冬のソロキャンシーズン到来ということでソロオコモリ幕として気になっている[Ratelworks/ヴォ―ゲルMID]を夢想してみる。
目次
■製品概要
≫仕様
[Ratelworks/ヴォ―ゲルMID]は大きくキャノピーパネルを跳ね上げることにより別途タープを立てることなく広い日除け&雨除けスペースを確保することが出来るメッシュフルなドーム型テント。フレームは5本構成でフレームワークは慣れるまでは少し複雑かもしれない。別売のTPUドアを装着することにより、冬キャン時は暖を取りながら外の景色を楽しむことが出来る♪
【ブランド名】Ratelworks(ラーテルワークス)
【品名】VOGEL MID(ヴォーゲルMID)
【品番】RWS0225GR
【価格 】79,900円(税込)
【オプション】
対応製品(別売り):[RWS0116/0117] FLIP UP POLE (フリップアップポール)2本セット 170cm/130cm
【材質】
・フライシート:68Dリップストップポリエステル(シリコンコーティング、耐水圧3000mm、撥水加工、UVカット加工)
・ルーフ:68Dリップストップポリエステル(シリコンコーティング、遮光PUコーティング(リビング)、耐水圧3000mm、撥水加工、UVカット加工)
・インナー:68Dポリエステル
・インナー(ボトム):210Dポリエステルオックスフォード(PUコーティング、耐水圧3000mm、撥水加工)
・ポール:アーチポール(黒):14.5mm A7001、オーバーハングポール(紫):13mm A7001、バックポール(黒):11mm A7001
【サイズ】
・設営時サイズ:400*350*195(h)cm
・収納サイズ:70*40*30(h)cm
【重量】フライシート・ドアパネル・ポール一式:約12.2kg(ツールバッグを除く)
【対応人数】想定人数:2~3人
※メッシュドアは本体のフライシートに装着された状態で梱包されています。事前にご確認ください。
※正確な仕様は製品HPを参照のこと
≫機能性
製品HPから抜粋した機能性に関する説明書き。橙字は私見所感。
・拡張フロントパネル
ドームテントながらタープが不要な設計を実現。さらに、跳ね上げ部分を連結できることで、ビジュアル面でも圧倒的な存在感を発揮します。
⇒当テントの最大の魅力とも言えるフロントパネルを広く跳ね上げることで別途タープを張らずに広い、日除け及び雨除けスペースを確保することが出来る。また、アレンジパターンも豊富で雨天/炎天/風天等の様々な気象条件に対応することが可能。アレンジポールはデフォルトで付属していないため別途用意する必要がある。
・フライドア/メッシュドア 取り付け可能
季節やシチュエーションに応じて使い分けが可能です。春夏はフルメッシュドアで爽快感を楽しみ、秋冬はフライドアで秘密基地のような雰囲気を演出。
⇒メッシュドア装着によりフルメッシュ仕様となり虫の侵入を予防する上に幕内からの開放感のある視界を確保することが出来る。フライドア装着によりフロントパネルを跳ね上げた状態でもフルクローズ仕様に出来るのも便利。また、フロントパネルをクローズした状態でもフロントパネル脱着が可能なので石油ストーブをインストールした際の暖房調節も可能。
・ルーフプロテクタ標準装備
遮光コーティングを施しており、日差しの強い日には濃い影を作り出し、さらに結露の軽減にも役立ちます。
⇒ルーフフライは雨天時、炎天時の遮光性、冬キャン暖房時の暖房能UP及び結露軽減に欠かせないアイテム。
・薪ストーブ用煙突ポート
テント内の空気循環をよりよく促し、快適な環境を維持します。テントの内側から巻き上げることが可能です。
⇒薪ストーブを所有していないため使わない。
・グランドシート標準装備
バスタブ型の構造により、虫が入りにくい仕様で、快適なキャンプ環境を提供します。巻き止め可能な仕様により、ストーブの設置も可能です。
⇒土間スタイルで使用予定なので使わない。
・耐風性
風速20m/s(何かにつかまらないと立っていられない強さ)での耐風テストをクリアしています。ただし、安全上のリスクが想定される環境下での使用はお控えください。
⇒ソロキャンなら風速10m/s以上予報なら中止だが、耐風テスト実施は評価できるポイント。
・メッシュドア・フライドアの付替え式
