“睡蓮”と“花蓮”の育成容器に付いて纏めてみる。私見多々含む。
目次
■植付方式
内鉢に植付て外鉢に沈める『内鉢植付式』と外鉢にそのまま植付る『外鉢植付式』がある。“睡蓮”と“花蓮”はどちらの方式でも育成可能だが、日々のメンテナンスや水替えのことを考えると圧倒的に『内鉢植付式』の方が作業負荷が少なく楽。我家では2025年度の“睡蓮”は『内鉢植付式』、“花蓮”は用土の底をとぐろを巻くように成長するために用土量を増やすことが出来る『外鉢植付式』を採用。尚、植付方式は当ブログにおける私見名称であって正式名称ではないことをご了承あれ。
植付方式 | 内鉢植付式 | 外鉢植付式 |
利点 | ・メンテナンスがし易い ・水草トリミングがし難い ・水替えががし易い ・内鉢レイアウト変更が可能 |
・初期外観が内鉢が見えず綺麗 ・用土量が多く水質が安定する |
難点 | ・初期外観で内鉢が見え一体感がない ・用土量がやや少なく水質がやや安定し難い |
・メンテナンスが難しい ・水草トリミングし易い ・水替えがし難い ・レイアウト変更不可 |
※あくまで私見
■内鉢20アイテム
内鉢は角型15、丸形5の全20アイテムをピックアップ。“睡蓮”は基本、根茎が横に伸長するため丸型より角型の方が成長スペースが広く都合が良い。根茎が横に伸長しない熱帯睡蓮や姫睡蓮は丸型でも問題ない。“花蓮”は用土の底をとぐろを巻くように成長するため、丸形が良いとされるが角型でも成長や花上りに左程影響がないとされる。
≫角型の内鉢x15
100円ショップとホームセンターで入手可能な内鉢15アイテム。プランター以外の容器も含まれており本来の用途と異なるため使用は自己責任下で行っている。カタログに容量の記載がないアイテムは外寸乗値に0.5を掛けた値を概算容量としている。根茎が伸びるタイプの“睡蓮”や“花蓮”はより容量の大きい内鉢の方が用土量を増やすことが出来るために概ね花上りも良い。ピンク字は2025年度の我家のメイン内鉢。
No. | 内鉢 | 形 状 |
サイズ(cm) | 外寸 乗値 (L) |
概算 容積 (L) |
カタ ログ 容量 (L) |
参考 価格 |
1 | [ダイソー/環境配慮型プランター] | 角 | 30*11.5*12.6 | 4.3 | 2.2 | – | ¥110 |
2 | [ダイソー/ストレージボックスR] | 角 | 25*19*10(h) | 4.8 | 2.4 | – | ¥110 |
3 | [セリア/フルーラプランター] | 角 | 29.6*13.2*12.6(h) | 4.9 | 2.5 | – | ¥110 |
4 | [ダイソー/ニューウェーブプランター] | 角 | 32.2*16*12.1(h) | 6.2 | 3.1 | – | ¥110 |
5 | [セリア/フタ付きプレーンボックス] | 角 | 27.5*19*12(h) | 6.3 | 3.1 | – | ¥110 |
6 | [カインズ/クイーンプランター350] | 角 | 35*17.8*15(h) | 9.3 | 4.6 | 4 | ¥298 |
7 | [ダイソー/スクエア収納BOX] | 角 | 37*25*11.5(h) | 10.6 | 5.3 | – | ¥110 |
8 | [セリア/大鉢角型] | 角 | 32.5*24.5*13.4(h) | 10.7 | 5.3 | – | ¥110 |
9 | [セリア/プランター長角] | 角 | 53*18*14(h) | 13.4 | 6.7 | – | ¥110 |
10 | [カインズ/クイーンプランター450] | 角 | 45*20.8*17(h) | 15.9 | 8.0 | 7 | ¥348 |
11 | [ダイソー/プランター55型] | 角 | 55*16*21(h) | 18.5 | 9.2 | – | ¥110 |
12 | [大和/ガレージコンテナ45型] | 角 | 52.3*20*17(h) | 18.8 | 9.4 | 8 | ¥1,232 |
13 | [カインズ/クイーンプランター550] | 角 | 55*22.5*18(h) | 22.3 | 11.1 | 11 | ¥398 |
14 | [カインズ/クイーンプランター650] | 角 | 65*22.5*18(h) | 26.3 | 13.2 | 14 | ¥498 |
15 | [カインズ/クイーンプランター770] | 角 | 70*30*22.5(h) | 47.3 | 23.6 | 24 | ¥980 |
※正確な仕様は各製品HPを参照のこと
使用履歴のある内鉢はコチラ。
・[セリア/フタ付きプレーンボックス]
姫睡蓮“ヘルボラ”や熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”等のSSクラスの睡蓮内鉢として使用。


