[MSR/ハバハバシールド3] ～解剖の儀～

デュオ向けの山岳用テント[MSR/ハバハバシールド3]の“解剖の儀”を執り行う！

■仕様

製品HPからの引用仕様がコチラ（一部予測値含む）。最大使用人数は3名となっているが荷物スペースを考えると最適使用人数は実質2名のデュオ使用向きのドーム型テント。

※正確な仕様は製品HPを参照のこと

イメージ図がコチラ。デュオで使うならインフレーターマット2枚、ソロで使うならローコット1個かな。

 

■タープ併用イメージ

[MSR/HabaHabaShield3]と所有タープのサイズイメージがコチラ。中型～大型タープとの組み合わせの相性が良いと思われる。

 

汎用性が最も高いのは[Soomloom/ヘキサタープTC]のオガワ張り。ポリコットン生地で遮光性が高く、メインタープポール2本で設営が可能。

雨天用途なら所有タープ中最大サイズを誇る[Ogawa/システムタープヘキサDX]のオガワ張り。両翼が570cmと長いため広い雨除けスペースを設けることが出来る。

 

炎天用途ならポリコットン生地のレクタタープ[Ogawa/フィールドタープレクタTC]の並列張り。ヘキサタープに比べ設営行程が多いがその分アレンジが豊富でサブタープの装着アレンジもやり易い。

 

■同メーカー2幕比較

同メーカーの最大使用人数3名、最適使用人数2名のドーム型テント同士の比較。[MSR/Elixer3]はエントリーモデル、[MSR/HabaHabaShield3]はハイエンドモデル、[MSR/Freelight 3]は軽量モデルといったところかな。前モデル山岳用でオートキャンプ用テントと比べ軽量化が図られているためエントリーモデルでもオーバースペックではあるのだが。

[メーカー名/テント名]	[MSR/Elixer3]	[MSR/HabaHabaShield3]	[MSR/Freelight 3]
Type	ドーム	ドーム	ドーム
フレーム型	魚座型	H字型（2*Y字型）	Y字型
ボトム形状	八角形	六角形	六角形
CUBE値(m3)	7	7.5	7
外寸(cm)	324*213*104(h)	305*213*116(h)	300*213*109(h)
収納寸(cm)	51*20*20(h)	51*13*13(h)	46*11*11(h)
インナー寸(cm)	213*172*104(h)	213*173*116(h)	213*168*109(h)
インナーフロア(m2)※予測値含む	3.7	3.7	3.6
重量(kg)	3.19 ※フットプリント含む	1.72	1.23
生地	ポリエステル	ナイロン	ナイロン
フライ耐水圧(mm)	1,500	1,200	1,200
メインフレームポール(本)	2	1	1
サブフレームポール(本)	1	1	1
キャノピーポール(本)	0	0	0
最大使用人数(人)	3	3	3
ベンチレーター(個)	2	2	(2) ※フライサイドカット式
出入口パネル(個)	2	2	2
前室アレンジ(個）	2	1	1
スカート	×	×	×
自立	○	○	△
煙突穴	×	×	×
ウレタン窓（個）	×	×	×
フライメッシュ(面）	×	×	×
インナーメッシュ(面）	○	○	○
キャノピー立上げ(面）	×	×	×
荷締ベルト付収納袋	×	○	×
フットプリント	○	△※別売（¥8,030）	△※別売（¥8,030）
TPUドア	×	×	×
定価	¥50,600	¥99,000	¥82,500

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

 

各3幕のボトムサイズイメージがコチラ。[MSR/Elixer3]が八角形ボトムで前室が広い。設営行程が一番シンプルなのは[MSR/Freelight 3]で時短展開が可能。居住スペースの開放感があるのは全高が一番高い[MSR/HabaHabaShield3]。登山キャンプではなくオートキャンプメインを前提とするならば汎用性が高いのは[MSR/HabaHabaShield3]となると考えられる。

 

■NEMOドーム2幕比較

NIMOの3人用ドームとの比較。[NEMO/AuroraRidge3]はエントリーモデル、[NEMO/Osmo3P]はハイエンドモデルといった感じかな。[NEMO/AuroraRidge3]は側面パネルが垂直に近く幕内が広く使えるがペグダウンなしで自立できないのが難点。[NEMO/Osmo3P]は前室の開放パターンが3つ選択することが出来き天候によるアレンジが豊富。

