巷で話題の[JHQ/マルチグリドル 33cm]を補完したので“開封の儀”を執り行う。
目次
■仕様
[JHQ/マルチグリドル]シリーズには2サイズラインナップされており、購入したのは33cmサイズ。底が深めで容量も1Lあり、焼物に加え汁物にもマルチに対応。食洗器も使用可能のようだ。
メーカー | JHQ | |
製品名 | 鉄板マルチグリドル | |
径 | 33cm | 19cm |
外寸 | 40*33*0.4(h)cm | 21.5*19*0.4(h)cm |
深さ | 2cm(1L) | 1.5cm |
重量 | 1,000g | 330g |
素材 | アルミニウム合金鋳物 | |
コーティング | イノーブルコーティング | |
付属品 | シリコンミトン(赤2個) | シリコンミトン(グレー1個) 収納ケース(1個) |
対応熱源 | ガス、IH調理機、直火、炭火、ラジエントヒーター、セラミックヒーター、ハロゲンヒーター | ガス、直火、炭火 |
※正確な仕様は製品HPを参照のこと
■開封の儀
外箱。楽天で購入したのだが製品HPにケース写真があったため付属しているものだと思いきや単体のみ。誤解を招く掲載は止めて欲しい(>_<)。収納袋は別途用意することにする…。


内容物。注意書きを見るとコーティング保護のため原則強火でなく弱火~中火で使うのが良いみたい。


実際に本体を見みてみると思ったより小さく感じる。ファミキャン用で補完したのだが、ソロキャンの方がメインになるかも。シリコンミトンはプレートにカッチリ装着するものではなく付けたまま移動するとすると直ぐに取れてしまう。


油切りや水分の調節がしやすいように縁の一部に凹みが付いている。これは中々実用性がありそうだ。

裏側には凸凹処理がされておりゴトクの形状がマッチすれば安定感が増す。中央にロゴマークあり。


採寸値は全幅39.5cm/鍋径33cm/底径16.5cm。ほぼカタログ値と同等。



■オプション
収納袋は別途補完。
-[JP SAKURA/マルチグリドル ケース 取っ手付]
マジックテープ式の収納ケース。外側にメッシュポケット、内側ポケットを備える。加えて木製取っ手付き。

取っ手はカッチリ嵌めるものでなく添える感じのもの。



内側のポケットに木製の取っ手を収納。


何れ蓋を追加することを想定しチャック式ではなくマジックテープ式のケースを補完したのだが実物を見てみるとジャストサイズで別途蓋を収納するスペースは厳しいかな。


マジックテープの自由度がないためマルチグリドルを収納後、開口部に遊びが結構できてしまい少々不安定。本体側のマジックテープをもう少し大きめに作ってくれれば尚良かった。

-[ベルモント/ダッチオーブンBM-256]
蓋に取っ手はないが耐熱グローブがあればグリドルの蓋として使えるかもしれない。でも餃子は行けそうだが焼きそば3人前はきついかな。

-[VANIA/ドーム蓋32cm]
焼きそばや餃子を作る際に必要性を感じたら蓋も追加する予定。
■熱源
所有バーナーで熱源として使用できそうなのは[ソト/FUSION ST-330]と[イワタニ/たふマルJr.]のシングルバーナー2つ。
-[ソト/FUSION ST-330]
ソロキャン時のメインバーナー[ソト/FUSION ST-330]。収納ケースは鉄板の[セリア/Soleil MONTAGNE]を使用。
ステンレステーブルで使用する際に傾斜があると滑ってしまい安定感に欠けるのと、不意に脚を触ってしまいアチチ!なることを数回経験したため、[EnHike/耐熱シリコンチューブ φ4-φ6*125mmカット済み4本]の装着し対策することに。
アルコール除菌スプレーを掛けてから装着したらすんなりハマった。少し長い感もあるがとりあえずこのまま使用予定。




[JHQ/マルチグリドル33cm]を乗せてみた。ゴム脚のお陰でズレることはないが、プレート裏面の凸凹部と微妙にマッチしなくやや不安定感あり。ん~これなら底面に凸凹処理がなく安価な[FOUR SEASONS/マルチグリドル33cm]でも良かったかも。IH対応の必要もないし。




-[ソト/FUSION ST-330]+[EnHike/遮熱テーブル]
プレートからCB缶への熱輻射対策として[EnHike/遮熱テーブル アルミ]を導入!


