[BigAgnes/ワイオミングトレイル4] ~解剖の儀~

インフレームタイプで寝室セパレートタイプのドーム型テント[BigAgnes/ワイオミングトレイル4]の“解剖の儀”を執り行う!

■仕様&特徴

≫SPEC

メーカーHPから引用したスペックはコチラ。

【使用人数】4名
【ドア数】2
【フロア面積】インナーテント:3.2㎡/3.2㎡、リビング:3.72㎡
【前室面積】1.0㎡/ 3.7㎡
【展開サイズ】617*229*178(h)cm
【インナーサイズ】229*137*137(h)cm
【収納サイズ】64*42*24cm
【重量】9.92kg
【カラー】オリーブ
【テント内ストレージポケット数】6
【ペグ】ダートダガーULステイクx14本
【価格】¥159,280(税込)

≫アイテム詳細
・レンジ:ベース/カーキャンピングテント
・フライシート&フロア:PU加工ポリエステルタフタ 耐水圧:1,500mm
・本体:通気加工ポリエステル、ポリエステル&ポリエステルメッシュ
・ポール:DAC 軽量アルミポールDA 14.5mm
・ガイライン:自在付リフレクティブ(反射)ガイライン
・インナードア:ハーフメッシュ
※写真の前室跳ね上げ用に使用しているトレッキングポールは付属しません。

≫別売オプション
TFFWT422 ワイオミングトレイル4 用フットプリント(カラー/グレー)¥12,100(税込)


 

≫Features

特徴が製品HPに掲載されていなかったため設営図や動画を元に私見で特徴を列記してみた。

◎寝室を2つにわけることが出来る
◎ポールをスリーブに通す作業がない
○フライを地面に広げずに展開撤収が可能
○長辺側両面のキャノピー立上げが可能
○四方四面をオープン仕様にすることが可能
○総重量が10kg未満
○ペグダウン無で自立可能
×シェルター使い不可(インナー取り外し不可)
×遮光性が低い
×スカートが無い
×メッシュパネルが無い

×全高がやや低い
×全幅が617cmと長い
×奥行が229cmと短い

※あくまで私見

≫Image

全幅617cm/奥行229cmとかなり細長い形状のためソロ向けの区画だとレイアウトが難しく、幕内レイアウトも制限させるかもしれない。

■同タイプ2幕比較

寝室セパレートタープのドーム型テント2幕と諸々比較してみる。

・[スモア/ディーパー]
・[ネイチャーハイク/ザヒルズ2ルームテント]

≫SPEC

[BigAgnes/Wyoming Trail4]は3幕中サイズ感の大きい幕となる。全幅6m超となること、スカートがないこと、ベンチレーターを4つ揃えていることから3シーズンのデュオ幕としても味付けが強いかな。

[メーカー名/テント名] [S’more/Deepeer] [Naturehike/TheHills2room] [BigAgnes/Wyoming Trail4]
Type ドーム ドーム ドーム
CUBE値(m3) 19 23 25
体積(m3)※予測値含む 15 18 20
フロア面積(m2)※予測値含む 9 12 13
外寸(cm) 460*230*180(h) 510*255*180(h) 617*229*178(h)cm
収納寸(cm) 63*25*25(h) 67*30*27(h) 64*42*24(h)
インナー寸(cm) 210*140*140(h)*2 225*130*160(h)*2 229*137*137(h)
重量(kg) 8 8 9.92
生地 ポリエステル ポリエステル ポリエステル
フライ耐水圧(mm) 2,000 2,000 1,500
メインフレームポール(本) 4 4 4
サブフレームポール(本) 0 2 2
キャノピーポール(本) 2 0 0
最大使用人数(人) 4 4 4
ベンチレーター(個) 2 4 4
スカート あり あり なし
煙突穴 なし あり なし
ウレタン窓(個) なし あり なし
フライメッシュ(面) 2 4 0
インナーメッシュ(面) 2*2 5*2 3*2
キャノピー立上げ(面) 2 2 2
ペグ(本) 28 15 14
ガイロープ(本) 14 4 4
グランドシート あり なし なし
TPUドア なし なし なし
拡張オプション なし なし なし
参考価格※執筆時 ¥46,691 ¥52,792 ¥94,800

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと/CUBU値とは全幅*奥行*全高の掛値で幕内空間の目安として個人的に用いている数値

≫Features

[BigAgnes/Wyoming Trail4]はポールをスリーブに通す行程が無いこと、恐らくだがフライを地面に広げずに展開収納が可能なことから小生の好みにドンピシャ…かと思いきやセパレートタイプのインナーの脱着不可ということでソロ幕転用が出来ないのが残念。デュオで行く機会が少ないので寝室セパレートタイプなら[Naturehike/TheHills2room]の方が良いかな。

  [メーカー名/
テント名]
[S’more/Deepeer] [Naturehike/TheHills2room] [BigAgnes/Wyoming Trail4]
設営行程 取り回しが良いこと
フレームワークがシンプルであること
ペグダウン数が少ないこと ×
ペグダウンなしで自立できること
ポールをスリーブに通す行程が無いこと × ×
フライを地面に広げる行程が無いこと × ×
整形がし易いこと
シェルター転用ができること ×
事後メンテナンスが容易なこと
オコモリ環境 身長175cmで直立するスペースがあること
石油ストーブをインストールできること
結露が少ないこと × × ×
遮光性が高いこと × × ×
TPUドアがあること × × ×
スカートがあること ×
フレキシブル環境 四方四面がオープン仕様になること
四方四面がメッシュ仕様になること ×
出入口ファスナーの操作が容易なこと
キャノピーアレンジが可能なこと
雨天時開放可能なベンチレーターがあること
マッチングスコア ◎(3P) 0 0 0
○(2P) 11 14 12
△(1P) 3 1 2
×(0P) 6 5 6
スコア(MAX60P) 25 29 26
マッチング率 42% 48% 43%
出動回数 2 0 0

※あくまで私見

≫Image

VS [Naturehike/TheHills2room]
[BigAgnes/Wyoming Trail4]は全幅が長く奥行が短い細長タイプ、比べて[Naturehike/TheHills2room]は正方形寄りの長方形タイプ。サイトレイアウト及び幕内レイアウトは[Naturehike/TheHills2room]が容易と思われる。また、[Naturehike/TheHills2room]はインナーテント脱着可能でシェルター使用も可能だが[BigAgnes/Wyoming Trail4]は出来ない。


 

VS [S’more/Deepeer]
[BigAgnes/Wyoming Trail4]は[S’more/Deepeer]より一回り大きいサイズ感。[BigAgnes/Wyoming Trail4]は短辺側をオープン仕様に出来るが[S’more/Deepeer]は出来ない。ペグダウン数は[S’more/Deepeer]の方が多い。



 

■まとめ

インフレームでフライを地面に広げずにフレームの上で畳むことが出来るのは雨天設営&撤収時に大きなアドバンテージとなるが惜しむべきはインナーテントがスタンディングテープにデフォルトで装着されている仕様のため脱着が出来ないこと。インナー1個仕様でソロ幕転用が出来ないのは残念(´;ω;`)ウッ…。


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