睡蓮ビオトープ2024 ~亜属間交配種睡蓮アウグキー&フェイマクドナルド導入編~

新たに亜属間交配種睡蓮の“アウグキー”と“フェイマクドナルド”を補完したため植付作業を執り行う!

■亜属間交配種睡蓮“アウグキー”&“フェイマクドナルド”

亜属間交配種睡蓮は耐寒性睡蓮と熱帯睡蓮のハイブリッド種で耐寒性を有しながら熱帯睡蓮のような花上りの良さ、耐寒性睡蓮にない紫の花色種を選択することが出来る。ちなみにマイルールでヤフオク購入する睡蓮は3,000円以下と決めている。

≫アウグキー

亜属間交配種睡蓮“アウグキー”は赤系の中型睡蓮で熱帯睡蓮ような良い香りがするのが特徴。根茎は小さいが葉は大きめ。植付時まではベランダビオトープ水槽に沈めておく。

・[Kazuのメダカ睡蓮ビオトープ/亜属間交配種アウグキー小苗1株]1200+280
(商品サイトの説明文より引用)アウグキーは赤よりの濃いピンクが特徴的な亜属間交配種の睡蓮になります。また花はとても良い香りがします。根茎もそこまで伸びないので中型種として育ててもそれなりに開花してくれます。※大き目容器のが開花数はいいです。さらに熱帯睡蓮並みの花上がりの良さで夏場はかなり花を沢山開花させてくれます。とても花上がりの良い品種です。大き目容器で育てると2~3輪咲きもよくしてくれます


 

≫フェイ マクドナルド

亜属間交配種睡蓮“フェイマクドナルドは”は昨シーズン落札できなかった紫系の中型睡蓮で熱帯睡蓮ような良い香りがするのが特徴。株は小さいが葉は大きい。植付時まではベランダビオトープ水槽に沈めておく。

・[Kazuのメダカ睡蓮ビオトープ/亜属間交配種フェイマクドナルド1株]2100+480
(商品サイトの説明文より引用)淡い紫色とシャープな花弁が特徴的な睡蓮です。パープル2より淡い紫色です。グラデーションがとても綺麗です。耐寒性睡蓮には無い紫色の花がとても特徴的です。さらに熱帯睡蓮並みの花上がりの良さで夏場はかなり花を沢山開花させてくれます。とても花上がりの良い品種です。大き目容器で育てると2~3輪咲きもよくしてくれます。熱帯睡蓮譲りのとても良い香りも特徴的です。熱帯睡蓮と耐寒性睡蓮の良いとこを全て合わせたような睡蓮になります。


 

■用意したもの

≫亜属間交配種睡蓮
今回用意した睡蓮は“アウグキー”と“フェイマクドナルド”の2種。

≫内鉢
根茎が余り伸びないということなので[大和プラスチック/ガレージコンテナ45型52.3*20*17(h)cm]より小さく[セリア/プランターNo.363 28.5*14*12.8(h)cm]より大きい以下の容器を用意。

≫用土
メイン用土は芝の目土、赤玉土小粒は水に沈める際に土が舞わない用、培養土は元肥サンドイッチ用に使用。

・[カインズ/芝の目土14L]
・[カインズ/赤玉土小粒14L]
・[カインズ/かる~い培養土5L]






 

≫元肥
緩効性肥料として“マグァンプK大粒”、即効性肥料として“グリーンそだちEX”を使用。“グリーンそだちEX”は必須ではない模様。

・[ハイポネックス/マグァンプK大粒]
・[花ごころ/グリーンそだちEX]





 

■庭先ビオトープの様子

植替作業前に庭先ビオトープのチェック。そして実家で獲れた野菜たち♪

-練床水槽(500L)

庭先ビオトープ最大容量を誇る練床水槽(500L)。水草移設時に付着していたメダカの卵が孵化して、タナゴに捕食されることなく順調に成長している。“メダカ”は上層、タナゴは下層が遊泳域なので混泳できるのかも。対して先シーズン爆殖していた“ミナミヌマエビ”は大型サイズ以外がいない。コチラはタナゴに捕食された可能性が高い。

水槽 水草 生体
練床水槽(500L) ≫耐寒性睡蓮
・ペリーズファイヤーオパール(親)
・ペリーズダブルイエロー(親)
・ラズベリー(親)
・ローズ マグノリア(子)
≫ミズトクサ
≫ロタラ ロトンジフォリア
≫ウォーターミント
タナゴ
ミナミヌマエビ
メダカ針子


 

2024/4/14に植替した“ペリーズファイヤーオパール”。植替及び株分のダメージのためか成長はやや遅いが、葉が水面に少し出て来て無事根が張った模様。葉は1枚穴あきを確認したがそれ以外は特に問題無さそう。


2024/4/14に植替した“ペリーズダブルイエロー”。今シーズン株分無の親株のため植替ダメージが少なかったためか導入睡蓮中最大の育ちっぷりで既に開花間近の花芽が3つ、根元には小さい花芽も出来ている。


 

2024/6/1に新規植替した“ラズベリー”。穴あき葉がチラホラ。バッタやヨトウ系幼虫、スネール等が原因かな。新葉が食われるようなら対策しなきゃかも。



 

-練床水槽(300L)

複種メダカ混泳ビオトープ水槽。父親の意向でメダカの産卵の妨げになるという理由でミナミヌマエビは入れていない。小生的にはミナミヌマエビは産卵孵化には影響がほぼないと思うのだが。

水槽 水草 生体
練床水槽(300L) ≫耐寒性睡蓮
・マンカラウボン(子)
・ペリーズファイヤーオパール(子)
メダカ(複種)
スジシマドジョウ


 

2024/4/14に植替した“マンカラウボン”は株分及び植替ダメージをものともせず、大いに葉が茂っている。



 

