先に投稿した[オガワ/ロッジシェルターⅡ]のタープ5幕連結イメージの記事の実際の連結検証を実施!最終第5弾となる今回は大型ヘキサタープ[オガワ/システムタープヘキサDX 480*570]のオガワ張り連結の検証!
■[オガワ/システムタープヘキサDX]の仕様
オガワ張り用のセッティングテープとメインタープポールがデフォルトで付属。ウィング全長が570cmと長いためサブタープポールレスで両ウィングを閉じることが出来るため雨除け及び日除け効果が高いのが強み。
【重量】総重量約4.1kg、タープ:約2.4kg、ポール約1.7kg、付属品:約1.3kg
【素材】ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
【展開サイズ】稜線長480*ウィング全長570cm、接続辺380cm
【収納サイズ】76*17.5*17.5(h)cm
【カラー】サンドベージュxダークブラウン
【付属品】ラチェットポール220~250cmx2本(6061アルミ合金Φ25mm)、張り綱*8本、セッティングテープ(4m)、Pペグ、ハンマー、収納袋
【価格】53,900円
※正確な値は製品HPを参照のこと




■タープ5幕仕様比較
[オガワ/システムタープヘキサDX 480*570]は左右対称上下非対象のオガワ張りを前提とした大型ヘキサタープ。所有タープの中でも最大サイズを誇りウィング全長が570cmとかなり長いのが特徴。
①[オガワ/システムタープペンタ3×3]→直結張り
②[オガワ/システムタープレクタ]→直結張り
③[DDハンモック/DDタープ3.5×3.5]→オガワ張り
④[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC 390*380]→オガワ張り
⑤[オガワ/システムタープヘキサDX 480*570]→オガワ張り
所有タープ5幕の稜線長順に並べた仕様比較表がコチラ。
[メーカー名/製品名] | 形状 | 稜線長 (cm) |
ウィング全長 (cm) |
総重量 (kg) |
フライ重量 (kg) |
耐水圧 (mm) |
素材 |
①[オガワ/システムタープペンタ3×3] | ペンタ | 300 | 300 | 1.02 | 0.56 | 1,800 | ポリエステル |
②[オガワ/システムタープレクタ] | レクタ | 350 | 295 | 2.2 | 1.5 | 1,800 | ポリエステル |
③[DDハンモック/DDタープ3.5×3.5] | スクエア | 350 | 350 | – | 1.05 | 3,000 | ポリエステル |
④[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC] | ペンタ | 390 | 380 | 2.15 | 1.9 | 500 | ポリコットン |
⑤[オガワ/システムタープヘキサDX] | ヘキサ | 480 | 570 | 4.1 | 2.4 | 1,800 | ポリエステル |
※正確な値は各製品HPを参照のこと
■今回使用したギア
・[オガワ/システムタープヘキサDX 480*570]
左右対称上下非対象のオガワ張りを前提とした大型ヘキサタープ。サイズは大きいがサブタープポールレスでも十分なタープ下スペースを確保できるため設営行程がヘキサタープと同等もしくは時短で展開できる。とはいえ大型タープであることに変わりはないので広い設営スペースを確保する必要がある。
・[REVOR/タープ延長ベルト5m]
[オガワ/システムタープヘキサDX 480*570]は4mのセッティングテープが付属されているが今回は汎用性の高い耐荷重200kgの無段階長さ調節可能な全長約5mのセッティングテープ[REVOR/タープ延長ベルト5m]を使用。長さ調節幅は40~520cm、重量300g。今回は約400cm長で使用。
・[オガワ/ALラチェットポール250]*2本
220~250cmで5cm刻みで高さ調節が可能なタープポール。今回は2本共250cm長でメインタープポールとして使用。軽量だがやや剛性が低い。[オガワ/システムタープヘキサDX 480*570]は重量約2.4kgとサイズの割には軽いが、風の影響を受けやすいため、耐久性は心もとない。キャンプで使用する際にはより剛性の高く、高さもある[スノーピーク/ウィングポール280]の方が強度的にもシルエット的にも好ましいと思われる。
■タープ連結イメージ
[オガワ/ロッジシェルターⅡ]に400cm長のセッティングテープを使って[オガワ/システムタープヘキサDX480*570]をオガワ張り。タープ下の面積は今回ピックアップしたタープ中最大で2家族での共有スペースを設けることが出来るが、張り網を含めると全幅10m以上のスペースが必要となるため通常の1テント区画サイトだと張れない可能性が高い。

■タープ連結検証
250cmメインタープポール*2本でオガワ張り。セッティングテープの長さは約400cm。ウィング全長が570cmと長いため雨天時の雨撥ね量も少なく日除け及び雨除けスペースも広い。シルエット的にはメインタープポールは250cmではなく280cmの方がベターかも。











タープ下のスペースは広く両サイドがレクタタープに比べ低いため雨撥ねもやや少ない。サイドからはアクセスし難くなるが。

雨に濡れない動線を確保出来る上に加えて、広いタープ下スペースを確保することが出来、ゲストファミリーを迎え得ることも可能。





■まとめ
ウィング全長が570cmと長く、大型タープでありながらサブポールレスで時短設営が可能。設営ペースさえ確保することが出来れば特に雨天もしくは炎天キャンプでの使い勝手は抜群に良いと思われる。キャンプでの実践投入の際はメインタープポールは強度及びシルエットを考えると[スノーピーク/ウィングポール280]を使用した方が良いと思われる。
○サブタープポールレスで時短設営が可能
○ウィング全長が570cmと長く雨天時の雨撥ね量が少ない
○タープ下の活動スペースが広い
×広い設営スペースが必要
×耐風性が低い
■考察
今回の連結式の結果を受けてセッティングテープの長さを調節することにより設営スペースが調節によりる汎用性の高さが示唆された。例えばセッティングテープの長さを半分位にすれば設営スペースを狭くすることが出来る。

…で思い立ったのがセッティングテープを限界まで短くすれば過保護張り調に使用できるのでは!これは雨天設営&撤収時に応用できるかもしれない。次回、乾燥デイキャンの機会があれば際に是非試してみたい。

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