枚追加することで最大6枚迄拡張することが出来き4枚仕様と併せて3つの形態を選択できる。
メーカー名:ANCAM(アナキャン)
製品名:焚火台 FIRE WHIRL L(追加プレート1枚付)
サイズ:6枚⇒56.5*25.5(h)cm、5枚⇒47*30(h)cm
重量:6枚⇒5.2kg、5枚⇒4.3kg
付属品:収納袋
■火入れの儀
“開封の儀”と“オプション検証の儀”に続き“火入れの儀”を執り行う!
[ANCAM/焚火台 FIRE WHIRL L] ~開封の儀~
[ANCAM/焚火台 FIRE WHIRL L] ~オプション検証の儀~
-6枚継仕様
火入れの儀は過熱による歪みの不均一化を防ぐためにプレート6枚継仕様にて実施。分かっていたことだが、重量5.2kgはやはり重い(>_<)。
焚火台を6枚継仕様にて組立て。火入れ前なのでピカピカ!灰受けとして[テンマクデザイン/焚火台ベーススタンドL]を使用。
6枚仕様の外径実寸は約58*57cm、高さ約26cm、フットプリントは42.4*37.5cm、重量5.2kg。
薪はキャンプ場で購入した45cmクラスの広葉樹薪を割らずに使用。
小枝と[ロゴス/ファイヤーライター]を入れ着火!
今回の焚火場。
[テンマクデザイン/焚火台ベーススタンドL]の下に薪を入れれば若干だが乾燥効果が得られるかも。
薪が太いため中々着火せず。薪の配置を色々と変えてたり、エアポンプ[FLEXTAILGEAR/携帯式エアーポンプ MAX PUMP2 PRO]を使ってみたり…
一旦火が回った後は速やかに燃焼が進む。6枚継仕様は流石の大きさなので45cm薪がはみ出ることなく配置出来き、且つ時間経過により薪が外に落ちることもない。
迫力のある炎が舞う!そして薪の乾燥が不十分だったのか着火したての頃は良く爆ぜる(>_<)。
爆ぜた火の粉で[ユージャック/リクライニングローチェア]と[コールマン/コンパクトフォールディングチェア]が穴が空かなかったものの焦げた(´;ω;`)ウゥゥ。両方とも難燃生地で穴が空かなかったのがせめてもの救い。ちなみに履いていたズボンにも穴が空いた(>_<)。
[ANCAM/焚火台 FIRE WHIRL L]の“WHIRL”は旋風という意味で確かに渦巻旋風状に炎が舞っている感じがする。
底部に熾火が出来てくるとかなり暖かい。
熾火状態になったのでグリル使用を検討しようと思っとが焚火台径が広くて断念。特に6枚継仕様はグリル台として使うというよりむしろ焚火台専用として使った方が良い印象。グリル兼用だと獣脂汚れを落とすのが大変だし。
結構綺麗に燃え尽きる。燃焼効率が高いことが伺える。
翌日朝。錐状になっているので灰は底部に纏まり風で舞い難い。
灰を[キャプテンスタッグ/火消しつぼ火起し器セットM-6625]の火消しつぼに移動。1回の使用でこんがり焼けた♪
-5枚継仕様
1枚プレートを取り外し5枚継仕様に変更。5枚継仕様の実寸外径は約47.5*47.5cm、高さ約31.5cm、フットプリント約42.5*37.5cm、重量4.3kg。
6枚継仕様に比べ約5cm高くなり横風に強そうなフォルム。
[テンマクデザイン/焚火台ベーススタンドM]の上に[尾上製作所/フォールディングBBQコンロII]を載せたものと並べてみた。5枚継仕様と言えども大型の焚火台の印象。
[キャプテンスタッグ/火消しつぼ火起し器セットM-6625]から残った炭を焚火台に移行し、[ロゴス/ファイヤーライター]に着火!
