OGAWAのテントを考える2024 ~来季新作テント 勝手に予想編~

OGAWAの2025年新作新作テントを希望的観測を多々含みながら勝手に予想してみる。

■過去5年間の新作テント履歴

カラー変更及びリニューアルモデルも含む過去5年間のOGAWAの新作テントの発売履歴がコチラ。下線は完全オリジナル幕、橙字はポリコットン生地モデル。年毎に新作テントの数こそは違えどキャンプブームが下火と言われている中、完全新作テントを1種類発売し続けているのは賞賛に値する。

≫2024年新作
・グロッケ12 T/C-II⇒TC版
・ソレスト⇒完全新作
・オーナーロッジタイプ78R T/C⇒TC版

≫2023年新作
・ステイシー ファルダ⇒カラー変更&メッシュ追加
・ピスタ 34⇒カラー変更
・ツインクレスタ S T/C⇒ダウンサイズ版
・ピスタ 5⇒カラー変更版
・シャンティR⇒復刻版
・ピレウス T/C⇒完全新作
・グロッケ16 T/C⇒サイズアップ版
・オーナーロッジ タイプ78R⇒復刻版

≫2022年新作
・タッソUL⇒ダウンサイズ版
・ホズST⇒カラー変更版
・ヴィガスⅡ⇒マイナーチェンジ版
・ツインクレスタ T/C⇒TC版
・グロッケ8 T/C⇒TC版
・アポロンS⇒ダウンサイズ版
・クーポラ⇒完全新作

2021年新作⇒全てTC幕
・タッソ T/C⇒TC版
・オーナーロッジ タイプ52R T/C⇒TC版
・オーナーロッジ ヒュッテレーベンT/C⇒完全新作
・アポロン T/C⇒TC版

2020年新作
・ファシル⇒完全新作
・タッソ⇒完全新作
・オーナーロッジ タイプ52R⇒復刻版
・ツインクレスタ⇒完全新作
・ツインピルツフォークL※カタログ落ち⇒アップサイズ版
・ティエラ5-EX Ⅱ※カタログ落ち⇒マイナーチェンジ版
・ステイシー ST-Ⅱ⇒マイナーチェンジ版

過去5年間の新作テントの仕様比較がコチラ。ドーム系、ティピー系、ロッジ系のテントを満遍なく網羅している。他のメーカーに無い特徴としてTC(ポリコットン)生地幕とロッジ幕の構成比が高いことが挙げられる。TC生地モデルのカラーはロッジ型はオフホワイトカラーだが、それ以外はサンドベージュカラーとなっている。“タッソTC”は現役幕、“ファシル”は過去所有幕、現在気になっている幕はオーナーロッジタイプ78Rシリーズ。

発売年 テント&シェルター名 生地 基調カラー 展開サイズ
(cm)
収納サイズ
(cm)
重量計
2024 グロッケ12 T/C-II TC ベージュ 405*265*270(h) 80*35*33(h) 15.7
ソレスト PE グレー 600*375*210(h) 78*42*34(h) 21.2
オーナーロッジタイプ78R T/C TC ホワイト 360*310*205(h) 90*32*48(h) 27.21
2023 ステイシー ファルダ PE ブラウン 300*230*130(h) 53.5*20*20(h) 4.04
ピスタ 34 PE ベージュ 380*230*145(h) 66.5*22.5*22.5(h) 5.9
ツインクレスタ S T/C TC ベージュ 420*256*160(h) 64*28*26(h) 7.56
ピスタ 5 PE ベージュ 460*280*180(h) 80*25*25(h) 8
シャンティR PE ベージュ 480*270*188(h) 68*28*28(h) 8.24
ピレウス TC ホワイト 413*340*240(h) 70*34*32(h) 17.56
グロッケ16 T/C TC ベージュ 495*495*310(h) 90*38*38(h) 19.6
オーナーロッジ タイプ78R PE ベージュ 360*310*205(h) 90*32*48(h) 25.05
2022 タッソUL NL グリーン 240*155*180(h) 26*14*14(h) 1.22
ホズST PE グリーン 255*245*120(h) 52*20*18(h) 3.34
ヴィガスⅡ PE ベージュ 356*258*192(h) 66*26*26(h) 9.36
ツインクレスタ T/C TC ベージュ 570*305*200(h) 72*30*30(h) 11.1
グロッケ8 T/C TC ベージュ 335*215*225(h) 82*30*28(h) 11.4
アポロンS PE ベージュ 440*255*182(h) 70*32*32(h) 13.2
クーポラ PE ベージュ 570*285*200(h) 70*34*34(h) 15.95
2021 タッソ T/C TC ベージュ 370*175*250(h) 74*24*24(h) 7.3
オーナーロッジ タイプ52R T/C TC ホワイト 310*260*208(h) 84*30*44(h) 18.7
オーナーロッジ ヒュッテレーベンT/C TC ホワイト 520*225*205(h) 84*34*46(h) 19.6
アポロン T/C TC ホワイト 585*320*205(h) 78*36*45(h) 25
2020 ファシル PE ベージュ 495*265*180(h) 72*32*32(h) 13.6
タッソ PE ブラウン 370*175*250(h) 74*22*22(h) 4.1
オーナーロッジ タイプ52R PE ベージュ 310*260*208(h) 82*24*36(h) 16.9
ツインクレスタ PE ベージュ 570*305*200(h) 72*26*26(h) 6.9
ツインピルツフォークL PE ベージュ 700*400*225(h) 75*28*28(h) 8.2
ティエラ5-EX Ⅱ PE ベージュ 555*310*205(h) 76*40*40(h) 21.1
ステイシー ST-Ⅱ PE ベージュ 300*230*130(h) 52*19*19(h) 3.9
ステイシー ST-Ⅱ PE グリーン 300*230*130(h) 52*19*19(h) 3.9