・[セリア/フルーラプランター]
2023年の汎用横長角型プランター。小型・中型睡蓮の内鉢として使い易いサイズ感。


剛性は低いので睡蓮の根が張ると容器が歪む。見た目は良くないが、容器に歪みが見られたら植替タイミングが来たことの目安にもなる。

・[ダイソー/ニューウェーブプランター]
睡蓮内鉢としては使用していないが剛性が高いので来季の維持睡蓮用の内鉢として使用する予定。


・[セリア/大鉢角型]
2025年のメイン内鉢。


・[大和/ガレージコンテナ45型]
我家の内鉢最大容量の横長角型容器。重点育成品種や大型品種用の内鉢。値段は高いが剛性が高く3季目の仕様となるが歪み等はない。但し、ホワイトカラーは汚れが目立つのでオススメはグリーン。


内鉢5アイテムの外観比較。内鉢の容量が大きいほど基本花上りが良いがそれに併せて用土と元肥の量も増えるので植付費用も嵩む。品種から花上りと植付費用のバランスを考えて最適な内鉢を選ぶ。

≫丸型の内鉢x5
“睡蓮”は基本横に伸長していくので丸型容器は使わないことが多い。根茎が横に伸長しない姫睡蓮“ヘルボラ”や熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”の内鉢として使用経験あり。[東海化成/エコポリポット15cm]は1枚当たりの単価が安いので子株バックアップ用の内鉢として使用。ピンク字は2025年度の我家のメイン内鉢。
No. | 内鉢 | 形 状 |
サイズ(cm) | 外寸 乗値 (L) |
概算 容積 (L) |
カタ ログ 容量 (L) |
参考 価格 |
1 | [東海化成/エコポリポット15cm] | 丸 | 15*15*12.7(h) | 2.9 | 1.4 | 1.6 | ¥9 |
2 | [セリア/FL植木鉢6号] | 丸 | 18.5*18.5*13(h) | 4.4 | 2.2 | – | ¥110 |
3 | [セリア/FL植木鉢7号] | 丸 | 22.6*22.6*15(h) | 7.7 | 3.8 | – | ¥110 |
4 | [新輝合成/トンボタライ40] | 丸 | 40*40*13(h) | 20.8 | 10.4 | 11 | ¥755 |
5 | [新輝合成/トンボタライ45] | 丸 | 45*45*14.5(h) | 29.4 | 14.7 | 16 | ¥805 |
※正確な仕様は各製品HPを参照のこと
・[東海化成/エコポリポット15cm]
径15cmの5号サイズのポリポット容器で子株植付用の内鉢として使用。1枚当たりの単価が9円と格安。


・[セリア/FL植木鉢6号]
熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”や耐寒性姫睡蓮“ヘルボラ”等の根茎が横に伸長しないSサイズクラスの品種の内鉢として使用。


