今回は“Naturehike”のテントラインナップの中から3つのキャンプスタイル別に個人的に気になる5幕をそれぞれピックアップしてみた。
目次
■15製品ピップアップ
先の投稿で“Naturehike”の全12シリーズからソロ幕視点で1幕をピップアップしたリストを中心にソロ幕視点で全15幕をピップアップし3つのスタイル毎に比較検討してみる
≫1ルーム(ミニマムソロ)
①Canyon1
②Cloud Up2
③Hiby3
④Mongar2
⑤軍幕バップテント
≫1ルーム(お座敷ソロ)
⑥Air6.3
⑦Ango4
⑧Brighten 6.4
⑨Extend4.8
⑩Village5.0
≫2ルーム(オコモリソロ)
⑪The hills 1LDK
⑫Dune7.6UG
⑬雲旅トンネルテント
⑭The hills 2room
⑮Dune10.9
≪補足≫
・タイプ分類は私見
・1ポール、2ポール、Aフレームテントは広義の意味でティピー型に分類
・ポールをクロスさせないトンネル型テントはアーチ型に分類
・ワンタッチ構造を有するテントはテント形状に関わらずワンタッチ型に分類
・エアー注入タイプのテントはテント形状に関わらずエアー型に分類
・最大使用人数表記が無いものはテント又はインナーテントのフロアサイズを元に算定
・カタログ値にないものは予測値を使用
・複数タイプモデルは最大重量、最高価格の値を使用
・執筆時在庫切れの商品は赤字表記
・参考価格は執筆時のものを参照(殆どの製品が20%オフセール対象時)
・正確な使用は最新の製品ホームページを参照のこと
■1ルーム-ミニマムソロスタイル
テントの用途は寝室用途メインのミニマムスタイル。軽量コンパクトで時短展開・時短撤収が可能。軽いので乾燥時に日当たりや風通しの良い場所に移動することも可能。雨天炎天時に活動スペースを確保するには別途タープを張る必要がある。小生のキャンプ仲間ではYZさんが好むスタイル。
①Canyon1
②Cloud Up2
③Hiby3
④Mongar2
⑤軍幕バップテント
製品名 | タイプ | 展開サイズ (cm) |
収納サイズ (cm) |
総重量 (kg) |
最大 使用人数 |
参考価格 |
①Canyon1 | ワンタッチ | 200*123*95(h) | 46*14*15(h) | 1.5 | 1 | ¥12,990 |
②Cloud Up2 | ドーム | 270*125*100(h) | 45*12*12(h) | 2.05 | 2 | ¥15,992 |
③Hiby3 | ドーム | 310*183*132(h) | 54*19*19(h) | 3.2 | 3 | ¥19,120 |
④Mongar 2人用 | ドーム | 210*255*105(h) | 50*15*15(h) | 2.2 | 2 | ¥15,192 |
⑤軍幕バップテント | ティピー | 360 *190*130(h) | 67*23*23(h) | 5.8 | 1 | ¥28,990 |
※正確な仕様は各製品HPを参照のこと
※⑤の仕様はNaturehikeJapanではなくAmazonサイトに掲載されている者に変更(アップグレード版?)
