[ミニマルワークス/シェルターG]のコピーオマージュ品[DOKICAMP/The Crab Nest G2000 X]はナイロンとポリコットン生地の2つがラインナップされている…そしてどちらが我がキャンプスタイルにマッチするかの結論では未だ出ていない…そんな中ふと“DOKICAMP”のホームページを見てみると価格やオプションが変更になっていたので情報をアップデートしてみた。気になるのは在庫を持たず注文を先行してから製品作成に取り掛かる先行注文後行製造式な上に、クチコミによると納期が遅く、問い合わせ窓口の対応も適当とのコメントが多いため注文するに至らないのが実情だが。
■変更点
X仕様の変更点はコチラ。DOKICAMPホームページの写真と記載が新旧モデル混在しているため、変更点は執筆時の記載と写真を元に記載しているが変更になる可能性あり。
・付属ペグ本数が8⇒12本に変更
・ナイロン生地モデルの耐水圧が2,000⇒3,000mmに向上?
・ポリコットン生地モデルの耐水圧が400⇒2,000mmに向上?
・サイドメッシュパネル4個追加
・サイドミニメッシュパネル2個追加
・ベンチレーターが4個⇒2個に減少
・アウタースカートが追加
・ナイロン生地モデルに“拡張テント”の他に“拡張テントLITE”が追加⇒インナーテントとしても、単体のテントとしても使用可能、 拡張部分には煙突開口部が付属?
・ポリコットン生地モデルに拡張テント及びMESHドアのオプションが追加
・キャノピーアレンジが可能?
・値上げ
※写真による推測含む
カタログ値からの個人的懸念点はコチラ。違和感のある文言が多々あり、実際のキャンプレビューが出てからでないと注文するのは気が引ける。
・ナイロン生地モデルの耐水圧が3,000mmに向上することにより反って結露が発生し易くなっているのでは?
・ナイロン生地モデルでキャノピー立上げの写真が追加されたが、前モデルとジッパーの形状が違っているのか?それとも前モデルと同様にジッパーの位置を調節してキャノピーを立上げているのか?
・ポリコットン生地モデルの耐水圧が2,000mmに向上することにより、ポリコットン生地の特性が損なわれていないのか?
・ポリコットン生地のモデルのフレームポールがナイロン生地モデルと同じ径だが、重量増となるポリコットン生地の強風時の耐久性が担保出来ているのか?シェルターGHはシェルターGに比べメインフレームポールの径が太くなっている(サブフレームは同じ)。
■仕様比較
仕様及び価格比較一覧がコチラ。DOKICAMPホームページの写真と記載が新旧モデル混在しているため、値は執筆時のものを用いているが変更になる可能性あり。
[メーカー名/製品名] | [ドキキャンプ/The Crab Nest G2000 X] | [ドキキャンプ/The Crab Nest G2000 X TC] |
外寸(cm) | 350*300*170(h) | |
CUBE値(m3) | 18 | |
収納寸(cm) | 65*25*25(h) | |
重量(kg) | 6.5 | 9.5 |
生地 | ナイロン | ポリコットン |
耐水圧(mm) | 3,000 | 2,000 |
フレーム(本) | 4 | |
メインフレーム径(mm) | Φ13 | |
メインフレーム径(mm) | Φ11 | |
付属ペグ(本) | 12 | |
付属ガイロープ(本) | 6 | |
開放面(枚) | 2 | |
フロント/リアメッシュ | 1 | |
天窓メッシュ | 1 | |
サイドメッシュ+ミニサイドメッシュ | 4+2 | |
ベンチレーター(場所/個) | 2 | |
TPUルーフフライ | ○ | |
インナースカート | ○ | |
アウタースカート | ○ | |
キャノピーアレンジ | ○ | |
本体価格 | ¥54,999 | ¥69,900 |
本体用TPUドア価格 | ¥4,490 | |
本体用MESHドア価格 | ¥3,499 | |
本体用フロアシート価格 | ¥3,999 | |
本体用TPUルーフ価格 | ¥4,980 | |
本体用ハーフインナー価格 | ¥18,900 | |
本体用フルインナー価格 | ¥13,900 | |
拡張テント価格 | ¥21,900 | ¥33,500 |
拡張テントLITE価格 | ¥28,900 | – |
拡張テント用インナーテント価格 | ¥11,900 | |
拡張テント用フロアマット価格 | ¥2,999 | |
