[ネイチャーハイク/Dune7.6アップグレード版] ~解剖の儀~

[ネイチャーハイク/Dune7.6]のアップグレードモデルの詳細が判明したので新旧及びDune10.6との違いを改めて検討してみる。

■仕様

アップグレード版は前モデルと比べて総重量が0.3kg増となっている。

【製品型番】‎sandtent7.6
【色】‎からしいろ-Dune7.6
【外寸】‎320*240*180(h)cm
【収納寸】66*26*35(h)cm
【インナー寸】220*150*165(h)cm ※高さは予測値

【素材】‎75Dポリエステル(フライ)、アルミニウム(ポール)
【種別】‎Camping
【重量】7.5 kg
【耐水圧】3,000mm

【最大収容人数 】2人用

アップグレード版の個人的な写真判断含む変更点は以下の8点。

①メッシュパネル操作が外側から内側に変更
②背面パネルにメッシュ仕様が追加
③煙突穴が追加
④幕内頂点部にランタンフックが追加
⑤フライ内側にシルバーコーティング処理※写真を見る限り

⑥別売オプションにTPUドア/グランドMATが追加
⑦総重量が0.3kg増
⑧価格が4,120円高(前モデル:35,872円/アップグレード版:39,992円)※執筆時

↓旧モデルも併売(執筆時)

 

↓アップグレード版




■シリーズ仕様比較

[ネイチャーハイク/Dune7.6アップグレード版]は4面フルメッシュ&4面フルオープン仕様、煙突穴追加、TPUドアオプション追加となり、拡張式キャノピーとインナーメッシュパネルの数以外はDune10.9とほぼ同様の装備となった。Dune7.6のフロアはDune10.9に比べ約2畳(京間)狭い。

[メーカー名/テント名] [ネイチャーハイク/Dune7.6] [ネイチャーハイク/Dune7.6]
アップグレード版
[ネイチャーハイク/Dune10.9]
タイプ ドーム型
外寸(cm) 320*240*180(h) 420*260*200(h)
収納寸(cm) 66*26*35(h) 40*30*10(h)
インナー寸(cm)※高さは予測値 220*150*165(h) 240*200*185(h)
フロア面積(m2) 7.6(約4畳) 10.9(約6畳)
CUBE値(m3) 14 22
体積(m3)※予測値 12 19
重量(kg) 7.2 7.5 11.8
生地 ポリエステル
フライ耐水圧(mm) 3,000
メインフレームポール(本) 2 3
サブフレームポール(本) 1 0
キャノピーポール(本) 0
最大使用人数(人) 2 3
ベンチレーター(個) 2 2
スカート あり※ハトメなし
煙突穴 なし あり
ウレタン窓(庫) なし
フライメッシュ(面) 3 4 6
インナーメッシュ(面) 3※前面/後面/上面 5※前面/側面x2/後面/上面
キャノピー立上げ(面) 2 1+拡張キャノピーx1
ペグ(本) 12 16
ガイロープ(本) 6 10
グランドシート なし あり※別売
ペグダウン無での自立 自立可
ポールをスリーブに通す行程 あり(2回) あり(3回)
拡張オプション なし TPUドア TPUドア/TOPキャップ/フットプリント
結露 多い※TCに比べ
フジカハイペット※予測値 20~25℃↑ 15~20℃↑
参考価格※執筆時20%オフセール適応 35,872円 39,992円 52,792円

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと/CUBU値とは全幅*奥行*全高の掛値で幕内空間の目安として個人的に用いている数値

所有のDune10.9のパネルバリエーション。Dune7.6と違い寝室側の両側面パネルがクローズだけでなくメッシュ仕様にもなる。


 

■シリーズイメージ比較

同シリーズ幕のDune10.9とのイメージ比較がコチラ。

≫Dune10.9比較イメージ

Dune7.6のアウター及びインナーテントのフロアはDune10.9に比べて一回り小さい。インナー用グランドシートは付属していないが所有の[オレゴニアンキャンパー/グランドシートL 200*140cm]等で代用できそう。


 

使用人数はDune10.9は最大3名に対してDune7.6は2名だが、荷物置き場を鑑みるとそれぞれ1名少ない人数で使うのが最適解と思われる。

230*70*70(h)cmの[フィールドア/ポップアップメッシュテント]は短辺側に平行にフロアには配置できるが、ハイコット仕様だと側面幕壁に干渉してしまうかもしれない。



