睡蓮ビオトープ2024 ~長月 観察記 其の弐~

2024年9月睡蓮ビオトープのタスク&観察記第2段!

■睡蓮構成

今回のタスクはコチラ。

①亜属間交配種睡蓮“フェイマクドナルド”の植替
②今秋の植替睡蓮の選定

タスク後睡蓮構成がコチラ。

設置場所 [メーカー名/製品名] 容量 タスク前 タスク前後
生体 睡蓮 生体 睡蓮
庭北側 [ダイライト/角型容器RL-500L] 500 タナゴ/メダカ/ランチュウ/デメキン [ペリーズダブルイエロー][ペリーズファイヤーオパール][マニーサイアム] タナゴ/メダカ/ランチュウ/黒ランチュウ [ペリーズダブルイエロー][ペリーズファイヤーオパール][マニーサイアム][フェイマクドナルド(子)]
[コメリ/角型タライジャンボ120ーA] 120 ランチュウ [ローズマグノリア] ランチュウ [ローズマグノリア]
[コメリ/角型タライジャンボ120-B] 120 ランチュウ [ムラサキシキブ] ランチュウ [ムラサキシキブ]
[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号] 35 メダカ [マンカラウボン(子)] メダカ [マンカラウボン(子)]
庭南側 [ダイライト/角型容器RL-300L] 300 メダカ [サイアムパープル2][キングオブサイアム][アウグキー] メダカ [サイアムパープル2][キングオブサイアム][アウグキー]
[ナフコ/角型タライジャンボ120ーA] 120 メダカ [ラズベリー] メダカ [ラズベリー]
[ナフコ/角型タライジャンボ120ーB] 120 メダカ [マンカラウボン][フェイマクドナルド] メダカ [マンカラウボン][フェイマクドナルド]
[ナフコ/角型タライジャンボ120-C] 120 メダカ [グレッグスオレンジビューティー] メダカ [グレッグスオレンジビューティー]
庭西側 五右衛門水槽 250 タナゴ/ランチュウ   タナゴ/ランチュウ  
ベランダ [チャーム/凛RIN角型M] 78 メダカ [タイニムファ] メダカ [タイニムファ]
[GEX/快適繁殖ケースL] 25 メダカ [ヘルボラ] メダカ [ヘルボラ]


 

■タスク

①亜属間交配種睡蓮“フェイマクドナルド”の植替

約2週間前に亜属間交配種睡蓮“フェイマクドナルド”をベランダから日当たりの良い庭先南側に移動したのにも関わらず、花芽が出来ず(>_<)。小さい水上葉が増えてきたためもしかしたら脇芽に栄養が搾取されている可能性及び、根茎を深く植え込んだせいで成長点に火が当たらない可能性を考え今回、秋口の遅いタイミングながら植替を敢行!

今季の開花に期待して、即効性元肥[花ごころ/グリーンそだちEX]を心多めに投入!

≫用土
・[カインズ/芝の目土14L]
・[カインズ/赤玉土小粒14L]
・[カインズ/かる~い培養土5L]
≫元肥
・[ハイポネックス/マグァンプK大粒]
・[花ごころ/グリーンそだちEX]


 

亜属間交配種睡蓮“フェイマクドナルド”の根茎を水で洗い流し、根をトリミング。

親株1つと子株2つに折り分け。

亜属間交配種睡蓮“フェイマクドナルド”親株を成長点に日が当たるように植付!

土を湿らせて根浮き予防に小石を載せてから[ナフコ/角型タライジャンボ120ーB]に投入!

緑水化が進んで根茎に日が当たり難いかも。

亜属間交配種睡蓮“フェイマクドナルド”の子株2つは水草が抜けて外鉢に放置されていた内鉢に植替て、[ダイライト/角型容器RL-500L]に投入!

小さい根茎の水上葉は小さく、中位の根茎の水上葉は少しだけ大きい。

 
②今秋の植替睡蓮の選定

脇芽からの水上葉が多々出来ている睡蓮は今秋に株分けした方が良いと思われ、選定作業を実施!春に全種類の植替をするのは大変なこともあり秋と春に分けるという意味合いもある。とは言え、まだまだ気温が高く成長してしまうため、作業自体は気温が落ち着く10月下旬頃を考えている。

