2023年8月に[DOKICAMP/G2000 X TC VERSION]に仕様がリニューアルされ、より魅力的な幕に仕上がっている。今回はもし購入したらという夢想を展開!ただ、在庫を持たず注文を先行してから製品作成に取り掛かる先行注文後行製造式な上に、クチコミによると納期が遅く、問い合わせ窓口の対応も適当とのことなので中々ポチするには至らない(´;ω;`)ウッ…
目次
■G2000 X T/C VERSIONの仕様
製品HPから引用した[DOKICAMP/G2000 X TC VERSION]の変更点は以下の通り。両サイド4つのベンチレーターが2つとなり、サイドメッシュが4つになった。ベンチレーター4個は元々多いと思っていたため、個人的には嬉しい仕様変更。サイドメッシュがあることにより、換気は勿論勿論、幕内からの視界も広がるのも良い。尚、雨天でも常時開放出来るのをベンチレーターと称している。
1.G2000 X T/C VERSIONはG5000本体のデザインと同様に、テント本体の下部に4つのメッシュドアを追加します。本体側面上部の中央に、G5000の側面上部と同様にメッシュ口が追加されます。
2.T/C生地にテフロンコーティングを追加されます。
3.アクセサリはG2000オリジナル バージョン、G2000 Xバージョン,TC Xバージョン、特別 バージョンと互換性があります。
4.アウタースノースカート追加(内蔵のスノースカートもそのまま保留します)
※正確な値は製品HPを参照のこと
“DOKICAMP”さんの製品HPより引用させて頂いた仕様変更後のナイロン生地モデル[DOKICAMP/G2000 X VERSION]の画像。旧モデルに比べベンチレーターの位置が上部に設定されたのも、石油ストーブインストール時の換気を考えると個人的には好ましい。尚、執筆時、TC版の画像は掲載されていない。
※製品HPより引用
製品HPから引用した製品仕様はコチラ。ポリコットン生地はナイロン生地に比べ質感が良く、遮光性が高く結露及び火の粉による穴あきリスクが少ないため、冬キャンメイン及び雨天撤収の可能性がないのであれば言うことなし。夏場も遮光性と通気性が高いため、炎天下でもナイロン生地に比べ涼しく過ごすことが出来そう。難点は重量増による取り回しがやや悪くなることと、耐水性が悪いこと、未乾燥によるカビ発生リスクが高いこと。雨リスクが高い梅雨時期や夏キャンメインならナイロン生地の方が使い勝手が良い。理想はナイロン生地、ポリコットン生地モデルの2幕持ち…
■SPEC/スペック
【カラー】Black/Army-Green/Kaki
【重さ】Basic Set 約9.5kg
【製品サイズ】
設営時 : W350*D300*H170cm
収納時 : W65*D25*H25cm
【素材】
フライシート : ポリコットン 耐水圧400mm フレームポール : 7001アルミニウム合金 Φ13mm/厚さ1mm サイドポール : 7001アルミニウム合金 Φ11mm/厚さ0.7mm ルーフ:オックスフォード ,TPU
【品番】TC-G2000B
【原産国】China
【備考】
*透明TPU製ROOFTOP COVERは付属しています。
*インナーテント、グランドシートは付属していません。
*水はけのいい平坦な場所を選んで設営してください。
*強風時や悪天候時には速やかにテントの使用を中止し安全な場所へ避難してください。
*本製品は常設用ではありません。長時間日光に晒された場合、退色や生地劣化、シームテープの剥がれなどを起こします。
*紫外線の影響と思われる素材の劣化により、耐久限度を超えたものは修理できない可能性があります。
*必ずペグとロープでしっかりと固定してください。
*足元の設営用ロープやペグに引っかからないようご注意ください。
*濡れたままでの保管はカビや異臭、生地の色移り、劣化や汚れなどの原因となります。使用後は必ず風通しのいい日陰で十分に乾燥させ、汚れを落としてから保管してください。
【ACCESSORIES】スキン*1,TPUループ*1,メッシュドア*1,ポール*4,ペグ*12,収納カバン
■新旧仕様比較
[DOKICAMP/G2000 X TC VERSION]と旧バージョンの仕様比較がコチラ。新バージョンは生地にテフロン加工がなされ、サイドベンチレーターの数が4つから2つに減った代りに、サイドメッシュが4枚追加となり、アウタースカートも付く。冬メインでの使用を考えると好ましい仕様変更と考えられる。ベンチレーターは2つで必要十分、サイドメッシュは換気能が上がるのは勿論、幕内からの視界が広がるので嬉しい♪
