キャンプブームが落ち着いた中、未だ踏ん張って気を吐いているアウトドアメーカー“ラーテルワークス”のテントラインナップを整理してみる。
目次
■ラインナップ13幕一覧
メーカーHPに掲載されているテントは以下の全13種(ヴァル2除く)でソロからファミリー幕と幅広くラインナップされている。並びは外寸乗値順。ザックリだが①~⑥はソロデュオ幕、⑦~⑬はトリオ以上のファミキャン幕といったところかな。
No. | テント名 | 外寸 (cm) |
外寸乗値(m3) | インナー | 総重量 (kg) |
ポール数 (本) |
対応人数 (人) |
参考 価格 |
1 | シルト | 240*145*108(h) | 4 | × | 4 | 2 | 1~2 | ¥14,800 |
2 | ヴァルライト | 380*290*180(h) | 20 | ○ | 13 | 4 | 1~2人 | ¥59,800 |
3 | ゼーレ | 400*340*175(h) | 24 | × | 7 | 4 | 1~3人 | ¥69,800 |
4 | ボーデンMID | 445*300*180(h) | 24 | ○ | 20 | 7 | 3~4 | ¥79,800 |
5 | ヴォ―ゲルMID | 400*350*195(h) | 27 | × | 12.2 | 5 | 2~3 | ¥79,900 |
6 | デュエルト | 625*300*185(h) | 35 | ○ | 15.4 | 4 | 2~3 | ¥89,800 |
7 | ヴァル3 | 520*280*250(h) | 36 | ○ | 15.3 | 6 | 4 | ¥93,280 |
8 | オルカ | 650*330*200(h) | 43 | ○ | 17 | 5 | 4 | ¥88,000 |
9 | ボーデン | 567*400*200(h) | 45 | ○ | 20 | 7 | 5 | ¥129,800 |
10 | ヴォ―ゲル | 530*480*216(h) | 55 | × | 19.25 | 5 | 6~9 | ¥97,800 |
11 | ガーネル | 630*410*220(h) | 57 | ○ | 23.8 | 6 | 5 | ¥155,000 |
12 | フェルセン | 600*470*205(h) | 58 | ○ | 27.5 | 4 | 2~4 | ¥99,000 |
13 | トリアス | 600*440*290(h) | 77 | ○ | 20 | 4 | 5~6 | ¥108,000 |
※正確な仕様は各製品HPを参照のこと
■ラインナップ13幕
各幕毎の所感がコチラ。
①シルト
外寸240*145*108(h)cm/収納寸80*80*9(h)cm/インナーレス/重量4kg。多機能ポップアップテントでインナーテントとしてではなくアウターテントとしても使用可能。只、残念なのが身長175cmだと頭部と脚先が幕壁に干渉すること。デイキャン使用なら問題ないが宿泊となると快適な睡眠の妨げとなるため購入はしない。サイズアップ版が出たら是非とも補完したい逸品。
②ヴァルライト
外寸240*145*108(h)cm/収納寸80*80*9(h)cm/インナー寸270*155*170(h)cm/重量13kg。ヴァルテントのダウンサイジングモデル。ティピー構造をベースに後面をアーチポール、前面を2本のポールで空間を拡張しティピー型のデメリットである外周部のデッドスペースを解消したテント。サイズ感的にはソロオコモリ用かな。ドーム型や純ティピー型テントに比べ耐風性はやや弱い印象を受ける。70Dのリップストップ生地のレギュラーモデルに加えてコットンライクなブラッシュファイバー生地モデルもラインナップされている。
③ゼーレ
外寸400*340*175(h)cm/収納寸60*25*25(h)cm/インナーレス/重量7kg。魚座フレーム構造をベースとして前後面をアーチポールで空間拡張したドーム型テント。常時開放型ベンチレーターがないため冬のソロオコモリテントには向かないと思われる。
④ボーデンMID
外寸445*300*180(h)cm/収納寸76*35*30(h)cm/インナーサイズ300*205*175(h)cm/重量20kg。ボーデンのダウンサイジングモデルとして4周年記念で発売となったが、現在完売で再販予定なし。クロスフレームをベースとして前面アーチポールで空間を拡張したドーム型2ルームテント。70Dのリップストップ生地のレギュラーモデルに加えてコットンライクなブラッシュファイバー生地モデルもラインナップ。