≫今秋植替候補
耐寒性睡蓮“ペリーズダブルイエロー”⇒脇芽からの水上葉が多々出ており、根も内鉢にパンパンに張っていると思われるため今秋に植替たほうが良いかな。

耐寒性睡蓮“ローズマグノリア”⇒脇芽からの水上葉が多々出ているため今秋に植替たほうが良いかな。

耐寒性睡蓮“ラズベリー”⇒脇芽からの水上葉が多々出ているため今秋に植替たほうが良いかな。

耐寒性睡蓮“マンカラウボン”⇒脇芽からの水上葉が多々出ているため今秋に植替たほうが良いかな。

亜属間交配種睡蓮“サイアムパープル2”⇒脇芽からの水上葉が出てきているため、今秋の植替しても良いかな。

亜属間交配種睡蓮“アウグキー”⇒脇芽からの水上葉が出てきているため、今秋の植替候補。

≫次春植替候補

耐寒性睡蓮“ペリーズファイヤーオパール”⇒変な方向に根茎が成長しているが、脇芽からの水上は出ておらず、根秋の植替は必要ないかな。

耐寒性睡蓮“マニーサイアム”⇒植替後の立ち上がりが悪く、今回初開花に至ったものの、水上葉も少なく、脇芽からの水上葉も出ていないため今秋の植替の必要はない。

耐寒性睡蓮“グレッグズオレンジビューティー”⇒脇芽からの水上葉が少しているが水上葉も繁っておらず、今秋の植替の必要はないかな。

熱帯性睡蓮“ムラサキシキブ”⇒脇芽からの水上葉が確認できないため今秋の植替は必要ないかな。ムカゴも順調に育っているし。

熱帯性睡蓮“キングオブサイアム”⇒脇芽からの水上葉が確認できないため今秋の植替は必要ないかな。それにしてもベランダから南側庭先に移設してから次々に花芽が出来てきている!

亜属間交配種睡蓮“フェイマクドナルド”⇒今回植替したばかりで当然、今秋の植替はなし。

■庭先ビオトープ水槽@北側

真夏の日照時間と水温上昇のバランスが程よい北側に配置したビオトープ水槽5鉢。

≫庭先ビオトープ水槽@北側
①[ダイライト/角型容器RL-500L]
②[コメリ/角型タライジャンボ120ーA]
③[コメリ/角型タライジャンボ120-B]
④[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]
⑤[チャーム/睡蓮鉢14号]

≫[ダイライト/角型容器RL-500L]

ビオトープ水槽中最大容量500Lを誇る外鉢[ダイライト/角型容器RL-500L]には赤黄白の耐寒性睡蓮をレイアウト。

【睡蓮】耐寒性睡蓮“ペリーズファイヤーオパール”“ペリーズダブルイエロー”“マニーサイアム”、亜属間交配種睡蓮“フェイマクドナルド(子)
【水草】“ミズトクサ”“ロタラ ロトンジフォリア”“ナガバ オモダカ”“ウォーターミント”“
サルビニア ククラータ”
【生体】タナゴ/ランチュウ/黒ランチュウ/メダカ/ミナミヌマエビ


 

耐寒性睡蓮“ペリーズファイヤーオパール”の開花。花弁数が多く花形も綺麗♪


 

耐寒性睡蓮“マニーサイアム”の初開花。植替ダメージのせいか、植替後の立ち上がりが悪く水上葉も少ない中、やっとこさの一輪咲。

分類 No. 名称 サイズ 色調 植替日
植付日
初開
花日
開花日数 最大
葉径
耐寒性
睡蓮
(温帯
睡蓮)
1 グレッグズオレンジビューティー M 6/28 8/24 57days 15cm
2 ペリーズダブルイエロー L 4/14 6/18 65days 16cm
3 ペリーズファイヤーオパール L 4/14 7/20 97days 19cm
4 ヘルボラ SS 4/30 7/26 87days 6cm
5 マニーサイアム S 4/14 9/3 142days 8cm
6 マンカラウボン M 4/14 6/29 76days 16cm
7 ラズベリー L 6/1 7/15 44days 18cm
8 ローズ マグノリア M 4/30 7/3 64days 15cm
亜属間
交配種
睡蓮
9 アウグキー M 6/15 7/29 44days 15cm
10 サイアムパープル2 M 4/30 8/1 93days 15cm
11 フェイマクドナルド M 6/15 未開花   13cm
熱帯睡蓮 12 キングオブサイアム M 7/6 8/31 56days 23cm
13 タイニムファ※夜咲 M 6/28 未開花   15cm
14 ムラサキシキブ ※ムカゴ S 6/28 7/4 6days 18cm


 

