[TOMOUNT/G moon tent TC] ~解剖の儀~

TOMOUNTの“G moon tent”シリーズにTCモデルが新たに追加されたので早速、解剖の儀を執り行う!

■仕様

メーカーHPより抜粋した製品仕様及び特徴がコチラ。本家、[ミニマルワークス/シェルターGH]と違い、デフォルトでグランドシート、TPUドア*1、MESHドア*1が付属しており価格も安価。特徴的なのは片サイド3枚計6枚の三角メッシュパネルにより換気調節幅が高く幕内からの視界が良好なこと。個人的には石油ストーブをインストールする小生としては雨天時でも使用可能な常時開放型のベンチレーターが欲しい所ではある。執筆時、ベスティブル(拡張テント)のオプションは無い。また、ルーフフライの色が本体カラーと違うのはミスマッチかな。

【商品名称】TOMOUNT G MOON – TC
【メーカー型番】SMR0369
【材質】本体:TC(ポリコットン)、ルーフフライ:210Dオックスフォード、グランドシート:150Dオックスフォード、ポール:7001アルミニウム、ペグ:アルミニウム
【組立サイズ】350*290*170(h)cm
【収納サイズ】65*30*34(h)cm
【重量】15kg
【耐水圧】テントTC本体:450mm、ルーフフライ:2000mm、グランドシート:2000mm
【セット内容】テント本体1つ、ポール4本、ペグ16本、ローフ4本、メッシュドア1枚、TPUドア1枚ルーフフライ1枚、グランドシート1枚、収納袋1つ、取り扱い説明書1枚(収納袋に縫ってあります)
【特徴 】
TC素材、オールシーズンに適する。コットン35%、ポリエステル65%の混紡生地を採用しており、ナチュラルな風合いで、肌触りがきめ細かくて、滑らかで、通気性、遮光性、遮熱性、保温性に優れて、結露しにくく、夏は涼しく、冬は暖かいです。※TC生地は耐水圧が450mmで、雨の場合、ルーフフライを取り付けることをお勧めします。

②設営が非常に簡単。2本のメインポールと2本のサイドポールにより、シェルターを自立させることができます。メインポールの先端を高強度プラスチックチューブに収納し、サイドポールは黒いスリーブデザインで、設営が非常に簡単です。テント全体には6つのクロスポイント、ポールをテント本体に接続する高強度フックがあり、安定性を向上させました。

③選べる2種類のドア・メッシュドアとTPUドアの2種類のドアを展開しています。どちらもジッパ一で楽に取り付けたり取り外したりします。メッシュのドアは蚊を防ぎつつも風を通すことができ、夏場に最適です。雨が降っている時や、日光を浴びたい時は、TPUのドアを選ぶといいです。テントの中から星空や木々、花々の景色を眺め、自然と一体になることができます。

④通気性が良く、開放感アップ。前後の大きな扉は心地よい風を通し、テントとしてだけでなく、タープとして日陰を作ることも可能です。両側に三角形のメッシュ窓が3つずつあり、必要に応じて開閉することができます。天井には開閉可能なメッシュ付きの窓があり、さらに付属のTPU素材を採用した透明窓を取り付けることで3パターンの楽しみ方が出来ます。

⑤安心な1年品質保証。高品質の商品で、ご安心して購入してください。 ご購入後12ヶ月のメーカー保証が付いておりますので、使用中に何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。



 

■シリーズ比較

“G moon tent”シリーズはサイズ2種、生地2種の計3幕展開。特徴的なのは側面の6枚のメッシュパネル。フルメッシュ仕様にすると換気能が向上するとともに幕内からの視界も広がり開放感があること。石油ストーブをインストールしたい小生にとっては雨天でも常時開放出来るベンチレーター2つの仕様の方が好ましいのだけれど。[TOMOUNT/G moon tent TC]は[TOMOUNT/G moon tent]に比べてカタログ表記の全高が5cm低い170cmとなっているが、計測方法の違いによるものかもしれない。ともあれ、サイズ感はほぼ同等といって差し支えないだろう。[TOMOUNT/G moon tent X]は[TOMOUNT/G moon tent]のサイズアップバージョンでファミキャンにも対応可能。フレームポールがとても長そうで取り扱いには気を使いそうだが。

[メーカー名/製品名] [TOMOUNT/G moon tent TC] [TOMOUNT/G moon tent] [TOMOUNT/G moon tent X]
外寸(cm) 350*290*170(h) 350*290*175(h) 465*465*220(h)
CUBE値(m3) 18 48
収納寸(cm) 65*34*30(h) 65*28*23(h) 78*32*30(h)
重量(kg) 15 9.8 19
生地 ポリコットン ナイロン
耐水圧(mm) 450 2,000
フレーム(本) 4
付属ペグ(本) 14 8 14
付属ガイロープ(本) 6
開放面(枚) 2
フロント/リアメッシュ 1
天窓メッシュ 1
サイドメッシュ 6
ベンチレーター(場所/個) 0
TPUルーフフライ
インナースカート
アウタースカート ×
キャノピーアレンジ ×
TPUドア 1
MESHドア 1
グランドシート 1
拡張テント ×
本体価格 ¥65,800 ¥54,800 ¥108,000
本体用TPUドア価格 ¥3,600 ¥6,880
本体用MESHドア価格 ¥2,700 ¥3,680

