[ネイチャーハイク/Dune10.9] ~私見FAQ編~

[ネイチャーハイク/Dune10.9]を試し張り2回、1泊2日の冬のソロキャン1回を終えての個人的な所感を交えて私見FAQを纏めてみた。

 

目次

■アウターテントに関するFAQ

Q)テントのタイプは?

A)3本のフレームポール構成されたドーム型テントとなります。

・フレームポール(約7.1m)x2本 ※ブラックカラー
・フレームポール(約5.4m)x1本 ※一部ポールがグレーカラー、それ以外はブラックカラー

Q)サイズは?

A)カタログに記載されているアウターテントの展開サイズは420*260*200(h)cmとなります。

≪実寸値≫※正確な値ではないためあくまで目安
・インナーサイズ:240*200*180(h)cm
・拡張キャノピー:稜線長約240cm*ルーフ長約310cm、先端辺160cm
・地面から煙突穴迄の距離:約180cm

※キャノピー立上げポールは付属しておりません

Q)重量は?

A)本体総重量のカタログ値は11.8kgです。フライシートの実測値は5.45kg、ポールは3.48kgとなります。

≫カタログ値
本体パッケージ:11.8kg
・別売TOPカバー:0.85kg
・別売TPUドア:0.7kg
・別売グランドMAT:1.3kg
・別売OP3種含む総重量:14.65kg

≫実測値
本体パッケージ:11.77kg
・外袋:0.26kg
・フライシート:5.48kg
・インナーテント:2.33kg
・ポール*3+収納小袋:3.48kg(ブラックポール1.3kg*2本、グレーポール0.91kg)
・ペグ*16+張り網*4+収納小袋:0.38kg ※個別重量計は11.93kg ※誤差0.16kg
・別売TOPカバー:0.96kg
・別売TPUドア:0.74kg
・別売グランドMAT:1.37kg
・別売OP3種含む総重量:14.28kg

Q)一人でも設営できるか?

A)可能ですが、2人で設営した方がより簡単です。

≪設営行程≫※私見
①フライシートを広げる(メーカーロゴのプリントがある方が寝室側)
②ブラックカラーの長フレームポールx2と一部グレーカラーの短フレームポールx1をフライシートのスリーブに通す
③1本目の長フレームポールをフライボトムの2ヵ所ハトメに刺す
④2本目の長フレームポールの1ヵ所をフライボトムの1ヵ所に刺し、フライのスリーブを引っ張りながらテントを立上げもう1ヵ所のハトメに刺す。
⑤短フレームポール2ヵ所をハトメ差す(2ヵ所目のハトメに刺す際の負荷が強い
⑥フライフック22ヵ所をポールに引っ掛ける
⑦張り網6本をペグダウン
⑧ボトム8ヵ所をペグダウン
⑨デフォルトの吊下インナーテントは頂点1ヵ所(赤色で色分け)、ボトム4隅をバックルで留め、ゴムトグル17カ所にて装着。

Q)フロアの広さは?

A)10.9m2となります。

京間でいうところの約6畳分の広さです。

Q)アウターフライシートの重さは?

A)実測重量は5.48kgとなります。

フルメッシュ及び拡張式キャノピー機構を備えるためポリエステルの同系幕に比べフライ重量はやや重いです。

Q)フルメッシュ仕様に出来るのか?

四方六面をメッシュ仕様にすることが出来ます。

前後面2面及び両側面4面の計6面をメッシュ仕様にすることが出来ます。

Q)フルオープン仕様に出来るのか?

四方四面がオープン仕様にすることが出来ます。

寝室側の側面パネルはオープンにすることはできません。

Q)ランタンフックはあるのか?

A)幕内頂点部にランタンフックが1つあります。

ランタンフックは3本のフレームポールがクロスしている箇所に備えてあるため、安定感が高く、天井がLEDランタンの重さで下がってくることはありません。



 

Q)スカート付いているのか?

A)全方向にスカートは付いてますがペグダウン用のハトメはありません。

全方向にスカートはありますが、ハトメが付いていないためペグダウンできないため、強風時にバタ付きます。強風でない限りはペグや石の重しを置けば対処できます。強風で重しが飛んでしまう場合はクリップ式ハトメやハトメパンチでハトメを追加してペグダウンした方が良いかもしれません。



 

Q)ベンチレーターはあるのか?

