2025年12月に購入し、スノーボード、テニス、キャンプ、観光等で約半年間使用した[Insta360/X4 Air]を再レビュー!二次元カメラと違い癖のある360°カメラ[Insta360/X4 Air]を如何に簡単に撮影し、如何に簡単に編集し、ハイクオリティではなくソコソコのクオリティで視聴できるかどうかがテーマ!
■仕様
製品HPより抜粋した[Insta360/X4 Air]本体の仕様がコチラ。
| 【メーカー名】Insta360 【機種名】 X4 Air 【外寸】113.8*46*37(h)mm 【重量】165g 【実売価格】¥48,300※執筆時 【液晶サイズ】 2.09インチ 【センサーサイズ】1/1.8 【プロセッサー数】1 【360画質】8K30fps/6K50fps/4K50fps 【写真】2,900万画素 【PureVideoモード】なし 【HDR動画】8K30fps 【バッテリー容量】2,010mAh 【急速充電】非対応 【80%充電速度】 36hr 【8K撮影時間】88min 【5.7K/6K24fps撮影時間】105min 【アダプティブトーン】対応 【シングルレンズ】4K60fps 【写真解像度】72MP 【色階調】8-bit 【FlowState手ブレ補正+ 360度水平維持】対応 【防水性】水深15m 【内蔵ウインドガード】あり 【レンズ交換】可能 【マウント】クイックリリース+1/4インチネジ 【起動速度】約 1s |
※正確な仕様は製品HPを参照のこと
■本体&オプション
≫本体
本体ケースは特に使用せず、レンズキャップのみでそのままバックパックにいれて使用している。ぶつけたり落としたりしているためレンズは無事だが本体は小傷だらけ(>_<)。
| ・[Insta360/X4 Air] ・[Insta360/X4 Air レンズキャップ] |
≫自撮り棒
所有する自撮り棒は3種類。
| ・[Insta360/見えない自撮り棒114cm]→スノボメイン ・[Insta360/超長い自撮り棒300cm]→テニスメイン ・[Insta360/スローポッド内蔵自撮り棒リモコンキット117cm]→観光メイン |
■撮影プロファイル
[Insta360/X4 Air]の我家における撮影シチュエーションは以下の5つ。
| ①キャンプ ②テニス ③スノーボード ④ダンス ⑤観光 |
撮影環境が多岐にわたる⑤観光を除く4つのシチュエーションにおける撮影プロファイルがコチラ。キャンプとダンスは明暗差自動処理を期待してアクティブHDRとアダプティブトーンをONにできるフレームレート30fbs、テニスとスノーボードは事後にスローモーション視聴が出来るように50fbsを選択(アクティブHDRとアダプティブトーン非対応)。
| 状況 | ①キャンプ | ②テニス | ③スノーボード | ④ダンス | ||
| 屋内外 | 屋外 | 屋内 | ||||
| 場所 | キャンプ場 | テニスコート | ゲレンデ | 体育館 | ||
| 天候 | 曇天/晴天 | 曇天/晴天 | 曇天 | 晴天 | – | |
| トラッキング優先 | なし | なし | あり | なし | なし | なし |
| 解像度 | 6K | 6K | 8K | 6K | 6K | 6K |
| フレームレート | 30fps | 50fps(30fbs) | 30fps | 30fps | 50fps | 30fps |
| アクティブHDR | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ |
| アダプティブトーン | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ |
| 自撮り棒長 | 300cm | 300cm | 114/300cm | 114/300cm | 300cm | |
| 自動棒形態 | 手持ち | 定点/手持ち | 手持ち | 手持ち | 定点/手持ち | |
| 定点カメラ位置 | テント前方 | テニスネット側方 テニスコート後方 |
– | – | 舞台前方 | |
※あくまで私見
我家の編集用のパソコンスペックと編集後の画質を考えた際のデフォルト設定がコチラ。迷ったらとりあえずこの設定で撮影しておけば大きな不満はないかな。
| ≫デフォルト設定 【解像度】6K 【フレームレート】30fbs 【アクティブHDR】オン 【アダプティブトーン】オン |
■5つの撮影シチュエーション
8K画質は綺麗だが録画ファイルサイズが大きく事後処理負荷が高く、4K画質はファイルサイズは小さく事後処理負荷は小さいが書き出し動画の画質が悪い。6K画質は13インチクラスノートPCや中型液晶テレビで視聴する限り画質は綺麗なのでデフォルトの解像度は6Kに設定。
①キャンプ
メイン自撮り棒は[Insta360/スローポッド内蔵自撮り棒リモコンキット117cm]で手持ち撮影は勿論、三脚仕様にしての定点撮影、タイムラプス撮影が可能。テントやタープ上空視点の画角での撮影は[Insta360/超長い自撮り棒300cm]を用いれば可能だがその実、撮影機会は少ない。
| 【メイン自撮り棒】[Insta360/スローポッド内蔵自撮り棒リモコンキット117cm] 【サブ自撮り棒】[Insta360/超長い自撮り棒300cm] |
キャンプは屋外アクティビティで昼も夜も明暗差が出やすい環境のため撮影プロファイルはアクティブHDRとアダプティブトーン対応の6K/30fbsをデフォルトとする。
| ≫撮影プロファイル 【デフォルト】6K/30fbs/アクティブHDR ON/アダプティブトーンON |
②テニス
基本、[Insta360/超長い自撮り棒300cm]で[THE NORTH FACE/チュガッチ28]にマウントしてコートサイドの審判台に設置して定点撮影することでダブルスの場合4人のプレイヤー全員を画角に捕らえることが出来る。1つ難点があり、7~8月は早朝練習に切り替えるのだが、早朝といえど炎天下だと熱暴走で1時間足らずしか撮影が出来ないこと(>_<)。熱暴走対策については別途対応策を検討する必要がある(´;ω;`)ウッ…。
| 【自撮り棒】[Insta360/超長い自撮り棒300cm] 【バックパックマウント】[THE NORTH FACE/チュガッチ28] |
テニスは基本屋外で光量も十分確保できる上に、明暗差も出にくい環境のため、フレームレート優先の6K/50fbsをデフォルトとする。ズームトラッキングの場合は画質が低下するため最高画質の8K/30fbsに設定。撮影位置はダブルスプレイヤー4名全員が画角に収まるネットサイドから300cm自撮り棒を使っての定点設定をベースとする。フレームレートを50fbsにすることで事後にスローモーション再生が滑らかになるが、その機会は少なく画質の違いもそこまで明確ではないため30fbsでも良い。プレイヤー1名をトラッキングすると展開は分かり難くなるが、単独プレイヤーの動きを常時追跡できるのでフォームを確認するのに便利!