2024.9.3父親スマホ撮影による耐寒性睡蓮“マニーサイアム”の初開花。4.14植替から実に142日後の開花!先シーズンのような5輪咲は難しいかな。

2024.9.4父親スマホ撮影による耐寒性睡蓮“マニーサイアム”。

2024.9.14父親スマホ撮影による耐寒性睡蓮“マニーサイアム”。

2024.9.6父親スマホ撮影による熱帯睡蓮“ペリーズダブルイエロー”。

2024.9.11父親スマホ撮影による熱帯睡蓮“ペリーズダブルイエロー”。

2024.9.14父親スマホ撮影による熱帯睡蓮“ペリーズファイヤーオパール”。

 

父親が一月ほど前に投入した黒い金魚!黒デメキンと思いきや目が出ていないのと体形状から黒ランチュウと思われる。



 

≫[コメリ/角型タライジャンボ120ーA]

耐寒性睡蓮とランチュウのコラボ水槽。ランチュウが成体サイズまで成長し体色も定着してきたかな。

【睡蓮】耐寒性睡蓮“ローズマグノリア”
【水草】湿生植物“ウォーターミント”
【生体】ランチュウ


 

2024.9.4父親スマホ撮影による耐寒性睡蓮“ローズマグノリア”。

2024.9.9父親スマホ撮影による耐寒性睡蓮“ローズマグノリア”。

2024.9.11父親スマホ撮影による耐寒性睡蓮“ローズマグノリア”。

≫[コメリ/角型タライジャンボ120-B]

熱帯睡蓮とランチュウのコラボ水槽。ムカゴの確認できた水上葉は茎を10cm程残して千切って別外鉢に移動。

【睡蓮】熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”
【水草】
【生体】ランチュウ、メダカ


 

熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”。ベランダで育成していた時よりも明らかに花サイズが大きい!



 

2024.9.4父親スマホ撮影による熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”。

≫[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]

耐寒性睡蓮“マンカラウボン”の子株用の外鉢。

【睡蓮】耐寒性睡蓮“マンカラウボン(子)”
【水草】
【生体】メダカ、ミナミヌマエビ


 

≫[チャーム/睡蓮鉢14号]

熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”のムカゴと浮葉植物“ガガブタ”の子株用に使用。

【睡蓮】熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”ムカゴ
【水草】浮葉植物“ガガブタ”
【生体】


 

■庭先ビオトープ水槽@南側

最も日当たりが良く睡蓮には最も好条件。反面、炎天下時の水温上昇による生体ダメージリスクの高い南側配置の睡蓮ビオトープ水槽。秋口なのに最高気温35℃と真夏並み(>_<)。

≫庭先ビオトープ水槽@南側
⑤[ダイライト/角型容器RL-300L]
⑥[ナフコ/角型タライジャンボ120ーA]
⑦[ナフコ/角型タライジャンボ120ーB]
⑧[ナフコ/角型タライジャンボ120ーC]

≫[ダイライト/角型容器RL-300L]

熱帯睡蓮及び亜属間交配種睡蓮用の外鉢。前回ベランダから移設した熱帯睡蓮“キングオブサイアム”が初開花!やはり日照時間は花上りに重要也!

【睡蓮】熱帯睡蓮“キングオブサイアム”、亜属間交配種睡蓮“アウグキー”“サイアムパープル2”
【水草】
【生体】メダカ、スジシマドジョウ


 

熱帯睡蓮“キングオブサイアム”。花の中心部が花焼けしてしまっている。ベランダから移設してきたら次々に花芽が出来てきた♪水上葉は育成睡蓮中最大サイズで30cm弱程と掌に収まり切れない程。

2024.9.3父親スマホ撮影による熱帯睡蓮“キングオブサイアム”。

2024.9.3父親スマホ撮影による亜属間交配種睡蓮“サイアムパープル2”。

2024.9.4父親スマホ撮影による熱帯睡蓮“キングオブサイアム”と亜属間交配種睡蓮“サイアムパープル2”そして“アウグキー”の3連咲♪

2024.9.4父親スマホ撮影による亜属間交配種睡蓮“サイアムパープル2”。

2024.9.4父親スマホ撮影による熱帯睡蓮“キングオブサイアム”。

2024.9.9父親スマホ撮影による熱帯睡蓮“キングオブサイアム”。

2024.9.14父親スマホ撮影による熱帯睡蓮“キングオブサイアム”。

≫[ナフコ/角型タライジャンボ120ーA]