①Canyon1
展開サイズ200*123*95(h)cm/重量1.5kg/1色展開。紐を引っ張って傘のようにフライを広げるだけで展開できるワンタッチ軽量テント。ノーマルサイズのコットに装着してコットテントとして使用することも出来る。フライとインナーが一体式で脱着不可(多分)。
②Cloud Up2
展開サイズ270*125*100(h)cm/重量2.05kg/9色展開。カラー展開も豊富でNaturehikeの主力とも言える2人用ドームテント。荷物スペースを考えるとソロ使用が最適解。只、短辺側に出入口パネルがあるためオートキャンプメインなら長辺側タイプの方が出入りがし易い。登山キャンプもするならオススメ幕。
③Hiby3
展開サイズ310*183*132(h)cm/重量3.2kg/3色展開。フレーム3本で構成されるシルエットの美しい魚座型テント。広めの前室も備えるため火力が弱ければ調理も可能。過去に所有歴があるのだがインナー奥行が200cmと短く[ヘリノックス/コットワンコンバーチブル]をロー仕様で内包すると身長175cmの小生の脚先が幕壁に微妙に干渉しこれまた何とも言えない気持ち悪さが残り譲渡。ローコットではなくインフレーターマットを使用すれば干渉しないのだが身長175cm以上のコット派には注意が必要。フレームワークとシルエットが気に入っていたので残念。インナー奥行が+10cmになったら再購入したい。
④Mongar2
展開サイズ210*255*105(h)cm/重量2.2kg/5色展開。インナーサイズは210*135*100(h)cmでマットもしくはローコットを配置しても荷物置き場を設けることが出来る。長辺側に狭いながらも前室スペースがあるため靴や小物を置くことも可能。入口パネルが長辺側にあるタイプのためオートキャンプメインならCloud Up2よりもこちらの方がオススメ。
⑤軍幕バップテント
展開サイズ360 *190*130(h)cm/重量5.8kg/1色展開。ポリコットン生地採用の2ポールシェルター。サイドウォール付でパネルアレンジも豊富。バップスタイルはキャンプ感を満喫できるがペグダウンなしで自立できないこと、雨天時のパネルアレンジにコツがいることから初幕としてはオススメしない。キャンプ仲間のYZさんが好むスタイル。
■1ルーム-お座敷ソロスタイル
テントの用途は寝室兼お座敷リビング。靴を脱いで寛ぐことが出来るので楽チン。お座敷スペースに寝室及びリビングスペースを確保することが出来るため天候不順時のおこもりも可能。難点はグランドシートの結露や雨天後のメンテナンスが面倒なこと。小生のキャンプではKKさんが好むスタイル。
⑥Air6.3
⑦Ango4
⑧Brighten 6.4
⑨Extend4.8
⑩Village5.0
製品名 | タイプ | 展開サイズ (cm) |
収納サイズ (cm) |
総重量 (kg) |
最大 使用人数 |
参考価格 |
⑥Air6.3 | エアー | 300*210*200(h) | 74*42*39(h) | 20 | 3 | ¥55,992 |
⑦Ango4 | ワンタッチ | 240*220*175(h) | 100*25*25(h) | 7.4 | 4 | ¥19,992 |
⑧Brighten 6.4 | ティピー | 350*350*210(h) | 70*26*20(h) | 15.2 | 4 | ¥42,990 |
⑨Extend4.8 | ティピー | 235*210*145(h) | 78*25*35(h) | 16.2 | 2 | ¥44,792 |
⑩Village5.0 | ワンタッチ | 240*210*160(h) | 95*22*22(h) | 10.8 | 4 | ¥21,592 |
※正確な仕様は各製品HPを参照のこと
※⑧の仕様はNaturehikeJapanではなくAmazonサイトに掲載されている者に変更(アップグレード版?)
