タープを考える2025 ~自立式と非自立式編~

日差しの強い季節がやってきた。直射日光を避けるための必須アイテム“タープ”のタイプと選び方について考えてみる。我家のキャンプは基本非自立式タープを使うことが圧倒的に多く、その中でもレクタタープを出動することが多かった。収納時のサイズがコンパクトなのでタープポール共通で複数のタープを持参にサイトの広さや天候によってその場でタープを選択することが出来ることも魅力。只、立ち上げた後で位置調整が出来ないため、特に初めてのサイトで位置や向きを変更する際は一旦ペグを抜き再度位置を調整せざる負えない状況が多くはないがあった。今回は自立式と非自立式タープの利点難点を私見踏まえて思案してみる。

■自立式と非自立式

≫自立可否による分類

タープはペグダウン無で自立可能な自立式とペグダウンしないと自立できない非自立式に2つのタイプに大別される。

≫自立式タープ
タープセット単体でペグダウンなしで自立することが出来るため、展開後の位置調整が容易。本体と張り網を張ることで最低限の耐風性は備える。サイドウォールをオプションとしてラインナップされていることが多く、朝日や西日対策も容易。

≫非自立式タープ
オープンタープとも呼ばれタープポールと張り網をペグダウンすることにより自立することが出来るタープ。張り網のペグダウンが必須のため自立式タープに比べ広い設置スペースを必要とし綺麗に成形するのにはコツがいる。レクタ、ヘキサ等を中心に様々な形状とサイズ、生地の製品が発売されており選択肢が多い。

≫自立可否による特徴比較

自立式タープと非自立式タープの大まかな特徴の比較表がコチラ。

項目 自立式 非自立式
成形 ○(容易) △(やや難しい)
位置調整 ○(容易) ×(複雑)
設置スペース ○(狭い) ×(広い)
収納時のサイズ ×(大きい) ○(小さい)
重量 ×(重い) ○(軽い)
耐風性 ×~△ △~○
アレンジ ×(限定) ○(容易)
種類 ×(少ない) ○(多い)

※あくまで私見

≫設営スペースによる比較

非実式タープはタープポールと張り網を使って設営するため、実際のボトムスペースはルーフの角度により若干狭くなる。以下イメージは240cmメインタープポール*2+170cmサブタープポール*4で設営した際のボトムスペース。

対して自立式タープは完成図のボトムサイズ。キャンプで3~4人で使用する際は荷物置場や時間帯による日差しの角度、雨天時の雨除けスペースを踏まえるとボトムスペースは300*300cmは欲しいところ。

ボトムサイズ300x300cmの自立式タープ[Coleman/パーティーシェード300+]とサイズ300*300cmのスクエアタープ[DDハンモック/DDタープ3×3]の設営スペースを比較してみる。[DDハンモック/DDタープ3×3]は240cmメインタープポール*2+170cmサブタープポール*4で標準的な設営方法を想定。

[Coleman/パーティーシェード300+] vs [DDハンモック/DDタープ3×3]

設営スペースはやや非自立式スクエアタープの方がやや広い。

≫自立可否による総重量比較

ボトムサイズ300x300cm及び350*350cmクラスの自立式と非自立式から各1製品ずつ製品をピックアップし設営に必要な総重量を算出。自立式は非自立式に比べ約1.8倍重い。非自立式のタープは同サイズでも軽量に部類されることを踏まても少なくとも概ね1.5~2倍は重いと言える。

Ⅰ.[Coleman/パーティーシェード300+] vs [DDハンモック/DDタープ3×3]
Ⅱ.[Coleman/パーティーシェード360+] vs [DDハンモック/DDタープ3.5×3.5]

Ⅰ.[Coleman/パーティーシェード300+] vs [DDハンモック/DDタープ3×3]
自立式12kgに対して非自立式構成計は7kgと+5kg(約1.7倍)。

