テントの選び方2023 ~5つの基準偏~

テント選びの基準は大きく分けて5つ。今回は各項目別に小生及びキャンプ仲間のテント所有履歴を踏まえて特徴と考えてみる。

①使用人数(1~4人)
②ルーム数(1~2ルーム)

③インナーテント(2種)
④生地(2種)
⑤タイプ(5系統8タイプ)

■使用人数

テントのサイズの目安は荷物スペースを鑑みて使用人数+1名のものを選ぶのが基本とされる。2ルームテントなら寝室とキッチン&リビングスペースが確保できるため天候不順時に幕内おこもりも可能。人数毎に小生がイメージしたテントも列記。カタログ記載の人数よりも少なくなっているのはオコモリの快適度を加味しているため。

-1人(ソロ)

単独及び複数ソロキャン。恐らく今一番熱いジャンルのテント。荷物をミニマム化する1ルーム、幕内空間重視の2ルームの系統に分かれる。小生やキャンプ仲間のHKさんは2ルームおこもり派、YZさんやKDさんはミニマム屋外派。

-[コールマン/ツーリングドームST]
-[コールマン/アテナツーリングワイド130]
-[テンマクデザイン/大炎幕]






-2人(デュオ)

子供と2人、友人と2人、夫婦等を想定したテント。インナーテントに仕切りがあったり、カンガルースタイルでソロ用フレーム式インナーを2つ配置したりと寝室を分けるタイプもある。

-[オガワ/タッソTC]
-[スモア/ディーパー]
-[オガワ/ツインクレスタTC]






 

-3人(トリオ)

3人用テントというジャンルはほぼないため、4人用テントを広めに使うといった感じ。我家のファミキャン構成がコチラ。

-[オガワ/ロッジシェルターⅡ]
-[サバティカル/モーニンググローリーTC]
-[ノースフェイス/ランダー4]






 

-4人(カルテット)

ファミリーテントと呼ばれるテントは実質4人用が前提となっている。寝室を荷物スペースとして使わないなら5~6人使いも可能なものが多い。

・[コールマン/タフスクリーン2ルームハウスMDX]
・[DOD/カマボコテント3M]
・[スノーピーク/ランドロック]






 

■ルーム数

-1ルーム

寝室もしくは寝室スペースより狭い前室のあるテントを1ルームテントとして分類。設営行程がシンプルなので時短設営撤収が可能。リビングスペースを確保するために屋外もしくは別途タープを張る必要があり、天候不順時にオコモリすることが出来ない。

○収納サイズがコンパクト軽量
○時短設営撤収が可能
○テントレイアウトがし易い
○タープ併用により雨天撤収作業がし易い
○事後乾燥メンテナンスが楽
×雨天時別途タープを張らないとリビングスペースが確保できない


 

-2ルーム

寝室とリビングの2ルーム構成のテント。寝室よりリビングスペースの方が広いテントを2ルームテントに分類。フレームインナーテントを内包し2ルーム的に使用できるシェルターも2ルームテントとしている。天候不順時でも作業活動スペースが確保できるのが最大の利点。難点は本体サイズと重量が増えることと撤収設営作業の行程が多いこと、雨天撤収設営及び事後乾燥の負荷が大きいこと。

○雨天時別途タープを張らなくてもリビングスペースが確保できる
×収納サイズが大きく、重い
×時短設営撤収が難しい
×テントレイアウトが制限される
×雨天設営及び撤収作業の負荷が大きい
×事後乾燥メンテナンスが大変


 

小生及びキャンプ仲間のテント所有履歴全50幕における構成率はコチラ。2ルームの構成比が78%と大部分を占めている。尚、2ルームの定義はインナーテント仕様においてリビングスペースがインナースペースより広いこと。

・1ルーム⇒22%(11)
・2ルーム⇒78%(39)

■生地

選択すべきテントの生地は“ポリエステル”と“ポリコットン”の2つ。軽量で柔軟性のある“ナイロン”と天然素材の“コットン”はキャンプスタイルが固まってから選択肢に加えると良い。

-ポリエステル

テント生地の大半を占めるポリエステル。

〇安価
〇軽い
〇耐水性が高い
〇カビが発生し難い
〇乾燥し易い
×結露が発生し易い
×火の粉による穴空きリスクが高い
×遮光性が低い


 