今季導入の耐寒性睡蓮“ラズベリー”用の外鉢。緑水化が収まらない(>_<)。

【睡蓮】耐寒性睡蓮“ラズベリー”
【水草】浮葉植物“ヒメコウホネ”
【生体】メダカ、ミナミヌマエビ

耐寒性睡蓮“ラズベリー”。花弁色は濃ピンクで綺麗だが花形がイマイチ良くない。



 

2024.9.4父親スマホ撮影による耐寒性睡蓮“ラズベリー”。

2024.9.14父親スマホ撮影による耐寒性睡蓮“ラズベリー”。

≫[ナフコ/角型タライジャンボ120ーB]

前回移設した亜属間交配種睡蓮“フェイマクドナルド”は花芽が確認できず。そして緑水化が進行している(>_<)

【睡蓮】耐寒性睡蓮“マンカラウボン”、亜属間交配種睡蓮“フェイマクドナルド”
【水草】抽水植物“アンブリア”
【生体】メダカ


 

2024.9.4父親スマホ撮影による耐寒性睡蓮“マンカラウボン”。

≫[ナフコ/角型タライジャンボ120-C]

今季導入の耐寒性睡蓮“グレッグスオレンジビューティー”用の外鉢。

【睡蓮】耐寒性睡蓮“グレッグスオレンジビューティー”
【水草】浮葉植物“ガガブタ”
【生体】メダカ

浮葉植物“ガガブタ”は浮かべて置くだけで白い花を咲かせてくれるので手軽で良い。



 

■庭先ビオトープ水槽@西側

≫五右衛門水槽

最も水深が深く、日照時間の短い五右衛門ビオトープ水槽。

【睡蓮】
【水草】浮遊植物“ホテイアオイ”、湿生植物“シュロガヤツリ”
【生体】ランチュウ、タナゴ、レッドラムズホーン

ランチュウが庭先南側に比べて大きい。環境が良いのか個体差なのかは不明。


 

トカゲ発見!

■ベランダビオトープ水槽@南側

ベランダは日照時間が短く開花条件が厳しい。

≫[チャーム/凛RIN角型M]

夜咲熱帯睡蓮“タイニムファ”用の外鉢。極火蝦の姿がない…堕ちたかも。

【睡蓮】夜咲熱帯睡蓮“タイニムファ”、熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”ムカゴ付水上葉
【水草】浮葉植物“ガガブタ”、抽水植物“ミズトクサ”、浮遊植物“マツモ”“アオウキクサ”、沈水植物“アナカリス”
【生体】メダカ、ミナミヌマエビ、極火蝦


 

夜咲熱帯睡蓮“タイニムファ”の水上葉は大いに繁っているが花芽は確認できず(´;ω;`)ウッ…。日当たりは5時間以上確保できているはずなのだが。細い茎の水上葉が増えてきているので脇芽に栄養を取られてしまっているのかもしれない。

1個目の熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”ムカゴ付水上葉は完全に溶けてしまい、ムカゴ球根と水上葉のみになった。

浮葉植物“ガガブタ”。浮かべて置くだけで小さな白い花を楽しめるが良い。

抽水植物“ミズトクサ”は大分枯れ気味。


 

浮遊植物“アオウキクサ”。生命力が強くどんどん増える。

極火蝦の姿は確認できず。もしかしたら堕ちたかも。代わりに大量のミナミヌマエビと体色が黒に近いミナミヌマエビを確認。



 

≫[GEX/快適繁殖ケースL]

既に花芽が複数出来ている耐寒性姫睡蓮“ヘルボラ”を庭先から移設。

【睡蓮】耐寒性姫睡蓮“ヘルボラ”、熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”ムカゴ付水上葉
【水草】湿生植物“ウォーターミント”、浮葉植物“ガガブタ”
【生体】メダカ幼体


 

耐寒性姫睡蓮“ヘルボラ”の二輪咲。


 

前回、庭先から移設した熱帯睡蓮“ムラサキシキブ”水上葉のムカゴからも根が出てきた。



 

■まとめ

今回の開花は睡蓮6種、ガガブタ1種の全7種。耐寒性睡蓮“マニーサイアム”は今季初開花♪

    

今秋株分&植替予定の睡蓮は子株からの水上葉の多い6種の睡蓮。スライド植替え式も試してみたい。

①耐寒性睡蓮“ペリーズダブルイエロー”
②耐寒性睡蓮“ローズマグノリア”
③耐寒性睡蓮“ラズベリー”
④耐寒性睡蓮“マンカラウボン”
⑤亜属間交配種睡蓮“サイアムパープル2”
⑥亜属間交配種睡蓮“アウグキー”

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