※画像はメーカーHPより引用
⑤ヴォ―ゲルMID
外寸400*350*195(h)cm/収納寸70*40*30(h)cm/インナーレス/重量12.2kg。ヴォ―ゲルのダウンサイジングモデル。魚座フレームをベースとして後面をアーチポール、前面を2本のポールで天井付近迄拡張したメッシュフルなドーム型テント。広大なフロントパネルを跳ね上げることにより広い日除け&雨除けスペースを設けることが出来る。
⑥デュエルト
外寸625*300*185(h)cm/収納寸60*25*25(h)cm/予測インナー寸220*200*180(h)cm/重量15.4kg。

※画像はメーカーHPより引用
⑦ヴァル3
外寸520*280*250(h)cm/収納寸75*30*30(h)cm/インナー寸260*200*180(h)cm/重量15.3kg。ティピー構造をベースに後面をアーチポール、前面を2本のポールで空間を拡張しティピー型のデメリットである外周部のデッドスペースを解消したテント。現行モデルは遮光性を高めた3代目。サイズ感的にはファミリー用かな。ドーム型や純ティピー型テントに比べ耐風性はやや弱い印象あり。前モデルのヴァル2も執筆時は購入可能。
⑧オルカ
外寸650*330*200(h)cm/収納寸80*35*35(h)cm/インナー寸305*245*185(h)cm/重量17kg。アーチフレームをベースとしたファミキャン向けの大型2ルームテント。
⑨ボーデン
外寸567*400*200(h)cm/収納寸80*35*35(h)cm/インナー寸380*260*195(h)cm/重量20kg。ラーテルワークスの代表的なファミキャン幕。クロスフレームをベースとして前面アーチポールで空間を拡張したドーム型2ルームテント。
⑩ヴォ―ゲル
外寸530*480*216(h)cm/収納寸70*40*35(h)cm/インナーレス/重量19.25kg。魚座フレームをベースとして後面をアーチポール、前面を2本のポールで天井付近迄拡張したメッシュフルなドーム型テント。広大なフロントパネルを跳ね上げることにより広い日除け&雨除けスペースを設けることが出来る。
⑪ガーネル
外寸630*410*220(h)cm/収納寸75*32*26(h)+73*23*18(h)cm/インナー寸380*240*190(h)cm/重量23.8kg。大型のフロントパネルによりタープレス運用が可能なファミリー向けアーチ型テント。

※画像はメーカーHPより引用
⑫フェルセン
外寸600*470*205(h)cm/収納寸70*45*30(h)cm/インナー寸440*220*280(h)cm/重量27.5kg。2025年発売の5周年記念リミテッドモデル。魚座フレームをベースとしたドーム型テントでTPUドア仕様により冬のおこもりテントに向いている。張り上りが巨神兵みたいで個人的に好きなスタイル。メインフレームポールがかなり長くて立ち上げるのに難しい印象を受ける。

※画像はメーカーHPより引用
⑬トリアス
外寸600*440*290(h)cm/収納寸70*50*35(h)cm/予測インナー寸390*250*285(h)cm/重量20kg。3面キャノピー跳ね上げが可能な大型ティピー型テント。

※画像はメーカーHPより引用
■所感
ラーテルワークス13幕中、ダウンサイジングモデルなど複数のサイズ展開しているのが“ヴァル”“ボーデン”“ヴォ―ゲル”の3シリーズで主力モデルと言える。小生のキャンプスタイルではペグダウンなしで自立できることを優先したいため“ボーデン”“ヴォ―ゲル”が気になるところである。13ラインナップ中、ソロ幕として一番興味深いのが“ヴォ―ゲルMID”、ファミリー幕として興味深いのが“ボーデン”かな。また、“ヴァルライト”“ボーデン”“ボーデンMID”にはコットンライクなポリエステル生地ブラッシュファイバー仕様モデルもラインナップされており、HP写真を見る限り質感が高く現物を是非とも見てみたい。
【A】“ヴァル”シリーズ
【B】“ボーデン”シリーズ
【C】“ヴォ―ゲル”シリーズ
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