-ポリコットン

テクニカルコットンの頭文字をとってTCと表記される。コットンとポリエステルの混合素材でコットンの結露が起きにくく火の粉に強いという特性を保ちつつフルコットンより軽量且つ耐水性が高くなっている。

〇結露が発生し難い
〇火の粉による穴あきリスクが高い
〇遮光性が高い
×高価
×耐水性が低い
×重い
×カビが発生し易い
×乾燥し難い


 

■インナーテント

テントとインナーはセットのものが多いが、インナーレスのシェルターをテントとして使う場合は別途インナーテントを用意する必要がある。

-吊り下げ式

アウターフライシートのフレームに吊り下げるタイプのインナーテント。インナーテント自体にフレームを使用することが無いので収納時のサイズがコンパクトで重量も軽い。基本フライシートの形状により専用設計になっているため取付位置が固定され、他のテントで代替するのは難しい。

○軽い
○収納時のサイズがコンパクト
×取付位置が固定
×他のテントで流用できない


 

-フレーム式

フレームポールを使って成形するタイプのインナーテント。インナーテント自体で自立できるため幕内移動や他のテントでの代替利用も可能。シェルター使用が出来るテントでのカンガルースタイルでの運用も可能でリビングを広く使ったり寝室を分けたりとレイアウトの自由度が高い。難点はフレーム分のサイズと重量が増えること。

○取付位置が固定されていない
○他のテントで流用可能
×重い
×収納時のサイズが大きい


 

■タイプ

テントの分類は見方によって変わってくるが、今回は大きく分けると広義で5つ、狭義では以下の8つに分類。フライシートを先行ペグダウンし支柱となるフレームポールを立ち上げるタイプは広義の意味でティピー型、更に支柱ポールに加え何かしらのフレームポールを追加することにより幕内空間を拡張したタイプは広義の意味でティピー系ベル型に分類している。

①ドーム系(インナーフレーム型)
②ドーム系(アウターフレーム型)

③アーチ系
④ティピー系(1ポール型)
⑤ティピー系(2ポール型)
⑥ティピー系(ベル型)
⑦ロッジ系
⑧タープ系

各タイプ毎の私見多々含めての特徴比較がコチラ。汎用性独自ポイントは小生目線の全8項目を◎(3P)、○(2P)、△(1P)、×(0P)として集計。やはりドーム型テント特にシェルターとしても使えるアウターフレームタイプのポイントが高い。只、キャンプスタイル毎でどの項目を重要視するかで幕選びの肝となる。例えば薪ストーブをインストールするなら換気効率の高いティピー系テントが向いている(使用は自己責任)。

小生及びキャンプア仲間の幕所有履歴全50幕を各タイプ別に仕分け。

構成比が一番高いのはインナーフレーム型のドーム系テント。

①ドーム系(インナーフレーム型)⇒20%(10/50)
②ドーム系(アウターフレーム型)⇒24%(12/50)

③アーチ系⇒18%(9/50)
④ティピー系(1ポール型)⇒10%(5/50)
⑤ティピー系(2ポール型)⇒12%(6/50)
⑥ティピー系(ベル型)⇒10%(5/50)
⑦ロッジ系⇒2%(1/50)
⑧タープ系⇒4%(2/50)

各系統の幕の構成比率はコチラ。ドーム系が構成比トップの44%、次いでティピー系32%、アーチ系18%でロッジ系とタープ系は少数派。

ちなみに我家の現在の所有5幕のタイプはドーム系(3)、ディピー系(1)、ロッジ系(1)。

・[オガワ/ロッジシェルターⅡ]⇒ロッジ系
・[スモア/ディーパー]⇒ドーム系(アウターフレーム)
・[オガワ/タッソTC]⇒ティピー系(1ポール)
・[コールマン/アテナツーリングワイド130]⇒ドーム系(アウターフレーム)
・[ヘリノックス/タクティカルコットテント]⇒ドーム系(インナーフレーム)

①ドーム系(インナーフレーム型)