⑥Air6.3
展開サイズ300*210*200(h)cm/重量20kg/1色展開。ポリコットン生地のエアー注入して立ち上げるインフレーターブルテント。ポールをスリーブに通したり交差させる行程が無いため設営行程はシンプルで設営後もラグジュアリー感が高い。難点はサイズの割に重量が20kgと重いこと。
⑦Ango4
展開サイズ240*220*175(h)cm/重量7.4kg/2色展開。伸縮ポールを採用したワンタッチタイプのテント。耐風性は弱いがデイキャンプは軽キャンプでは時短展開が出来て便利。収納時のサイズがやや多きのと展開サイズの割に7.4kgとやや重いのが難点。
⑧Brighten 6.4
展開サイズ350*350*210(h)cm/重量15.2kg/2色展開。ポリコットン生地採用の八角形ボトムの中型ティピー。外周立上げ部がメッシュ仕様にもなるため通気性は高い。前後面パネルをオープン仕様にすれば風の抜けも良い。シルエットもカッコよくラグジュアリーな空間を提供して入れるが重量は15.2kgと重め。
⑨Extend4.8
展開サイズ235*210*145(h)cm/重量16.2kg/1色展開。2クロスポールシェルターであるにも掛からわず、長辺側のキャノピーを立ち上げることが出来る珍しいタイプのテント。コリコットン生地採用で結露が発生し難く火の粉による穴あきリスクも低いが16.2kgと重め。初幕購入にはお勧めしないが個人的には非常に気になる幕の1つで機会があれば張ってみたい。
⑩Village5.0
展開サイズ240*210*160(h)cm/重量10.8kg/1色展開。Naturehikeの得意とする伸縮式アルミニウム合金自動ブラケット構造を備えたワンタッチ型テントで時短展開&撤収が可能。重量ややや重め。サイドウォール付拡張式キャノピー機構付で日除け雨除けアレンジも多彩。ワンタッチ型テントでありながら耐風雨テストも実施しておりデイキャンのみならずオートキャンプでも使用可能。
■2ルーム-オコモリソロスタイル
テントの用途は寝室と土間リビングスペース。デフォルトで吊り下げ型インナーが付属しているため、フレーム式インナーに比べると収納時のサイズがコンパクト且つ軽量。インナーテントを使わずに別途フレーム式インナーを使ってカンガルースタイルで運用することも可能。幕内に土間スペースを設けることが出来るため靴を履いたまま活動できるのと料理の油跳ね等を気にしなくて良いのも良い。主に小生、HKさん、KUさん、KDさん等が好むスタイル。
⑪The hills 1LDK
⑫Dune7.6UG
⑬雲旅トンネルテント
⑭The hills 2room
⑮Dune10.9※所有
製品名 | タイプ | 展開サイズ (cm) |
収納サイズ (cm) |
総重量 (kg) |
最大 使用人数 |
参考価格 |
⑪The hills 1LDK | ドーム | 360*230*145(h) | 52*23*17(h) | 3.3 | 3 | ¥31,992 |
⑫Dune7.6UG | ドーム | 320*240*180(h) | 63*30*22(h) | 7.5 | 2 | ¥39,992 |
⑬トンネル雲旅 | アーチ | 465*210*210(h) | 80*26*26(h) | 5.9 | 2 | ¥23,992 |
⑭The hills 2room | ドーム | 510*255*180(h) | 67*30*27(h) | 8 | 4 | ¥52,792 |
⑮Dune10.9 | ドーム | 420*260*200(h) | 73*35*25(h) | 11.8 | 3 | ¥52,792 |
※正確な仕様は各製品HPを参照のこと
⑪The hills 1LDK
展開サイズ360*230*145(h)cm/重量3.3kg/1色展開。ミニマム2ルームテントで重量も3.3kgと軽量ながら前室は三方メッシュ&オープン仕様を選択することが出来る。生地が薄めなので炎天時は別途タープは張った方が良いかも。
⑫Dune7.6UG
展開サイズ320*240*180(h)cm/重量7.5kg/1色展開。全高180cmあり、ソロオコモリテントとしては最適解とも言えるドーム型テント。アップグレード版は背面メッシュ機能が付き四方四面がオープン/メッシュ/クローズ仕様ができるになったことに加え、裏地にシルバーコーティングが施され遮光性も向上している。更に別売オプションのTPUドアを装着すれば雨天時や極寒時でも幕内で外の景色を見ながら快適に過ごすことが出来る。スタンダードな外観ながら逸品幕の1つと言って差し支えない仕上がり。