[メーカー名/製品名] | [ドキキャンプ/The Crab Nest G2000 TC] | [ドキキャンプ/The Crab Nest G2000 Xver. TC] |
外寸(cm) | 350*300*170(h) | 350*300*170(h) |
CUBE値(m3) | 18 | 18 |
収納寸(cm) | 65*25*25(h) | 65*25*25(h) |
重量(kg) | 9.5 | 9.5 |
生地 | ポリコットン | ポリコットン (テフロンコーティング) |
フレーム(本) | 4 | 4 |
付属ペグ(本) | 8 | 8 |
付属ガイロープ(本) | 6 | 6 |
開放面(枚) | 2 | 2 |
フロント/リアメッシュ | 1+1(別売) | 1+1(別売) |
天窓メッシュ | 1 | 1 |
サイドメッシュ | 0 | 4 |
ベンチレーター | 4 | 2 |
グランドシート | △(別売) | △(別売) |
TPUルーフフライ | ○ | ○ |
アウタースカート | × | ○ |
スノースカート | ○ | ○ |
TPUドア | △(別売) | △(別売) |
ベスティブル | ※発売予定? | ※発売予定? |
本体用TPUドア | ¥3,899 | ¥3,899 |
本体用MESHドア | ¥2,699 | ¥2,699 |
本体用フロアシート | ¥3,499 | ¥3,499 |
本体用TPUルーフ | ※発売予定? | ※発売予定? |
本体用インナーテント | × | × |
ベスティブル(前室) | ※発売予定? | ※発売予定? |
ベスティブル用TPUドア | × | × |
ベスティブル用MESHドア | × | × |
ベスティブル用インナーテント | ¥7,999 | ¥7,999 |
ベスティブル用フロアマット | ¥1,999 | ¥1,999 |
本体連結シート | ※発売予定? | ※発売予定? |
※正確な値は各製品HPを参照のこと
※CUBU値は全幅*奥行*全高の掛値で幕内空間の目安として個人的に用いている数値
≫魅力に感じる点
価格の安さは一番の魅力。Xバージョンのベンチレーターとサイドメッシュパネルの構成と位置も本家よりも好ましい
・価格が安い
・ベンチレーター2個とサイドメッシュ計4個で換気及び視界の汎用性が高い。
・ポリコットン生地で結露及び火の粉による穴あきリスクが少ない
・質感が良い
・フレーム4本で設営
・ポールをスリーブに通す箇所が2ヵ所のみ
・TPUドアオプションあり
≫不安に感じる点
主に本家と比べて不安に感じる点。
・納期が当てにならない
・サポートの対応が遅い
・裁縫が雑
・シーム処理が雑
・ポールの耐久性が弱い
・メッシュ生地が固い
・内側メッシュポケットが浅い
■夢想の儀
以下、購入を想定した夢想記事m(__)m
≫発注の儀
執筆時現在、選択できるオプションはコチラ。拡張テントを含めG2000 X VERSIONに準じたオプションは順次発売されると思われる。本体はブラック/アーミーグリーン/カーキの3色展開。
≪製品構成≫※執筆時
・G2000 X T/C VERSION本体:64,900円
・G2000 TC-TPU透明ドア:3,899円/枚
・G2000 TC-メッシュドア:2,699円/枚
・テントBASIC-フロアマット:3,499円/枚
今回以下の構成で発注!カラーは所有タープとの併用及び幕内の明るさ、汚れの目立ち難さから“カーキ”を選択。ソロのおこもり幕としてコットテントを内包して使用するため、フロアマットは使わないため必須ではないがテント設営時や半土間仕様にする際に合っても良いかも。TPU透明ドアは暖気を維持しつつ幕内から外の景色をみるためにも必須。メッシュドアはデフォルトで1枚付属しているので冬なら十分だが、両面メッシュ仕様も試してみたいので1枚追加。
≪注文構成≫
・G2000 X T/C VERSION本体(カーキ):64,900円
・G2000 TC-TPU透明ドア:3,899円/枚
・G2000 TC-メッシュドア:2,699円/枚
計71,498円⇒60,773円(予約注文15%オフ適応)
※正確な値は製品HPを参照のこと
≫開封の儀