フレームワークはシンプルで初心者でも設営撤収に悩むことは少ない。シェルター使用ができないこと、雨天設営及び撤収時にインナーテントが濡れてしまうことが難点

【1】フレームワーク⇒○
始めにフレームポールをインナーテントのスリーブに通して立ち上げてからフライシートと被せるため作業は簡単。

【2】ペグダウンなしでの自立可否⇒◎
ペグダウンなしで自立できるためインナーテントを立ち上げた後、位置調整が可能且つアウターテントに比べ軽量のため作業も楽。

【3】シェルター使用⇒×
インナーフレーム仕様のためシェルターとして使用することは出来ない。

【4】幕内空間効率⇒○
ドーム形状をしており幕内空間効率は良い。またインナーフレーム仕様のためインナー内がアウターフレーム仕様に比べ広い。

【5】出入口ファスナーへのアクセス⇒○
出入口のファスナーへのアクセスは普通。

【6】雨天設営撤収⇒×
インナーを先行設営するため雨天時に濡れてしまう。また撤収時もインナーを後に取り外すため濡れてしまう。雨天撤収時フライシートは地面に広げずに畳むことが出来るため汚れにくい。

【7】耐風性⇒○
フレームポールをクロスさせるため耐風性は比較的高い。

【8】収納寸と重量⇒○
ジョイントポールを採用しているため重量は普通。


 

②ドーム系(アウターフレーム型)

フレームワークはインナーフレーム型に比べると難解だが、シェルター使いが可能で使用人数によってカンガルースタイルも選ぶことが出来るため汎用性が高いタイプのテント。

【1】フレームワーク⇒△
フレームポールをアウターとなるフライシートのスリーブに通して立ち上げてインナーテントを吊り下げるタイプのテント。インナーフレームタイプと違いフライシートは大きく重くフレームをスリーブに通して立ち上げる行程がやや難解。特に初心者の場合フレームを撓らせる力加減が分からずにフレームを曲げてしまうリスクがある。

【2】ペグダウンなしでの自立可否⇒○
ペグダウンなしで自立できるためテントを立ち上げた後、位置調整が可能なため区画レイアウトがやり易い。

【3】シェルター使用⇒○
アウターフレーム構造なのでインナーテントレスでシェルターとして使用することが出来る。ソロ用自立型インナーテントをカンガルースタイルで使うことができるのでリビングスペースを広く使うことも出来るし、デュオなら2つ並べることにより寝室を分けることが出来き使用人数によってスタイルを変更できるのが利点。

【4】幕内空間効率⇒○
ドーム形状をしており幕内空間効率は良い。インナーテントは吊り下げ式のためインナーフレームテントに比べ若干狭い。

【5】出入口ファスナーへのアクセス⇒○
出入口のファスナーへのアクセスは普通。

【6】雨天設営撤収⇒○
インナーはフライシートを立ち上げた後に取付るため濡れずに作業することが出来る。撤収時も先行してインナーを撤去できるため雨に濡れずに済む。フライシートは設営撤収時に地面に広げる必要があり、泥地面だとかなり汚れる。

【7】耐風性⇒○
フレームポールをクロスさせるため耐風性は比較的高い。

【8】収納寸と重量⇒○
ジョイントポールを採用しているため重量は普通。


 

③アーチ型

フレームワークはやや難解だが、シェルター使いが可能で使用人数によってカンガルースタイルも選ぶことが出来るため汎用性が高いタイプのテント。

【1】フレームワーク⇒△
フレームポールをアウターとなるフライシートのスリーブに通して立ち上げてからインナーテントを吊り下げるタイプのテント。フレームポールをクロスさせる行程が無いたのでポールをスリーブに通す作業は比較的楽だが、初心者だと立ち上げ作業及び整形作業がやや難解。

【2】ペグダウンなしでの自立可否⇒△
ペグダウンなしで自立することは出来ないが、基本2ヵ所ペグダウンすることで自立できるため位置調整は可能。

【3】シェルター使用⇒○
アウターフレーム構造なのでインナーテントレスでシェルターとして使用することが出来る。ソロ用自立型インナーテントをカンガルースタイルで使うことができるのでリビングスペースを広く使うことも出来るし、デュオなら2つ並べることにより寝室を分けることが出来き使用人数によってスタイルを変更できるのが利点。