| ≫撮影プロファイル(300cm自撮り棒) 【デフォルト】6K/50fbs/アクティブHDR OFF/アダプティブトーンOFF 【ズームトラッキング】8K/30fbs/アクティブHDR ON/アダプティブトーンON |
③ダンス
ダンス練習会は屋内で光量が十分であれば明暗差は出にくい環境であるが撮影プロファイルはアクティブHDRとアダプティブトーン対応の6K/30fbsをデフォルトとする。300cm自撮り棒を使ってダンスの練習を前方下方及び側方から上空中空低空での画角で撮影するとドキュメンタリー風な動画になり面白い。トラッキングはダンス時のポジションチェンジが早いため見失うもしくは入れ替わってしまうことがあり目的通りな画角を得ることが出来ない。AIフレーム解析でグループ全体をターゲットとして画角の方が良い。
| 【自撮り棒】[Insta360/超長い自撮り棒300cm] |
| ≫撮影プロファイル(300cm自撮り棒) 【デフォルト】6K/30fbs/アクティブHDR ON/アダプティブトーンON |
④スノーボード
スノボ撮影については滑走のし易さ、撮影ポジションの切り替えのし易さを考えると[MAMMUT/ニルヴァナ22L]の左側ショルダーベルトに[Insta360/マグネット式自撮り棒ホルスター]を装着するのがベスト。[Insta360/超長い自撮り棒300cm]を使用すればドローン撮影調の画角を得ることが出来るが、滑走がかなりし難く、転倒時に周囲に迷惑をかけるリスクがあり使用状況の範囲が極めて狭い。
| 【自撮り棒】[Insta360/見えない自撮り棒114cm] 【バックパック】[MAMMUT/ニルヴァナ22L] 【ショルダーマウント】[Insta360/マグネット式自撮り棒ホルスター] 【オプション】[Soshin/リーシュコードII]、[Etsumi/カメラストラップ用Dリング360]、[SK11/アルミカラビナB 5*50mm] |
晴天時の画質はかなり良いが曇天時はやや悪い。曇天時は昼間淡濃自動調整のアクティブHDR及び夜間淡濃自動調整アダプティブトーン機能をONにする。以下の写真は曇天時にアクティブHDR/アダプティブトーンを何れもONにした際の動画の書き出し画像だが結構暗い。
左は114cm自撮り棒の後方からの画角、右は300cm自動棒を左肩に担いでの画角。300cm自撮り棒を使っての撮影はドローン撮影に近い画角を得ることが出来るが、滑走時のバランスが悪く転倒時に周囲の人に迷惑をかけるリスクがあるため撮影機会がかなり限定される。
| ≫撮影プロファイル(114cm自撮り棒) 【晴天】6K/50fbs/アクティブHDR OFF/アダプティブトーンOFF 【曇天】6K/30fbs/アクティブHDR ON/アダプティブトーンON |
⑤観光
その実、観光用途では全く使いこなせていない。主な理由は以下の通り。
| ≫使いこなせていない理由 ①人混みが多い場所での使用が憚れること カメラに自撮り棒を付けての撮影はある程度のスペースが必要となり人混みの中で使うこと自体が憚れること。②未使用時に邪魔になること 観光時に自撮り棒とカメラを持参する必要があり未使用時に結構邪魔。③輝度が少ない環境下での画質が悪いこと 屋外夕方から夜間、室内撮影でのノイズが多い。 |
先のベトナム旅行のクチトンネル観光ではリーシュコードレスで[Insta360/スローポッド内蔵自撮り棒リモコンキット117cm]をバックパックのサイドポケットやズボンのポケットに入れて置いたのだが、狭いところで屈んだり梯子乗降の際に、周囲にぶつけたり落下させてしまい危うくレンズを破損しそうになった。観光時に安心して使用するには[Insta360/X4 Air]をバックパックのショルダーマウント且つリシューコードを装着し、随時撮影。[Insta360/スローポッド内蔵自撮り棒リモコンキット117cm]は[Ulanzi/三脚スマホホルダーST-6S]を使ってスマホマウント用として集合写真用三脚として使用するのが吉と思われる。4枚目の写真は戦車の砲身にカメラを入れた画角。
| 【自撮り棒】[Insta360/スローポッド内蔵自撮り棒リモコンキット117cm] 【スマホホルダー】[Ulanzi/三脚スマホホルダーST-6S] |
| ≫撮影プロファイル(114cm自撮り棒) 【晴天】6K/50fbs/アクティブHDR OFF/アダプティブトーンOFF 【曇天】6K/30fbs/アクティブHDR ON/アダプティブトーンON |
■リモートコントロール