季節やシチュエーションに応じて使い分けが可能です。春夏はフルメッシュドアで爽快感を楽しみ、秋冬はフライドアで秘密基地のような雰囲気を演出。
⇒デフォルトで付属しているメッシュドア/フライドアに別売オプションのTPUパネルを追加することにより冬キャン時に暖気を逃すことなく幕内から外の景色を観ることが出来る。TPUパネルは是非とも追加したオプション。取付部はシングルファスナーなのでメッシュドア/フライドアの同時装着は不可。
・12パターン以上のアレンジ可能
フロントは跳ね上げスタイルをはじめ、状況や気分に応じて変化を楽しめるように、12パターン以上のアレンジが可能です。自分だけのフロントスタイルをお楽しみください。⇒雨天、炎天、風天の程度によって様々なフロントパネルアレンジができるの良い。フルパターンには4本の跳ね上げポールが必要だが、設営の手間を考えると結局2本アレンジが多くなりそう。
≫詳細
製品HPから抜粋した機能性に関する説明書き。橙字は私見所感。
・8×8m以上の区画サイト対応
8×8m以上の区画であれば、車両を含めて設営が可能です。10×10mの区画であればフロントを跳ね上げてもスペースに余裕がある状態です。
⇒ミニマムソロ幕として考えるとやや大きめのサイズ感だがオコモリソロ幕としては標準的なサイズ感と思われる。
・隙間風防止 外スカート
冬場は冷気の侵入を防ぎ、夏場はスカートを巻き上げることで通気性アップするオールシーズン対応可能です。
⇒やはり冬キャン時の冷気と虫の侵入を低減するのに外スカートがあると良い。通気性を優先する場合は巻き上げることも可能。但し、外スカートは乾きにくいのが難点。
・隙間風防止 内スカート
寒い時期にはテント下からの冷気の侵入を防ぎます。
⇒外スカートに加え内スカートもあるため冷気と虫の侵入を低減効果は高いが、結露や雨で濡れた時の乾燥には時間が掛かるのが難点。
・耐熱素材の煙突ポート
薪ストーブ用の煙突ポートを設置しています。ご使用の際は、事前に煙突穴をカットしてください。使用しない場合はポートをクローズすることが可能です。
⇒薪ストーブを所有してないので必要なし。
・大きなベンチレーション
テント内の空気循環をよりよく促し、快適な環境を維持します。テントの内側から巻き上げることが可能です。
⇒フロントパネルの大パネルベンチレーションは開閉可能なことが魅力。これ以外に両側面及び背面に3つの常時開放型ベンチレーターを備えており、10枚のメッシュパネルとあわせると換気能調節レンジが格段に広い。
・スペクトラファイバー採用
地球上に存在する世界最強・最軽量の素材の一つです。負荷がかかる箇所に採用しています。⇒実際の耐久性は使ってみないと分からない。
・豊富な収納ポケット
インナーウォール内外に便利な収納ポケットを配置。
⇒小物入れが豊富なので幕内シェルフをミニマムにすることが出来る。
・ランタン取り付けリング
ランタンやちょっとしたものを取り付け可能
⇒ランタンフックがデフォルトで備えてあるのは有難い。
・軽量二股フック
軽量かつ耐久性に優れたフック
⇒耐久性は勿論、脱着のし易さが気になるところ。
■純正オプション
発売予定のTPUドアは是非とも欲しいオプション。★は個人的物欲指数。拡張パネル立上げには170cmポール*2+130cmポール*2があると良いようだ。
・[Ratelworks/ヴォ―ゲルMID用TPUパネル]★★★
別売TPUパネル。デフォルトのMESHパネル装着部に後付けで装着可能。これにより冬キャン時に暖を取りながら幕内から外の景観を観ることが出来き、閉塞感が改善される。雨天時も幕内からの視界が広がるのも魅力。
・[Ratelworks/フリップアップポール190cm*2本]☆☆☆
[Ratelworks/ヴォ―ゲル]のメーカー推奨のフロントパネル立上げのメインポール。
・[Ratelworks/フリップアップポール170cm*2本]★★☆
[Ratelworks/ヴォ―ゲルMID]のメーカー推奨のフロントパネル立上げのメインポール。
・[Ratelworks/フリップアップポール130cm*2本]★★☆
[Ratelworks/ヴォ―ゲルMID]のメーカー推奨のフロントパネル立上げのサブポール。
・[Ratelworks/ガイロープ4m*4本セット]★☆☆
キャノピーポール用にも使用できるガイロープセット。自在金具の形状が独創的でカッコイイ!