※正確な仕様は製品HPを参照のこと

≫生地の傾向
過去5年のカラーの傾向を見るとポリエステル生地が優勢だが他メーカーに比べるとやはりポリコットン(TC)生地の割合は多い。

-生地(全30幕)
・ポリエステル(PE)⇒(18)
・ポリコットン(TC)⇒(11)
・ナイロン(NL)⇒(1)

≫カラーの傾向
過去5年のカラーの傾向を見るとやはり基調カラーはベージュ(サンドベージュ)が大半を占めるが、ロッジシリーズに限りTCホワイト(オフホワイト)が採用されOGAWAの拘りを感じさせる。

-基調カラー(全30幕)
・ベージュ⇒(19)
・ホワイト⇒(5)
・グリーン⇒(3)
・ブラウン⇒(2)
・グレー⇒(1)

ポリコットン生地モデルに限ると意外にもベージュとホワイトカラーは約半々。

-基調カラー(全11幕)
・ベージュ⇒(6)
・ホワイト⇒(5)

各年代ごとの新作テントの製品リンクがコチラ。

≫2024年新作
・グロッケ12 T/C-II⇒TC版
・ソレスト⇒完全新作
・オーナーロッジタイプ78R T/C⇒TC版




 

≫2023年新作
・ステイシー ファルダ⇒カラー変更&メッシュ追加
・ピスタ 34⇒カラー変更
・ツインクレスタ S T/C⇒ダウンサイズ版
・ピスタ 5⇒カラー変更版
・シャンティR⇒復刻版
・ピレウス T/C⇒完全新作
・グロッケ16 T/C⇒サイズアップ版
・オーナーロッジ タイプ78R⇒復刻版













 

≫2022年新作
・タッソUL⇒ダウンサイズ版
・ホズST⇒カラー変更版
・ヴィガスⅡ⇒マイナーチェンジ版
・ツインクレスタ T/C⇒TC版
・グロッケ8 T/C⇒TC版
・アポロンS⇒ダウンサイズ版
・クーポラ⇒完全新作













 

2021年新作⇒全てTC幕
・タッソ T/C⇒TC版
・オーナーロッジ タイプ52R T/C⇒TC版
・オーナーロッジ ヒュッテレーベンT/C⇒完全新作
・アポロン T/C⇒TC版







 

2020年新作
・ファシル⇒完全新作
・タッソ⇒完全新作
・オーナーロッジ タイプ52R⇒復刻版
・ツインクレスタ⇒完全新作
・ツインピルツフォークL※カタログ落ち⇒アップサイズ版
・ティエラ5-EX Ⅱ※カタログ落ち⇒マイナーチェンジ版
・ステイシー ST-Ⅱ⇒マイナーチェンジ版












 

■OGAWAの主力9シリーズ

同一名称を2つ以上含む幕をシリーズと仮定して場合、OGAWAのシリーズ幕は9つ。ドーム型、アーチ型、ティピー型、ティピーベル型、鉄骨型等ほぼ全てのタイプの幕を網羅している。個人的嗜好が強いのはミニマム2ルームのドーム型テント“ステイシー”シリーズと雨天キャンプに何かと便利な“ロッジ”“オーナーロッジ”シリーズ。主力となる9シリーズの我思う最近の傾向がコチラ。

-生地の傾向
ピスタ、ステイシーシリーズ以外は全てTCモデルが用意されている。

-カラーの傾向
全体的な基調カラーの傾向はベージュ(サンドベージュ)が大半を占めるがロッジ及びロッジシリーズのTCモデルは頑なにホワイト(オフホワイト)を固辞している。

-“グロッケシリーズ”の傾向
近年のカラー生地チェンジで全てサンドベージュカラーに統一されサイズも8/12/16とソロからファミキャン迄幅広い人数に対応しお座敷スタイルにはおススメの主力シリーズとなっている。

-“ツインクレスタシリーズ”の傾向
Y字ポールを採用し、2ポールシェルターの弱点である上方スペースの狭さを改善した製品。通常サイズにTCモデルのSサイズも追加されソロでも使い易くなった。

