小生及びキャンプ仲間の過去所有幕、現役幕の嗜好分析から4つのテントタイプの特徴を独断と偏見により考察してみた。
■小生&キャンプ仲間の嗜好
青緑背景→化繊生地(ポリエステル/ナイロン)、橙背景→TC生地(ポリコットン)。
-現役幕+過去所有幕
小生及びキャンプ仲間の現役及び過去所有幕を含めたタイプ別分布がコチラ。
タイプ | ドーム型 | ティピー型 | アーチ型 | 鉄骨型 | ||
モノポール | ベル | 2ポール | ||||
小生 | [アテナスクリーン] [ファシル] [ディーパー] [ヤクドーム460] [タフドーム240] [アイレ] [ハイビー3] [タクティカルコットテント] [アテナツーリングワイド130] [エバベース6] |
[バランゲルキャンプ] [ピルツ15TC] [タッソTC] |
[グロッケ8] [ショウネンテントTC] |
[REVOルーム2] [ツインピルツTC] [PEPOテント] [大炎幕] |
[アテナトンネル] [エバカーゴ2] |
[ロッジシェルターⅡ] |
YZ | [ツーリングドームST] | [Military tent X-large] | [FOX-BUCHE] | |||
HK | [タフドーム4] [ランダー4] |
[モーニンググローリーTC] | [ヘキサイーズ1] | [カマボコテント] | ||
KU | [ソルPro.] [ドックドームPro.6] [ワンタッチテント] |
[ロクロクベース] | [アルニカ] | |||
KK1 | [タフスクリーン2ルームハウスMDX+] | |||||
KM | [タフスクリーン2ルームハウスLDX+] | [ヴォールト] | ||||
OK | [エルフィールド] | |||||
MU | [タフドーム4] | [タッソTC] | ||||
KD | [ヴィガス] | |||||
OD | [ランドロック] | |||||
KK2 | [アスガルド7.1] [アスガルド19.6] |
[ダブルドリーマー] [ルックアウト500] [ウッドビュー600] |
||||
P | 21 | 4 | 5 | 7 | 10 | 1 |
全48幕⇒ドーム型(21)、ティピー型(16)、アーチ型(10)、鉄骨型(1)。現役及び過去所有幕を含めた構成比をみるとやはりドーム型テントが高い。収納時サイズが比較的コンパクトになること、ペグダウンなしで自立できること、耐風性が担保されていることを考えると最もバランスが良く汎用性が高いタイプと言える。
-現役幕
小生及びキャンプ仲間の現役幕のタイプ別分布がコチラ。面白いことにティピー全幕がポリコットン生地製でそれ以外のタイプはポリエステル生地製という結果に!ティピー型は円錐状のフォルムから雨水がフライに溜まることがないため耐水性の低いポリコットン生地との相性が良いと思われる。
タイプ | ドーム型 | ティピー型 | アーチ型 | 鉄骨型 | ||
モノポール | ベル | 2ポール | ||||
小生 | [エバベース6] | [タッソTC] | [ロッジシェルターⅡ] | |||
YZ | [Military tent X-large] | [FOX-BUCHE] | ||||
HK | [ランダー4] | [モーニンググローリーTC] | ||||
KU | [ソルPro.] [ドックドームPro.6] |
[アルニカ] | ||||
KK | [タフスクリーン2ルームハウスMDX+] | |||||
KM | [タフスクリーン2ルームハウスLDX+] | |||||
OK | [エルフィールド] | |||||
MU | [タッソTC] | |||||
KD | [ヴィガス] | |||||
OD | [ランドロック] | |||||
P | 8 | 2 | 1 | 1 | 3 | 1 |
全16幕⇒ドーム型(8)、ティピー型(4)、アーチ型(3)、鉄骨型(1)。現役幕の構成比をみてもドーム型の汎用性の高さが伺える。
全16幕⇒ポリエステル生地(12)、ポリコットン生地(4)。ポリエステル生地の汎用性の高さが伺える。幕を2枚持ちの場合はポリエステルとポリコットンを季節や天候で使い分けている。小生も結露の発生し易い冬の晴キャンはポリコットン幕、結露の発生し難く雨のリスクが高い夏キャンはポリエステル幕を選択。
■タイプ別の特徴
現役幕、所有履歴のある幕、キャンプ仲間の所有幕視点を踏まえた4つのタイプの特徴がコチラ(あくまで私見)。
-ドーム型