[Insta360/X4 Air]のリモートコントロールは4通り用意されているが、使い勝手が最も良いのは【Ⅳ】純正ミニリモコン、次いで【Ⅲ】スマートフォン。ちなみに300cm自撮り棒を使用する際は【Ⅰ】シームレス操作は殆ど使い物にならない。
| リモートコントロール | 【Ⅰ】シームレス操作 | 【Ⅱ】 スマートフォン |
【Ⅲ】 スマートウォッチ |
【Ⅳ】 純正ミニリモコン |
|||
| ツイスト撮影 | ジェスチャー操作 | 音声制御 | |||||
| 距離(m) | ~3 | 0.4~1.6 | ~1.2 | 50 | 20 | 10 | |
| 撮影ON/OFF | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| プレビュー表示 | × | × | × | ○ | × | × | |
| 自撮り棒 | 114cm | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 117cm | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| 300cm | △ | × | × | ○ | ○ | ○ | |
| 実用性 | テニス | × | × | × | ◎ | △ | ○ |
| ダンス | × | × | × | ○ | △ | ◎ | |
| スノボ | △ | △ | △ | ○ | ○ | ◎ | |
| キャンプ | △ | ○ | △ | ○ | ○ | ◎ | |
| トラベル | △ | ○ | △ | ○ | ○ | ◎ | |
※あくまで私見
【Ⅰ】シームレス操作
X4 Airにはシームレス操作が3種類用意されている。114cm自撮り棒では全て利用可能だがスノボ滑走時のグローブを付けたままのツイスト撮影やジェスチャー操作の反応が悪く、音声操作も周囲の雑音等があると精度がかなり落ちるため使えない(小生がぶきっちょなだけかもしれないけど)。また、300cm自撮り棒では①ツイスト撮影のみ利用可能だが本体が遠すぎてオンオフの視認が出来ないため実用性はない。300cm自撮り棒の使用頻度が高いためシームレス操作では対応できない状況が多く実際に最近は全く使っていない。
【Ⅱ】スマートフォン
所有スマホ[Samsung/Galaxy S24Ultra]に“Insta360アプリ”をインストールすることにより、スマホをWiFi接続のワイアレスリモコンとして使用することができる。通信距離も約50mなのでテニスやダンスの際でも問題なくリモートコントロールが可能な上にプレビュー表示が可能のためスマホ画面で録画オンオフ、画角の調整が可能。難点は駆動時間がスマホのバッテリーに依存しているためバッテリーが切れて場合スマホが使えなくなること。
【Ⅲ】スマートウォッチ
Garminスマートウォッチ[GARMIN/epix Pro Gen2 Sapphire 47mm]に“Insta360Remote”アプリをインストールすることによりリモートコントロールが可能となる。普段スマートウォッチを付けて行動しているため自撮り棒をもっての移動の際は別途スマホやリモコンを用意することなく録画オンオフをリモートで操作できるのは便利。最近は暑さと時計焼け予防のため時計外してプレーすることが多いため使っていない。
【Ⅳ】純正ミニリモコン
最大10m離れたところから操作可能なミニリモコン。カメラをネットサイドに定点設置した際に自撮り棒を縮めることなく撮影オンオフが出来るので便利。操作ボタンが1つしかないので誤操作、誤動作が多いのが難点。スイッチ自体のオンオフボタンが欲しい。
■編集
お手軽編集用途ではやはりAI解析が可能なInsta360 Apli for Androidが便利。テニスの一定画角からの切り出しは複数タスクが可能なInsta360 Studio for WindowsPCを使用。
| ≫Insta360 Apli for Android ≫Insta360 Studio for WindowsPC |
■考察
キャンプとスノボ、ダンス(娘)においては撮影環境の最適化がなされている。[Insta360/X4 Air]の撮影環境を整える上で今後の課題は以下の2点。[Insta360/X4 Air]の弱点として夜間や室内等の輝度の少ない環境下での画質が悪いことが挙げられる。1インチ相当のセンサーを搭載した[Insta360/X6]との比較も追々実施したいと考えている。
| ≫テニス 夏場炎天下時の熱暴走対策≫観光 市街地、観光地、ビーチサイド毎に最適なバックパック、リーシュコードの選択 |