A)常時開放型のベンチレーターが頂上部に2つ付いており、幕内からファスナーを開けて開閉作業が可能です。

Q)シェルターとして使用できるのか?

A)デフォルトの吊り下げインナーを取り付けずにシェルターとしてご利用頂けます。

Q)スタンディンテープの脱着は可能か?

A)スタンディングテープの脱着は出来ません

Q)遮光性は?

A)シルバーコーティングによりポリエステル生地の厚さの割に遮光性は高いと思われます。

PDF50+ シルバーコーティング処理が施されているためある程度の遮光性はあるがポリコットン生地及びコットン生地に比べれると劣ると思われます。

Q)耐水性は?

A)フライシートのPU2000mm+で通常範囲の雨天時の耐水性には問題はないかと思います。

強風豪雨時に煙突穴からの浸水がある可能性が否めません。その際は別売オプションのTOPカバーを取り付けるか、煙突穴の下に荷物を置かないようにした方が良いと思われます(私見)

Q)耐風性は?

A)ボトムと張り網をフルペグダウンするこことで少なくとも風速10m/sの耐風性は担保出来ていると予想されます。

3本のフレームポールをクロスさせる構造に加え、ボトム8ヵ所、張り網6本をペグダウンすることにより耐風性は同サイズ程度のドーム型テントと比べても高いと考えられます。

Q)暖房能は?

A)小型の石油ストーブでの暖房能は+15~20℃が見込まれます。

別売オプションのTOPカバー装着及び上部ベンチレーター常時開放、且つサーキュレーター[HOPWINN/キャンプ扇風機10000mAh]を上部に設置した条件におけるDune10.9フルクローズにおいて、火力2.5KWのフジカハイペットの暖房能は+20℃TOPカバーレスの暖房能は+15℃程と予想されます。幕内での使用はメーカー非推奨のため一酸化炭素チェッカーを設置し、換気に留意しあくまで自己責任下で使用してください。

 

Year2024-2nd-CAMP#108@たかはら星の森キャンプ場 ~2nd DAY~




 

Q)結露は?

A)環境にもよりますがポリエステル生地であるため冬の朝方の結露の発生は否めないと思います。

計測最低気温2℃/最高気温15℃のDune10.9の初キャンプ2日目朝の結露は幕内下部周りを中心に結露が発生しました。その他にインナーテント内ボトム外周部と拡張式キャノピーの内側、TOPカバー裏側にも結露が発生。幕内上部には殆ど結露は発生しなかったがため、テントが揺れて幕内に結露の雨が降るようなことはありませんでした。

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Q)キャノピー立上げはできるか?

A)短辺入口側は拡張式キャノピーで2段階立上げが可能、寝室側は1段階立上げが可能です。

デフォルトでキャノピーポールは付属しておりません。180~200cmのポール2本、可能な加えて120~140cmのポール2本の4本があればキャノピーアレンジが広がります。



 

Q)キャノピーの裏地をスクリーンとして使うことが出来るか?

A)皺が少し気になるかもしれませんがスクリーン代わりに使用することが出来ます。

クリアな映像を視聴するためには別途、布スクリーンかロールスクリーンを用意た方が良いです。尚、キャノピー外側に映像が透けます。



 

Q)煙突穴を加工する必要があるか?

A)地面から約180cmの位置に直径10cm程の煙突穴が最初から開いています。

一般的に火の粉による穴あきリスクを防ぐには煙突から100cm以上煙突を出した方が良いと言われているため、薪ストーブの煙突長は250cm程が必要となります。



 

Q)ペグは付属しているのか?

A)ブラックカラーのV型アルミ合金ペグが16本付属しております。

付属のペグにしては質感が高いですが、幕サイズがそれなりに大きいので強風対策を講じるために30cmクラスの鍛造ペグを別途用意することをお勧めします。



 

Q)TPUドアは付属しているか?

A)付属していないが別売オプションでラインナップされております。

展開サイズは240*160cm、重量は0.7kg。取付ファスナーが内側なので幕内で作業した方が簡単に装着できます。フライとメッシュのファスナーとは独立していているので、TPUドアを付けたままフルクローズにすることも可能です。


 

Q)TOPカバーは付属しているか?