-タライ水槽A(120L)

単種メダカを導入している120Lタライ水槽。40cmクラス内鉢の“マニーサイアム”より、30cmクラス内鉢の“マンカラウボン”の方が生育が良い。

水槽 水草 生体
タライ水槽A(120L) ≫耐寒性睡蓮
・マニーサイアム(親)
・マンカラウボン(親)
≫ウォーターミント
メダカ(単種)


 

2024/4/14に植替した“マニーサイアム”の葉は大き目の内鉢にも関わらず全体的に黄色く枯れ気味且つ穴だらけ(>_<)。ヨトウ系幼虫は見当たらないのでバッタかスネールが原因かも知れない。


 

2024/4/14に植替した“マンカラウボン”の葉は大いに繁り順調に生育している。



 

-タライ水槽B(120L)

ランチュウを飼育している120Lタライ水槽の緑水化が酷い。父親が何度か水替をしているのにも関わらず改善されないとのこと。やはり大食漢の金魚“ランチュウ”の稚魚15匹は多すぎかもしれない。緑水化が酷く、前回導入した“ミナミヌマエビ”は視認できず。

水槽 水草 生体
タライ水槽B(120L) ≫耐寒性睡蓮
・ローズマグノリア(親)
・ヘルボラ(親)
≫ウォーターミント
ランチュウ幼魚
ミナミヌマエビ

緑水化で光が成長点に届きにくいためか2024/4/30に植替した“ヘルボラ”の成長は遅め。


 

2024/4/30に植替前に開花した“ローズマグノリア”だが、植替時にあった花芽は植替ダメージのためか結局開花せず。水上葉を見る限り元気なので早々に花を咲かせてくれるとは思うが。

-タライ水槽(80L)

大分緑水化しているが針子水槽なのでむしろ丁度良いと思われる。

水槽 水草 生体
タライ水槽(80L) ≫ヒメコウホネ
≫アンブリア
≫ホテイソウ
メダカ針子

2024/4/30に植替した“ヒメコウホネ”が開花(^▽^)/。先シーズンは購入時のポリコットのまま沈めていたのだが開花せず。元肥を入れ、内鉢を大型化して植替したのが功を奏したと考えられる。



 

-陶器水槽(35L)

2024/4/14に植替した“マニーサイアム”は植替ダメージのためか成長が芳しくない。

水槽 水草 生体
陶器水槽(35L) ≫耐寒性睡蓮
・マニーサイアム(子)
メダカ(単種)



 

■植付作業

“アウグキー”と“フェイマクドナルド”に加え、発芽し葉が成長してきた“古代蓮”と内鉢に2個植替した内成長が遅い“ペリーズファイヤーオパール”子株も併せて植替。内鉢を用意。[セリア/大鉢角325*245*134(h)mm]の底穴は[カインズ/芝の目土14L]の外袋で塞ぐ。

芝の目土を敷き、元肥を培養土でサンドイッチ。

芝の目土を嵩上げ。

“アウグキー”と“フェイマクドナルド”の根茎を成長点が土の上に開放部に向くように植えこむ。

“ペリーズファイヤーオパール”も植えこむ。

“古代蓮”も植えこむ。

水に沈める際に土が舞い上がらないように表面を赤玉土小粒で覆う。

水を掛け土全体を湿らせてから、各外鉢に沈める。“フェイマクドナルド”と“古代蓮”は水に沈めた際に根が浮いてしまったため、石を置いて固定。沈めた後に根を植えるのは手間なので沈める前に石を置いた方が良い。“アウグキー”は実家に庭先ビオトープへ。

“フェイマクドナルド”は自宅ベランダビオトープ水槽へ移動。

■所感

今期、生育中の睡蓮は耐寒性睡蓮7種、亜属間交配種睡蓮3種の全10種類。

No. 分類 名称 サイズ 色調 株分
2024
植替日
2024
初開花日
2024
開花
日数

2024
1 耐寒性睡蓮(温帯睡蓮) マニー サイアム S 2024/4/14  
2 ローズ マグノリア M 2024/4/30 2024/4/30 0days
3 ペリーズ ダブル イエロー L × 2024/4/14    
4 ヘルボラ SS 2024/4/30    
5 マンカラウボン M 2024/4/14    
6 ペリーズ ファイヤー オパール L 2024/4/14    
7 ラズベリー L 2024/6/1    
8 亜属間交配種
睡蓮
アウグキー M 2024/6/16    
9 サイアム パープル2 M × 2024/4/30    
10 フェイ マクドナルド M 2024/6/16    

“ペリーズダブルイエロー”と“サイアムパープル2”は株分できず、“マニーサイアム”と“ペリーズファイヤーオパール”は植替ダメージが大きかったのか根張りが悪い。“マンカラウボン”は株分及び植替ダメージをものともせず、親株・子株共に順調に生育している。

≫植替ダメージ(小)
・ペリーズダブルイエロー
・マンカラウボン

≫植替ダメージ(中)
・ローズ マグノリア
・ヘルボラ
・サイアム パープル2

≫植替ダメージ(大)
・マニーサイアム
・ペリーズファイヤーオパール

耐寒性睡蓮“ローズマグノリア”は植替前にビニールハウス内にて開花に至る。今回は睡蓮ではないが昨シーズン開花に至らなかった“ヒメコウホネ”が開花に至る。


 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

睡蓮ビオトープ2024 ~文月 観察記~

睡蓮ビオトープ2024 ~植替編 其の壱~

睡蓮ビオトープ2024 ~開花履歴 時系列編~

メダカ観察日記2022 ~4つの水槽編~

ベランダビオトープ2022 ~オススメ陶器容器編~

睡蓮ビオトープ2023 ~文月 観察記 その参~