[メーカー名/テント名]	[NEMO/AuroraRidge3]	[MSR/HabaHabaShield3P]	[NEMO/Osmo3P]
Type	ドーム	ドーム	ドーム
フレーム型	H字型（2*Y字型）	H字型（2*Y字型）	H字型（2*Y字型）
ボトム形状	六角形	六角形	八角形
CUBE値(m3)	8	7.5	7.5
外寸(cm)	335*223*112(h)	305*213*116(h)	310*229*106(h)
収納寸(cm)	58*19*19(h)	51*13*13(h)	45*20*9(h)
インナー寸(cm)	223*183*112(h)	213*173*116(h)	229*178*106(h)
インナーフロア(m2)※予測値含む	4.1	3.7	4.1
重量(kg)	2.8	1.72	1.75
生地	ポリエステル	ナイロン	ナイロン
フライ耐水圧(mm)	?	1,200	3,000
メインフレームポール(本)	1	1	1
サブフレームポール(本)	1	1	1
キャノピーポール(本)	0	0	0
最大使用人数(人)	3	3	3
ベンチレーター(個)	2	2	(2) ※フライサイドカット式
出入口パネル(個)	2	2	2
前室アレンジ(個）	1	1	3
スカート	×	×	×
自立	△	○	○
煙突穴	×	×	×
ウレタン窓（個）	×	×	×
フライメッシュ(面）	×	×	×
インナーメッシュ(面）	○	○	○
キャノピー立上げ(面）	×	×	×
収納荷締ベルト	×	○	×
フットプリント	付属	別売（¥8,030）	別売（¥6,930）
TPUドア	×	×	×
定価（税込）	¥39,800	¥99,000	¥83,600

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

 

各3幕のボトムサイズイメージがコチラ。[MSR/HabaHabaShield3]は[NEMO/AuroraRidge3]よりやや小さい。[NEMO/Osmo3P]は八角形ボトムで前室が広い。

 

■小型2ルー2幕比較

外寸サイズが近い2人用小型2ルームテント2幕との比較。[Ogawa/StacyST-Ⅱ]はインナーが広めだが前室が狭め、[Naturehike/The Hills 1LDK]はインナーが狭めだが前室が広い。

[メーカー名/テント名]	[Ogawa/StacyST-Ⅱ]	[MSR/HabaHabaShield3]	[Naturehike/The Hills 1LDK]
Type	2ルームドーム	ドーム	2ルームドーム
フレーム型	Y字型+X型	H字型（2*Y字型）	X字
ボトム形状	四角形	六角形	四角形
CUBE値(m3)	9	7.5	12
外寸(cm)	300*230*130(h)	305*213*116(h)	360*230*145(h)
収納寸(cm)	52*19*19(h)	51*13*13(h)	52*23*17(h)
インナー寸(cm)	220*150*120(h)	213*173*116(h)	210*135*135(h)
インナーフロア(m2)※予測値含む	3.3	3.7	2.8
重量(kg)	3.9	1.72	4.4
生地	ポリエステル	ナイロン	ナイロン
フライ耐水圧(mm)	1,800	1,200	2,000
メインフレームポール(本)	3	1	3
サブフレームポール(本)	0	1	1
キャノピーポール(本)	0	0	0
最大使用人数(人)	2	3	2
ベンチレーター(個)	2	2	2
出入口パネル(個)	3	2	3
前室アレンジ(個）	3	1	3
スカート	×	×	○
自立	○	○	○
煙突穴	×	×	○
ウレタン窓（個）	×	×	×
フライメッシュ(面）	×	×	○
インナーメッシュ(面）	○	○	○
キャノピー立上げ(面）	○(1)	×	○(1)
収納荷締ベルト	○	○	○
フットプリント	別売（¥7,700）	別売（¥8,030）	×
TPUドア	×	×	×
定価（税込）	¥54,780	¥99,000	¥39,900

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

 

各3幕のボトムイメージがコチラ。ソロ使用を考えるならば[Naturehike/The Hills 1LDK]が快適かな。[Ogawa/StacyST-Ⅱ]の前室は思ったより狭くソロでギリな感じだが、インフレームタイプでフライを地面に広げずに設営＆撤収できるのが魅力。

 

■所感

[MSR/HabaHabaShield3]は収納時のサイズが小さく且つ軽量で設営行程もシンプルで時短展開が出来るためミニマムキャンプやサブテントして使い勝手の良いテントと言える。山岳用テントのため軽量化コストが掛かりそれに伴い高いため、オートキャンプで使うにはオーバースペック感があるが、外観も所有満足度を満たしてくれるカッコ良さがある。現在、[MSR/Elixer3]を所有しており目下、小生のキャンプスタイルとのマッチングを検証中で使用頻度が高くなるようなら[MSR/HabaHabaShield3]の補完も視野に入れたいと考えている。