[DAYTONA/マエヒロドームDuo] ～Ogawa ステイシーシリーズ比較検討編～

[DAYTONA/マエヒロドームDuo]とOgawa“ステイシーシリーズ”をカタログスペックとイメージ図から比較してみる。

■製品概要

[DAYTONA/マエヒロドームDuo]の仕様がコチラ。

≫仕様

製品HPから抜粋した仕様は以下の通り。インナーサイズはデュオサイズだが、インナー内は就寝及びお座敷スペースを設けることができるソロ用途を想定している。“マエヒロ”という名前の通り、インナーサイズと同じ広い前室をもつミニマムツールームテント。収納時の重量が5kg未満と軽量コンパクトながら天候不順時にオコモリできるのは魅力である。

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

 

≫三方視点イメージ

[DAYTONA/マエヒロドームDuo]の三方視点によるイメージ図がコチラ。身長175cmの小生が幕内で直立できるスペースはないが、インナー内に就寝スペースとお座敷スペース、前室にリビングスペースを設けることが出来る。

■3幕比較

同系統のOgawa“ステイシー”シリーズ2幕との3幕仕様比較がコチラ。

≫仕様比較

3幕仕様比較がコチラ。[Ogawa/ステイシーファルダ]はスカートとサイドパネルメッシュが魅力だが、全高が-20cmの130cmと低く、前室スペースも狭い。但し、別売の1人用インナーに変更することにより前室奥行を+40cm拡張できる。

メーカー名		Ogawa	Daytona	Ogawa
製品名		ステイシーST-Ⅱ	マエヒロドームDuo	ステイシーファルダ
外寸(cm)		300*230*130(h)	345*230*150(h)	300*230*130(h)
インナー寸(cm)		220*150*120(h)	220*150*150(h)	220*150*120(h)
インナー奥行(cm)		150	150	150
重量(kg)		3.9	4.2	4.04
収納寸(cm)		52*19*19(h)	45*20*20(h)	53.5*20*20(h)
フライ生地		ポリエステル	ナイロン	ポリエステル
カラー		サンドベージュ/カーキ	フォレストカーキ/コヨーテ	ダークブラウン
フレームパーツ(体）		2	2	2
アウター テント	耐水圧(mm)	1,800	3,000	1,800
	ベンチレーター	2	2	2
	オープン仕様(面)	4	4	4
	メッシュ仕様(面)	0	0	2
	キャノピー立上げ(面)	1	2	1
	ガイロープ(本)	6	6	6
	ペグ(本)	15	22	15
	スカート	無	無	有
	煙突穴	無	無	無
	サイドパネルファスナー	シングル	シングル	シングル
インナー テント	タイプ	吊り下げ型	吊り下げ型	吊り下げ型
	オープン仕様	前後面	前後面	前後面
	メッシュ仕様	前後面	前後面	前後面
	クローズ仕様	前後面	前後面	前後面
付属 パーツ	グランドシート	別売	別売	別売
	シェルター用スタンディングテープ	別売	別売	別売
	アップライトポール	別売	別売	別売
	TPUドア	無	無	無
ペグダウンなしで自立		可	可	可
ポールをスリーブに通す作業		無	無	無
参考価格		¥38,565	¥50,036	¥55,290

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

 

≫イメージ比較

[Ogawa/ステイシーファルダ]と[Ogawa/ステイシーST-Ⅱ]の外寸イメージは同じ。[Ogawa/ステイシーファルダ]のインナーサイズは[DAYTONA/マエヒロドームDuo]とほぼ同等だが、前室が一回り大きく、全高が約20cm小さいため幕内作業がややし難い。[Ogawa/ステイシーファルダ]にしかないスカートとサイドパネルメッシュは魅力的な機能。スカートは冬ではなく3シーズン使用なら特になくても良いが、サイドメッシュパネルは幕内換気調節に有用。せめて、[DAYTONA/マエヒロドームDuo]のサイドパネルがシングルではなく[DAYTONA/マエヒロドーム+]のようにダブルファスナー仕様なら換気調節がし易かったのに(>_<)。

 

≫フレームワーク比較

[DAYTONA/マエヒロドームDuo]はダブルY字フレームをセットしアーチポールを長辺側に組み込むフレームワークで幕壁の角度を垂直に近づけることが可能で幕内のデッドスペースが少ない。一方[Ogawa/ステイシーシリーズ]はまずインナー部分にフレームをクロスさせセットした後、Y字フレームを前室側に向かってセットし前室側のデッドスペースを少なくしている。設営行程的には[Ogawa/ステイシーシリーズ]の方がシンプル且つ耐風性がやや強いと思われるが、フライとフレームの接続するためのベルクロが14カ所ありやや面倒。幕内スペースの効率はダブルY字フレーム採用の[DAYTONA/マエヒロドームDuo]の方が高いがフレームワークは難しい。只、フライとフレームの接続するためのベルクロが7カ所と[Ogawa/ステイシーシリーズ]よりも少ない。

 

 

■考察

カタログスペックとイメージ比較からの私見だが“ステイシー”シリーズのフレームワークは設営行程及び耐風性の面で有利。インナーの広さはほぼ同等だが、全高が[DAYTONA/マエヒロドームDuo]の方が+20cmと高く、着替えなどの作業がし易い。前室は[DAYTONA/マエヒロドームDuo]の方が広く、作業もし易い。換気及び耐寒性はスカート及びサイドメッシュ付の[Ogawa/ステイシーファルダ]が有利。コスパは[ステイシーST-Ⅱ]が良い。

※あくまで私見

 

■所感

3幕共甲乙付け難い。オコモリスタイルを考えると全高が高く前室スペースの広い[DAYTONA/マエヒロドームDuo]が魅力だが、冬キャンメインの小生にとってはスカート付でサイドメッシュ付の[Ogawa/ステイシーファルダ]も捨てがたい。[Ogawa/ステイシーファルダ]は限定オプションの1人用インナーに代替することにより前室スペースを拡張することも出来る。