【4】幕内空間効率⇒○
ドーム形状をしており幕内空間効率は良い。インナーテントは吊り下げ式で短辺側に取り付ける場合の作業はやややり難い。

【5】出入口ファスナーへのアクセス⇒○
長辺側出入口のファスナーへのアクセスは普通。短辺側は幕壁が寝ているタイプは難しい。

【6】雨天設営撤収⇒○
インナーはフライシートを立ち上げた後に取付るため濡れずに作業することが出来る。撤収時も先行してインナーを撤去できるため雨に濡れずに済む。フライシートは設営撤収時に地面に広げる必要があり、泥地面だとかなり汚れる。

【7】耐風性⇒○
フレームポールをクロスさせるため耐風性は比較的高い。

【8】収納寸と重量⇒○
ジョイントポールを採用しているため重量は普通。


 

④ティピー系(1ポール型)

トンガリテント、1ポールテントとも称され、設営行程がシンプルなテント。難点はペグダウンなしで自立できないことと幕外周部のデッドスペースが多いこと。

【1】フレームワーク⇒◎
先行してフライシートをペグダウンし支柱フレームポールで立ち上げるタイプ。ベースフレームポールが1本なのでフレームワークは至ってシンプル且つ風に強く、頂上部ベンチレーターにより換気効率も良い。

【2】ペグダウンなしでの自立可否⇒×
ペグダウンなしで自立できないため移動や向きを変えたいときはペグを一旦抜く必要があり区画レイアウトはやややり難い。

【3】シェルター使用⇒○
アウターフレーム構造なのでインナーテントレスでシェルターとして使用することが出来る。ソロ用自立型インナーテントをカンガルースタイルで使うことができるのでリビングスペースを広く使うことも出来るし、デュオなら2つ並べることにより寝室を分けることが出来き使用人数によってスタイルを変更できるのも利点。インナーテントの取付は幕外周部が低いため作業し難い。

【4】幕内空間効率⇒×
構造上幕外周部が低くなっているためデッドスペースが多い。

【5】出入口ファスナーへのアクセス⇒×
幕壁が寝ているためファスナー開閉時は膝を曲げて手を伸ばしての作業となり何気に大変。

【6】雨天設営撤収⇒○
インナーはフライシートを立ち上げた後に取付るため濡れずに作業することが出来る。撤収時も先行してインナーを撤去できるため雨に濡れずに済む。フライシートは設営撤収時に地面に広げる必要があるがフロア付タイプなら地面に広げずに撤収することが出来きるため汚れにくい。

【7】耐風性⇒◎
フロア及びガイロープをフルペグダウンすることにより耐風性はかなり高いと思われる。

【8】収納寸と重量⇒◎
ポール1本とフライシートのシンプルな構成のため比較的軽めの仕上がり。只、ペグの数は多いため鋳造ペグの場合は総重量は自ずと重くなる。


 

⑤ティピー系(2ポール型)

支柱フレームポールを1本使うことにより、1ポールに比べデッドスペースが少ない。また、長辺側のキャノピーを立上げることが出来るものが多く、タープレスでの運用もし易い。

【1】フレームワーク⇒○
先行してフライシートをペグダウンし支柱フレームポール2本で立ち上げるタイプ。綺麗に張り上げるのに少しコツがいる。

【2】ペグダウンなしでの自立可否⇒×
ペグダウンなしで自立できないため移動や向きを変えたいときはペグを一旦抜く必要があり区画レイアウトはやややり難い。

【3】シェルター使用⇒○
アウターフレーム構造なのでインナーテントレスでシェルターとして使用することが出来る。ソロ用自立型インナーテントをカンガルースタイルで使うことができるのでリビングスペースを広く使うことも出来る。インナーテントの取付は幕外周部が低いため作業し難い。

【4】幕内空間効率⇒△
1ポールティピーよりデッドスペースは少ないが、ドーム型に比べると多い。

【5】出入口ファスナーへのアクセス⇒△
幕壁が寝ているためファスナー開閉時は膝を曲げて手を伸ばしての作業となり負荷が大きい。

【6】雨天設営撤収⇒△
フライシートは設営撤収時に地面に広げる必要があり大型幕だと特に負荷が大きい。キャノピーをフラットに立ち上げると雨天時雨が溜まるので注意が必要。