ペグダウンなしで自立できるため立ち上げた後に位置調整型可能。ポールをスリーブに通し撓らせながら立ち上げる行程に加えポールをクロスさせる行程もあるためフレームワークはやや難しく、雨天時の作業負荷が高い。ポールをクロスさせる構造のため耐風性は高い。
-ティピー型
ペグダウンなしで自立できないため、立ち上げた後の位置調整は出来ないためテントの最初の位置決めが肝要!ポール構成が1本と少ないがその分ペグダウン数が多いのが難点。構造上外周部のデッドスペースが多い。構造上、下から上に風の流れが出来るため幕内調理や暖房機器をインストールするには最適な形状。般的にティピー型テントは出入口のファスナー開閉の際にしゃがみ込む必要があり腰と腰に負担が掛かること、雨天時雨が幕内に侵入し易いのが難点。Aフレームを追加したベル型は出入りの際のファスナー操作が容易になると共に幕内からの視界も良好となる。2ポールテントは横長フォルムで長辺側キャノピーを立ち上げることによりタープ調に使用することが出来るのが利点。
-アーチ型
ペグダウンなしで自立できないが、短辺側のペグを残せば向きを変えることは容易なので半自立型とも言える。フレームをクロスさせないためポールをスリーブに通す作業負荷は少ないがその分立ち上げた後綺麗に成形するにはコツがいる。構造上、耐風性が低いためボトム及び張り網は必須。
-鉄骨型
ペグダウンなしで自立できるが鉄骨自体が重いので長距離移動は単独ではなく2人作業が良い。鉄骨型のロッジシェルターⅡはフライを地面に広げることなく設営撤収が可能なので特に雨天時に重宝する。屋根フレームを組み上げた段階なら1人でも移動が容易なためサイトレイアウトも容易。長辺側キャノピー立上げ及び四面四方メッシュ及びオープン仕様が可能でオールシーズン死角の少ない幕と言える。難点は収納時のサイズが大きいこととヘビー級の重量、特にスチールポールが重い。
-タイプ別特徴早見表
あくまで小生がこれまでの使用履歴やキャンプ仲間の幕を踏まえて思う各タイプ毎の特徴m(__)m。
タイプ | ドーム | ティピー | アーチ | 鉄骨 | ||
1ポール | ベル | 2ポール | ||||
サイトレイアウト | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
フレームワーク | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
フレーム数 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
ペグダウン数 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
出入りの際のファスナー開閉 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
重量 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
キャノピーアレンジ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
雨天設営&撤収 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
耐風性 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
ペグダウンなしで自立 | 可 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 | 可 |
ポールをスリーブに通す行程 | 有 | 無 | 無 | 無 | 有 | 無 |
フライを地面に広げる行程 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 無 |
※私見多々含む
■まとめ
全ての条件を満たす幕はない。自分のキャンプスタイルで何を優先し何を劣後するかを取捨選択する必要がある。小生とキャンプ仲間の所有幕の構成比をみてもドーム型テントの汎用性は高くオールシーズン幕で迷ったら雨天使用及びメンテナンスの容易な化繊生地のドーム型テントを選ぶのが良い。冬キャンメインで雨天時は中止するスタイルならポリコットン生地のティピー型が使い易いと思われる。
≫全季キャン⇒化繊生地のドーム型テント
≫雨無冬キャン⇒ポリコットン生地のティピー型テント
ちなみに小生のファミキャン主幕はポリエステル生地の[オガワ/ロッジシェルターⅡ]、ソロキャン主幕はポリコットン生地の[オガワ/タッソTC]。
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