本体及び付属品の確認。本体パッケージ構成はスキン*1,TPUループ*1,メッシュドア*1,ポール*4,ペグ*12,収納カバン。スキンはフライと同義。オプションで1枚ずつ追加したTPU-透明ドア、メッシュドアは各々黒い袋に収納されている。ペグ12本は張り網4ヵ所、ボトム6カ所、前後面パネル中央2ヵ所で使用することが想定される。
≫内容物の確認
・スキン*1
・TPUループ*1
・メッシュドア*2(デフォルトで1枚付属)
・TPU-透明ドア*1
・ポール*4
・ペグ*12
・収納カバン
≫初張の儀
近くの公園で人気の少ない早朝に試張り!ペグはデフォルト付属ではなく[村の鍛冶屋/エリッゼステーク28]を使用。
≪設営の流れ≫※私見
【1】スキンを広げる。
【2】1本目のメインポールをオレンジ部分がスリーブに隠れる位置迄ハトメに刺し2本目のメインポールの片側をハトメに刺し立ち上げながらもう片方のハトメに刺す。幕が魚座フレーム構造で自立するメインポールのフックを掛ける。
【3】サブポール2本を刺しフックを掛ける。
【4】ペグダウンなしで自立できるため、この時点で位置調整。
【5】ベンチレーター開放
【6】TPUループを取付け
【7】張り網4本をペグダウン
【8】ボトム6カ所をペグダウン
【9】前後面パネルを開放
【10】前面パネルをTPU透明ドア、後面パネルをメッシュドアを装着
≫タープ併用の儀
単独ソロキャンならタープを張る必要性は低いが、ツーマンソロもしくは炎天雨天時にはタープを併用すると快適度が上がる。今回は所有タープ5幕における併用アレンジを検証してみる。
①[スノーピーク/ポンタシールド]235*200cm⇒時短ワンマンソロ
②[オガワ/システムタープレクタ]350*295cm⇒雨天ワンマンソロ
③[オガワ/フィールドタープレクタTC]350*420cm⇒炎天ワンマンソロ/ツーマンソロ/デュオ/トリオ
④[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]390*380cm⇒雨天ワンマンソロ
⑤[オガワ/システムタープヘキサDX]480*570cm⇒雨天&炎天ツーマンソロ/デュオ/トリオ
所有のセッティングテープは以下の5種類。今回使用するのは[ogawa/SystemTarpRecta SettingTape(セット品)]と[HIMINI/タープ延長ベルト3m]の2つで長さは150cm/180cm/230cm/250cm/270cmの5種を使用予定。
メーカー | ogawa | ogawa | HIMIMI | REVOR | Coleman |
製品名 | SystemTarpRecta SettingTape (セット品) |
SystemTarpHexaDX SettingTape (セット品) |
タープ延長ベルト | タープ延長ベルト | エクステンションウエビィングキット |
調節方法 | ハトメ式 (段階別/システムタープ専用) |
ハトメ式 (段階別/システムタープ専用) |
ハトメ式 (段階別/汎用) |
ベルト式 (無段階/汎用) |
ベルト式 (無段階/汎用) |
30cm | ○ | ||||
40cm | ○ | ○ | |||
50cm | ○ | ○ | ○ | ||
100cm | ○ | ○ | ○ | ||
150cm | ● | ○ | ○ | ||
180cm | ● | ○ | ○ | ||
200cm | ○ | ○ | ○ | ○ | |
230cm | ● | ○ | ○ | ||
250cm | ○ | ● | ○ | ○ | |
280cm | ● | ○ | ○ | ||
300cm | ○ | ○ | ○ | ○ | |
330cm | ○ | ○ | ○ | ||
350cm | ○ | ○ | ○ | ||
400cm | ○ | ○ | ○ | ||
500cm | ○ | ○ | |||
650cm | ○ |
①[スノーピーク/ポンタシールド]235*200cm
入口パネルのサブフレームに直結。時短で雨除け&日除けスペースを確保したいときに真価を発揮してほしい。
②[オガワ/システムタープレクタ]350*295cm
イメージ上でのサイズバランスは一番良い。軽量コンパクトなので取り回しが良い。セッティングテープの長さは180cmが良いかな。
③[オガワ/フィールドタープレクタTC]350*420cm
