ポータブル扇風機を考える2023 ～10製品 比較検討編～

キャンプで使うことを想定したポータブル扇風機を考えてみた。

■キャンプ使用で求める条件

上記4つは必須条件となる。夏場の扇風機として使用することに加え、冬場に石油ストーブのサーキュレーターとして使用することを考えると自動首振り機能は欲しいところ。

■所有3アイテム

現在、キャンプで使用しているポータブル扇風機は下記の3アイテム。

・[Annofy/リビング扇風機10800mAh]

バッテリー駆動、TYpe-C充電、リモコン操作あり、折りたたみ可能、自動首振り機能・高さ調節あり。バッテリー残量と満充電完了は分からない。扇風機としては勿論、サーキュレーターとしても使用できシーズンを通して使用できる名機。…が本体側の首振り機能操作ボタンが沈黙、且つ首振り時の「ジー」という異音が発生。最低でも半日使用でバッテリー切れを起こしたことはない。※現在未発売

 

・[Hosea/クリップ扇風機10000mAh]

クリップ式ポータブル扇風機。自動首振り機能はない。チェアやポールにクリップで取り付けることが出来るため手軽に使うことは出来るが、自動首振り機能がないためティピーテント以外のサーキュレーターとしては使い難い。現在。角度調整がバカになってしまい、微調整が出来ない。

・[TISOULIFE/携帯扇風機5200mAh]

ハンディタイプのポータブル扇風機。自動首振り機能は付いておらず、用途は団扇代りにバッグに入れて使用。暑い中、列に並んでいる時等バッグに忍ばせておく便利。

■タイプ別

キャンプで扇風機兼サーキュレーターとして使用できるポータブル扇風機は独断と偏見により5つに大別。

タイプ	駆動時間	収納	重さ	地面直置き	扇風機	サーキュレーター
クリップタイプ	△	△	◎	×	△	○
三脚タイプ	○	○	◎	◎	△	○
四角柱タイプ	○	◎	○	×	○	△
円柱タイプ	△	○	△	×	◎	○
砲台タイプ	◎	×	×	×	○	◎

※私見多々含む

≫クリップタイプ

①[FreeFly/充電式クリップ扇風機10000mAh】
クリップタイプのポータブル扇風機。自動首振り機能は付いていないが、ポールやテーブル等挟める場所なら設置できるので汎用性は高い。

 

≫三脚タイプ

三脚タイプの利点はキャンプの際に地面に直接置くことが出来るため設置する場所の汎用性が高いこと。バッテリー容量も半日使用を鑑みても必要十分。軽量コンパクトだが自動首振り機能が付いていないが難点。

②[プリズム/クレイモアFAN V600+7800mAh]
三脚タイプの先駆けとなるポータブル扇風機。別売のソフトケースあり。

③[カーゴコンテナ/マルチファン10000mAh]★
ケース付きポータブル扇風機。電池残量が表示されるのが利点。

 

④[EENOUR/キャンプ扇風機10000mAh]
機能は上記製品に準じる。ケースは付いていない。

 

≫四角柱タイプ

収納時のサイズがコンパクトで収納し易いのが利点。高さ調節が出来ないのが難点。

⑤[KINGLEAD/アウトドア扇風機10000aAh]★
四角柱状に収納され非常にコンパクトになるのが利点。高さ調節は出来ないが自動首振り機能が付いている。設置場所は制限されるが、車載を考えると魅力的な製品。

 

≫円柱タイプ

円柱タイプの利点は収納時のサイズがコンパクト且つ高さ調節幅が広く扇風機として使い易いこと、そして自動首振り機能が付いていること。

⑥[MRG/折りたたみ扇風機10800mAh]★
今使っているものとほぼ同等品と思われる。

 

⑦[Keynice/卓上扇風機7200mAh]
高さ調節幅が大きいため扇風機としての使い勝手が良い。バッテリー容量は出来れば10,000mAhは欲しいところ。本体とリモコンとパーツが少ないのもアウトドアでは都合が良い。

 

⑧[KOZATO/折り畳み扇風機7200mAh]
加湿機能付きのポータブル扇風機。充電端子がMicroUSBなのが残念。

 

≫砲台タイプ

砲台タイプの利点はバッテリー容量が大きく駆動時間が長いこと、自動首振り機能が付いていること、LEDライトが付いていること。重いことが難点。

⑨[Socool fan/キャンプ 扇風機20000mAh]★
風量と持続時間が強み。高さ調節は出来ない。

 

⑩[Rukumy/充電式扇風機40000mAh]
大型大容量バッテリー搭載のポータブル扇風機。キャンプ用というより業務用かな。

 

■4アイテム仕様比較

4つのタイプから気になるアイテムを1つずつピックアップして比較してみた。

[メーカー名]	[カーゴコンテナ/ マルチファン]	[KINGLEAD/ アウトドア扇風機]	[MRG/ 折りたたみ扇風機]	[Socool fan/ キャンプ 扇風機]
タイプ	三脚型	四角柱型	円柱型	砲台型
外寸	24.3*22.6*35(h)cm	21.8*6.3*24.6(h)cm	19*19*41(h)cm	21*10*27(h)cm
収納寸	25*23*14(h)cm	–	19*19*12(h)cm	–
重量	0.54kg	0.72kg	1.58kg	1.4kg
バッテリー容量	10000mAh	10000mAh	10800mAh	20000mAh
充電口	Type-C	Type-C	Type-C	Type-C
残量表示	○	○	×	×
リモコン	×	×	○	○
風量切替	4段階	無段階	4段階	4段階
自動首振り	×	○	○	○
角度調整	○	○	○	○
高さ調整	△	△	○	×
オフタイマー	○	×	×	○
LEDライト	×	○	△	○
駆動時間	10～45hr	4.5～20hr	8.5～33.4hr	16～60hr
充電時間	8.5hr	5hr	7.5hr	–
駆動音	–	35db	32-38db	30db
ケース	○	×	×	×
参考価格	¥9,790	¥5,099	¥7,980	¥8,980

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと

■まとめ

夏場は扇風機として、冬場はサーキュレーターとしてメイン使用することを想定した場合一番汎用性が高いのは[Socool fan/キャンプ扇風機]かな。収納時のサイズを優先するなら[KINGLEAD/アウトドア扇風機]も捨てがたい。サブとしてあると便利なのはケース付[カーゴコンテナ/マルチファン]。