【自立式の例】
・[Coleman/パーティーシェード300+]⇒12kg

【非自立式の例】
・[DDハンモック/DDタープ3×3]⇒0.79kg
・[Snowpeak/ウィングポール240]*2本⇒1.1kg*2=2.2kg
・[Snowpeak/アルミポール170]*4本⇒0.4kg*4=1.6kg
・[Snowpeak/ロープセットProレクタ]⇒0.34kg※二又用10m*2+3m*4
・[村の鍛冶屋/エリッゼステーク38]*4本⇒0.346kg*4=1.384kg
・[村の鍛冶屋/エリッゼステーク28]*4本⇒0.19kg*4=0.76kg
総計7.04kg



 

Ⅱ.[Coleman/パーティーシェード360+] vs [DDハンモック/DDタープ3.5×3.5]
自立式13.5kgに対して非自立式構成計は7.4kgと+6kg(約1.8倍)。

【自立式の例】
・[Coleman/パーティーシェード350+]⇒13.5kg

【自立式の例】
・[DDハンモック/DDタープ3.5×3.5]⇒1.05kg
・[Snowpeak/ウィングポール240]*2本⇒1.1kg*2=2.2kg
・[Snowpeak/アルミポール170]*4本⇒0.4kg*4=1.6kg
・[Snowpeak/ロープセットProレクタ]⇒0.34kg※二又用10m*2+3m*4
・[村の鍛冶屋/エリッゼステーク38]*4本⇒0.346kg*4=1.384kg
・[村の鍛冶屋/エリッゼステーク28]*4本⇒0.19kg*4=0.76kg
総計7.4kg



 

■対応製品

≫自立式タープ

【ワンタッチ式】
パーツ構成がシンプルでワンタッチ開閉式で時短展開が可能だが耐風性が弱い印象あり。収納時のサイズが組立式に比べやや大きく重いモデルが多い。

・[Coleman/インスタントバイザーシェードⅡ]
・[鎌倉天幕/カンタンタープ300A]



 

【組立式】パーツが別れており、設営行程がやや難解でワンタッチ式に比べ設営にやや時間が掛かるが耐風性はワンタッチ式に比べ強い印象あり。収納時のサイズがワンタッチ式に比べやや簡単で若干コンパクト且つ軽量なモデルが多い。

・[Coleman/パーティーシェード300]
・[鎌倉天幕/CAMP CUSTOM 260TC]※過去所有




 

≫非自立式タープ

非自立式タープには様々な形状タイプがあるが、タープアレンジが豊富なレクタタープと時短展開が可能なヘキサタープが基本となる。

【レクタタープ(四角形)】
基本メインタープポール2本+サブタープポール4本で設営できる四角形(長方形もしくは正方形)のタープ。日除け&雨除けスペースが広く、タープアレンジも豊富だが設営にやや時間が掛かるのと耐風性がヘキサタープに比べるとやや弱い。

・[DDハンモック/DDタープ3×3]※過去所有
・[Ogawa/システムタープレクタ]※所有





【ヘキサタープ(六角形)】
基本メインタープポール2本で設営でき時短展開が可能な六角形タープ。日除け&雨除けスペースは同外寸のレクタタープに比べると狭く、タープアレンジも限定されるが耐風性はレクタタープに比べるとやや強い。

・[Coleman/XPヘキサタープMDX+]
・[Ogawa/システムタープヘキサDX]※所有




 

■まとめ

ペグダウン無で自立できる自立式タープは立ち上げた後の位置調整が出来ることが最大の魅力。現在、非自立式タープは所有していないが、今期は1つ補完して実際のキャンプで非自立式タープと使い勝手を比較検討してみたいと考えている。

≫自立式タープ
○時短展開が可能
○形を整えるのが楽
○立ち上げた後の位置調整が可能
○OPサイドウォールにより朝日&西日に対応可能
○ビーチでも使い易い
×収納時のサイズが大きい
×重い

≫非自立式タープ
○収納時のサイズがコンパクト
○軽い
○タープアレンジが豊富(オガワ張りも可能)
×設営に時間が掛かる
×綺麗に張るのにコツがいる
×立ち上げた後に位置調整が出来ない


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