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと




 

■ポリコットン幕比較

[TOMOUNT/G moon tent TC]のルーフフライのカラーが本体と違うのは個人的には頂けない(>_<)。

[メーカー名/製品名] [ミニマルワークス/シェルターGH] [TOMOUNT/G moon tent TC] [ドキキャンプ/The Crab Nest G2000 X TC]
外寸(cm) 350*300*170(h) 350*290*170(h) 350*300*170(h)
CUBE値(m3) 18 18 18
収納寸(cm) 72*25*25(h) 65*34*30(h) 65*25*25(h)
重量(kg) 11.2 15 9.5
生地 ポリコットン ポリコットン ポリコットン
耐水圧(mm) 450 2,000
フレーム(本) 4 4 4
付属ペグ(本) 8 14 12
付属ガイロープ(本) 6 6 6
開放面(枚) 2 2 2
フロント/リアメッシュ 0 1 1
天窓メッシュ 1 1 1
サイドメッシュ 0 6 4
ベンチレーター(場所/個) 4 0 2
TPUルーフフライ
インナースカート
アウタースカート × ×
キャノピーアレンジ × ×
TPUドア 別売 1 別売
MESHドア 別売 1 別売
グランドシート 別売 1 別売
拡張テント 別売 × 別売
本体価格 ¥154,000 ¥65,800 ¥69,900
本体用TPUドア価格 ¥20,900 ¥3,600 ¥4,490
本体用MESHドア価格 ¥9,900 ¥2,700 ¥3,499

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

 

■ナイロン幕比較

本家[ミニマルワークス/シェルターG]と[ドキキャンプ/The Crab Nest G2000 X]との比較。ベンチレーター*2とメッシュパネル*4の構成は[ドキキャンプ/The Crab Nest G2000 X]が一番好み。

[メーカー名/製品名] [ミニマルワークス/シェルターG] [TOMOUNT/G moon tent] [ドキキャンプ/The Crab Nest G2000 X]
外寸(cm) 350*300*170(h) 350*290*175(h) 350*300*170(h)
CUBE値(m3) 18 18 18
収納寸(cm) 65*25*25(h) 65*28*23(h) 65*25*25(h)
重量(kg) 6.4 9.8 6.5
生地 ナイロン ナイロン ナイロン
耐水圧(mm) 2,000 2,000 3,000
フレーム(本) 4 4 4
付属ペグ(本) 8 8 12
付属ガイロープ(本) 6 6 6
開放面(枚) 2 2 2
フロント/リアメッシュ 0 1 1
天窓メッシュ 1 1 1
サイドメッシュ 0 6 4
ベンチレーター(個) 4 0 2
TPUルーフフライ
インナースカート
アウタースカート × ×
キャノピーアレンジ × ×
TPUドア 別売 1枚付属 別売
MESHドア 別売 1枚付属 別売
グランドシート 別売 付属 別売
拡張テント 別売 × 別売
本体価格 ¥125,400 ¥54,800 ¥54,999
本体用TPUドア価格 ¥20,900 ¥3,600 ¥4,490
本体用MESHドア価格 ¥9,900 ¥2,700 ¥3,499

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

 

■まとめ

デフォルトでグランドシート、TPUドア*1、MESHドア*1が付属しているオールインワンパッケージになっており価格も比較的安価に設定されているため非常に魅力的な幕に仕上がっている。個人的見解だが、雨天時でも常時開放出来るベンチレーターがないのとルーフフライのカラーが本体と違うのがネックかな(>_<)。ベスティブルのオプションが無いのも残念だがソロ使用では必要がないので特に問題はない。

○グランドシート、TPUドア*1、MESHドア*1が付属
○ポリコットン生地採用で結露及び火の粉による穴あきリスクが少なく、遮光性が高い(TC生地の特性)
○両サイド計6枚のメッシュパネルにより換気調節幅が広く、幕内からの視界も良好
○シェルターGHに比べ価格が安い
×ルーフフライのカラーが本体と違う
×常時開放式のベンチレーターがない
×ベスティブルのオプションが無い

×耐水性が低い(TC生地の特性)
×非乾燥撤収時のカビ発生リスクが高い(TC生地の特性)


 この記事へのコメント

  1. らんたん より:

    埼玉県在住 68歳 キャンプ歴再燃して2年
    オートキャンプ主体 ハンドルネーム「らんたん」
    TOMOUNT G MOON – TCに他メーカー拡張テント(ファスナー取り付け)が可能な記事など紹介していただけますか?
    宜しくお願いいたします。

    • chibamboo9 より:

      コメントありがとうございます。残念ながら他メーカー拡張テントの取付に関する情報は持っておりませんm(__)m。

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