収納袋付。

テーブルを展開。


[ソト/FUSION ST-330]を装着。


CB缶を取付け。
CB缶の上方がミニテーブルとして使えるのは地味に便利かも。

点火!

[JHQ/マルチグリドル33cm]を乗せてみたがやはりやや不安定。只、テーブルがあるお陰で使用時の安定感は増した感あり。プレートの熱輻射による影響は[イワタニ/たふマルJr.]より若干受け難いかも。
-[イワタニ/たふマルJr.]
マルチグリドルはすり鉢状なのでプレートとCB缶間に程度距離を取ることが出来るため短時間の使用なら特に問題が無さそうだ。実際にレビュー等でもたふマルJr.を使っている人複数人いる。それでも長時間の使用となるとやはり熱輻射によるCB缶加熱による破裂リスクがあるため注意して使う必要はある。


プレート裏面の凹凸部と[イワタニ/たふマルJr.]のゴトクとのマッチングは高く安定感あり。とはいえ、長時間使うならノーマルサイズの[イワタニ/たふマル]の方がより安心かな。実際に使ってみて必要性があれば補完を検討する。


■水入れ
水を入れて容量をチェック。

200mL⇒400cmL。汁気のあるパスタ等も問題なく使えそう。


600mL⇒800mL。袋麺で使用する水量は大体500mLなので1人分ならマルチグリドル33cmで調理可能。零れやすそうだけど。


1,000mL。水切り口ギリギリ。2人分の袋麺を調理するのは厳しい。


カタログ値では1,000mLとなっているが更に+100mL追加し1,100mLでもギリギリ零れないが実用性はないかな。

水を捨てたところ水滴が全然残らない!コーティング処理のなせる業!?…

■火入れ
試しに卵とベーコン、ソーセージ、豚肉、チーズを焼いてみた。油なしでも行けるみたいだが念のためサラダ油を敷く。


中火で順次食材を投入!




中火で10分程の調理ではB缶のカバーもほんのり熱くなるが手で触れない程にはならず熱輻射の影響は少ない。[JHQ/マルチグリドル33cm]はすり鉢状の構造のためプレート外周部とCB缶にある程度の距離があるため強火且つ長時間でなければ大丈夫そう。


別に炊いた白米を追加し肉x3&卵チーズプレートの完成!

そして噂のメンテナンスフリーの具合はというと…洗剤とスポンジと軽く洗っただけで汚れが切れに落ちる…ん~コリャスゴイ。冬キャンのお湯なしサニタリーでも汚れが簡単に落ちそうな気配!


別日にチャーハンを作ってみたが、これまた具材が零れやすい。中華鍋の用に強火で豪快に具材をさっと炒める類のものではなく、中弱火でジックリ静かに炒める性格の鍋という印象。炒め物に[JHQ/マルチグリドル33cm]を使用する場合は返しが無く具材が零れやすいため、径30cmではなく径20cmクラスと考えた方が良い。


■所感
実物は想像していたより小さく、ソロ&デュオで焼く炒める茹でるには丁度良いサイズだが3人ファミキャンでは少し小さいかも知れない。特に炒め物は食材が零れやすいのでファミキャンで使うなら[FOUR SEASONS/マルチグリドル39cm]にサイズアップした方がベストサイズ。…がそうすると今度は熱源のサイズアップ問題が出てくため、やはり33cmサイズがベターなのだろう。まずは、次回キャンプで[JHQ/マルチグリドル33cm]で炭なし焼肉BBQが実現可能かどうか味を含めて検証する予定。
◎汚れが落ちやすい
○軽い
○お皿としても使える
○汁物料理が可能
○[イワタニ/たふマルJr.][ソト/FUSION ST-330]を熱源として使用可能
×縁に返しがないので特に炒め物は食材が零れやすい
×3人ファミキャンの食材を扱うには少し小さい
×値段が少し高い
[…] [JHQ/マルチグリドル 33cm] ~開封の儀~ […]