次回のキャンプは2家族グルキャンの予定で娘が同級生と2人でキャンプをしたいとのことで区画サイト*2のスペース内で別途2人用のテントを確保するべく思案してみた。
目次
■所有テントで代用する場合
メインテント[オガワ/ロッジシェルターⅡ]に併せてソロで使っているテントを張るとするとスペース的に余裕がなくなる。所有ソロ幕はソロ向けと言えどもオコモリスタイル仕様なのでどれもこれれもそれなりに大きいのが難点。
≫ファミキャン幕
・[OGAWA/ロッジシェルターⅡ]
≫ソロキャン幕
・[ネイチャーハイク/Dune10.9]
・[OGAWA/タッソTC]
≫デイキャン幕
・[ノースフェイス/エバベース6]
3幕の中で併用するとしたら[ノースフェイス/エバベース6]かな。只、全高200cmと高いため、イメージ上[オガワ/ロッジシェルターⅡ]の後面パネルへの連結は多分無理。[ノースフェイス/エバベース6]内に子供ら用に[DOD/カンガルーテントS]を内包、[オガワ/ロッジシェルターⅡ]には小生と嫁用にコットテントを2個内包して運用。まあ、連結できたとしても、デュオキャン感はでないかな。
[オガワ/ロッジシェルターⅡ]と[ノースフェイス/エバベース6]を並べて設営したとしても結構なスペースが必要となる。また、[ノースフェイス/エバベース6]は高さがあり快適な分フレームポールの本数が4本あり、内2本は結構長いのでサブ幕としての取り回しを考えると良いとは言えない。
■デュオ用テントを新調する場合
ならばいっそのことデュオ用のテントを新調するという手もある。
≫ボトムサイズ
幕内に50cm幅の荷物スペースを設けた上で2枚のインフレーターマットもしくはローコットを配置すること踏まえると理想のインナーボトムサイズは全幅210*奥行170cm。いわゆる3人用テントと表記される部類の範疇。また、メインテントである[オガワ/ロッジシェルターⅡ]とは別にサブテントとして使用するので寝れれば良いため全高は100cm程でもOK。テントのタイプは立ち上げ後の位置調整が容易なペグダウンなしで自立可能なドーム型が良い。
≫デュオテントに望む条件
【1】インナーサイズ⇒210*180*120(h)cm
【2】テントタイプ⇒ドーム型
≫3幕ピックアップ
デュオテントに望む2つの条件を踏まえて以下の3幕をピップアップ。
・[Naturehike/CloudUp3]
・[MSR/Elixer3]
・[Naturehike/Dune7.6]
3幕仕様比較がコチラ。[Naturehike/CloudUp3]と[MSR/Elixer3]は山岳用テントなのでコンセプトは軽量コンパクトでポールも細くフライも軽量仕様となっている。対して[Naturehike/Dune7.6UG]はオコモリ可能な2ルームテントで4面メッシュやTPUドアオプション等とオコモリストには魅力的な機能満載だが収納時のサイズが大きく重量もある。
[メーカー名/テント名] | [Naturehike/ CloudUp3] |
[MSR/ Elixer3] |
[Naturehike/ Dune7.6UG] |
Type | ドーム | ドーム | ドーム |
CUBE値(m3) | 6 | 7 | 14 |
体積(m3)※予測値含む | 5 | 6 | 11 |
フロア面積(m2)※予測値含む | 5.7 | 5.9 | 7.6 |
外寸(cm) | 300*180*110(h) | 324*213*104(h) | 320*240*180(h) |
収納寸(cm) | 45*15*15(h) | 51*20*20(h) | 66*26*35(h) |
インナー寸(cm) | 210*175*110(h) | 213*172*104(h) | 220*150*165(h) |
重量(kg) | 2 | 3.19 | 7.2 |
生地 | ナイロン | ポリエステル | ポリエステル |
フライ耐水圧(mm) | 4,000 | 1,500 | 3,000 |
メインフレームポール(本) | 2 | 2 | 2 |
サブフレームポール(本) | 1 | 1 | 1 |
キャノピーポール(本) | 0 | 0 | 0 |
最大使用人数(人) | 3 | 3 | 2 |
ベンチレーター(個) | 2 | 2 | 2 |
出入口パネル(個) | 1 | 2 | 4 |
スカート | × | × | ○ |
煙突穴 | × | × | ○ |
ウレタン窓(個) | × | × | ○ |
フライメッシュ(面) | × | × | ○ |
インナーメッシュ(面) | ○ | ○ | ○ |
キャノピー立上げ(面) | × | × | ○ |
ペグ(本) | 12 | 12 | 12 |
ガイロープ(本) | 3 | 4 | 6 |
グランドシート | 付属 | 付属 | 別売 |
TPUドア | × | × | 別売 |
参考価格※執筆時 | ¥20,792 | 44,986 | ¥39,992 |
※正確な仕様は各製品HPを参照のこと
各項目毎の序列がコチラ。設営後の快適さは[Naturehike/Dune7.6]、収納時のサイズ&重量、時短設営撤収なら[Naturehike/CloudUp3]といった所か。[MSR/Elixer3]は中間で[Naturehike/CloudUp3]の位置付け。
≫アウターの広さ
[Naturehike/Dune7.6] > [MSR/Elixer3] > [Naturehike/CloudUp3]
≫インナーの広さ
[Naturehike/Dune7.6] > [MSR/Elixer3] > [Naturehike/CloudUp3]
≫前室の広さ
[Naturehike/Dune7.6] > [MSR/Elixer3] > [Naturehike/CloudUp3]