【7】耐風性⇒○
フロア及びガイロープをフルペグダウンすることにより耐風性はそれなりに高いが1ポールティピーに比べると長辺側のパネルが広いため風の影響は受けやすい。

【8】収納寸と重量⇒○
ポール2本とフライシートのシンプルな構成のため比較的軽めの仕上がり。只、ペグの数は多いため鋳造ペグの場合は総重量は自ずと重くなる。


 

⑥ティピー系(ベル型)

支柱フレームポールに加え、何かしらのフレームを追加してデッドスペースの削減及び出入口ファスナーへのアクセスを大幅に改善したタイプのティピー系テント。

【1】フレームワーク⇒○
先行してフライシートをペグダウンし支柱フレームポール1本で立ち上げ、なんかしらのフレームポールを使って入口パネルをベル型調に拡張。

【2】ペグダウンなしでの自立可否⇒×
ペグダウンなしで自立できないため移動や向きを変えたいときはペグを一旦抜く必要があり区画レイアウトはやややり難い。

【3】シェルター使用⇒○
アウターフレーム構造なのでインナーテントレスでシェルターとして使用することが出来る。ソロ用自立型インナーテントをカンガルースタイルで使うことができるのでリビングスペースを広く使うことも出来る。インナーテントの取付は幕外周部が低いため作業し難い。

【4】幕内空間効率⇒○
1ポールティピーよりデッドスペースが少なく、ドーム系テントに近い。

【5】出入口ファスナーへのアクセス⇒◎
出入口パネルの角度が垂直なためファスナーの開閉が格段に楽。

【6】雨天設営撤収⇒○
インナーはフライシートを立ち上げた後に取付るため濡れずに作業することが出来る。撤収時も先行してインナーを撤去できるため雨に濡れずに済む。フライシートは設営撤収時に地面に広げる必要があるがフロア付タイプなら地面に広げずに撤収することが出来きるため汚れにくい。

【7】耐風性⇒△
フロア及びガイロープをフルペグダウンすることにより耐風性はそれなりに高いが1ポールティピーに比べると入口パネルを垂直に立ち上げるため風の影響は受けやすい。

【8】収納寸と重量⇒△
基本構成は支柱フレームポール1本とサブフレームポールとフライシート。サブフレームのタイプにより重量には幅がある。基本、ペグの数は多いため鋳造ペグの場合は総重量は自ずと重くなる。


 

⑦ロッジ型

フレームワークはシンプルで雨天設営及び撤収もし易く、幕内のデッドスペースも少ない万能テント。難点はヘビー級の重さ。

【1】フレームワーク⇒○
ポールをスリーブに通す作業が無く、まずはフレームポールを組み上げてからフライシートを被せるタイプ。

【2】ペグダウンなしでの自立可否⇒○
ペグダウンなしで自立することは可能だが、フレームポールとフライシートの重量がかなりあるので位置移動はフライレスのフレームだけで作業するのが良い。

【3】シェルター使用⇒○
アウターフレーム構造なのでインナーテントレスでシェルターとして使用することが出来る。ソロ用自立型インナーテントをカンガルースタイルで使うことができるのでリビングスペースを広く使うことも出来るし、デュオなら2つ並べることにより寝室を分けることが出来き使用人数によってスタイルを変更できるのが利点。

【4】幕内空間効率⇒◎
ボックス形状に近いロッジ型をしており幕内空間効率は良い。インナーテントは吊り下げ式作業し易い。

【5】出入口ファスナーへのアクセス⇒○
幕壁が垂直に近いため出入口のファスナーへのアクセスは容易。

【6】雨天設営撤収⇒◎
フライをフレームの上で畳むことにより地面に広げず済むため、泥汚れが付きにくい。

【7】耐風性⇒×
ボックス形状のため四面からの風の影響は受けやすい。

【8】収納寸と重量⇒×
フレームの重量が途轍もなく重い。


 