 

■インナーテント6幕レイアウトイメージ

インナーテント6幕のレイアウトイメージがコチラ。尚、あくまでイメージなので実際のレイアウトとは差異がある可能性あり。

≫インナーテント6幕仕様比較

所有のインナー5幕とデフォルトインナーの仕様比較がコチラ。尚、[Helinox/ソロインナーメッシュ]の展開サイズの奥行はフロア奥行の70cmではなく上方奥行実測値94cmとしている。

No. [メーカ名/製品名] 展開寸(cm) フロア奥行寸(cm) 収納寸(cm) 重量
(kg)
1 [FIELDOOR/ポップアップメッシュテント] 230*70*70(h) 70 70*70*4(h) 1
2 [Helinox/ソロインナーメッシュ] 190*94*95(h)
70 57*20*20(h) 1.59
3 [DRASOUL/コットテントTCソロ] 190*70*100(h) 70 52*16*16(h) 2.5
4 [Coleman/インスタントアップドームSインナー] 210*90*100(h) 90 65*17*17(h) 2.67
※実測値
5 [DOD/カンガルーテントS] 220*150*128(h) 150 70*21*21(h) 4.3
6 [ネイチャーハイク/Dune7.6デフォルトインナー] 220*150*165(h) 150 2.33

※正確な値は各製品HPを参照のこと



 

≫インナーテント6幕レイアウトイメージ

幕内レイアウトイメージがコチラ。[FIELDOOR/ポップアップメッシュテント]は全幅がタイトだが内包可能。地べたスタイルなら[Coleman/インスタントアップドームSインナー]がテントカラーともマッチして使い易そう。コットスタイルなら換気優先なら[Helinox/ソロインナーメッシュ]、フルクローズ優先なら[DRASOUL/コットテントTCソロ]が最適解かな。[DOD/カンガルーテントS]のフロアサイズはデフォルトインナーと同じだが、側面がメッシュ仕様にすることが出来る。




 

≫コットテント3幕レイアウトイメージ

コット装着可能なインナー3幕をハイコット仕様で内包した際のイメージがコチラ。グランドシートは[DOD/カマザシキS]を想定。[FIELDOOR/ポップアップメッシュテント]のハイ仕様だと幕内壁への干渉への干渉が懸念される。コットスタイルなら[Helinox/ソロインナーメッシュ]よりも幕内壁に寄せることが出来る[DRASOUL/コットテントTCソロ]が最適解かな。



 

≫デュオ使用イメージ

デュオ使用でソロ用インナーテントを2つレイアウトすれば寝室を分けることも出来るが、幕内壁への干渉により幕内リビングスペースが狭くなり実用性が低い可能性がある。デュオで使うならデフォルト付属の吊下式インナーから[DOD/カンガルーテントS]を使った方が現実的かな。

■タープ併用イメージ

所有4タープの併用イメージ。基本はテント単体、炎天時は[TentMarkDesigns/ムササビウィング13TC]、雨天時は[Ogawa/システムタープヘキサDX]が良いかな。

・[Ogawa/システムタープレクタ]350*295cm
ソロキャン時の併用タープとしては丁度良いサイズ感。途中雨が降りそうなときに併せるのが良いかな。


 

・[Ogawa/フィールドタープレクタTC]350*420cm
ソロで使うにはサイズオーバー感が否めないが、ポリコットン生地で影が濃いため、夏場の炎天下のツーマンソロにおける共有スペースを設けるには良い。


 

・[TentMarkDesigns/ムササビウィング13TC]390*380cm
シルエットが恐らくカッコいであろうペンタタープのオガワ張り。雨除け日除けスペース狭いが、タープ下で焚火やBBQをする際の煙の抜けが良いのが利点。ポリコットン生地で遮光性が高く火の粉による穴あきリスクが少ないのも魅力。


 

・[Ogawa/システムタープヘキサDX]480*570cm
所有タープ中最大サイズとなるヘキサタープ。過保護張りも可能なので雨メインのキャンプの際に適した連結式。とはいえ雨予報のソロキャンはキャンセルすることも多いのでその実出番は少ない。



 

■所感

アップグレード版になったことで四面フルメッシュ&オープンに加えTPUドアも追加になったことでオコモリ可能なソロ用ミニマム幕として非常に魅力的な幕に仕上がっている。




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