≫収納時のサイズ
[Naturehike/CloudUp3] > [MSR/Elixer3] > [Naturehike/Dune7.6]
≫重量の軽さ
[Naturehike/CloudUp3] > [MSR/Elixer3] > [Naturehike/Dune7.6]
≫出入口の数
[Naturehike/Dune7.6] > [MSR/Elixer3] > [Naturehike/CloudUp3]
≫値段の安さ
[Naturehike/CloudUp3] > [MSR/Elixer3] > [Naturehike/Dune7.6]
各3幕の所感がコチラ。
・[ネイチャーハイク/CloudUp3]のフライ含むボトムスペースが最小
・[ネイチャーハイク/CloudUp3]が最軽量(2kg)、[ネイチャーハイク/Dune7.6]が最重量(7.2kg)。
・[ネイチャーハイク/CloudUp3]と[MSR/エリクサー3]のインナースペースは同等
・[ネイチャーハイク/Dune7.6]はインナースペースは狭いがその分前室が広い
・[ネイチャーハイク/Dune7.6]がTPUドアオプションが選択可能
・[ネイチャーハイク/CloudUp3]の出入口は1つ、[MSR/エリクサー3]は2つ、[ネイチャーハイク/Dune7.6]は4つ。
・[MSR/エリクサー3]が最も安価(¥20,792)
≫3幕イメージ比較
3幕のサイズイメージ。3幕中[Naturehike/CloudUp3]のアウターのボトムスペースが最小、次いで[MSR/Elixer3]、[Naturehike/Dune7.6]。インナーのボトムサイズは[Naturehike/Dune7.6]と[MSR/Elixer3]がほぼ同等、[Naturehike/Dune7.6]は一回り小さいがインナーと同程度の前室スペースを有する。全高は[Naturehike/Dune7.6]は他2幕の約2倍程高い。
※イメージ図は一部予測値も含む
[サーマレスト/ベースキャンプL]を2枚並べたイメージがコチラ。[Naturehike/Dune7.6]の出入口は4面、[MSR/Elixer3]は2面、[Naturehike/CloudUp3]は1面。出入口が2つ以上あると夜間トイレ等で出入りする際に相方に接触し難く気を遣わなく良い。
≫[Naturehike/Dune7.6]のシェルター仕様
[Naturehike/Dune7.6]はアウターフライでシェルター使いも実用的で純正インナーテント以外にもグランドシートを敷いてソロ用インナーを2個配置したり、3人用インナーを内包することも可能。とは言え今回はメインテントではないためそこまでの機能性は必要ないのと、その分収納時のサイズと大きさがネックとなる。
[Naturehike/Dune7.6]と[Ogawa/LodgeShelterⅡ]の長辺側に並べたイメージがコチラ。
[Naturehike/Dune7.6]を[Ogawa/LodgeShelterⅡ]の後面パネルに連結することも可能と思われる。
[Naturehike/Dune7.6]と[TheNorthFace/Evabase6]のサイズイメージ比較がコチラ。[Naturehike/Dune7.6]の方が[TheNorthFace/Evabase6]より一回り小さい。
≫[Naturehike/CloudUp3]と[MSR/Elixer3]のインナー使用
[Naturehike/CloudUp3]と[MSR/Elixer3]のインナーのみを各シェルター4種にてカンガルースタイルでレイアウトしたイメージがコチラ。ちなみに2幕のインナーボトムサイズはほぼ同等。[Naturehike/CloudUp3]は入口が短辺側に1つで後方の幕壁の角度が寝ているためアウター背面幕壁に寄せ易い。[MSR/Elixer3]は長辺側にリッジポールの出っ張りがありアウター背面幕壁と干渉しないように少し内側にレイアウトする必要があるが、長辺側両面に入口が2つあるため、アクセスが容易。どちらがカンガルースタイルで使い易いかというと出入口パネルが2つの[MSR/Elixer3]かな。
■まとめ
3幕共魅力的な特徴を有しているが、メインテント併用のサブ幕として、インナーテント単独のカンガルースタイルの使い勝手をを考えると我家のキャンプスタイルのベストマッチは現状[MSR/Elixer3]となるかな。
・[Naturehike/CloudUp3]
3幕中“最小”“最軽量”“最安”の山岳用テント。カラーラインナップも豊富でフレームワークもシンプル。短辺側入口側に前室あり。生地は薄く遮光性は低くキャノピーアレンジも出来ない。短辺側に入口が1つしかないため後面側の荷物のアクセスはし難い。
・[MSR/Elixer3]
[Naturehike/CloudUp3]より収納時のサイズは大きく、重量もある。入口は長辺側前後面の2つで出入りや荷物のアクセスは容易。生地は[Naturehike/CloudUp3]よりやや厚く、キャノピーアレンジは出来ないが前室パネルのアレンジが可能。
・[Naturehike/Dune7.6]
オコモリストの小生にとっては幕単体使用だけを考えると幕内に直立スペースがあり、四方四面オープン&メッシュ仕様になりTPUドアオプションもある[Naturehike/Dune7.6]がダントツにマッチングしているのだが、今回はあくまで[Ogawa/LodgeShelterⅡ]との併用が目的なこと、既に[Naturehike/Dune10.9]を所有していることもありためやはり選択肢からは外れるかな。
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