-“オーナーロッジシリーズ”の傾向
インナーテントをデフォルトで付属させシェルターではなくテントとして発売している鉄骨型テント。前室のほぼない52R、狭いながらも前室のある78R、両側に前室を備えるヒュッテレーベンの3タイプ。52Rと78Rはポリエステル生地モデル(PE)とポリコットン生地(TC)モデルから選択可能。TCモデルはオフホワイトカラーを採用

全9シリーズの仕様比較一覧がコチラ。“ロッジシェルターⅡ”と“タッソTC”は現役、“グロッケ8”は過去所有。

シリーズ プロダクツ(38) 基調カラー 生地 外寸(cm) 重量(kg)
ステイシー
[ドーム型]
ステイシーST-Ⅱ ベージュ PE 300*230*130(h) 3.9
ステイシーST-Ⅱ グリーン PE 300*230*130(h) 3.9
ステイシーファルダ ブラウン PE 300*230*130(h) 4.04
ピスタ
[ドーム型]
ピスタ5 ベージュ PE 460*280*180(h) 8
ピスタ34 ベージュ PE 380*230*145(h) 5.9
アポロン
[アーチ型]
アポロンS ベージュ PE 440*255*182(h) 13.2
アポロン ベージュ PE 585*320*205(h) 23
アポロンTC ホワイト TC 585*320*205(h) 25
タッソ
[ティピー型]
タッソUL グリーン NL 240*240*180(h) 1.2
タッソ ブラウン PE 370*370*250(h) 4.1
タッソTC ベージュ TC 370*370*250(h) 7.4
ピルツ
[ティピー型]
[2ポール型]
ピルツ15TC ホワイト TC 430*430*310(h) 17.6
ツインピルツフォークL ベージュ PE 700*400*225(h) 8.2
グロッケ
[ティピー型]
[ベル型]
グロッケ8 ベージュ PE 335*215*225(h) 8.6
グロッケ8TC ベージュ TC 335*215*225(h) 11.4
グロッケ12TC-Ⅱ ベージュ TC 405*265*270(h) 15.7
グロッケ16TC ベージュ TC 470*305*310(h) 19.6
ツインクレスタ
[2ポール型]
ツインクレスタS TC ベージュ TC 420*256*160(h) 7.56
ツインクレスタ ベージュ PE 570*305*200(h) 6.9
ツインクレスタTC ベージュ TC 570*305*200(h) 11.1
ロッジシェルター
[鉄骨型]
ロッジシェルターⅡ ベージュ PE 460*350*210(h) 26.1
ロッジシェルターTC ホワイト TC 460*350*210(h) 28.2
オーナーロッジ
[鉄骨型]
オーナーロッジヒュッテレーベン ホワイト TC 520*225*205(h) 19.6
オーナーロッジタイプ52R ベージュ PE 310*260*210(h) 16.9
オーナーロッジタイプ52R TC ホワイト TC 310*260*210(h) 18.7
オーナーロッジタイプ78R ベージュ PE 360*310*205(h) 25.05
オーナーロッジタイプ78R TC ホワイト TC 360*310*205(h) 27.21

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

■2025年予想

希望的観測を踏まえた2025年新作テントの予想。グロッケシリーズはカラーの統一化とサイズのラインナップが揃っているため今季の変更は無さそう。

≫完全オリジナルテント
個人的希望だがソロオコモリが可能なシェルターGH風のポリコットン生地の4フレームドーム型テントを追加して欲しい。最近流行りのドーム半円型の大型シェルターが新たにラインナップされるかも。

□シェルターGH風のドーム型TC生地テント
□ドーム半円型大型シェルター




 

≫フルモデルチェンジ
ロッジシェルターⅡは元々完成度が高い幕なのでフルモデルチェンジの可能性は低いかもしれないが、フライのデザインをオーナーロッジ風に変更等はあるかもしれない。もしくは5人家族用のサイズアップ版ロッジシェルタープラス等の可能性も無きにしも非ずかな。ロッジシェルターⅡのメッシュアレンジを維持しつつサイズをオーナーロッジ78RクラスにサイズダウンしたロッジシェルターⅡミニとかも出たら嬉しいかも。

□ロッジシェルターⅢ
□ロッジシェルターⅡ+
□ロッジシェルターⅡミニ


 

≫ポリコットン生地にサンドベージュカラーが追加
オーナーロッジタイプ78R TCは2024年に追加されたばかりなので、サンドベージュカラーモデルが追加される可能性は低いかな。

□オーナーロッジタイプ52R TCにサンドベージュカラーが追加
□オーナーロッジタイプ78R TCにサンドベージュカラーが追加
□ロッジシェルターTCにサンドベージュカラーが追加






 

≫TC生地モデルが追加
アポロンにTC生地モデルがあることからアポロンSにも追加になるかも。

□アポロンS T/C


 

≫ポリエステル生地に他カラーが追加
過去の限定カラーを考えると少人数向けの幕にブラックカラーが追加されるかも。

□ステイシーST-Ⅱ
□タッソUL
□グロッケ8
□アポロンS








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