オガワ張りと並列張り。テントと同じポリコットン生地なので遮光性が高く火の粉による穴あきリスクが少ない。夏の炎天時に真価を発揮してほしい。セッティングテープの長さは150cmが良いかな。
④[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]390*380cm
オガワ張り。テントと同じポリコットン生地なので遮光性が高く火の粉による穴あきリスクが少ない。雨除け&日除けスペースは狭いが風の抜けが良い。セッティングテープの長さは250cmが良いかな。フライ重量が1.9kgなので直結も出来るかもしれない。
未所有の[DOD/ビートルタープ]380*450cmのフライ重量は1.7kgと軽量でテント接続部にフックが常備されているため、後方タープポールなしで直結可能。風に弱いが、再度にサブポールを2本噛ませればそれなりに耐えうるかな。コチラも機会があれば補完し試してみたい。
⑤[オガワ/システムタープヘキサDX]480*570cm
オガワ張りと過保護張り。雨天時に真価を発揮してほしい。セッティングテープの長さは180cmが良いかな。
≫実践投入の儀 ~ワンマンソロ編~
初実践投入は『大洗キャンプ場』にて。TPU透明窓を装着し、幕内に石油ストープ「フジカ/ハイペット]をインストールしコット寝、虫がいるようなら[フィールドア/ポップアップメッシュテント]を装着。今回は冬キャンなので暖房効率を優先し、後面パネルをクローズし、コットを幕内背面に横方向に配置するのが良いかな。風の抜けを優先したい3シーズンなら後面を開放してコットを幕内側面縦方向に配置するのが良いかな。
別売オプションののBASIC-フロアマットを二つ折りもしくは三つ折りにして半お座敷スタイルにしても良いかも。
[ヘリノックス/タクティカルコットテントソロインナーメッシュ]が配置できるかも検証。側面はそれほど問題無さそうだが背面は上部が干渉するため少し前にレイアウトする必要があるかもしれない。
にわか雨予報なら[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]390*380cmをセッティングテープ250cmでオガワ張り。
雨予報なら[オガワ/システムタープレクタ]350*295cmをセッティングテープ220cmでオガワ張り。
≫実践投入の儀 ~ツーマンソロ編~
ソロキャン仲間のYZさんとツーマンソロ。2人分のリビングスペースを確保するために[オガワ/システムタープヘキサDX]をセッティングテープ180cmもしくは200cm、230cmでオガワ張り。タープ片翼にYZさんの[FUTURE FOX/FOX-BUCHE]を潜り込ませ2テントで雨に濡れない動線を確保。
≫実践投入の儀 ~デュオ編~
キャンプ未経験のTNさんとのデュオキャンプ。オプションの拡張用テントを装着し、TZさんの寝室は拡張用テントとし、就寝時はパネルを閉めるか半分閉じてお互いのプライベートを確保する。本体側にグランドシートを敷いてお座敷スタイルで対面にインナーを配置しても良いかと思ったが、リビングスペースがイマイチ狭そうで現実的ではないかな。
※ボトム値は最小実寸値を採用
≫実践投入の儀 ~トリオ編~
冬のトリオ(3人)ファミキャン用テントとして流用。拡張用テントに拡張インナーを装着し、インフレーターマット2枚を配置し嫁&娘用の寝室に、小生は本体側にコット寝。本体にグランドシート敷いてお座敷スタイルでも良いかと思ったがリビングスペースがイマイチ狭くなってしまい使い勝手が悪そう。
※ボトム値は最小実寸値を採用
■まとめ
[DOKICAMP/G2000 X TC VERSION]の夢想シミュレーションをした結果、さらに物欲の虫が疼いてきた!予算に余裕があれば[ミニマルワークス/シェルターGH]を補完したいところだが如何せん初期導入価格が高すぎておいそれと手が出ない。[DOKICAMP/G2000 X TC VERSION]は非公式ながらオプションが[ミニマルワークス/シェルターGH]と準互換があるため、まずは[DOKICAMP/G2000 X TC VERSION]で自身のキャンプスタイルのマッチング度を検証し、長期使用が見込めるのであれば[ミニマルワークス/シェルターGH]を購入するのもアリかな。まあ実際そんなに幕いらんけど(>_<)。
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