キャンプに潜むリスク2023 ~ピンチを避けるために~

キャンプは野外アクティビティ!そして様々なピンチに見舞われるリスクがある。今回は状況別に潜むリスクとピンチを避けるための事項を考えてみる。あくまで私見m(__)m。

■レイアウトに纏わるピンチ

設営時そして設営後に潜むリスクとピンチ回避について考えてみる。

≫テント場に潜むリスク

いざテントを設営しようと思っても、サイトに岩や石、樹や根、傾斜等があり思うように設営できないことがある。場合に寄っては幕内に岩や石、根等がレイアウトされてしまうことも否めない。そして気を付けるべきは雨予報の場合、水が溜まる場所や流れる場所にテントを張らないこと。我家も過去2回程幕内浸水に見舞われたとあり(>_<)。とはいっても、ファミリー向けキャンプ場の区画サイトなら問題になることは少ない。

≫ピンチを避けるには
・ファミリー向けキャンプ場の区画サイトを利用
・広めのサイトを利用
・平坦なサイトを利用
・芝生サイトや小砂利サイトを利用
・水はけの良いサイトを利用

キャンプ場検索・予約サイト 「なっぷ」
≫隣人に潜むリスク

キャンプの際に恐らく一番不快になることが多いのが隣人トラブル。中でも音に関するものが一番多く、深夜の宴会やギター演奏、早朝深夜の薪割りの音、大音量の音楽、、夜中のYoutube配信等は実際に遭遇したことがある。その他には子供のサイト横切りや、大量シャボン玉が食事テーブルに侵入したり、飾りつけの風船が大量に風で流されてきたり等もあった。まあ、子供単品のサイト横切りはある程度寛容しないとは思うが、マイテントの張り網での高跳びやかくれんぼ、虫取り網をもっての徘徊は勘弁してほしい。家族総出のサイト横切りや、歩きたばこのサイト横ごりも結構な不快度(>_<)。ドックランサイトからの犬の脱獄も中型犬だとちょっと怖いし、小型犬であってもリードレスの犬の散歩もホント止めて欲しい( ノД`)シクシク…。音に関する許容度は個々人で違うため、当方も留意する必要がある。フリーサイトなら可能な限りグルキャンのとなり特に子連れグルキャンは避けたほうが精神的ストレスが減る。直接の注意はトラブルに発展することがあるため、管理人に申し出るのが無難。我家はサイト内に侵入してきたときは直接注意するがそれ以外は管理人に相談することが多い。

≫ピンチを避けるには
・管理人が常駐しているキャンプ場を選ぶ
・サイト同士が植栽等で区割りされているキャンプ場を選ぶ
・グルキャンサイトの隣を避ける
・隣サイトの寝室と遠い位置にインナーテントをレイアウトする
・横切り易いサイトを避ける
・耳栓を使用する


 

■天候に纏わるピンチ

言わずもがなキャンプは屋外レジャーであるが故に天候の影響をかなり受け、それに伴うリスクそしてピンチに見舞われることが多い。天候が悪い場合は勇気ある中止の判断を下すのも大切!

≫強風に潜むリスク

雨よりもハイリスクなのは強風。設営撤収時の強風は著しく負荷がかかり、セッティング完了後にも倒壊の恐れがあるため張り網のペグダウンは必須。また、突風で抜けたペグによる人的物的被害等の二次被害やギアや段ボール、袋等が他のサイトに飛んでいき迷惑をかけてしまうこともある。過去に隣のサイトの人が張り網を張らずに外出している間に強風が吹き荒れ、テントのフライが飛び樹に引っかかり、チェアや段ボールが散乱して悲惨な状況を見たことがあり。それ以来、最低でも四隅張り網は必須、強風リスクがある場合はフルで張り網をペグダウン、長時間サイトを留守にする場合はテントをクローズ仕様にして、風で飛ぶギアは幕内に移動することが習慣化された。そしてハイリスクなのが強風時の焚き火。兎に角火の粉が広い範囲に舞うために化繊生地は直ぐに穴が空いてしまう。自分のサイトなら焚火を中止すれば良い話だが、隣接サイトだとそうもいかない。我家も過去1回、強風で焚火を控えるアナウンスがあるにもかかわらず、隣のサイトがキャンプファイヤーが如きの焚き火を敢行しており火の粉がサイトに飛んできて気が気じゃなかった経験がある。

