[WIWO/ヤクドーム350] vs [KOVEA/ゴーストシェルター] ~徹底比較編~

[WIWO/ヤクドーム350] と [KOVEA/ゴーストシェルター]のカタログスペックを比較するとかなり似通っていることが分かる。今回は当2幕を細かく比較検討してみることにする。ちなみにSNS投稿数はゴーストシェルターの方が多い。ヤクドームは460/550と前モデルの450の投稿が多いが350は少ない。

■仕様比較

カタログ値を参考にした比較表を見るとかなり類似していることが分かる。

[メーカー名/製品名] [WIWO/
ヤクドーム350]
[KOVEA/
ゴーストシェルター]
外寸(cm) 350*350*185(h) 375*370*190(h)
CUBE値(m3) 23 26
収納寸(cm) 67*26*25(h) ?
重量(kg) 10.7 11
ボトム形状 八角形 八角形
メインフレーム(本) 4 4
サブフレーム(本) 1 1
付属ペグ(本) 10? 10
付属ガイロープ(本) 2 1
開放面(枚) 2 2
ベンチレーター(場所/個) 上部(2) 上部(2)/中部(2)
フライメッシュ(枚) 6 6
スリーブ(個) 4 0
フック(個) 20 46
グランドシート
ルーフフライ
スカート
吊り下げインナー × ×
OP/透明パネル
OP/メッシュパネル × ×
OP/前室
OP/タープ ×
ペグダウンなしで自立
キャノピーアレンジ × ×
メッシュアレンジ
身長175cm幕内直立
ポールをスリーブに通す行程

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと



 

-オプションと価格

両幕とも透明窓パネルと前室のオプションあり。加えてゴーストシェルターは専用のヘキサタープも選択可能。

≫ヤクドーム350のオプション

・[WIWO/ヤクドーム350専用前室オプション]
ファスナー連結タイプの前室。


 

・[WIWO/ヤクドーム350専用透明ウィンドウ]
ファスナー連結タイプの透明パネル。


 

≫ゴーストシェルターのオプション

・[KOVEA/ゴーストシェルター専用ウレタン窓]
フック連結タイプの透明パネル。

※画像は製品HPより引用

・[KOVEA/ゴーストシェルター専用ベスティビュール]
ファスナー連結タイプの前室。ベスティブルとは“玄関”という意味とのこと。

※画像は製品HPより引用

・[KOVEA/ゴーストシェルター専用ヘキサタープ]
ファスナー連結タイプの専用タープ。

※画像は製品HPより引用

執筆時のアマゾンもしくは楽天の販売価格。OP透明パネルとOP前室を含む値段はヤクドームは175,900円、ゴーストシェルターは170,000円とほぼ同等。

[参考価格] [WIWO/
ヤクドーム350]
[KOVEA/
ゴーストシェルター]
本体 ¥127,600 ¥120,000
OP透明パネル ¥23,500 ¥18,800
OP前室 ¥24,800 ¥31,200
OPタープ ¥39,900
本体+全OP ¥175,900 ¥209,900

ヤクドーム350 ≒ ゴーストシェルター

-外寸(cm)

イメーズ外寸のサイズ感はほぼ同等でヤクドーム350の方が球体に近い形状をしている。全高はヤクドーム350が185cm、ゴーストシェルターが190cmと5cmの違いがあるがヤクドーム上部はスリーブ支持、ゴーストシェルターはフック支持なのでその実、全高にあまり違いは感じないかも。全高がフレームの高さを表すのか、フライの高さを表すのかで幕内頂点部にLEDランタンを吊るしたときに身長175cmの小生の頭部が干渉するかどうかは微妙なところ。

ヤクドーム350 ≒ ゴーストシェルター

-重量(kg)

ヤクドーム350の重量は10.7kg、ゴーストシェルターは11kgとほぼ同等。何れもグランドシート、ルーフフライ、ペグ、張り網を含む。

ヤクドーム350 ≒ ゴーストシェルター

-フレームワーク

両幕ともメインフレーム4本とサブフレーム1本で設営できるが、ゴーストシェルターは3ポールハブシステム(メインフレーム*2+サブフレーム*1)を導入していることに加えポールをスリーブに通す作業が無いため雨天設営時の負荷が少ない。トレードオフとしてフックを掛ける箇所はかなり多くなるのが難点だがハブシステムを導入しているゴーストシェルターの方が設営は若干だが簡単と思われる。ちなみにヤクドーム350は4カ所のスリーブ+20カ所のフック(写真から推測)、ゴーストシェルターはスリーブ0カ所+46カ所のフック(写真から推測)のどちらか良いかは好みに寄るかな。

ヤクドーム350 ≒ ゴーストシェルター

-ベンチレーター

ヤクドーム350は上部に2ヵ所の開閉可能なベンチレーターが2ヵ所、ゴーストシェルターは上部に2ヵ所の開閉可能なベンチレーターが2ヵ所に加え中間部に小型のメッシュ窓があり換気能が高い。只、ルーフフライレスではにわか雨に遭遇した際はヤクドーム350の方が構造的に幕内への雨の侵入が少ないことが予想される。

ヤクドーム350 > ゴーストシェルター

-フライメッシュ

ゴーストシェルターの中間の三角メッシュパネルを除くと、両幕ともメッシュパネルは6枚。ゴーストシェルターは円形でデザインが良いが、ヤクドーム350の方が大型でフルメッシュ仕様の際の幕内からの視界は良いため甲乙つけ難し。

ヤクドーム350 ≒ ゴーストシェルター

-OP/透明パネル

両幕とも透明パネルのオプションがあるがヤクドーム350はファスナー連結、ゴーストシェルターはフック連結となり装着の手間と密閉性はヤクドームの方が高い。

ヤクドーム350 > ゴーストシェルター

-OP/前室

本体ボトムを起点とした拡張サイズはゴーストシェルターが170*150*160(h)cmでヤクドーム350の外寸記載はない。写真を見る限り160*160*150(h)cm位かな。両方ともキャノピー立上げが可能。ヤクドーム350の前室には小さなメッシュパネルが1つある。

ヤクドーム350 ≒ ゴーストシェルター

-OP/タープ

ゴーストシェルターは専用のヘキサタープのオプションがあるが、ヤクドーム350はない。只、ソロ使用だとタープレスの時が多いので小生のキャンプスタイルに置いての重要度は低い。

ヤクドーム350 < ゴーストシェルター

 

■まとめ

カタログスペック比較からはゴーストシェルターの方がやや有利。只、ヤクドーム350は球状に近いフォルムと、透明パネルのファスナー装着であること、そしてルーフフライレス時の上部ベンチレーターの雨の侵入のし難さ位。ん~甲乙つけ難しだが、個人的にはややヤクドーム350の方が好みかな。




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