[コールマン/アテナワイドツーリング130] ~解剖の儀~

先のキャンプで3シーズンのソロキャン幕はどんなタイプが使い勝手が良いかという話題になり、以下の3つの条件が精査された。実際に販売されるテントラインナップを眺めてみると3つの条件を満たす幕はその実少ない…そんな中で[コールマン/アテナワイドツーリング130]がその条件に一番近いのではという話になった!今回はサイズ感の近い[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]と小生の3シーズンのソロキャン幕[ネイチャーハイク/ハイビー3]の2幕を交えてカタログスペックから仕様を解剖比較してみた。

≪3シーズンのソロキャン幕の3条件≫
①前室が広いこと⇒天候不順時におこもり可能

②自立型であること⇒位置調整及び乾燥作業が容易
③キャノピー跳ね上げが出来ること⇒タープレス運用が可能


 

■仕様比較
3幕仕様比較。ボトム面積は長方形として算出しているが実際は台形のため値より若干狭くなる。

メーカー名 コールマン オガワ ネイチャーハイク
製品名 アテナワイド
ツーリング130
ステイシー
ST-Ⅱ
ハイビー3
タイプ ドーム型
外寸(cm) 305*230*130(h) 300*230*130(h) 310*183*132(h)
ボトム(m2) 7.0 6.9 5.7
重量(kg) 4.8 5.4
(本体3.9kg+PVC1.5kg)
2.62
収納寸(cm) 62*20*20(h) 52*19*19(h) 54*17*17(h)
生地 ポリエステル ナイロン
フレーム(本) 3
ポール材質 アルミ
インナータイプ 吊り下げ型
インナー寸(cm) 220*130*115(h) 220*150*120(h) 200*147/130*132(h)
ベンチレーター 1 2 3
フライメッシュ
インナーメッシュ 前面/後面 前面/上面
ランタンフック 有(インナー*5) 有(インナー*1)
キャノピー立上げ 不可
スカート/
アップライトポール
無/無
ペグダウンなしで自立
ポールをスリーブ
に通す作業



 

■ボトムイメージ比較
[コールマン/アテナワイドツーリング130]と[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]の前室は長方形としてイメージしているが実際には台形で少し狭くなる

≪ボトムサイズ≫
[アテナツーリング130] ≒ [ステイシーST-Ⅱ] > [ハイビー3]

≪前室≫
[アテナツーリング130] > [ステイシーST-Ⅱ] > [ハイビー3]

≪インナーテント≫
[ステイシーST-Ⅱ] > [アテナツーリング130] > [ハイビー3]

[コールマン/アテナワイドツーリング130]と[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]のインナーテント全長は220cmだが、[ネイチャーハイク/ハイビー3]は200cmと短く幕壁の傾斜を考えると身長175cmの小生でギリもしくは若干の足先が干渉してしまう。

[コールマン/アテナワイドツーリング130]と[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]のボトムサイズはほぼ一緒。[コールマン/アテナワイドツーリング130]の方がインナーが狭く前室が広い。ソロキャンならこのインナーサイズで十分かな。

[コールマン/アテナワイドツーリング130]のボトムサイズは[ネイチャーハイク/ハイビー3]より一回り大きい。また、インナーテント全長が長いのでローコットをインした際の足先の干渉は少ない可能性がある。 

■フレームワーク比較
3幕とも同じ自立式ドーム型テントだが、フレームワークが各々異なるのが興味深い。尚、フレーム名称は個人で勝手に名付けているので一般的ではないのでご了承あれm(__)m。[コールマン/アテナワイドツーリング130]と[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]はポールをスリーブに通す作業がないが、幕を被せる作業が少し大変かもしれない。逆に[ネイチャーハイク/ハイビー3]はポールをスリーブに通す作業があるが、幕を被せる作業はない。作業時間は実施に比較したわけではないので分からないが、雨天設営時はポールをスリーブに通す作業のある[ネイチャーハイク/ハイビー3]が若干不利かな。[コールマン/アテナワイドツーリング130]と[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]はフレームワークから考察するに[コールマン/アテナワイドツーリング130]の方が若干容易かな。

■価格比較
[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]はスタンディングテープとグランドシートが別売りなので純正で揃えると仮定すると約6万、[コールマン/アテナワイドツーリング130]は約4万円、[ネイチャーハイク/ハイビー3 コヨーテ]は約3万円といった感じ。

・[コールマン/アテナワイドツーリング130]※グランドシート/スタンディングシート付属
39,800円

・[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]※グランドシート/スタンディングテープ別売
59,700円
※本体46,200円/スタンディングテープ6,600円/PVCマルチシート6,270円

・[ネイチャーハイク/ハイビー3 コヨーテ]※グランドシート付属
27,800円


 