薪は35cmクラスの[ビバホーム/広葉樹薪]を使用。40cmクラスまでなら時間経過で外に薪が零れることは無さそう。45cmだと少しリスクはあるかも。
乾燥が良好だったためか、着火早々爆ぜることなく炎が舞いあがる♪
迫力のある炎が楽しめる♪
燃焼効率が高く薪は綺麗に燃え尽き、灰も底部にまとまっている。
燃焼穴から灰は少し下にコンボれてしまう。焚火スタンドか焚火シートは必須かな。
灰を[キャプテンスタッグ/火消しつぼ火起し器セットM-6625]の火消し壺に移動。6枚継仕様よりも径が小さいのと若干軽いので灰の移動作業は楽。
■撤収
プレートを分解。“開封の儀”時に生手で触った箇所が手形上に焼き入れされている(´;ω;`)ウッ…。やはり手袋を使った方が良かったかな。でもその内焼き入れが進めば目立たなくなるはず。また、プレートの歪みは特に見当たらなかった。
今更、気付いたのだがジョイントに使用するプレートにはロゴマークが入っている。
プレートに付いている煤をホウキで払い収納袋に格納。グリル使用しなかったため獣脂汚れが付いていないので事後メンテ作業は楽。やはりグリル兼用はせず、焚火台専用機と使うのが良さそう。
■6枚継 vs 5枚継仕様
今回6枚継及び5枚継で実際に焚火をしてみたが、3人家族なら5枚継仕様で必要十分というかむしろ少し大きすぎる感もある位。6枚継仕様は2家族グルキャンで焚火を囲むとき用、1家族キャンプでは5枚仕様が適しているといったところか。
[ANCAM/ 焚火台 FIRE WHIRL L] |
プレート 枚数 |
外径 (cm) |
高さ (cm) |
フット プリント (cm) |
重量 (kg) |
4枚継ぎ | 4 | 40*36 | 34.5 | 43.5*30.5 | 3.4 |
5枚継ぎ | 5 | 47.5*47.5 | 31.5 | 39*39 | 4.3 |
6枚継ぎ | 6 | 58*57 | 26 | 42.5*37.5 | 5.2 |
6枚継仕様の火入れBefore After。1回の使用でピカピカな焚火台がこんがり焼けた。
上見比較。左写真⇒6枚継、右写真 & 5枚継。
斜見比較。左写真⇒6枚継、右写真 & 5枚継。
横見比較。左写真⇒6枚継、右写真 & 5枚継。
炎見比較。左写真⇒6枚継、右写真 & 5枚継。
■所感
“火入れの儀”を終えての所感は総じて焚火台としての完成度が高いという印象!1家族で使用するなら5枚仕様で十分で、プレートを1枚追加する必要はないとも感じた。となると、[ANCAM/焚火台 FIRE WHIRL M]の6枚仕様の方が収納時のサイズと重さから考えると3人家族にはマッチしているのかも…。ともあれ、当面[ANCAM/焚火台 FIRE WHIRL L]の5枚継仕様をファミキャン時の焚火台専用機として使用していく心算。また、次回、ソロキャン時に4枚継仕様も実際に検証してみる予定。
○6枚及び5枚継仕様共に燃焼効率が高く薪も良く燃えほぼ灰になる。
○6枚継仕様は45cmクラス薪迄、5枚継仕様は40cmクラス薪迄ならそのまま使え、燃焼経過時でも外に零れるリスクは少ない。
○5枚継仕様は高さが26cmあり横風に強い
○6枚継仕様は2家族グルキャン用、5枚仕様は単独ファミキャン用に使うのが適。
○火入れに伴う歪みや変形はない
×6枚及び5枚継仕様共にグリルとしては使い難い。
×空気穴から灰が零れるため焚火スタンドか焚火シートは必須。
×収納袋がペラペラで既に穴が空いているが、継続使用で更に穴が広がりそう。
×乾燥していない薪は火付きが悪く爆ぜやく6枚仕様だと火の粉が広範囲に飛ぶ
×手垢状に焼き上がるため組立時には安全のためにも手袋をした方が良い。厚手の耐熱グローブだと組み立てにくいため薄手のフィット感のある手袋を使用した方が作業し易い。
×留め金具を無くしそう
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