⑬雲旅トンネルテント
展開サイズ465*210*210(h)cm/重量5.9kg/1色展開。3ポール構成の前室部分の高いアーチ型テント。前室は3方キャノピー立上げが可能でサイトレイアウトがし易い。個人的にアーチ型は形を整えるのが難しい印象があり選択肢に入らっていないがソロで使うには手軽で良い幕かと思う。
⑭The hills 2room
展開サイズ510*255*180(h)cm/重量8kg/1色展開。特徴的なのは寝室が2つに分けることが出来きるNaturehikeのラインナップの中で唯一無二のテント。ソロとデュオ両方とも行く機会がある場合は是非ともお勧めしたい幕。全幅が510cmと少し長いがソロで広々使うのも良いし、スペースに余裕があるため石油ストーブをインストールしても幕内の活動スペースは十分確保できる。シルエットもカッコイイ。TPUドアのオプションがあれば多分買う。
⑮Dune10.9
展開サイズ420*260*200(h)cm/重量11.8kg/1色展開。最近補完した新幕。ソロで使用するにはやや広いが、四方四面がクローズ/メッシュ/オープンになること、拡張式キャノピー採用で日除け雨除けスペースを拡張できること、そして何より別売オプションでTPUドアを追加することができ、厳冬期や雨天時に幕内にいながら外の景色を観ることが出来るのが最高!シルバーコーティングにより遮光性もそれなりに高い。次回アップデートがあるなら耐水性に懸念が残る「煙突穴の廃止」、強風時のスカートのバタつきと幕内への風の侵入を防ぐための「スカートにハトメ加工追加」を追加したらパーフェクトな幕になる
■オススメ幕
≫1ルーム-ミニマムソロスタイルのオススメ幕
個人的にオススメなのは“Mongar2”。おすすめポイントは長辺型に入口があること、時短展開収納が可能なこと。カラーラインナップが豊富なのも良い。とにかく時短展開収納を優先するなら“Canyou1”、登山にも使いたいなら“Cloud Up2”、奥行200cmで足先が干渉しないなら“Hiby3”、野営感を味わいたいなら“軍幕バップテント”といった所かな。
≫1ルーム-お座敷ソロスタイルのオススメ幕
時短展開&収納とキャノピーアレンジを優先するなら“Village5.0”がオススメ。個人的に張ってみたいのは2クロスフレームテント“Extend4.8”、冬キャンメインなら“Brighten 6.4”、デイキャンメインなら“Ango4”。“Air6.3”は20kgの重量がネックかな。キャンプ仲間のKKさんはエアテント志向が強いのでイチオシだと思うけど。
≫2ルーム-オコモリソロスタイルのオススメ幕
小生のソロキャンスタイルでもある2ルーム-オコモリソロスタイルのイチオシはズバリ“Dune7.6UG”。やや重量は重いが四方四面がクローズ/メッシュ/オープンを選択することが出来き、別売のTPUドアを装着することにより、悪天候時でも幕内から外の景色を観ることが出来るのは魅力的!軽量コンパクトを重視するなら“The hills 1LDK”、アーチ型ガタ好みなら“雲旅トンネルテント”、デュオキャンでも使いたい且つTPUドアのニーズがあるなら“Dune10.9”、デュオキャンでも使いたい且つ寝室を分けるニーズがあるなら“The hills 2room”といったところか。
■まとめ
個人的に良幕だと思うテントランキングベスト10。最近補完したDune10.9は言わずもがな、2ルームソロオコモリテントを初めとして1ルームミニマムテント、1ルームお座敷テントのテントラインナップは設計思想にも共感を覚える良幕だと思う。特に“The hills 2room”と“Mongar2”は展示やモニター制度があれば是非とも設営してみたい。
【No.1】Dune10.9※所有
【No.2】Dune7.6UG
【No.3】The hills 2room
【No.4】The hills 1LDK
【No.5】Extend4.8
【No.6】Mongar2
【No.7】Village5.0
【No.8】軍幕バップテント
【No.9】Cloud Up2
【No.10】Canyon1
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