A)付属していないが別売オプションでラインナップされております。

展開サイズは288*177cm、重量は0.85kg。6カ所のゴムフックを本体のOリングに引っ掛けることで簡単に取り付け出来ます。TOPカバーの裏地はブラック加工されており、遮光性が高く、装着することにより本体幕内の結露低減、暖房効率UPが期待できます。また、煙突穴が隠れてしまうため薪ストーン部を使用する際には使用できません。



 

Q)グランドマットは付属しているか?

A)付属していないが別売オプションでラインナップされております。

展開サイズは415*255cm、重量1.3kg。フルサイズのグランドシートで四隅にゴムリングが付いているためボトム四隅のペグに引っ掛けることでピン張り出来ます。半分に折りたためばデフォルトの吊り下げインナーテントのグランドシートとしても使うことが出来ます。



 

■インナーテントに関するFAQ

Q)インナーテント単体の重量は?

A)実測値で2.33kgとなります。

Q)最大使用人数は?

A)付属のインナーテントには大人3名が就寝可能です。

デフォルトの吊下インナーは奥行が200cmとタイトなのでノーマルサイズのハイコットはインナー幕壁に干渉するためローコットもしくはインフレーターマットを使用する必要があります。別途インナーテントを用意することにより寝室を分けて3人で使用することも可能となります。



 

Q)取付方法は?

A)デフォルトで付属している吊下型インナーテントは頂点1ヵ所及びボトム4ヵ所のバックルと17カ所のゴムトグルで装着します。

Q)インナーフロアの耐水性は?

A)PU3,000mmとなります。

インナーのボトムサイズは240*200cmでフロアの耐水性は高いですが、地面の汚れや結露を防止するために別途グランドシートを用意するか、別売オプションのグランドMATを半分に折って使用した方が良いと思います。





 

Q)電源コードの差込口はあるか?

A)インナー前面パネル右下に1ヵ所電源コードの差し込み口があります。



 

Q)インナーテント用のグランドマットは付属しているか?

A)付属しておりません。

グランドマットレスで使用するか、別売オプションのグランドMATを半分に折って仕様、もしくは汎用品の仕様となります。


 

Q)インナー内にランタンフックはあるのか?

A)インナーの入口パネルの上部に1ヵ所ランタンフックが付いております。

(後日写真追加予定)

Q)インナーはフルクローズ仕様に出来るのか?

A)上面は常時フルメッシュ仕様となっておりフルクローズにはできません。

Q)フルメッシュ仕様に出来るのか?

A)可能:四方四面がメッシュ仕様にすることが出来ます。

■オプションに関するFAQ

Q)オプションは本体収納袋に収納できるか?

A)かなりタイトとなりますが収納化は可能です。

収納袋は巾着式になっているため本体含め付属品、オプション品を入れやすいです。巾着口を絞めてバックルベルト2本で荷絞することで小さくすることが可能です。

Q)TPUドアを付けたままフルクローズできるか?

A)TPUドアの取付ファスナーは独立且つ内側に備え付けられいるため、取り付けたままメッシュ及びフライシートをそれぞれパネルを降ろすことが出来ます。

Q)TPUドアを付けたまま収納できるか?

A)可能ですが皺や傷を防ぐために個別撤収をお勧めいたします。

■まとめ

ソロのおこもり用テントとして非常に完成度の高い幕に仕上がっている。私見ではあるが、次回アップデートの際は」以下の3点を改善して貰いたい。

✅スカートにハトメ追加
強風時のバタつき音と風に侵入を防ぐためにペグダウンするためのハトメがあると尚良い。

✅スタンディングテープが脱着式に変更
設営後に取り外すことが出来れば脚を引っ掛けるリスクもないし、何より見た目がスッキリする。

✅煙突穴の廃止
穴が開きやすい化繊幕で薪ストーブをインストールするニーズは本当に高いのか疑問。薪ストーブを使うならポリコットンもしくはコットン生地のテントの方が良いと思うのだが。強風豪雨時に煙突穴からの浸水リスクも否めないし特に必要なし。


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