・[Ratelworks/鍛造ペグ4本セット]☆☆☆
テントや張り網を固定するための25cm鍛造ペグ。
・[Ratelworks/自在金具12個セット]☆☆☆
物欲の虫を刺激する独創的なデザインの自在金具の12個セット。
■イメージ
使用イメージを諸々思案してみた。
≫三方視点イメージ
[Ratelworks/ヴォ―ゲルMID]をソロで使う場合はグランドシートを装着せずにカンガルースタイルで使う予定。身長175cmの小生が幕内で直立できるスペースを確保することはできるが、拡張パネルでは少し腰をかがめる必要がある。スタイルが崩れないようなら立上げポールを170cmではなく180cmにした方が雨天時の使い勝手が良いかもしれない。
≫インナーイメージ
ソロオコモリ幕として使用する際のインナーは[DRASOUL/コットテントTC]のハイコット仕様を想定。ハイコットにすると幕内ベンチ使用ができるのとコット下を荷物置き場として使えるのが利点だが、半面幕壁から少し離してレイアウトする必要がありデッドスペースが生じる。[Ratelworks/ヴォ―ゲルMID]は後面からの出入りが出来ないことを考えるとコットテントは奥側にレイアウトするのが良いと思われるが、幕壁にどれくらい寄せることが出来るかで場合に寄っては斜めもしくは左側にレイアウトすることも選択肢に入る。

≫幕内レイアウトイメージ
幕内レイアウトイメージを3パターン思案してみた。クーラーボックス以外はフライドア/メッシュドアの仕切りの奥にレイアウト。実際には幕壁にどれくらい寄せることが出来るか否かでレイアウトを変更する必要が出てくると思われる。

■検証ポイント
仮に[Ratelworks/ヴォ―ゲルMID]を購入したとして検証したいことを思案してみる。
-開封行程
総重量12.2kgと10㎏超と重いため、各パーツの重量を計測した上で、必須パーツを選定総重量を10kg未満に抑えたいところ。
✅フライシート単体重量の計測
✅ポール単体重量の計測
✅ペグ&ハンマーセット重量の計測
-設営行程
各ポールの重量及び長さを計測した上で実際に設営行程を検証したい。特に魚座メインポールの立上げ行程が難しいそう。
✅各ポールの長さ
✅フレームワーク
✅ルーフプロテクタの装着行程
✅グランドシートの装着行程
✅フライドア/メッシュドアの装着行程
✅デイジーチェーンの装着行程
✅設営時間計測
-幕内レイアウト
デフォルトで付属しているグランドシートは使わずコットテントをカンガルースタイルで運用する予定。フライドア/メッシュドアで幕内仕切りができるためそれを踏まえて幕内動線が良くなるように各アイテムを配置していきたい。石油ストーブは出入口パネルが干渉しない位置且つ動線を妨げないように配置したい。
✅コットテント(ローorハイ)
✅コットテント(奥側横向/左側斜向/左側縦向)
✅メインテーブル&チェア(ハイスタイル)
✅シェルフ
✅クーラーボックス
✅石油ストーブ
-暖房効率
[Ratelworks/ヴォ―ゲルMID]はフライドア装着により幕内を2つに仕切ることが可能。フライドア有無、ルーフプロテクト有無別の暖房能の違いを比較検証したい。
✅[フジカ/ハイペット]における暖房効率(フライドア有/無)
✅[アラジン/シルバークイーン]における暖房効率(フライドア有/無)
-フロントパネルアレンジ