⑧タープ系

タープに吊り下げるタイプのテント。雨天炎天設営及び撤収時にとても便利。テント単体での使用は出来ないのと風の影響を受けやすいため使用環境下が限定される。

【1】フレームワーク⇒○
タープを先行設営してその下にテントを吊り下げ設置するタイプのテント。

【2】ペグダウンなしでの自立可否⇒×
タープ吊り下げ式のためペグダウンの有無にかかわらず自立できない。

【3】シェルター使用⇒×
タープ吊り下げ式のためシェルター運用は基本出来ない。

【4】幕内空間効率⇒○
ボックス形状のため幕内空間は広い。

【5】出入口ファスナーへのアクセス⇒○
出入口が直角に近いため出入口ファスナーへのアクセスは容易。

【6】雨天設営撤収⇒○
タープを先行して設営するため、雨天時でもその下が作業することが出来る。

【7】タイプ⇒×
テント自体がボックス形状なこととタープ自体が風の影響を受けやすいため耐風性は低い。

【8】収納寸と重量⇒○
フレームが無いもしくは少ないためテント本体の重量は最も軽いがテント単体での使用は不可。


 

■その他(補助機能)

テントの補助機能可否も余裕があれば考慮に入れたい。

・ベンチレーター
・スカート
・メッシュパネル
・キャノピーサイドウォール
・出入口キャノピー

・ベンチレーター
ベンチレーターの数が多い、サイズが大きい、位置が上部にある程フルクローズ仕様時の換気効率が高い。頂上部にベンチレーターを有しているティピー系テントは換気効率が良く料理臭が抜けやすく、ストーブをインストールするのに向いている(使用は自己責任下)。


 

・スカート
ボトム外周部についてる生地。風及び虫の侵入を防ぐ利点がある反面、換気効率の低下、撤収時に乾き難いという難点がある。

 

・メッシュパネル
メッシュ仕様の一番の利点は虫の侵入が防げること。風の抜けは思いの外悪くオープン仕様には及ばない。霧中キャンプの際もメッシュ仕様にしておくと幕内に霧が侵入し難い。


 

・キャノピーサイドウォール
キャノピーを立ち上げることにより日除け及び雨除けスペースを拡張できるが風雨時は両サイドから幕内に風雨が侵入してしまう。サイドウォールがあれば風雨の侵入を低減且つ目線除けにもなる。


 

・出入口キャノピー
出入口に常設キャノピーを設けているテントは雨天時の出入り時に濡れ難くて地味に便利。


 

■まとめ

テント選びは予め憧れや拘りがあるのなら利点難点を整理した上で購入するのが一番!キャンプ仲間のKKさんは[ノルディスク/アスガルド19.6]の外観とオコモリ感及び薪ストーブをインストールできることに魅力を感じ初期導入テントとしている。設営後の快適度を上げるとおのずと収納時のサイズがでかく重くなる傾向があるため己のキャンプスタイルに合致させるのは初期導入幕では難しい。


 

これからキャンプを始める人で特に拘りが無いようなら汎用性の最も高いドーム系(アウターフレーム型)がオススメかな。実際にファミキャン仲間では当タイプのテントを使っている人が多い。

≫おすすめポイント
①フレームワークがシンプル
②吊り下げ型インナーテントで雨天設営及び収納時に濡れずに作業可。
③アウターフレーム型でシェルター使用が可能でカンガルースタイルも可。

小生及びキャンプ仲間のドーム系(アウターフレーム型)の現役幕。ファミリー幕でもデフォルトのインナーを使わずにソロ用のフレームインナーをカンガルースタイルで使うことにより広いリビングスペースを確保することが出来き2ルーム的に使用することが出来るのは便利。実際にHKさんの[ノースフェイス/ランダー4]、KUさんの[スノーピーク/ドックドームPro6]はソロキャン時にシェルター+カンガルースタイルで運用している。

・[オガワ/ヴィガス]
・[コールマン/アテナツーリングワイド130]
・[コールマン/タフスクリーン2ルームハウスMDX]

・[スノーピーク/ドックドームPro6]
・[スノーピーク/ランドロック]

・[スモア/ディーパー]
・[ノースフェイス/ランダー4]














 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

WILD-1行脚2020 ~葉月編~

気になるキャンプギア2024 ~師走編~

[ネイチャーハイク/Dune10.9] ~インナーバリエーション想定編~

Year2022-1st-CAMP#73@ふもとっぱらキャンプ場 ~Planni...

[ネイチャーハイク/Dune10.9] ~スクリーン設置検証編~

2020年1stキャンプ#38@成田ゆめ牧場キャンプ場 ~2日目~