[Ogawa/ロッジシェルターⅡ]幕内にて[Ogawa/ロッジシェルターTC3人用インナー]を基軸として2つのコットンテントのレイアウトを検証してみる。
目次
■インナー3種
今回実証したインナーは全3種。コットテントのベースとなるコットは[AS2OV/フォールディングコット2WAY]を使用。
①[Ogawa/ロッジシェルターTC3人用インナー]
②[FIELDOOR/ポップアップメッシュシェルター]
③[DRASOUL/コットテントTC]
①[Ogawa/ロッジシェルターTC3人用インナー]
外寸220*180*195cmの3人用吊り下げインナー。3人用となっているが実質ゆったり2人用のサイズ感で我家でも[THERMAREST/ベースキャンプL]を2枚配置し2人用寝室と使用。4面クローズ⇔4面メッシュ⇔3面オープン仕様が可能且つ身長175cmの小生の直立スペースも確保できる。

②[FIELDOOR/ポップアップメッシュシェルター]
時短展開撤収が可能なポップアップメッシュインナー。0面クローズ⇔前面メッシュ⇔1面オープン仕様が可能。ハイコット仕様時の外寸は230*70*108(h)cm。

③[DRASOUL/コットテントTC]
4面クローズ⇔4面メッシュ⇔2面オープン仕様が可能だが、設営行程はポップアップ式に比べ多いため設営にやや時間が掛かる。ハイコット仕様時の外寸は190*70*138(h)cm。②より全高が30cm高く、上面ポールがあるためロッジシェルターⅡの幕壁に寄せることが出来ない。リンク写真はフルメッシュ仕様バージョン。
■レイアウト実証
先のキャンプで[Ogawa/ロッジシェルターTC3人用インナー]を基軸として2つのコットテントのレイアウトを実証してみた。
①[Ogawa/ロッジシェルターTC3人用インナー]
[Ogawa/ロッジシェルターTC3人用インナー]は5人用フルインナーに比べると重量も3.1kgと軽く取り回しが良いため装着は比較的簡単。但し、身長が低い場合は稜線部のフック掛の作業が踏み台がないと大変かもしれない。ロッジシェルターⅡフルクローズ時でも出入口を2面確保できるためアクセルし易い。また、幕内で身長175cmの小生が直立できるスペースを確保することが出来るので着替えや作業がし易い。

②[FIELDOOR/ポップアップメッシュシェルター]
ロッジシェルターⅡの幕壁に寄せて配置。[Ogawa/ロッジシェルターTC3人用インナー]との距離は約80cmで人が通れる幅が確保できる。


外寸60*35*23(h)cmの[Uniflame/フィールドラック]も配置可能。但し後面への通路としては使えなくなる。

外寸65*43.4*40.2(h)cmの[SHIMANO/VACILAND-PRO 40L]も配置可能。
ロッジシェルターTC3人用インナーに寄せて配置。幕壁との距離は約90cmと広く取れるが、ロッジシェルターTC3人用インナーの出入口を1面潰してしまうため使い勝手は悪い。


フルクローズタイプの[FIELDOOR/ポップアップインナーテント]もあるが、フルクローズ時のベンチレーターがないためフルクローズ仕様時で冬場に使用した際の結露が心配。
③[DRASOUL/コットテントTC]
ロッジシェルターⅡの幕壁に寄せて配置。[Ogawa/ロッジシェルターTC3人用インナー]との距離は約50cmで人が通れる広さは確保できるが、全幅60cmの[Uniflame/フィールドラック]や全幅65cmの[SHIMANO/VACILAND-PRO 40L]は横向きに配置できない。


[DRASOUL/コットテントTC]は上面ポールがあるためロッジシェルターⅡの幕壁に寄せることが出来ない。

[Ogawa/ロッジシェルターTC3人用インナー]に寄せて配置。ロッジシェルターⅡ幕壁との距離は約90cm。


■インナー3幕比較
各インナーの仕様と特徴比較がコチラ。
メーカー名 | Ogawa | FIELDOOR | DRASOUL | |
製品名 | ロッジシェルター TC3人用インナー |
ポップアップ メッシュシェルター |
コットテントTC | |
タイプ | 吊り下げ式 | ポップアップ式 | フレーム式 | |
時短展開 | × | ○ | △ | |
外寸(cm) | 220*180*195(h) | 230*70*70(h) | 190*70*100(h) | |
ローコット仕様(cm) | – | 230*70*83(h) | 190*70*113(h) | |
ハイコット仕様(cm) | – | 230*70*108(h) | 190*70*138(h) | |
重量(kg) | 3.1 | 1 | 2 | |
身長175cm直立スペース | あり | なし | なし | |
有効後面通路幅(cm) | 170 | 80 | 50 | |
パネルアレンジ | クローズ | 4面 | 0面 | 4面 |
メッシュ | 4面 ※内1面は小サイズ |
4面 ※全面フルメッシュ |
4面 ※内2面は小サイズ |
|
オープン | 3面 | 1面 | 2面 |
※私見含む
■まとめ
コットテントを吊下インナー寄せした場合、吊下インナーへのアクセス面が1面しか取れないこと、天井が低く後面へのアクセスが取り難いことから実用性に欠ける。コットテントはロッジシェルターⅡの幕壁に寄せることで吊下インナーへのアクセス面が2面確保できると共に後面へのアクセスが可能となる。

[FIELDOOR/ポップアップメッシュシェルター]の利点は時点展開撤収が可能なこと、幕壁に寄せることが出来きインナー間の幅が80cm程と広くクーラーボックスやシェルフも配置できること。難点はクローズにできないこと。[DRASOUL/コットテントTC]の利点はフルクローズに出来ること、難点は上面ポールがあるため幕へにに寄せ難くインナー間の幅が50cm程しか確保できずクーラーボックスやシェルフを配置し難いこと。

3人(トリオ)家族使用ならコットテントをフルクローズにする必要性は低いので幕内動線が良くレイアウトし易く時短展開撤収が可能な[FIELDOOR/ポップアップメッシュシェルター]が使い易い。友人と2人(デュオ)使用なら、お互いのプライベート感が保ちやすいフルクローズが可能な[DRASOUL/コットテントTC]が使い易いかな。

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