メーカー推奨は170cmポール*2 + 130cmポール*2だが身長175cmの小生がキャノピー下で直立できるスペースを確保できない。フロントポールを180~200cmに調整すれば直立スペースを確保することができると思うがスタイルが崩れる可能性あり。フロントパネルアレンジは雨天炎天に加え風天も想定して検証したい。アレンジポールはまずは所有の[tent-Mark DESIGNS/デュラスティック140-200]と[tent-Mark DESIGNS/ジョンアンドポール130-180]で運用してみて最適ポール長が定まるようなら純正品を購入しても良いかもしれない。
✅拡張パネルの立上げポールの長さ
✅雨天アレンジ
✅炎天アレンジ
✅風天アレンジ
-メッシュアレンジ
冬キャンメインのためフルメッシュ仕様にする機会はないと思うが、幕内からの景観は1回検証しておく必要があるかな。メッシュパネル10枚は開閉に手間と時間が掛かるのとどの位の雨量迄ルーフプロテクタレスで耐雨性を維持できるかが課題かな。また、冬キャンは雨のリスク少ないが暖房効率と結露対策を考えるとやはり基本ルーフプロテクタを装着した方が良いと思われる。
✅フルメッシュ仕様にした際の幕内からの景観
✅フルメッシュ仕様にするまでの時間
✅フルクローズ仕様に戻すまでの時間
-撤収行程
冬キャンを想定した場合、内外スカートの乾燥に時間が掛かること懸念される。テントをひっくり返すことが出来ればスカートの時短乾燥が可能なので検証してみたい。
✅ひっくり返しての乾燥が可能か否か
✅撤収時間
■魅力&懸念ポイント
我思う[Ratelworks/ヴォ―ゲルMID]の魅力及び懸念ポイント。購入するなら特に懸念点も含め納得した上で決定したい。
魅力ポイント10点 | 懸念ポイント11点 |
①所有満足度を満たすカッコイイデザイン ②バスタブ型グランドシート/ルーフプロテクタが標準装備 ③フライドア/メッシュドアが標準装備で幕内を2室に仕切ることが可能 ④拡張パネルアレンジにより広い日除け&雨除けスペースを設けることが出来る ⑤インナーウォール内外の収納ポケットにより小物の収納が便利 ⑥メッシュフル仕様で換気能が高く幕内からの視界も良好 ⑦内外スカートがあり冷気や虫が侵入し難い ⑧ペグダウンなしで自立が可能で位置調整が容易 ⑨常時開放型のベンチレーターが3つに加え開閉式の大型ベンチレーターが1つあり、換気能が高く幕内温度調節も可能 ⑩別売TPUドアを装着することにより、暖気を逃すことなく外の景色を楽しむことが出来る |
①フレームワークがやや複雑 ②設営時フライを地面に広げる必要がある ③総重量が10kg以上と重い ④後面がオープンにならず出入りが出来ない且つ風の抜けもやや悪い ⑤ルーフフライレス仕様の際の耐雨性 ⑥メッシュドア/フライドアの同時装着不可 ⑦フルメッシュ仕様変更の時間と手間 ⑧内外スカートが乾きにくい ⑨バスタブ型グランドシートは蟻が幕内に侵入する恐れあり(使わないが) ⑩煙突穴は必要なし ⑪純正のインナーテントがない |
■まとめ
後面がオープン仕様にならないこと以外と特に不満点のないソロオコモリ候補幕[Ratelworks/ヴォ―ゲルMID]。セールがあれば買っちゃいそうだが、我家にはソロオコモリ幕として[ネイチャーハイク/Dune10.9]があるのでまだステイかな。
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