≫ピンチを避けるには
・強風予報の場合はキャンプを中止する
・強風時の設営撤収は2人以上で実施する
・張り網(ストームガード)は天候が良くとも四隅、強風予想ならフルペグダウンする
・長時間サイトを不在にする際は風で飛ぶ可能性のあるギアは幕内に移動し、テントはフルクローズ仕様に変更する
・強風時の焚き火はやらない
・テントのペグは30cmクラス、タープのメインポールのペグは40cmクラス(サブポールは30cmクラス)を使用



 

≫気温に潜むリスク

キャンプが嫌になる原因の1つに気温への対応不適がある。特に高原キャンプの夜は思いの外冷え込みが厳しいので、夏用装備だと寒くて眠れないことがある。我家も標高1,100mの『北軽井沢スウィートグラス』の6月のキャンプで気温2℃の中、ブルブル震えながら一夜を過ごした苦い経験がある。寒さい対策は寒冷地用のシェラフとマットを用意すること、ストーブや電気毛布等を用意すること。特にシェラフの重要度は高く寒がりなら快適使用頻度-10℃位のシェラフを選ぶ。

≫ピンチを避けるには
・耐寒能を鑑みたシェラフ&マットを選ぶ
・耐寒性の高い服を用意しておく(折りたたみがコンパクトなダウン等)
・電源サイトを選び暖房機器を使用する
・扇風機、サーキュレーターを使用する




 

≫雨天に潜むリスク

雨天設営及び撤収は作業負荷が著しく増大し、事後メンテナンスを含めるとトータル負荷は計り知れない。雨天設営&撤収時の作業は体が冷えないようにレインウェア、レインブーツ、レインキャップのフル装備で臨むこと。手がふやけて怪我がし易いためグローブもあった方が良い。そして濡れ物を収納するための大き目のゴミ袋(100Lクラス)を用意するのが寛容。我家は時短展開できるパラソルタープで雨除けスペースを作り荷物置き場を設けて作業しているが風があるとタープ下であってもかなり濡れるので大変。事後メンテンナンスも可及的に速やかに実施しないとカビや錆、匂いの発生に繋がる。

≫ピンチを避けるには
・雨天設営&撤収はレインスーツ、レインブーツ、レインキャップ、グローブのフル装備で臨む
・大き目のゴミ袋を用意すること
・時短展開できるパラソルタープで雨除けスペースを設けると作業が楽




 

■生物に纏わるピンチ

キャンプは言わずもがな屋外レジャーであるが故に、虫や鳥獣被害は否めない。

≫虫のリスク

虫被害で圧倒的に多いのは蚊とブユ。特にブユは数日間に渡り痛みと痒みが持続し跡ものこるためダメージが大きい(>_<)。小生も過去、ブユに片足を5ヵ所刺され1週間近く痛みと痒みに悩まされた苦い経験がある。次に多いのが蜂と蟻の被害。蜂の早朝パトロールは下手にコチラが動かなければ良いのだが結構怖い。蟻はゴミ箱や残飯周りに群がることが多いが以外でも寝室にも入り込むことがあるため、インナーメッシュは必須。

・虫除けスプレー、蚊取り線香、痒み止めの虫除け3種の神器を併用する
・ブユの天敵トンボの模型を設置
・肌を露出させない
・川辺のサイトを避ける
・花色の服を着ない





 

≫鳥獣のリスク

実際に我家が遭遇した鳥獣被害はカラスによる食事や残飯被害、猫の幕内侵入。カラスはちょっと目を離したすきに食べ物を搔っ攫っていくし、コンビニの袋毎加えて持ち去ってしまうので注意が必要。夜間、猫が幕内に侵入したときは結構な恐怖を感じる。野生の動物に噛まれると感染症のリスクもあるため注意する必要がある。

・サイトを離れるときは食事、食材、ゴミ箱は幕内に移動しクローズ仕様にする
・ゴミ袋はしっかり蓋を閉める
・蓋付ゴミ箱を1つ用意しておく
・インナーテントはメッシュもしくはクローズ仕様にして虫が入らないようする




 

■まとめ

まあ、ピンチを楽しむのがキャンプの醍醐味とも言える、深刻なピンチに陥る前にそれを避けるリスク管理も重要であることに間違いはない。

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