メーカーHPの取説には最低でも2人で設営するようにとの記載あり。…が小さい子供が同伴する際等は嫁さんが付きっ切りになることもあり、単独設営にならざる負えないケースが多々ある。我家も最近では娘が小学校に上がったこともあり嫁が手伝ってくれるが、以前は殆どが単独設営にならざる負えなかった。単独設営は2人設営に比べ手間も時間もかかり、無理な負荷等が掛かり破損のリスクも高い。それを踏まえてレクタタープ[テンマク/焚火タープTCレクタ]を基にメインポール2本、サブポール4本を使ったベーススタイルにて単独設営による設営手順を整理してみた。
■用意するもの
テンマクデザインHPでは[テンマク/焚火タープTCレクタ]のメインポールは280cm長を推奨しているが、小生は[オガワ/ファシル]との連結を鑑み250cm長のポールを選択。280cmメインポールだとサブポールとの高低差が100cmとなり雨水がタープ上に溜まるリスクが少ない。尚、10*10m区画を想定してイメージ図は起草。
・レクタタープ
・250cmメインポール*2
・180cmサブポール*4
・10m二又ガイライン*2
・3mガイライン*4
・38cmペグ*4
・28cmペグ*2
・ペグハンマー
■設営手順
①幕体を広げメインタープポールを稜線の延長線上に並べる
-タープ全面を広げるように広げると設営イメージが付きやすい。
-土サイトやぬかるんでいる時はタープが泥まみれにならないようにグランドシートの上にウィング方向に4分の1に畳んだ状態で稜線を広げると良い。
②サブポールをメインポール脚から直角に位置取りし先端をそれぞれペグダウン。
-図の二又ガイライン間の角度は約70°(オガワでは60°、スノーピーク/テンマクデザインでは90°の記載あり)、60°~90°の範囲なら強度は担保されると推測
-メインタープポールは要の支柱となるため抜けにくい40cmクラスのペグを使用。
-ポールとタープの接続点にペグ(青表示)を軽く打っておくと、立ち上げたときに位置がずれない。
③タープをメインポール先端に引っ掛け、その上から二又ガイラインの中央部を引っ掛ける
④メインポールの一端を立ち上げる
⑤もう片方のメインポールも立ち上げる。
⑥メインポールの脚をタープ内側にずらし、自在金具でガイラインにテンションを掛けて長さを調整し形を整える
⑦サブポールを使ってタープサイドを立ち上げる。
-ガイラインは1本でも固定できるが、強風時を考えると2本あった方が理想(風が強くない時は面倒なので1本で済ますことが多い)。
-尚、風速10m/s以上の際は倒壊する恐れがあるため、“勇気ある撤収”も時に決断する。
■雨天アレンジ
基本晴れ予報で一時的に雨が降る恐れがある場合はサイトのレイアウトを鑑みて雨水の流れをどこに誘導したいかでアレンジ①もしくは②を選択。雨予報なら雨水がウィング両端に流れるアレンジ③がタープ中央部への雨撥ねリスクが低く、立上げポール付近に雨のカーテンが出来ず導線を妨げることがないので実用的。
≪雨天アレンジ①≫
ウィング端の中央部をガイラインを使ってテンションを掛け雨水の流れを作るアレンジ。
≪雨天アレンジ②≫
ウィング屋根の中央部をガイラインを使ってテンションを掛け雨水の流れを作るアレンジ。
≪雨天アレンジ③≫
ウィング中央を180cmもしくは240cmポールで立ち上げ、ウィング両端は直接ガイラインでペグダウンするアレンジ。サブポール180cm仕様なら日差しや雨がタープ下に侵入し難く、240cm仕様ならタープ下からの視界が良く、タープ下でBBQ等をした際に煙が抜けやすい。小生はサブタープとしてREVOフラップを使うことがあるので240cm仕様と資することが多い。尚、今のところ240cm仕様でも雨水がタープ上に溜まることはない。
■撤収方法
①サブポール&ガイラインを外す。
②メインポールの二又ガイラインを片側ずつ外す。
③タープをポール&ガイラインから外す。
④4分の1に畳んだ後は観音畳みで収納袋サイズまで畳む。雨天撤収や地面が濡れている際は2人で地面に着けないように蛇腹になるように畳むと汚れ難い。
⑤収納袋に入れて完了!
[…] レクタタープの張り方を整理する2020 ~設営手順イメージ編~ […]