昨年、AMさんから古代蓮の種からの育成を試みたが発芽迄は至ったものの、土に植付後に成長が止まってしまい開花に至らなかった(>_<)。種からの育成も再度挑戦する予定だが、今年はレンコン子株からの育成も併せて導入する予定。導入前に情報を自分なりに纏めてみた。
■蓮と睡蓮の違い
まずは蓮(ハス)と睡蓮の違いを整理してみる。蓮は睡蓮と違い根茎に空洞があり、とぐろを巻くように成長し、立ち葉で開花部は水面より高い位置となる。
睡蓮の種類 | 蓮 | 温帯(耐寒性)睡蓮 | 熱帯睡蓮 |
タイプ | 挺水(ていすい)植物 | 浮葉(ふよう)性植物 | |
耐寒性 | ○~◎ | ○~◎ | ×~△ |
根茎 | 小~大 | 小~大 | 小~大 |
開花時期 | 6~7月 | 5~11月 | 7~10月 |
開花数 | △~○ | △~○ | ○~◎ |
開花部 | 水面より高い位置 | 水面付近 | 水面少し上 |
花弁色 | 白桃黄 | 赤桃橙黄白 | 赤桃橙黄白青紫 |
花上がり | △~○ | △~○ | ○~◎ |
花弁数 | ○ | ○ | ◎ |
根茎 | 穴あり芋根(レンコン) | 芋根 | 球根 |
根茎の 成長方向 |
とぐろ | 横 | 中央 |
葉の場所 | 立ち葉 | 浮き葉 | |
葉の形 | 丸型 | 切れ込みのある丸型 | 丸尖型 |
増やし方 | 株分け/種 | 株分け | 株分け/ムカゴ |
害虫被害 | 少ない | 少ない | 多い |
容器 | 丸型 | 角型 | 角型 |
※私見多々含む
■蓮を育てる容器
蓮の根茎はとぐろを巻くように成長するため、容器は角型ではなく丸型が好ましいようで実際に丸型を使用しているケースが大半を占めるが、角型でも明確に成長が妨げられるようなことは無さそうなのでその実どちらでも良いのかもしれない。蓮の育成は初めてなのでスタンダードな丸形から始める予定。また、睡蓮と違い内鉢は使用せず外鉢に直接受け付ける予定。容器の最大容量の4割に用土を入れると仮定すると実質水量は約6割となりビオトープを想定すると容量30~60Lが良いと考えられる。大型蓮を90Lタライで育てたいが取り回しが悪いため今回は対象外。
容量(L) | 用土量(L) | 水量(L) |
10 | 4 | 6 |
20 | 8 | 12 |
30 | 12 | 18 |
40 | 16 | 24 |
60 | 24 | 36 |
80 | 32 | 48 |
90 | 36 | 54 |
120 | 48 | 72 |
※私見多々含む
≫10Lクラス
・[セリア/リサイクル樹脂製バケツ10L]※所有
外寸φ29.7*22.7(h)cm/容量10L。小型種ならこの容量でも育成が出来るようだ。ベランダで育成するには勝手の良い容器だが、水量が少ないので水質が安定せずメダカ等の生体を入れるには難があるかな。

≫20Lクラス
・[チャーム/睡蓮鉢14号23L]※所有
外寸φ44*25(h)cm/内寸41.5*24(h)/容量23L。小型蓮ならこの容量でもOKかな。
≫30Lクラス
・[新輝合成/丸型ストロングタブタライ30L]
外寸φ43*34(h)cm/内寸φ37.5*33(h)cm/容量30L。AMさん実家の蓮のメイン容器。小型~中型蓮ならこのクラスが一番使い勝手が良いと思われる。
・[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号35L]※所有
外寸φ51cm*25(h)cm/内寸φ47*23(h)cm/容量35L。見た目がピカイチな陶器鉢。プラ鉢に比べて値段が高いため複数揃えるには不向き。
≫40Lクラス
・[新輝合成/丸型ストロングタブタライ45L]
外寸φ50*35.5(h)cm/内寸φ44.5*34.5(h)cm/容量45L。大型蓮もギリ育てられる容量かな。このクラスになると用土と水を入れたままの移動は困難。
≫60Lクラス
・[平和工業/ユーティリティータブ60L]
外寸φ53*39(h)cm/容量60L。大型蓮を育てるのにバランスの良い容量と思われる。
■蓮の植付方法
睡蓮の購入元の【Kazuのメダカ睡蓮ビオトープ】さんのやり方を踏襲さえて頂く。昨年ココ以外から安価を理由に睡蓮を購入したがサイズが小さく早々に根腐れを起こしたことがあるため、蓮の導入も【Kazuのメダカ睡蓮ビオトープ】さんにする予定。
①培養土を薄く敷く
②マグァンプKを外周部に撒く※無くても良い
③マグァンプKが隠れる位に培養土を掛ける
④芝の目土を底から3~4cm程度敷く
⑤蓮根の成長点を下向きになるように置く(お尻を芝の目土で嵩上げ)※蓮根が上方向に成長しないようにするため
⑥芝の目土を容器の3~4割程入れる。
⑦赤玉土小粒を表面に敷く※巻き上り防止のため、無くとても良い
⑧土から5cm程の深さになるように水を入れる※凍らせないため
⑨春先になったら土から2~3cm程にする※水温を上げるため
⑩立ち葉が出てきたら“IBのチカラ”を追肥、以後月1回のペースで追肥
⑪水枯れに注意しながら適宜水足し
※あくまで1例
■2025年蓮導入プラン
2025年は小型蓮2品種、大型蓮1品種を導入する予定。
【30L容器】⇒小型蓮2品種
【45L容器】⇒大型蓮1品種
最近のコメント