■外鉢21アイテム
ピンク字は2025年度の我家のメイン内鉢。
No. | [メーカー名/製品名] | 形状 | サイズ(cm) | 外寸 乗値 (L) |
概算 容積 (L) |
カタ ログ 容量(L) |
価格 |
1 | [セリア/バケツ10L] | 丸 | 29.7*29.7*22.7(h) | 20 | 10 | 10 | ¥110 |
2 | [チャーム/睡蓮鉢14号] | 丸 | 44*44*25(h) | 46 | 23 | 23 | ¥1,810 |
3 | [GEX/快適繁殖ケースL] | 角 | 60*30*29(h) | 52 | 26 | 25 | ¥2,891 |
4 | [コメリ/丸型ストロングタブタライ30] | 丸 | 43*43*34(h) | 63 | 31 | 30 | ¥1,480 |
5 | [チャムオン/陶器睡蓮鉢17号] | 丸 | 51*51*25(h) | 65 | 33 | 35 | ¥9,990 |
6 | [コメリ/丸型ストロングタブタライ45] | 丸 | 50*50*35.5(h) | 89 | 44 | 45 | ¥1,680 |
7 | [コメリ/角型タライジャンボ60] | 角 | 66*47*33(h) | 102 | 51 | 60 | ¥1,480 |
8 | [ビバホーム/角型タライジャンボ60] | 角 | 66*47*33(h) | 102 | 51 | 60 | ¥1,848 |
9 | [ナフコ/角型タライジャンボ60] | 角 | 66*47*33(h) | 102 | 51 | 60 | ¥1,480 |
10 | [カインズ/ホースが留められるタライ60L] | 角 | 67.5*47.6*34(h) | 109 | 55 | 60 | ¥1,580 |
11 | [コメリ/角型タライジャンボ80] | 角 | 77*58.5*29.5(h) | 133 | 66 | 80 | ¥1,980 |
12 | [ビバホーム/角型タライジャンボ80] | 角 | 77*58.5*29.5(h) | 133 | 66 | 80 | ¥2,178 |
13 | [ナフコ/角型タライジャンボ80] | 角 | 77*58.5*29.5(h) | 133 | 66 | 80 | ¥1,980 |
14 | [カインズ/ホースが留められるタライ80L] | 角 | 78.5*59*30(h) | 139 | 69 | 80 | ¥1,980 |
15 | [チャーム/凛RIN角型M] | 角 | 65*65*34(h) | 141 | 71 | 78 | ¥22,260 |
16 | [ビバホーム/角型タライジャンボ120] | 角 | 86*66*34(h) | 193 | 96 | 120 | ¥3,278 |
17 | [コメリ/角型タライジャンボ120] | 角 | 86*66*34(h) | 193 | 96 | 120 | ¥2,680 |
18 | [ナフコ/角型タライジャンボ120] | 角 | 86*66*34(h) | 193 | 96 | 120 | ¥2,380 |
19 | [カインズ/ホースが留められるタライ120L] | 角 | 87*66.2*34.6(h) | 199 | 100 | 120 | ¥2,480 |
20 | [ダイライト/角型容器RL-300L] | 角 | 130.5*92*41(h) | 492 | 246 | 300 | ¥61,353 |
21 | [ダイライト/角型容器RL-500L] | 角 | 184*92*41(h) | 694 | 347 | 500 | ¥80,994 |
※正確な仕様は各製品HPを参照のこと
・[セリア/バケツ10L]
内鉢と水を入れた状態でも場所の移動が可能。熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”を[セリア/FL植木鉢6号]に植付、[セリア/バケツ10L]を外鉢として使用しベランダでの開花に成功。


・[チャーム/睡蓮鉢14号]
睡蓮中型種を育成するギリギリの容量の丸型容器。水草をレイアウトすることも出来き、気軽に睡蓮ビオトープを始めたい人にオススメ。但し、水量が少ないため真夏の水温上昇、水温変化が大きくメダカ育成には不向き。


・[GEX/快適繁殖ケースL]
角型の発泡スチロール製の容器で容量が少ないながらも水温変化はプラ鉢よりややし難い。姫睡蓮“ヘルボラ”の外鉢としての使用経験あり。
・[コメリ/丸型ストロングタブタライ30]
今季から開始した小型花蓮のメイン容器。ホース口にフィルタースポンジを挟むだけで簡単にオーバーフロー対策が出来る。
・[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]
容量35Lで陶器製で見た目が良いため、ベランダや玄関先にオススメ。プラ製に比べ重いのが難点。
・[コメリ/丸型ストロングタブタライ45]
今季から開始した大型花蓮のメイン容器。ホース口にフィルタースポンジを挟むだけで簡単にオーバーフロー対策が出来る。
・[コメリ/角型タライジャンボ120]
我家のメイン外鉢。ホース口が2つありフィルタースポンジを挟むだけで簡単にオーバーフロー対策が出来る。水量も120Lと十分量あるため真夏でも水温変化が少なく水質も安定し易いためメンテナンスも楽。