拡張テント用MESHドア価格 | – | ¥3,499 |
本体連結シート価格 | ¥4,200 | – |
※正確な仕様は製品HPを参照のこと
※※G2000XとG2000XTCのオプションは互換性があるものとみなして表記
※※※CUBU値とは全幅*奥行*全高の掛値で幕内空間の目安として個人的に用いている数値
■ナイロン or ポリコットン
本体+TPUドア*1+MESHドア*1+拡張テント+拡張テント用インナー+拡張テント用フロアマットの構成(先行予約15%オフ適応)でG2000Xは84,819円、G2000X TCは107,345円で差額は22,526円。
[メーカー名/製品名] | [ドキキャンプ/The Crab Nest G2000 X] | [ドキキャンプ/The Crab Nest G2000 X TC] |
重量(kg) | 6.5 | 9.5 |
生地 | ナイロン | ポリコットン |
耐水圧(mm) | 3,000 | 400 |
本体価格 | ¥54,999 | ¥69,900 |
本体用TPUドア価格 | ¥4,490 | |
本体用MESHドア価格 | ¥3,499 | |
拡張テント価格 | ¥21,900 | ¥33,500 |
拡張テント用インナーテント価格 | ¥11,900 | |
拡張テント用フロアマット価格 | ¥2,999 | |
総計(先行予約15%オフ適応価格) | ¥84,819 | ¥107,345 |
※正確な仕様は製品HPを参照のこと
雨キャンプを重要視するなら耐水性が高く、カビ発生リスクの少ない軽量なナイロン生地モデル。結露&火の粉による穴あきリスク及び遮光性を優先するならポリコットン生地モデル…ん~甲乙付け難い(´;ω;`)ウゥゥ。キャンプの特性上雨は避けられないため従来なら雨天使用を想定すべきで、夏場はソロキャンの頻度は落ちることを考えるとナイロン生地モデルの方が汎用性は高いとは思うのだけれど…
生地 | [ドキキャンプ/The Crab Nest G2000 X]※ナイロン生地 | [ドキキャンプ/The Crab Nest G2000 X TC]※ポリコットン生地 |
利点 | ・軽い ・耐水性が高い ・速乾性あり ・カビ発生リスクが低い ・事後メンテナンスが容易 ・取り回しが良い(立ち上げ後の移動が楽) ・値段が安い |
・質感が高い ・結露が少ない(雑巾拭き取り負荷が少ない) ・遮光性が高い ・火の粉による穴あきリスクが低い |
難点 | ・結露が多い ・遮光性が低い ・火の粉による穴あきリスクが高い |
・重い ・耐水性が低い ・速乾性なし ・カビ発生リスクが高い ・事後メンテナンスが面倒 ・取り回しが悪い ・値段が高い |
≫ナイロン幕のウィークポイントと対応方法
・炎天時の遮光性の低さ⇒ポリコットン生地のタープ(ムササビウィング13TC/フィールドタープレクタTC)を併用して対応
・朝方の結露大量発生⇒雑巾で拭き取り
・火の粉による穴あきリスク⇒熱源を離す
≫ポリコットン幕のウィークポイントと対応方法
・雨天時の耐水性の低さ⇒雨天時はポリエステル生地のタープ(DDタープ3.5×3.5/システムタープヘキサDX)を併用して対応
・非乾燥撤収時のカビ発生リスク⇒当日もしくは翌日にベランダで仮干し
■心の対話
我が心中の対話…どちらの言い分にも一理あり。雨のストレス負荷を重要視するならナイロン、結露のストレス負荷を優先するならポリコットンとなるが本当に甲乙付け難い(>_<)。
■まとめ
G2000のXバージョンのレビューがほぼない状態なので暫くは様子見しようと思うが以下の3点を鑑みると現状ではややナイロン幕が優勢かな。冬キャン時の朝方の結露の雨と雑巾拭き取りの手間を考えるとポリコットン幕も捨てがたいんだけど(´;ω;`)ウゥゥ。まあ、発注したとして納期が何時になるかは微妙なところではあるが…
≫ナイロン生地を選ぶ動機
・雨の日のおこもり幕の視界を良好にしたいこと
・拡張テント含む重量が10kg未満であること
・雨予報でなく結露が発生が予測される場合は[オガワ/タッソTC]を選択できること
・軽量で立ち上げ後の位置移動が楽なこと
≫ポリコットン生地を選ぶ動機
・冬キャンの朝方の結露の雨及び雑巾拭き取り作業負荷の低減
・拡張テントを装着して冬のファミキャン幕への転用
・雨の降る可能性のある時は[ノースフェイス/エバベース6]を選択できること
・質感が良いこと
[…] [DOKICAMP/The Crab Nest G2000 X] ~ナイロン or ポリコットン~ […]