■機能比較
ボトムイメージ以外のスペック、機能を比較してみた。

≪重量≫
[コールマン/アテナワイドツーリング130]は4.8kg、[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]と別売りのPVCマルチシートを合わせると5.4kg、[ネイチャーハイク/ハイビー3]は2.62kg。車移動なら左程気にする必要が無いがバイクだと軽量な[ネイチャーハイク/ハイビー3]が車載し易いかもしれない。

≪シェルター使用≫
3幕とも吊り下げ型インナーテント採用なのでインナーを取り外せばシェルターとしても使用可能

≪インナーテントの向き≫
[コールマン/アテナワイドツーリング130]と[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]は横型インナー、[ネイチャーハイク/ハイビー3]は縦型インナー。コット使用を考えると横型インナーの方が使い易いかな。

≪インナーテント全長≫
[コールマン/アテナワイドツーリング130]と[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]のインナー全長は220cmだが、[ネイチャーハイク/ハイビー3]は200cmと短い。幕壁に角度が付いているため身長175cmだと少し動くと頭頂部もしくは足先が干渉する恐れがある。

≪キャノピー跳ね上げ≫
[コールマン/アテナワイドツーリング130]と[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]はキャノピー跳ね上げが可能だが、[ネイチャーハイク/ハイビー3]は出来ない

≪ベンチレーター≫
[コールマン/アテナワイドツーリング130]はベンチレーターが1つ、[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]は2つ、[ネイチャーハイク/ハイビー3]は3つ。同一条件で比較しないと真偽は分からないがベンチレーターが少ないと結露が発生し易いかもしれない。

≪フライメッシュパネル≫
3幕共フライのメッシュパネルはなし前面だけでもメッシュになれば虫を避けられるのでよかったのに。

≪インナーメッシュパネル≫
3幕共インナーテントの前面入口はメッシュパネルあり。[コールマン/アテナワイドツーリング130]と[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]は後面にメッシュパネル、[ネイチャーハイク/ハイビー3]の上面は全てメッシュ仕様になっておる。暑さに一番強いのはベンチレータの数も3つと多い[ネイチャーハイク/ハイビー3]かな。

≪ランタンフック≫
[コールマン/アテナワイドツーリング130]にはランタンフックは付いていないためフレームにS字フックやカラビナ経由でLEDランタンを取り付けることになる。[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]は前室に1つ、インナーには頂上部と上部四隅の計5つのランタンフックあり。[ネイチャーハイク/ハイビー3]の前室にはランタンフックは付いていないがインナーテントには位置が低いが1つ付いている。

■まとめ
3幕とも前室が広めのテントではあるが、ソロキャン幕として考えると、前室が一番広い[コールマン/アテナワイドツーリング130]の使い勝手が良さそう。インナーテントの広さもソロキャンなら必要十分。カラーもブラウン系でカッコイイ!フレームワークはシンプルだが、スタンディングテープにフレームポールを刺すのとフライを被せる作業が少し大変かも。また、ベンチレーターが前室に1個しかないので結露も発生し易いのかもしれない。また、フライ前室の3面は開放可能だがメッシュ仕様にはならない。もしメッシュ仕様になるのなら虫を避けつつ前室内からの視界が広がり良いのにナ…まぁその分重量増とはなると思うけど。


 

[コールマン/アテナワイドツーリング130]はスカートレスだが、別途スカートを自作すれば秋春の高原キャンプにも対応できるかも。


 

[コールマン/アテナワイドツーリング130]はアップライトポールは付属していない。所有ポールで対応するとしたら[スノーピーク/ライトタープポール125]かな。


オガワフリークの小生としては[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]も気になる所ではあるが、インナーのサイズを鑑みるとソロでは少し大きい印象がありソロというよりデュオのイメージ。インナーを少し狭くして前室を広げたモデルの追加を期待したい。


■オマケ
その他のソロキャン用の前室の広い自立型テントを探してみたが種類は少ない。

・[ホールアース/ツーリングテント アーストリッパー SC]
外寸230*300*145(h)cm、インナー寸215*140*120(h)cm、重量7.5kg。
何と前室3面開放に加え、3面メッシュ仕様にもなる。重量は少し重くなるがほぼ理想の3シーズン用テント。スカート付きなので寒い時期でも対応できるかもしれない。


・[DOD/ライダーズバイクインテント T2-466]
外寸215*260*140(h)cm、インナー寸205*120*120(h)cm、重量5.0kg。
ワンタッチ式、前室は2面開放。ワンタッチ式は強度に若干の不安が残る。


・[スノーピーク/アメニティドームS]
外寸355*230*120(h)cm、インナー寸220*150*120(h)cm、重量5.0kg。
インナーサイズを見るにソロというよりデュオ向きかな。背が低いので腰痛持ちにはキツイ(>_<)。


 

・[ノースイーグル/リップツールームドーム200]
外寸340*210*125(h)cm、インナー寸200*100*120(h)cm、重量4.8kg。
背が低く全長が長いテント。


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