支柱穴に[カインズ/トンネル支柱φ11mmx2100mm]を2本クロスさせセットすることも出来るため炎天対策用にスダレを掛けることも可能。


・[ナフコ/角型タライジャンボ120]
規格は[コメリ/角型タライジャンボ120]と同様。真夏に少しでも温度が上がらないようにとグレーホワイトカラーを選択したが汚れが目立ち、ブラシで洗っても落ちないので長期で使う場合は濃グリーンカラーの方が良い。


[コメリ/角型タライジャンボ80](写真左)と設置面積はさほど変わらない。

内鉢[セリア/大鉢角型]が4つレイアウト可能。

[大和/ガレージコンテナ45型]を縦にレイアウト可能。タイトだが3つ並べることも可能。

複数の内鉢をレイアウトすることが出来るので水草を選ぶ楽しみもある。

・[ダイライト/角型容器RL-300L]
一般的な容器ではないが容量300Lで真夏の水質変化は少ない。


・[ダイライト/角型容器RL-500L]
一般的な容器ではないが容量500Lで真夏の水質変化は少ない。
■2025年度の内鉢&外鉢構成
我家の2025年度の内鉢&外鉢構成と睡蓮&花蓮のレイアウトを記す。
≫睡蓮の内鉢
睡蓮親株のベース内鉢は[セリア/大鉢角型]、今季導入ので大輪を期待する耐寒性睡蓮“タンポン”と“ヤヤ”、そして昨年秋にスライド式植替を実施した耐寒性睡蓮“ペリーズダブルイエロー]の3品種は[大和/ガレージコンテナ45型]を使用。
・[大和/ガレージコンテナ45型]x3
・[セリア/大鉢角型]x16

≫睡蓮の外鉢
メイン外鉢は容量120L容器5つ。
・[ダイライト/角型容器RL-500L]x1
・[ダイライト/角型容器RL-300L]x1
・[ナフコ/角型タライジャンボ120L]x3
・[コメリ/角型タライジャンボ120L]x2
・[チャーム/凛RIN角型M 78L]x1
・[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号 35L]x1

≫花蓮の外鉢
花蓮は内鉢ではなく外鉢に直接植付。
・[コメリ/丸型ストロングタブタライ30L]x4
・[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号35L]x1
・[コメリ/丸型ストロングタブタライ45L]x2

≫睡蓮&花蓮レイアウト
庭先南側ゾーンの睡蓮&花蓮レイアウト。

庭先南側ゾーンの睡蓮&花蓮レイアウト。

庭先庭側ゾーンと自宅南側ベランダゾーンの睡蓮&花蓮レイアウト。

■まとめ
あくまで私見となるがコスパ優先で睡蓮及び花蓮育成容器のオススメはコチラ。
≫睡蓮育成容器のオススメ
外鉢は庭先なら120Lクラス、ベランダなら60Lクラスがオススメ。各ホームセンターの角型タライジャンボシリーズはオーバーフロー対策もし易い。
・[コメリ/角型タライジャンボ120L]
・[コメリ/角型タライジャンボ60L]
内鉢は100円ショップで揃う以下の3容器。
・[セリア/大鉢角型5L]⇒耐寒性睡蓮の中型品種
・[ダイソー/ニューウェーブプランター3L]⇒耐寒性睡蓮の小型品種、花上りの良い耐寒性睡蓮の中型品種
・[セリア/FL植木鉢6号1.5L]⇒熱帯睡蓮の小型品種、耐寒性姫睡蓮
※容量は外寸乗値に0.5を乗した概算値
≫花蓮育成容器のオススメ
花蓮の育成容器は小型品種を想定すると以下の容器が良い。オーバーフロー対策も容易。
・[コメリ/丸型ストロングタブタライ30L]
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