睡蓮ビオトープ2023 ~ベランダ水槽 新容器投入編~

自宅のベランダには容量35Lの陶器睡蓮鉢[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]のビオトープ水槽がある。ベランダは庭先と違って風の抜けが悪く気温も上がり易いため、水温も上昇し易くメダカへの負荷が大きいことが考えられる。ということで、今年の夏を迎えるに当たり、ベランダビオトープ水槽を容量の大きい容器に変更!

■夏の暑さ対策

昨年の夏は水温35℃を越える猛暑日も複数あり、“水替え頻度を高くする”“ブクブクを設置”“スダレを設置”等の対策をしたが結構な数のメダカが墜ちてしまう事態に。やはり容量自体を増やすのが効果的と考えられる。

①水替え頻度を上げる

水替えの頻度を2日に1回にしたもののメダカ墜ちは止まらず(>_<)。」

②スダレの設置

長期不在の際は水温が上がり過ぎないようにスダレを設置。

③エアレーションの設置

[水作/水心 SSPP-3S]と[いぶき/セラミックエアストーン18φ丸#100]にてえらレーションを実施するもメダカ墜ちは止まらず。





 

■仕様

新しく導入したのは容量78Lのプラスチック製の角型容器[チャーム/睡蓮鉢 凛RIN角型M]。製品HPから引用した仕様はコチラ。凛シリーズはプラスチック丸形と角型がありそれぞれS/M/Lのサイズラインナップあり。見た目は丸形の方が良いのだが、睡蓮鉢をレイアウトするのと、設定サイズ当たりの容量が多いのは角型。今回新規導入したのは角型のMサイズでカラーはブラウン。容量は35L⇒78Lと実に倍近くのUPとなる!

【製品名】睡蓮鉢(メダカ鉢)凛 RIN 角型 ダークブラウン M
【特長】
-シンプルなデザインのFRP製睡蓮鉢 凛の角型です。
-角型では碗型に比べ、容量が大きく、レイアウトスペースを広く使えます。
-流木や石を組み合わせた本格的なビオトープレイアウトや複数の水辺植物を楽しむのに最適です。
-壁際や角などに置く場合でも、側面をぴったりとくっつけられるので、スペースを有効的に使えてすっきりとした印象を与えてくれます。
【外寸】65*65*34(h)cm
【重量】6.5kg
【その他】内部が空洞になっているため起こりがちな膨張を防ぐのに、二重構造の下面底部には穴が開いております。(二重構造の上面には穴はございません。)こちらの穴は排水のためのものではございません。


 

■開封の儀

外箱のサイズは69*67*37.5(h)cm。

本体は緩衝材で丁寧に梱包されている。カラーはブラウン。

実外寸はカタログ値65*65*34(h)cmより若干小さい64*64*34(h)cm。その枠の厚みは約2.5cm。

ボトム外径サイズは52*52cmで二重構造による膨張を防ぐために径2.5cm程の穴が2つ空いている。

 

内寸は58*58*29.5(h)cmでボトム内径サイズは46*46cm。ボトム内径寸を考えると外寸52.3*20*17(h)cmの[大和プラスチック/ガレージコンテナ45型]の設置は無理かな。


 

容器表面はツルツルではなくザラザラ加工。

■入替の儀

容量35Lの[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]から容量78Lの[チャーム/睡蓮鉢 凛RIN角型M]へのお引越し。併せて夕日メインから朝日メインの場所に移動!。引っ越し前の[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]。


 

耐寒性睡蓮“マンカラウボン”の葉も枝は細いが葉は水面上に順調に茂っている。

[チャーム/睡蓮鉢 凛RIN角型M]の底面に[Richell/プランタープレート45]を敷き、底砂をパネル管理することに。見た目は少し悪くなるが維持メンテナンスが楽になる。


 

ベランダの朝日が良く当たる場所に容器を設置。抽水後の重さは80kg近くなるので移動は無理なので慎重に位置決め。

水と水草と石を移動し2日間カルキ抜き。

メダカとスジシマドジョウ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシを移動。ミナミヌマエビは100匹近くに増えていたので30匹程投入しそれ以外は実家の練り床水槽(500L)へ。

水草と流木を移動し底砂として“田砂”を[Richell/プランタープレート45]に薄く敷く。


 

水温は22℃。


 

後日、実家ビオトープから“ウォーターバコパ”、“ウォーターコイン”を移設。

“ミズトクサ”と“ウォーターコイン”、“ウォーターバコバ”は並べて設置。“ウォーターコイン”、“ウォーターバコバ”はレンガブロックで5cm底上げ。

耐寒性睡蓮“マンカラウボン”は中央にレイアウト。レンガブロックで3.5cm程底上げ。

“マツモ”は風で移動しないように流木に絡ませて配置。

“サルビニア ククラータ”と“アマゾンフロッグピット”はコーナーに浮かべる。

引っ越し完了![Richell/プランタープレート45]が少し目立つがまあ良しとしよう。

鳥除けとしてネットを掛けてみた。不安定なので後日、紐かジョイントパーツで固定する予定。

5時頃の水温は22℃、10時頃の水温は26℃。直射日光により容器が熱くなり、2重構造とは言えプラスチック製なので思いの外、温度上昇し易いのかも。真夏は日除けしないと茹ってしまうかも。

■水草の構成

主役である“マンカラウボン”はオレンジの花が咲く根が張るタイプの中型の温帯睡蓮(耐寒性睡蓮)。日当たりがイマイチなので開花に至るかどうか少し心配。

・耐寒性睡蓮(マンカラウボン)
・ミズトクサ
・マツモ
・アマゾンフロッグピット
・サルビニア・ククラータ

-耐寒性睡蓮(マンカラウボン)



 

-ミズトクサ



 

-マツモ



-アマゾンフロッグピット



 

-サルビニア・ククラータ



 

■生体の構成

生体は先シーズンの冬を乗り越えたメダカ10匹。タンクメイトはスジシマドジョウ1匹、ヒメタニシ4匹、ミナミヌマエビ約30匹。

・メダカ
・スジシマドジョウ
・ミナミヌマエビ
・ヒメタニシ

-メダカ

メダカは幹之6匹、楊貴妃2匹、自家繁殖2匹の計10匹。実家ビオトープから10匹程移設して20匹体制にする予定。



 

-スジシマドジョウ

屋内メダカ水槽立上げ時から生きているシマスジドジョウ1匹。



 

-ミナミヌマエビ

屋内メダカ水槽で繁殖したミナミヌマエビが凡そ20匹。



-ヒメタニシ

掃除屋として4匹投入。



 

■まとめ

前の容器の満水容量35Lに比べ78Lと約倍近くの容量UPとなったことに加え、プラスチックとは言え二重構造で急激な温度変化が起こり難く真夏の急激な温度上昇軽減に貢献してくれることが期待できる。

■備忘録

“ウォーターコイン”と“ウォーターバコパ”は現在外寸14.5*10.5*17.5(h)cm[セリア/フタ付き角ペール]に受け付けているが次回植え付け時に外寸18*10.8*20(h)cm[セリア/ファインBOX角20型]に変更しても良いかも。


 

真夏の炎天下でメダカが墜ちるようなら[テトラ /メダカのソーラーブリードポンプ]の導入も検討してみたい。


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